漫画『善悪の屑』最終回まで全巻あらすじネタバレ!犯罪者への復讐代行を行う男たちの結末とは?
法の網を逃れ、罰せられることもなく生き延びている外道たちを、容赦の無い方法で追い詰め抹殺していく復讐代行屋の生き様を描いた漫画『善悪の屑』。 第二部である『外道の歌』の他にも様々なスピンオフ作品を発表していて、シリーズ累計発行部数750万部を突破する大ヒット作品です。 本記事では『善悪の屑』の最終回までのネタバレを含むストーリー解説や、主要キャラクターの紹介などをまとめています。
漫画『善悪の屑』どんな話?あらすじ解説
街の片隅にひっそりと佇むカモメ古書店。店主である鴨ノ目武(カモ)と、その相棒の島田虎信(トラ)には、復讐代行屋としての裏の顔がありました。 そして彼らが罰するのは罪を犯しても様々な理由で罰を逃れている、法では裁けない犯罪者たち。被害者遺族から依頼を受け、カモは相棒であるトラと共に、世の中に蔓延る屑に制裁を下していきます。
漫画『善悪の屑』1巻ネタバレ
ある時カモメ古書店に1人の女性客がやってきます。女性の目的は本ではなく復讐。7年前、女性は性的暴行目的で押し入ってきた男に当時1歳半だった息子を殺されていました。 しかし男は当時未成年だったために、ほんの数年で出所。女性から復讐の依頼を受けた店主のカモは、相棒のトラと共に犯人の男を捉え、依頼人の前で陰部を切り取ってみせて……!?
漫画『善悪の屑』2巻ネタバレ
ある時カモメ古書店に1人の少女がやってきます。彼女の名前はナナ。両親と従妹を「練馬区の殺人鬼」に殺された被害者遺族でした。 復讐を願うナナは自らを囮にして犯人をおびき出す計画を立て、カモたちも協力することに。そして計画通りナナを狙った犯人を追い詰めたカモたちでしたが、あと一歩で取り逃がしてしまいます。 その後ナナはいずれ犯人に復讐すると心に誓い、古書店で居候生活を始めるのでした。
漫画『善悪の屑』3巻ネタバレ
「練馬区の殺人鬼」の名で知られる男の本名は園田。彼は経験に基づいた知識を得るために、幾度も殺人を繰り返してきたシリアルキラーでした。園田はカモたちの因縁の相手として、今後も度々登場することになります。 一方カモメ古書店には新たな依頼者が。性被害の末に姉を自死で失い、自身も心身ともに大きな傷を負った依頼者は、自分たちを襲った男たちへの復讐を依頼して……!?
漫画『善悪の屑』4巻ネタバレ
当時未成年だった男2人に、息子とその彼女を殺されたという女性から復讐の依頼を受けたカモとトラ。しかしターゲットを補足する段階で、同業者「朝食会」の加世子と鶴巻に鉢合わせしてしまいます。 彼らの依頼者は殺されたカップルの彼女の父親。依頼が被ったと知った加世子は、カモたちの依頼者に「自分の手で復讐しませんか?」と提案してきて……?
漫画『善悪の屑』5巻ネタバレ【最終巻】
今回のカモたちのターゲットは何人もの子どもを殺害したにも関わらず、証拠不十分で釈放された櫻井という男。自ら復讐を果たそうとした数名の保護者は、既に返り討ちにあってしまっていました。 カモは捉えられても全く怯える様子を見せない櫻井に対し、体を少しずつ切り取るという拷問を開始。ついに櫻井が殺してくれと懇願しますが、カモは一切手を緩めず、きっちりと地獄を見せてから依頼を完了させました。
漫画『善悪の屑』最終回のネタバレ・感想
最終回ではカモたちが復讐代行の仕事から離れ、束の間の休息を満喫している姿が描かれます。同居人であるナナと共に居酒屋で外食をしたカモたち。血生臭い生業のことをほんの少し忘れ、穏やかな時間を過ごします。 その後トラがナナが死んでしまう夢を見るという展開で第1部は終幕に。カモたちの復讐劇は『外道の歌』へと引き継がれていきます。
感想
ここで終わり!?と思うような最終回でした。取り逃がした園田や、同業者の話は一体どこへ?どうやらその辺りの続きは第2部である『外道の歌』に引き継がれているようですが、知らない人からすると、かなり尻切れトンボ的な終わり方に見えると思う。
まぁ善悪の屑はもともと復讐を楽しむ短編作品な雰囲気だったので、ストーリー性を強めるために仕切り直しって感じかな?カモたちのその後が知りたい人は『外道の歌』をチェックですね。
漫画『善悪の屑』メインキャラクター
鴨ノ目武(カモ)
妻と幼い娘を無惨に殺された過去を持つ男性。通称カモ。表向きはカモメ古書店の店主、裏では犯罪被害者や遺族の復讐代行を請け負っています。 代行業務では主に計画と拷問担当。無口で多くは語りませんが、犯罪者を強く憎んでいて、被害者が受けたのと同等かそれ以上の痛みを与える方法で、淡々と復讐を遂行していきます。
島田虎信(トラ)
カモの相棒で通称トラ。復讐代行では主に戦闘担当で、主にターゲットを捕獲する際に活躍しています。 元々腕っぷしには自信があり、地下格闘技場でチャンピオンとして君臨していた経歴の持ち主。しかしその喧嘩っ早い性格が原因で、母親を事件に巻き込み失った過去があります。 カモよりも感情的で、依頼者に感情移入するあまり暴走してしまうこともしばしば。
園田 夢二
ゴアゴアコミックの編集者として働く、小説家志望の青年。表向きはいたって普通に見えますが、その正体は取材と称して数多くの人間を手にかけたシリアルキラー。 カモたちの家で居候をしているナナの家族を殺害した張本人でもあり、「練馬区の殺人鬼」とも呼ばれています。経験に基づいた知識を得るためだけに殺人を犯している、正真正銘のサイコパスです。
榎 加世子
カモたちの商売難きともいえる組織「朝食会(ブレックファーストクラブ)」の東京支部長。依頼者の代わりに復讐を代行するカモたちとは違い、依頼者自身が復讐を達成できるよう支援をしています。 かつて性被害にあった高飛車な性格をしていて、カモたちのことを「被害者の気持ちを分かっていない素人」と下に見ています。
壮大な復讐シリーズ始まり『善悪の屑』を今こそ読もう!
映画化も果たした人気シリーズの第1作『善悪の屑』。極悪人たちが凄惨な拷問の末に抹消されていく様子が、恐ろしくもありスカッとできる作品でした。 いったいカモたちがどんな拷問で被害者の無念を晴らしていくのか、ぜひ漫画で確かめてみてください。







