2026年4月14日更新

【全話ネタバレ】ドラマ・漫画『九条の大罪』最新16巻あらすじや最終回結末を考察!事件・裁判一覧も

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あの『闇金ウシジマくん』の作者である真鍋昌平氏の最新作であり、法とモラルの極限ドラマをコンセプトとした漫画『九条の大罪』。主人公である九条のモラルガン無視で、弁護士として勝つことに徹底するその清々しいくらいの性格の悪さが話題を呼んでいます。 2026年4月、Netflixにて柳楽優弥主演でドラマ化されました。 そこで本記事では『九条の大罪』のNetflixドラマの全話ネタバレと原作漫画の全話ネタバレ!ドラマと原作漫画の対応表から今後の展開や考察、主要人物まで解説します! 【原作漫画】最新巻・16巻ネタバレ!のらと烏丸父の意外な関係も明らかに 【ネタバレ注意】九条が担当した事件・裁判一覧!最新刊まで総まとめ 【ネタバレ考察】今後の展開を予想!九条兄弟の対決?壬生が迎える結末

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【Netflixドラマ】真鍋昌平『九条の大罪』が実写化!作品概要・あらすじ

Netflix ドラマ 九条の大罪 柳楽優弥 九条間人
話数 全10話
監督 土井裕泰 , 山本剛義 , 足立博
脚本 根本ノンジ
主要キャスト 柳楽優弥 , 松村北斗(SixTONES) , 池田エライザ , 町田啓太
主題歌 羊文学「Dogs」

漫画『九条の大罪』のなにがすごい?真鍋昌平節がとまらない

『九条の大罪』は、国民的ダークヒーロー漫画『闇金ウシジマくん』の作者である真鍋昌平の最新作です。 法とモラルの境界線を極限まで問い、これまでタブー視されてきた日常に潜む闇に切り込むことで、現代社会の真実の物差しを揺さぶる物語となっています。 真鍋は『闇金ウシジマくん』を執筆していたとき、取材中に弁護士の話がよく挙がったことに興味を持ったといいます。そこで約50人の弁護士に取材した結果、「人間が抱える葛藤、心の揺れ動きを描きたい」と思い、足かけ5年にわたる司法に関する取材を経て本作を執筆しました。

『九条の大罪』
『九条の大罪』
  • 法とモラルの極限ドラマ
  • 社会からはみ出た人や世界を巧みに描く

『九条の大罪』あらすじ【ネタバレなし】

半グレ、ヤクザ、前科持ちなど、どんなきな臭い人からも依頼を受け、擁護に務める九条間人(くじょうたいざ)。 被害者側の心などお構いなしに加害者を弁護するため、当然世間からは悪徳弁護士とバッシングを喰らいます。しかしどれほど罵られようと、「思想信条がないのが弁護士」という信念の元、その姿勢を崩すことはありません。 ある意味弁護士としての使命に忠実と言えるでしょう。そんなモラルのなさと法の知識で、今日も世間の常識をびっくり返していきます。

ドラマ話数・漫画巻数の対応表!続きを読むなら何巻から?

Netflix ドラマ 九条の大罪 九条間人 壬生憲剛 ブラックサンダー

Netflixドラマ版の話数と原作漫画の巻数の対応表は、概ね上記の通りになります。 しかし一部例外もあり、烏丸の母親のエピーソードは原作では16巻までで小出しにされ、ドラマオリジナルの要素も盛り込まれました。 原作にはドラマでは省略されたエピーソードもありますので、興味がある方はぜひ読んでみてください!

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Netflixドラマ『九条の大罪』全10話ネタバレ!最終話のラストまで解説

ドラマ「九条の大罪」読みたいネタバレ話数をクリック
第1話第2話第3話
第4話第5話第6話
第7話第8話第9話
最終話

第1話「片足の値段」ネタバレ

Netflix ドラマ 九条の大罪 柳楽優弥 九条間人 松村北斗 烏丸真司

東大法学部を首席で卒業した烏丸は、犯罪被害者・加害者の支援をしている薬師前の紹介で、九条弁護士のもとを訪れます。 そこへ交通事故を起こしたという後輩・森田を連れて自動車整備会社社長の壬生がやってきました。森田は飲酒していたうえに携帯を見ていて自転車を轢いていました。九条は彼にサウナで酒を抜くことや携帯は事務所に置いていくこと、そして取り調べでは余計なことを喋らないよう指示し、ともに警察に出頭します。 被害者親子の父親は死亡し、息子は左脚を失いました。しかし情報を集めると、森田が轢く前から自転車は倒れていて、父親も死亡していた可能性がありました。結局森田には執行猶予がつき、刑務所に入らずに済みます。 被害者親子は保険会社から少額の保険金しか受け取れなかったと聞いた烏丸は、病院を訪れます。そこにはすでに薬師前がおり、保険会社を相手取って裁判をしようと持ちかけていました。烏丸に気づいた薬師前は「九条先生の言ったとおり、一言一句伝えましたからね」と言います。 烏丸は九条になぜ弁護士になったのか訊きますが、逆に烏丸が弁護士になった理由を尋ねられました。彼は小学生のときに傍聴した裁判で、法だけが機能していることに興味を持ったと言います。九条が「私もその裁判は傍聴していました」と言うと、烏丸は「知っています。だからここに来たんです」と返し、しばらく九条のもとにいることを決意します。

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第2話「弱者の一分」ネタバレ

Netflix ドラマ 九条の大罪 曽我部聡太 黒崎煌代

小学生だった烏丸の父は、錯乱した男に殺害されました。男は死刑判決を受けますが、検事の息子で裁判を傍聴していた九条は、被告人は心神耗弱だったと言い、法と感情は分けて考えなければならないと兄と言い争います。幼い烏丸は、その様子を見ていました。 あるとき九条は、警察官に強引な職質を受けている曽我部を助けます。金本という男の罪を被り、強盗致死罪で6年刑務所に入っていた曽我部は、出所後も金本に利用され運び屋をしていました。 前回曽我部の弁護をした烏丸は、彼が再び罪を犯していることを知り手を差し伸べようとしますが、九条は「曽我部には金本とつるむ利点がある」と言います。 そんななか、曽我部は大麻とコカインの所持で捕まってしまいます。壬生から彼の弁護を依頼された九条は、共犯として金本が逮捕されたことを知り、すべての罪を被るよう言います。九条は曽我部と金本の関与を否定することで、軽い刑に持ち込もうと考えていました。 事情を知った薬師前は九条に詰め寄り、「倫理的に許されない」と激怒します。

第3話「弱者の一分 2」ネタバレ

Netflix ドラマ 九条の大罪 原田泰雅 _ 金本卓

烏丸と薬師前は、曽我部にすべてを話して金本と縁を切るように言いますが、曽我部はそれを断ります。九条は曽我部に、彼1人が罪を被れば軽い刑で済むこと、そして金本を告発すれば、刑務所を出たときに必ず殺されると忠告していたのです。九条は「法律は人の権利を守るが、命までは守れない」と言いました。 懲役1年6か月の実刑を受け、刑務所に入った曽我部。面会に来た烏丸は、曽我部の父親が出所後は一緒に暮らそうと言っていると伝えます。 その後、曽我部は安全な刑務所のなかから、麻薬販売の元締めがヤクザの伏見組の幹部であることを密告し、密告を疑われた金本は伏見組の指示によって壬生に殺されます。 娘の誕生日と同じ父親の命日に墓参りに行った九条は、仲違いしている兄の蔵人と鉢合わせます。蔵人は九条をなじりますが、九条は「私にはあなたには見えていないものが見えている」と言って去りました。 同じ日、九条はかつての上司である山城弁護士に飲み屋に呼び出され、介護施設を経営する菅原という男を紹介されます。菅原は表向きは介護施設の経営者ですが、裏では詐欺や恐喝で金を稼いでいました。 翌日、九条のもとに家守という女性が依頼にやってきます。認知症だった彼女の父は、介護施設の経営者と顧問弁護士に無理矢理4億の遺産を寄付するという遺言書を書かされたというのです。家守が訴えようとしている相手が菅原と山城だと知った九条は、依頼を断ります。

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第4話「家族の距離」ネタバレ

Netflix ドラマ 九条の大罪 菅原遼馬

かつて九条に「弁護士は依頼人の味方」と教えた山城は、有名になり手を出した本業以外の事業が失敗し、反社に借金の肩代わりをしてもらったことで、今は輩の片棒を担がされていました。 九条はもう1人の恩師である流木弁護士に「依頼人を犠牲にして暴利を貪る弁護士などもってのほか」「親である山城弁護士を止めなさい」と言われて家守の依頼を引き受けることにします。 山城が示談を申し入れてきたのに対し、九条はこれは法廷で争えば違法になる案件だからだと判断します。 菅原の介護施設は入居している老人を虐待し、劣悪なサービスで利益をあげていまたのです。家守の父も虐待しを受け、何度も遺言書を書く練習をさせられていました。薬師前が調べたところ、家守の父は末期の認知症で、自ら遺言書を書ける状態ではなかったとわかります。 しかし菅原は彼が遺言書を書く様子を撮影しており、その動画を山城を介して九条に送ってきました。 九条は壬生のつてで介護施設での虐待の様子を撮影した動画を入手し、マスコミにリークします。

第5話「家族の距離 2」ネタバレ

Netflix ドラマ 九条の大罪

介護施設で働き菅原に気に入られていた久我は、実は壬生の部下でした。菅原から報復を受けた久我は病院で警察から質問を受けますが、うまく誤魔化します。 記事を書いたのは、烏丸の知り合いの市田記者でした。彼女が山城に取材を申し込むと、焦った山城は九条に家守の遺産を全額返すと言ってきます。九条と飲み比べで勝負した山城は、「金があるやつが正義だ」と言います。 家守が遺産を弟と分けたと知った九条は彼女と会い、最後まで父の面倒を見られなかったことを後悔しているのではと尋ね、「家守さんは頑張りました」と労いの言葉をかけます。すると家守は泣き崩れ、本当の思いを口にしました。 その後、九条は壬生からひったくりにあい、傷害の容疑で逮捕された伏見組の若頭・京極の依頼を受けます。壬生が被害者に被害届を取り下げさせたため、京極はすぐに釈放されました。 九条を気に入ったという京極は、壬生がひったくりを仕組んだのではと疑います。実は壬生は、かつて京極に脅され自ら愛犬を殺した過去があり、京極を恨んでいました。

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第6話「消費の産物」ネタバレ

Netflix ドラマ 九条の大罪 石川瑠華 _ 笠置雫

京極は知り合いのAVメーカーの会長が訴えられたと九条に弁護を依頼します。AVの出演強要を訴えられ、販売差し止めになって困っているとのこと。相手の弁護士は九条の同期で人権派の亀岡でした。 一方、雫という少女は修斗という男と出会い、彼の店の売掛を払うために、AV業界に紹介されます。彼女の初主演作は大ヒットし、大金が舞い込みます。修斗はAV女優のスカウトとして、バックを受け取っていました。 京極から紹介された小山の事件は、AV女優がDV彼氏について亀岡弁護士に相談したところ、なぜかAV出演強要で会社が訴えられたというものでした。九条はAV女優を説得し、示談に持ち込みます。 そんななか、雫がAVに出演していることを知った彼女の母親の恋人・外畠は、雫はAV出演を強要されていると亀岡に訴訟を依頼し、雫が出演しているAVは販売差し止めになってしまいました。 AVに出演できなくなった雫は、修斗の紹介で風俗で働くようになります。

第7話「消費の産物 2」ネタバレ

Netflix ドラマ 九条の大罪

刺青をいくつも入れた雫は、客がつかなくなっていました。修斗は安い料金で客をあてがい、仲介料としてその半額を取ります。しかしあるとき「これからは自分で客を探して」と突き放されてしまいます。 あるとき自分を家に泊めてくれていたムーちゃんと修斗がホテルに入っていくところを見た雫は、彼を部屋に呼び出し、殺害してしまいます。 雫から弁護を依頼された九条は、修斗から強い支配を受けていた彼女は、心神耗弱を主張して刑期を短くできる可能性があると言います。亀岡は、なぜ雫が自分ではなく九条に弁護を依頼したのかと腹を立てていました。 九条と食事をした際、亀岡は自分の双子の妹が地元で数多くの男と関係を持ち、自堕落に生活していると語ります。そして雫の弁護は九条にしかできないと背中を押します。 雫は懲役3年という短期の拘禁刑が決定しました。3年で出所しても行くところがないという雫に、九条は「行くところがないなら、私の事務所に来ればいい」と言います。

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第8話「事件の真相」ネタバレ

Netflix ドラマ 九条の大罪

雫の母親の恋人・外畠はデリヘルの運転手をしていましたが、従業員を襲ったことがバレ、暴行を受けます。これは、売れっ子AV女優・雫を潰された報復で、京極が壬生に指示したことでした。 そんななか、九条は壬生からの依頼で、職業安定法違反で逮捕された久我に面会に行きます。しかし久我はこれは外畠が彼の車に火をつけた件についての別件逮捕だと言います。 担当の嵐山刑事は、かつて久我の仲間で壬生の部下だった犬飼に娘・愛美を殺されていました。嵐山は壬生の上に京極がいることを知っており、その関与を疑っていたのです。裁判が終わった後も嵐山は独自捜査をつづけ、娘のかつての友人と会います。彼女から愛美の裏アカを教えられた嵐山は、娘が不倫をし、子どもを堕ろしていたことを知ります。 一方、烏丸は壬生のもとへ行き九条ほど依頼人のことを考える弁護士はいないと言い、彼から離れるよう要求します。しかし壬生は、それなら自分たちのような者の弁護は誰がするのかと反論。 嵐山は愛美の不倫相手が、AVメーカー社長の小山であることを知ります。その後、小山は逮捕され、京極から九条に弁護の依頼が来ました。

第9話「事件の真相 2」ネタバレ

Netflix ドラマ 九条の大罪 柳楽優弥 九条間人

小山は自分の名前で予約したホテルにヤクザの京極を泊めた件で、詐欺罪で逮捕されました。嵐山は小山が政治家や財政界の大物が乗った顧客リストを愛美に見られ、口封じのために京極を使って殺したのではと言います。 小山の接見に来た九条は小山から嵐山の娘の悪口を聞かされ、嫌悪感を抱きながらも弁護を引き受けることにしました。 その後、京極に呼び出された九条は、服役中にも関わらず起訴された組長の弁護をしてほしいと依頼されます。烏丸の再三の警告にも関わらず、京極たちと関わりつづけた九条のもとには、つぎつぎと反社からの依頼が舞い込むようになっていました。 烏丸は「反社の人間は、自己保身のためなら兵器で証言を覆す。いつか刺されますよ」と言い放ちます。 一方、嵐山の娘を殺した犬飼は少年刑務所から出所し、菅原に会っていました。たった300万の報酬と引き換えに10年の刑期を務めた犬飼は壬生を恨んでおり、同じく壬生に介護施設を潰されたことを根に持っている菅原と手を組むことにします。

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【最終話】第10話「暴力の連鎖」ネタバレ

烏丸は九条に、このままでは弁護士資格を剥奪されるだけでは済まない、と反社との関わりを断つよう要求します。しかし九条は自分がいなくなったら彼らは正当な弁護が受けられないと拒否。 一方、薬師前は新聞記者の市田の犯罪被害者への取材に協力することにします。市田は、かつて彼女は新幹線のなかの無差別殺人で、ほかの被害者をかばって死亡した男性の記事を書いていました。最初はエリートが他人を守った英雄譚でしたが、デスクの指示で被害者の身辺を洗い、援助交際していたなどの記事を書いたことを後悔していると言います。そのエリート男性とは、烏丸の父でした。 その後、壬生のもとに犬飼が現れ、久我を拘束したので3億払えと要求してきます。犬飼に指定された場所には菅原もいました。しかし壬生はその場のほかの人間に根回しをしており、菅原や犬飼を返り討ちにします。壬生はもっと影響力を持つために菅原に協力を仰ぎます。 そんななか、かつて九条の弁護でひき逃げ事件を起こしながら、執行猶予がついた森田が違法薬物の使用で逮捕されてしまいます。九条は壬生から再び森田の弁護を依頼されますが、執行猶予中の再犯で、今度は実刑を免れません。嵐山から追求された森田は、ひき逃げ事件の際に九条の指示で携帯を失くしたと嘘をついたと白状します。さらに嵐山は烏丸を問い詰めます。 一方、犬飼は友人の依頼である男を誘拐して痛めつけます。京極から息子の猛が行方不明になったと連絡を受けた壬生は犬飼が誘拐したのが猛だと知り、彼を捕まえようとしますがすでに連絡が取れません。 嵐山は森田を通して壬生とその上の京極を狙っていました。そしてその過程で九条も巻き込むつもりだったのです。それに気づいた烏丸は九条に手を引くよう忠告しますが、やはり九条は受け入れませんでした。 「今の九条先生に僕は必要ですか?」と問う烏丸に、九条は「必要ありません」と答え、烏丸は彼のもとを去ります。

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原作漫画『九条の大罪』ネタバレ感想!最新刊・16巻まで全巻あらすじ

1巻ネタバレ感想(1審~8審)【主人公・九条は悪徳弁護士?】

ビルの屋上でテントを張りながら暮らす、変わり者の弁護士・九条間人。どんな悪人の弁護も断らない彼は、悪徳弁護士として知られています。 あるとき九条は違法薬物の運び屋をする青年・曽我部の弁護をすることに。軽度の知的障害がある彼は、半グレの金本に利用され、罪をかぶって服役した過去がありました。しかし九条の進言で曽我部は再び罪を被ることになります。 九条は曽我部が金本のことを警察に言えば、出所後に金本に殺されると考えていました。「法律は人の権利を守る。だが命までは守れない」と九条は言います。 その後、金本のバックにいた伏見組の組員が逮捕され、密告を疑われた金本は壬生に殺されてしまいます。しかし本当の密告者は曽我部で、彼は安全な塀の中から金本に復讐したのでした。 九条の手際の良さ、決断の速さ、知識の豊富さには惚れ惚れさせられます。倫理的に見れば間違いなく悪いことをしているでしょう。ですがこんなにもカッコよく感じる悪徳弁護士が、他にいたでしょうか?

2巻ネタバレ感想(9審~18審)【九条とボス弁・山城弁護士の対決】

冒頭から九条のバックグラウンドが描かれます。父の命日にかかってくる弁護士仲間からの電話。それぞれが貫きたい信念、金、正義感を元に生きているのが分かります。そして、九条の過去も少し明らかに。九条には別れた妻子がいること。そして、死んだ父とは縁を切っていたこと。兄の蔵人は、検事をやっていること。離婚理由や家族仲が悪い理由が気になりますね。 そんななか、九条は家守という女性から父の遺産を取り戻してほしいと依頼を受けます。彼女の父は全財産を介護施設を運営する社団法人に寄付すると自筆の遺言書を遺していました。しかし家守は「認知症だった父は、介護施設の職員に無理矢理遺言書を書かされたに違いない」と言います。 九条はかつてのボス弁・山城が社団法人の顧問弁護士をしているため、利益相反になる可能性があるとして依頼を断ります。しかし師匠の流木の言葉で、山城とやり合うことを決めます。 家守の父が入っていた介護施設は、入所者にひどい虐待をくり返していました。社長の菅原は介護をビジネスとして割り切り、劣悪な環境で入所者を生かさず殺さず、金をむしり取っていたのです。 九条は介護施設にスパイを送り、虐待の証拠をマスコミに流します。このスパイとは、壬生の右腕。久我でした。 どんなきな臭い人間でも、報酬が安くても受ける九条は、ある意味弁護士の鑑と言えるでしょうのではないでしょうか?勿論そのせいで警察からは疎まれています。刑事である嵐山は、九条を監視するほど。ですが、そんな事ができるのは依頼人の手綱を引くのが上手いからですね。

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3巻ネタバレ感想(19審~27審)【烏丸や壬生の過去が明らかに】

2巻に続き、3巻はかつての恩師である山城弁護士との争いとなります。前巻で舞い込んだ、認知症の親を騙した介護施設を訴えたいという依頼ですが、その裏には山城がいたのです。 なんと介護施設を経営していたのは半グレ達で、山城は彼らと手を組み資産のある老人に遺書を偽装させ利益を得ていたのです。 山城を見ると、利益を得るためではなくただ自分の信念のため、半グレを弁護する九条が聖人のように見えます。 マスコミへのタレコミで介護施設は業務停止処分の危機に追い込まれ、九条たちの要求通り遺産全額を返還します。九条から「家守さんは頑張りました」と声をかけられ、彼女は後悔を口にしながら涙を流しました。 結果的に、壬生の利益につながる形に。社団法人の社長・菅原からは「全部、お前が絵を書いたんだろ?」と問われますが、壬生ははぐらかします。 そのほか壬生の債権者の自殺によって事故物件の処理に追われる九条や、壬生のケツモチである伏見組の若頭、京極が初登場します。自殺した親友の1周忌を悼む烏丸の姿や、京極と壬生の因縁などが描かれ、主要人物の過去が次々と明らかに。

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4巻ネタバレ感想(28審~36審)【AV女優として性的搾取された雫】

クズ男に人生を狂わされ、最後は相手を殺害してしまった地雷女子にスポットライトを当てられます。この作品の特徴として、依頼者はきな臭い人間だけでなく、社会からはみ出てしまったいわゆる「弱者」が中心と言うことです。 軽度の知的障害と適応障害を持つ18歳の笠置雫は中谷修斗と出会い、彼に勧められるままAVに出演します。幼いころから性的虐待を受けてきた雫は、そこで自分の存在意義を見出し、幸せを感じていました。しかし彼女の母と交際相手は、慰謝料目当てでAVメーカー・トゥールビヨン企画を訴えます。彼らを弁護するのは、九条の同期で人権派の亀岡麗子でした。そして制作会社代表の小山が弁護士として依頼するのが、我らが九条という訳です。 AVメーカーを訴えたために、AVに出演できなくなった雫は風俗嬢に身を落とします。最初は外国人相手に荒稼ぎしていましたが、精神状態が悪化し、生活は荒んでいきます。 この巻を読んでいると、「その場所でしか生きられない存在」というのが、この世には沢山いるということを身を持った感じさせられます。

5巻ネタバレ感想(37審~45審)【雫の裁判と刑事・嵐山娘の強姦殺人】

雫は生活がどんなにすさんでも、修斗のためと耐えていましたが、修斗が他の女性と会っているところに遭遇。利用されてるだけの状況に絶望した雫は、とうとう修斗を刺し殺してしまいます。しかし死のうとしても死ねず逮捕された彼女は、自身の弁護に九条を選びます。 軽度の知的障害と、男の洗脳による心身消耗を理由に、九条は執行猶予付き判決を狙いに行こうとします。しかし本人は死刑を望んでいました。結局雫は懲役3年の実刑が確定。3年で出ても居場所がないと言う雫に、九条は「行く場所がないなら、私の事務所に来ればいい」と言います。 また人間派弁護士の亀岡のバックグラウンドも描かれ、彼女なりに自分を守るために動いてることが分かります。 一方、刑事の嵐山は娘・愛美が強姦され、殺された10年前の事件を今も追っていました。実行犯である犬飼はすでに逮捕されていますが、嵐山はその背後に黒幕がいると考えていたのです。黒幕と疑うのは、犬飼の地元の先輩である壬生やそのケツモチである京極。しかし捜査を進めるにしたがって、彼は知らなかった、知りたくもなかった娘の裏の顔を知ることになります。 愛美は、ギャラ飲みをしていたのです。そして、こやシャンという男と付き合うものの裏切られてしまいます。こやシャンはAVメーカー社長の小山。愛美は愛人で、実際には妻子がいたのです。愛美のSNSには「こやシャンは一度は私たちの子の親になったのよ」「私は子供を殺した」と投稿されていました。 この作品の面白いところは、ただの正義か悪で測れないことです。そして弱者を守るため法律を使うもの、法律を犯し制裁するものが交わる点も他にない魅力ですね。

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6巻ネタバレ感想(46審~54審)【烏丸が九条と決別?数馬と千歌編】

愛美はギャラ飲みだけでなく、売春していたことが明らかに。それは、小山の言いなりになっていたからでした。嵐山は、小山を自分の名前で予約したホテルに、ヤクザの京極を泊めた詐欺の容疑で逮捕しました。しかし決め手に欠けたまま、小山は釈放されます。 嵐山から自分の娘が強姦殺人されても、同じように弁護するのかと問われた九条は「自分の娘がもしも殺されたら、司法になんか任せたくないね」とつぶやきます。 この巻では役者を目指して上京した数馬と、彼の恋人・千歌の話が語られます。数馬は一時は恋愛リアリティショーのオーディションに受かり、売れっ子俳優への道を歩み始めたかと思われました。しかし転落し借金を作ることに。 そんな数馬に壬生は金持ちになるためには、「まず100万を集めてから自分の所にこい」と告げます。数馬は千歌のために必死に100万を貯めました。 そして九条はヤクザ・伏見組の専属弁護士になるよう誘われます。烏丸は、その誘いを断らなかった九条を見限ります。

7巻ネタバレ感想(55審~63審)【嵐山娘の事件の裏には京極が?】

「反社の使いっ走りになるな」という忠告を九条が無視したため、烏丸が事務所から去ってしまうことになった本巻。 ここで、嵐山の娘・愛美の殺人事件の真相が明らかに。壬生は、小山の愛人であった愛美を口封じするための殺害を伏見組の京極から指示を受けます。そこで、壬生は犬飼に300万円で殺害させたのです。犬飼はたった300万円で刑務所に10年入ることになった恨みから、介護施設の事件で同じく壬生に恨みを持つ菅原と手を組み、3億円を強請ります。しかし、壬生は2人に仲間になるよう提案します。恨むべきは京極だと言うのです。 事業がなんと軌道に乗り、成功を収めていた数馬。しかし詐欺師の口車に乗り数千万の負債を背負ってしまうことになります。九条に相談し、探偵の片桐と壬生の協力で詐欺師から4000万円を回収することに成功。しかしその半分を壬生に成功報酬として取られ、不満を抱きます。 数馬はこの件を菅原に相談し、山城弁護士が壬生と九条を恐喝で訴えると言い出します。恐喝の共犯で起訴された場合、九条は懲戒請求され、弁護士会を退会処分にされる可能性があります。これは弁護士にとって死刑宣告と同じなのです。 前巻からそうですが、改めて九条が相手をしているのは、自分の生活すら壊しかねない人間達だということがよく分かりますね。 そこが九条の弁護士としての優秀さであり、人間として欠落している部分と言えるでしょうか?

8巻ネタバレ感想(64審〜73審)【壬生vs京極!烏丸父の過去も判明】

犬飼たちが京極の息子・猛を誘拐した事件が中心となる8巻。追い詰められた犬飼たちは、猛を殺して山に埋めてしまいます。息子を殺されたと激怒した京極は、壬生の居場所を突き止めるため九条のもとへ。ヤクザと半グレの抗争は、激しさを増していきます。 一方、烏丸と九条の過去も明かされます。烏丸の父は、無差別殺人事件で殺されました。その裁判の担当は九条の父親である鞍馬検事。そして、犯人の弁護を担当したのが流木弁護士でした。 記者の市田は週刊誌で働いていたころ、烏丸の父の事件を担当していました。当初は他の被害者を守るために殺害された烏丸父の美談として語られていたものの、すぐに被害者の愛人関係・援助交際などが暴かれ、烏丸母子は世間からバッシングを受けるようになったといいます。烏丸は、九条が事件のあと心を閉ざした母に似ていると心配していました。 九条の兄・鞍馬蔵人にとって、実弟が伏見組の顧問弁護士を担当しているのは不都合です。九条が反社の犬だと世間で話題になる前に、弁護士バッジを外してほしいのが本音。市田記者になにかネタを渡す 鞍馬蔵人。九条に関わるネタなのでしょうか? 2人の過去が明かされたことで、今後ストーリーの大転換が予想されます。

9巻ネタバレ感想(74審〜80審)【九条が逮捕!壬生の裏切り?】

伏見組の構成員がトラックで壬生の自動車整備会社に突っ込むなど、ヤクザと半グレの抗争が激化していきます。 九条は壬生に、犬飼を海外に逃亡させ、埋めた死体が白骨化または死蝋化した後に自首するよう勧めます。さらに京極の動きを封じるために、壬生は保管している京極の拳銃などの武器を持って、警察に出頭することに。 その後、京極から犬飼を差し出せと迫られた壬生は、情けとして、捕まれば拷問を受けるであろう犬飼を自ら手にかけました。 一方、警察が逮捕状を持って九条のもとを訪れます。罪状は「犯人隠避」。壬生が九条を売ったのでした。起訴されれば弁護士資格剥奪の危機。九条はこの窮地を乗り切ることができるのでしょうか? ヤクザと半グレと弁護士のヒリつく裏読み、駆け引きが注目の9巻。誰がいつ裏切ってもおかしくない状況に巻き込まれた九条の運命やいかに!?

10巻ネタバレ感想(81審〜88審)【烏丸が九条を弁護!壬生の思惑とは】

壬生は流木に弁護を依頼。流木の事務所で働いていた烏丸は、九条を弁護することを決意し、利益相反になるため流木の事務所から独立しました。 本巻では、烏丸父の事件の裁判に遡ります。裁判を傍聴していた九条と兄・鞍馬蔵人。裁判の判決について2人で議論し、九条は「心理と法律は分けて考えるべき」と語ります。その話を当時、幼い烏丸は理解できなかったものの、今ならその意見もわかると言います。「人災は憎しみ、災害は悲しみ」を生み出すとし、「事件は災害」と思うことにすると語りました。 壬生が九条を売ったのは、彼に京極の弁護をさせないためでした。壬生の方は警察に事前に連絡して武器を持ち込んだため、不起訴の可能性がありました。一方、京極は銃刀法違反で最低10年の懲役になる可能性があります。そんななか、京極の逮捕が壬生の仕業だと知った伏見組の部下たちが、壬生の部下たちを狙って動き始めます。 抗争が終結し、動きの少ない展開となりましたが、容疑者側の視点となった九条のこれからの展開に期待です!

11巻ネタバレ感想(89審〜96審)【白栖病院編の開幕!宇治の登場】

釈放された九条は、昨日までの自分を棄ててリスタートを図ります。一方、京極は伏見組から絶縁され、弟分である宇治が新たに伏見組の若頭になりました。これは全て壬生の計画でした。 そんななか、白栖病院が行った補助金の不正受給という不祥事が発覚します。その上、院長のスキャンダルが壬生により、作為的に暴露され、顧問弁護士の相楽は10億という法外な費用を請求します。 白栖病院の院長の長男は腕のいい外科医。1巻で九条が担当したひき逃げ事件の被害者を手術した過去があります。男の子の足の切断手術です。その時から、九条のことを覚えていました。そんな長男は、白栖病院の経営方針と自身の持つ医療理念が合わないと次期医院長を辞退します。一方、次男は拝金主義。長男が病院を継ぐのを拒んだため、婿養子に入った身でありながら、実家の病院を継ぐよう迫られていました。 一方、壬生の部下である久我は伏見組に取り込まれ、下っ端の仕事をしていました。仕事の合間に壬生に任された事業を運用し、仲間の逃亡を助けるなど、忙しく綱渡りの日々を過ごします。伏見組に狙われた壬生は、密かに宇治に接触していました。壬生は宇治から海外に逃亡するよう言われますが、「まだやることがある」と断ります。 本巻では、九条の父親と絶縁した理由も明らかに。父から優秀な兄・蔵人と比較されてきた九条は、母を病気で亡くしたことをきっかけに限界を迎え、荒れてしまいます。父親から説教を受けた九条は、父親を「もうあんたからは何も言われたくない。」と罵倒し、「後悔先に立たず」と伝えます。そして、父親から「もう何も言わない。縁を切る。」と言われたのです。 過剰医療や病院内の人間関係のドロドロがメインになる11巻。新キャラ・宇治も登場し、弁護士として気持ちを新たに動き出す九条は、大きな渦に巻き込まれていきます。

12巻ネタバレ感想(97審〜104審)【壬生と宇治の過去とは?】

腐敗した病院経営者に高額な費用を請求する顧問弁護士と九条の戦いに、病院を食い物にする事件屋も登場し、三つ巴の戦いに突入する12巻。 コロナ補助金の不正受給から、未成年のSM女王様との関係と、次々とスキャンダルがが暴露され、窮地に陥っていく白栖院長。そんななか、ファクタリングの手法を用いた架空債権を用いた詐欺の容疑でついに逮捕されてしまいます。壬生は病院の射場事務局長と密談。一連の事件は壬生が仕組んだことでした。 白栖病院の長男は「人の気持ちがわからない」と語ります。医師免許の性格判断の面接で2年連続落ちるほどでした。 そんななか、事件屋の有馬が院長の借金返済の代わりに病院を3億で売却するよう迫ります。一方、白栖院長は池尾秘書にすべての罪をなすりつけようと画策。射場事務局長から依頼を受けた九条は池尾を守ると約束し、いつもの通り完全黙秘を指示します。しかし有馬は、さらに射場を追い詰める計画を練っていました。加速する病院編は、嵐の前の静けさのようなヒリヒリする展開に注目です。 そして、壬生と宇治の驚きの過去も明かされます。学生時代、宇治はいじめられていました。宇治の通う学校に転校してきた壬生。いじめには加担せず、「一回噛みつけよ。一瞬で変わるから」と助言します。その助言が響いた宇治はいじめっ子に反旗を翻し、それからいじめは無くなりました。2人は、学生時代からの付き合いだったのです。

13巻ネタバレ感想(105審〜113審)【薬師前の性被害?出雲が出所!】

スキャンダルで揺れる白栖病院。そこに追い打ちをかけるように、元院長が架空債権詐欺で逮捕されてしまいます。事件屋は「病院を譲れ」と恫喝。顧問弁護士の相楽は病院からカネをできるだけ搾り取ろうとします。 白栖病院は、院長の長男でスーパードクターの白栖正孝を中心とした新体制を構築することを発表します。病院を守るために、院長が切られたのです。有馬は九条の説得で、病院の買収ではなく7000万円受け取ることで手打ちにします。 新たなスタートを切ることになった白栖病院。顧問弁護士は相楽から九条に変わります。今度は正孝が医療ミスの疑いで訴えられてしまいます。しかし遺族が激怒した本当の理由は、正孝の事務的な対応でした。九条の指導で正孝は、「寄り添うフリ」の練習をします。 その後、夏を満喫するために沖縄に行った九条たち。そんななか、薬師前が整体師から性加害を受けてしまいます。九条が薬師前の代理人となり、加害者から直接謝罪を受けることに。 しかし加害者は威圧的な態度で正式な謝罪はなし。九条はこれまで被害にあったとするSNSの書き込みやスタッフのタレコミなどを根拠に、集団裁判を起こすと揺さぶります。しかし犯罪者のリアルな姿に触れたことで、自分の仕事を深く考えることができたという薬師前に示談に応じることにします。 その頃、壬生と宇治はある男と話していました。男は、九条に興味を持っているようでした。 わかりやすい善悪ではなく、清濁混在するリアルな描写が楽しめる13巻。病院編は意外な終結を迎え、新たな事件が勃発します。謎の男や京極の弟分・出雲など新キャラが登場しました。波乱が巻き起こる予感!

14巻ネタバレ感想(114審〜120審)【曽我部の再登場!出雲の疑い】

京極の弟分・出雲が刑務所から出所し、兄貴分を陥れた人物を追います。一方、かつて九条の入れ知恵で仲間の罪を被って服役した曽我部が出所。しかし彼は、再び薬の売人である百井の部下として搾取される生活を送っていました。 一方、京極の件で宇治が壬生とつながっているのではと疑った出雲は、久我の携帯に追跡アプリを仕込み、宇治の車に盗聴器と小型GPSを仕込みます。さらに九条にも疑いの目を向け、探偵に調査させるのでした。 曽我部の上司である百井は、久我を怒らせた仲間のために300万用意し、仲間を介抱します。信用できる仲間が最も大事だと言う彼は、同時に曽我部に裏切ればひどい目に合わせると匂わせます。 「悪人に利用され、搾取されること」を対価に「身の安全とお金」を得る社会的弱者という現代社会の闇が描かれ、今まで以上に社会問題に切り込む14巻。京極を陥れた壬生に少しずつ迫っていく出雲の動向にもドキドキさせられます。 登場人物の人物像や人間関係が複雑になり、物語への没入感が抜群です。

15巻ネタバレ感想(121審〜127審)【大麻ビジネス編が加速!宇治vs壬生】

閑静な住宅街で大麻プラントを運営し、莫大な利益を上げている元自衛官ののら。曽我部は末端の売人としてそこに関わることになってしまいます。栽培の一部を任され、大麻ビジネスに深く関わっていく曽我部。宇治の指示で百井の周辺を張っていた久我は、大麻プラントの存在を察知します。 一方、京極をハメて海外に逃亡した壬生は、半グレの菅原とバンコクで行動をともにしていました。血眼で2人を探していた出雲は、その行方を突き止めます。出雲は宇治に百井の大麻ビジネスから手を引くことと、壬生を生き埋めにするための穴を買い取れと言っていきます。 そんななか、ようやく曽我部が九条を頼ってきました。伏見組の上層部から呼び出されたという曽我部には、「逮捕されるより地獄が待っているかもしれない」と九条は言います。 多くの人は知る由もない大麻取引の裏側。日常の片隅で行われる犯罪は、これまでのスケール感はありませんが、生きるために裏社会と関わらざるえない曽我部の不憫さに心が痛みます。そこへ九条はどのように関わってくるのでしょうか。

最新刊・16巻ネタバレ感想(128審〜134審)【犯罪被害者支援の実態】

出雲は百井に、大麻農場を引き渡すように言ってきます。状況を知ったのらは、九条に相談。出雲は曽我部に部下を農場まで案内させますが、アパートはもぬけの殻でした。 一方、市田記者は犯罪被害者のその後をレポートする第1弾として、烏丸の母に取材したいと考えていました。さらに、のらが烏丸の父が救った少女であることが判明。のらは烏丸の母親に感謝を伝えたいと取材現場に同席することにします。 事件の後から塞ぎ込んでいた烏丸の母・晃子は、リモートで取材を受けます。当初は頑なな態度だった晃子でしたが、のらから感謝の言葉をかけられ、薬師前から犯罪被害者支援の至らなさの説明を受けて心を動かされ、ようやく心を開くことができました。 その後、嵐山が大麻農場に踏み込み、曽我部が逮捕されてしまいます。のらは九条に曽我部の弁護を依頼しました。 そんななかタイに逃亡していた壬生は、菅原とともにいたところを出雲の部下に見つかってしまいます。 犯罪被害者支援に焦点が当てられた16巻。再び逮捕された曽我部や、出雲に見つかってしまった壬生の今後にも注目です。

【ネタバレ注意】九条が担当した事件・裁判一覧!最新刊まで総まとめ

ひき逃げ事件(1巻) 壬生の後輩・森田が飲酒運転のすえに起こしたひき逃げ事件。九条の指示により、酒を抜いたうえで出頭し、執行猶予となる
違法薬物の営利目的所持事件(1巻) 薬の売人・曽我部が現行犯逮捕された事件。彼を使い走りにしていた金本も逮捕されるが、九条の指示で完全黙秘を貫き証拠不十分で釈放。 曽我部は1年6か月の実刑を受けるが、彼の密告で伏見組の幹部が逮捕されたため、密告を疑われた金本が壬生に殺される
介護施設の遺言書偽造事件(2巻〜3巻) 認知症の老人に介護施設を運営する法人に全財産を寄付する遺言書を無理矢理書かせた事件。 九条は恩師・山城と対決することになるが、マスコミを使って相手の立場を悪くし、全額返還で和解
ひったくり正当防衛事件(3巻) 伏見組若頭・京極の荷物をひったくろうとした不良が返り討ちにされ、京極を傷害で訴えた事件。 壬生の圧力で被害者が被害届を取り下げ、京極は釈放となる
元AV女優による殺人事件(4巻〜5巻) 元AV女優の笠置雫が、彼女を搾取していた男を殺害した事件。 被告人は死刑を望んでいたが、反省の色を見せ、軽度の知的障害や精神障害により、心神耗弱が認められ懲役3年の実刑判決となる
AVメーカー社長の詐欺事件(6巻) AVメーカー社長・小山が自分の名前で予約したホテルにヤクザの京極を宿泊させ、詐欺で訴えられた事件。 九条の指示で完全黙秘を貫き、証拠不十分で釈放。小山は刑事の嵐山から彼の娘の殺人事件について詰問される
投資詐欺事件(7巻) 数馬が投資詐欺に引っかかった事件。SNSを使って犯人を特定し、壬生が被害金額を回収
薬物使用所持事件(8巻) 森田が麻薬の所持と使用で逮捕される。取り調べのなかで、ひき逃げ事件の際、九条の指示で携帯を隠したことを供述
九条の犯人隠避疑惑(9巻〜11巻) 京極の武器を持って出頭した壬生が、九条が犬飼に逃亡を示唆したとして犯人隠避の疑惑で逮捕される。烏丸の指示で完全黙秘で証拠不十分で釈放
白栖病院の詐欺事件(12巻〜13巻) 白栖病院がコロナ助成金の水増し請求などで捜査が入った事件。院長のスキャンダルや事件屋による買収の脅しを経て、病院を再編することで解決
白栖正孝の医療ミス訴訟(13巻) 緊急手術でのミスを訴えられた事件。九条の指示により示談が成立
薬師前の性被害を受けた事件(13巻) 沖縄で薬師前が整体師から性加害を受けた事件。九条を含めた話し合いにより示談が成立

【ネタバレ考察】今後の展開を予想!九条兄弟の対決?壬生が迎える結末

出雲の追跡により、タイにいることがバレてしまった菅原と壬生。今後、出雲の部下が彼らを捕まえに来ることは間違いないでしょうが、壬生のことですから、なにか切り札を用意しているのではないでしょうか。 また九条の実兄である鞍馬蔵人は、常に弟を敵視しており、2人が法廷で対決することもあるかもしれません。 現状、直近で九条が関わる可能性があるのは曽我部が逮捕された場合と考えられますが、彼が法の裁きを受けるのか、裏で始末されてしまうのかがポイントになりそうです。

【一覧】漫画・ドラマ『九条の大罪』登場人物・実写キャストを解説!

九条間人役/柳楽優弥 反社や半グレの依頼も受ける弁護士
烏丸真司役/松村北斗 九条の事務所に居候しているエリート弁護士
薬師前仁美役/池田エライザ NPO法人つぼみのそら代表
壬生憲剛役/町田啓太 自動車整備会社社長
嵐山義信役/音尾琢真 九条と壬生を目の敵にする刑事
京極清志役/ムロツヨシ 伏見組の若頭
菅原遼馬役/後藤剛範 介護施設代表
鞍馬蔵人役/生田斗真 検事。九条の兄
久我裕也役/吉村界人 菅原の舎弟
深見雄平役/水沢林太郎 嵐山刑事の部下
犬飼勇人役/田中俊介 ある犯罪で服役中の半グレ
山城祐蔵役/岩松了 九条の恩師
家守華江役/渡辺真起子 依頼人
市田智子役/菊池亜希子 新聞記者
小山義昭役/長谷川忍(シソンヌ) AVメーカー社長
亀岡麗子役/香椎由宇 九条の同期で人権派弁護士
流木信輝役/光石研 ベテランの人権派弁護士
烏丸晃子役/仙道敦子 烏丸の母

九条間人(くじょう たいざ)役/柳楽優弥

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主人公の九条間人(くじょうたいざ)は、一言でいうならモラルを燃えるゴミに出してしまった人間でしょう。 法を用いてどんな悪人であろうと、依頼人なら全力を持って弁護します。 しかし時に社会的弱者の心に寄り添う優しさも見せます。彼にとって依頼人は、等しく救うべき人間なのです。そして弱者には居場所が必要なのだと理解しています。 そんな九条間人を演じるのは、柳楽優弥です。依頼人を善悪や貴賤で選別しない弁護士で、日々厄介でグレーな案件ばかりを引き受けています。悪徳弁護士と罵られることもありますが気にしておらず、バツイチで子供への養育費の支払いに追われている一面も。

烏丸真司(からすま しんじ)役/松村北斗

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烏丸真司(からすましんじ)は九条間人の事務所で働いている居候の弁護士です。東大法学部を首席で卒業した超エリートですが、なぜか悪徳弁護士の九条の元で働いています。 かつては大手法律事務所で働いていた実績もあります。余計九条の元で働く理由がわかりませんが、その理由は「九条先生が面白いから」と、こちらも中々ぶっ飛んだ人間です。 自身の友人が自殺した過去を持っており、彼自身も九条と同じく深い闇を抱えています。 若く優秀なエリート弁護士・烏丸真司を演じるのは、松村北斗です。烏丸は九条の法律事務所で突然イソ弁(居候弁護士)として働くことになった、東大卒の弁護士。東大法学部を首席で卒業したあと、大手法律事務所に所属していた過去があります。

薬師前仁美(やくしまえ ひとみ)役/池田エライザ

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ソーシャルワーカーの薬師前仁美を演じるのは、池田エライザです。NPO法人「つぼみ」の代表で弁護士とは異なる立場で犯罪者を見守る仕事をしています。時折九条には不信感を抱くことも。

壬生憲剛(みぶ けんご)役/町田啓太

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壬生憲剛(みぶけんご)は九条にきな臭い人間を紹介する裏社会の住人です。本作の九条の依頼者は、大抵この壬生が連れてきます。本作のゴタゴタの中心にある人物と言っても、過言ではないでしょう。 表向きは自動車整備会社の社長で、裏では水商売など手掛けています。裏切り者やマナーの悪い客を許さず、殺しや拷問まがいのことを平気でやります。 九条が法で弱者を守る者なら、彼は法を犯して裏社会のルールを破るものを制裁する存在といえます。 壬生憲剛を演じるのは、町田啓太です。表向きは社長ですが、実は裏社会と繋がり九条に厄介な依頼を持ち込んでいる人物。半グレのリーダーで、九条とは「先生」「壬生くん」と呼び合っています。

嵐山義信(あらしやま よしのぶ)役/音尾琢真

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刑事・嵐山義信を演じるのは、音尾琢真です。ある過去から九条と壬生を目の敵にしていて、壬生とその仲間を追い詰めるべく犯罪者の逮捕に執念を燃やしています。

京極清志(きょうごく きよし)役/ムロツヨシ

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伏見組の若頭・京極清志を演じるのは、ムロツヨシです。壬生のような半グレを使うことでヤクザとしてトップに登りつめた人物。私利のために、有能な壬生の事業を取り込もうとしています。

菅原遼馬役/後藤剛範や鞍馬蔵人役/生田斗真にも注目

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そのほかにも、ドラマ『九条の大罪』には豪華キャストが集結しています。 介護施設の代表・菅原遼馬役に後藤剛範、菅原の舎弟・久我裕也役に吉村界人、嵐山刑事の部下・深見雄平役に水沢林太郎を起用。ある犯罪で服役中の犬飼勇人を田中俊介、九条の恩師・山城祐蔵を岩松了、依頼人・家守華江を渡辺真起子が抜擢されました。 また新聞記者・市田智子を菊池亜希子、AVメーカー社長・小山義昭を長谷川忍(シソンヌ)、九条の同期で人権派弁護士の亀岡麗子を香椎由宇、ベテランの人権派弁護士の流木信輝を光石研、烏丸の母・晃子を仙道敦子が演じます。 そして検事の鞍馬蔵人役には生田斗真がキャスティングされ、注目が集まっています。

『九条の大罪』の感想&レビュー

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※配信状況は10月11日時点のものです。
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やはりウシジマくんの作者ということもあって、アングラな世界観や、人間のダークな部分の描写の巧みさで引き込まれていきます。 また九条がただモラルのない人間ということでない点も非常に魅力的です。自身の依頼者であれば、例え裏社会の人間であっても、自身の知識を用い全力で擁護する弁護士としての忠実さ。 そして時に、社会的弱者の心に寄り添う暖かさのバランスに、思わず夢中にさせられます。自信を持ってお勧めしたい一冊です。

『九条の大罪』あらすじネタバレ解説!実写化ドラマのキャストにも注目

ここまで『九条の大罪』について解説させていただきました。筆者も今回執筆にあたって初めて読んだのですが、余りの面白さに手が止まらなくなってしまいました。 緊迫感のある世界観、強烈なキャラクターたちはどのように映像化されるのでしょうか。