漫画『ブラックガールズトーク』のネタバレあらすじ＆感想！女が語るムカつく女の話でスカッとしよう

ガールズトークであぶり出される、身の回りにいる嫌～な女たち。そんな彼女たちをスカッと成敗する小気味いいストーリーが魅力的な漫画『ブラックガールズトーク』。 この記事では、最新話までのあらすじをネタバレありで読むことができます。お得に読む方法も紹介していくので、この記事で補完できなかった分のストーリーは本編で楽しんでくださいね！

奈緒・あや・佳央梨の3人は、ふとしたきっかけから「ムカつくやつがやり込められるスカッとする話」がしたいという空気に。まず初めに口火を切った佳央梨は、同じ会社に勤めていた赤川という女子社員の話をし始めます。 ある日ランチで不倫関係にある上司の話をし始めた自称サバサバ女の皐月。最近営業の高木と良い感じになったという自慢話をし始めたのですが、実はランチに同席していた新井と高木は恋人関係だったのです。 その時皐月から言われた一言に腹を立てた新井は、このスキャンダルを白日の下にさらすことに。部署が移動になることに当然のごとく抗議する皐月でしたが、そこに不倫していた上司の妻が登場します。 「私は夫の携帯を盗み見るような真似はしません！」と場違いな怒りをぶちまける皐月でしたが、妻は冷静に皐月にも慰謝料を請求することにしたと言い放つのでした。

佳央梨の披露したエピソードで新井の彼氏として登場した営業部の高木が、奈緒の彼氏と同一人物であることが発覚します。突如やって来た嵐の予感に戸惑いながらも、新井と面会することにした奈緒。 新井は奈緒に手をついて謝り、高木がどうやって自分たちに会っていたのか確認したいと提案します。そこで判明したのは高木が2人に明らかな差をつけて対応していたことと、すでに新井が高木の両親に面会済みということでした。 それでも高木のことが嫌いになれない奈緒は、今晩新井の家に来る予定の高木に直接話をしようと決意します。しかし、彼が奈緒に対して語ったのは誠意のひとかけらもない言葉でした。 それで完全に未練を断ち切ることができた奈緒は、新井とともに高木を見事成敗。早漏であることもばらされてしまった高木は、それから“二股早漏野郎”として後ろ指をさされることになるのでした。

次にトラブルに巻き込まれてしまったのは、友人の保育士・あや。彼女は保育園で担当している児童の父親と不適切な関係にあると推測される写真をばらまかれ、ピンチに陥っていました。 辞めるにしろ、誤解は解いておきたいとあやが考えていた時、彼氏である隼人とのデート中に偶然写真を暴露した保護者・石野に遭遇します。改めて今回のことについて説明していると、そこに酔っぱらった石野の夫と浮気相手が登場。 その際にあやがとった対応を石野は評価し、自分が流した合成写真の出所はあやの同僚・みずきだと教えてくれるのでした。 みずきは自分が隼人と付き合っていたのをあやに横取りされたと思い込んでいたのですが、隼人は彼女の電話番号すら知りません。結果、みずきが別の保育園に行くことになってトラブルは無事解決。デマの件も無事解決し、彼女たちのガールズトークはまだまだ続くのでした。

商社でOLをしている佳央梨の会社に、新しい派遣社員の角松亜紀がやってきました。39歳で伝説の派遣さんと呼ばれている亜紀は、TOEICスコア800、中国語も話せてマクロも組めるというスーパー派遣社員だったのです。これまでは大手企業で働いていたという亜紀に、みんな大きな期待をしていました。 しかし1週間も経った頃、同僚たちは亜紀がなぜ伝説の派遣社員と呼ばれているのかに気付き始めます。とにかくミスが多い亜紀は、起こった問題はすべて人のせいにします。それでいて他人からの指示は「私には私のやり方があるので口出さないでもらえますか？」と突っぱねるのです。 驚くほど仕事ができないのにそれを絶対に認めないというとんでもないモンスターだった亜紀。しかも仕事はしないのに残業時間は100時間を超え、他の部署では自分が他の仕事を手伝っているかのような虚言をまき散らすという害でしかない存在でした。

会社の先輩の誘いで甘味屋さんに行くことになった奈緒。そこには先輩の友人2人も参加していました。いざお店に向かおうとしていると、誰も誘っていないはずの人が現れたのです。「サプライズで来ちゃった」という種村ひかりは、7か月前に結婚したばかりの新婚さんで、奈緒は勢いに押されてひかりとLINEを交換してしまいます。 和スイーツメインのお店だと最初から言っていたのに、お店に入ってからあんこが好きじゃないと言い出すひかり。いつもは旦那と過ごすからと土日の誘いは断るのに、今回は旦那が休日出勤だからと飛び入り参加したみたいです。 休日は自分を最優先にしてもらわないと許せないひかりは、旦那の愚痴ばかり言ったかと思えば、友人たちに早く結婚しろプレッシャーをかけまくります。それからはLINEでも同じようなことが度々送られてきて、奈緒は少しノイローゼ気味。それでいて友人に彼氏ができたら結婚したくて必死だと笑うところが醜悪です。

あやの姉のさやかには、千花という娘がいます。ある日、千花の病院代が足りないからお金を貸してほしいと頼まれたあやは、慌てて病院に向かいました。夫の樹から経済的に支配されているさやかは、最低限のお金だけ渡され、毎日レシートをチェックされるという窮屈な毎日を送っていたのです。 さやかのことはそれだけ締め付けておきながら自分の買い物は一切相談しないという樹は、マンションでさえも黙って買ってしまうのです。スーパーに行くたびお金をもらい、特売のものを買い逃すと怒られるというさやか。しかも言い返すと主婦の才能がない、もっと頭を使えとネチネチ言われるからたまりません。 節約した分を貯金に回してくれているならまだしも、どうやら他の女に大金を貢いでいる様子なのがまた腹立たしいです。そんな樹の悪事をあやたちが見事に暴いていくところにスッキリします！

昔の友達の河野春子から8年ぶりに電話をもらった佳央梨は、結婚式に出席してほしいと頼まれます。当時、特別仲が良くも悪くもなかった相手なだけに、とりあえず一度会って話をしようということに。出てくれる友達がいなくて困っているという春子は、仲がよかった友人たちとはことごとく疎遠になっていました。 当時の友人は恋愛がらみやお金関係でトラブルになってしまったという春子。しかし、その話を鵜吞みにはできない佳央梨は、トラブルの相手に真実を確認せずにはいられませんでした。すると、本人の言っていたこととは真逆の真実が次々に出てきて……。 完全に距離を置いた方がいいタイプだ！と確信した佳央梨は、改めて出席を断ることにしましたが、春子はなかなか納得してくれません。なんとか粘り勝ちしたものの、どうやら恨みを買ってしまったようです。 結婚式当日、無理矢理引っ張り出してきた幼馴染に友人代表スピーチで悪事をすべて暴露され、春子の結婚は破談になったとか……。

case.33「私がハブられた理由」の主人公・倉田梓(くらたあずさ)は、なぜか友人・知人からハブられてしまう31歳の会社員。子どもの頃からハブられている時点で、彼女に問題がありそうなものですが、本人には理由がわからないようでした。 こういう人に限って、無自覚にに人を傷つけてしまっているなどして質が悪いです。周囲は彼女の相談に親身になって耳を傾けますが、果たして、最後にどんなスカッとする展開が待っているのでしょうか？ 他にも、case.11「自意識高め女子」では、物事を自分に都合よく解釈して周囲を振り回す女性が登場。無自覚な振る舞いに、周囲の人たちは不快な気持ちに。だからこそ、最後の展開でスカッとするんでしょうね。

case.34「"一口ちょうだい”にご用心」の主役は西条若葉(さいじょうわかば)。彼女は、「一口ちょうだい」と言っては、人が食べている物に手を出す癖の持ち主。彼氏からも呆れられるほどです。 読んでいて、あつかましいと感じる若葉ですが、ほかにもそんな人が登場します。例えば、case.8「人のモノ欲しがり女」の主人公・岩崎星子(いわさきせいこ)もその1人。なんでも欲しがる彼女は、妻帯者である係長まで自分のものにしたがる人でした。あつかましさに巻き込まれる周囲の人の迷惑なんて考えられないんでしょうね。

本作のメインキャラクターの1人。24歳の平凡なOLで、特に大きな出来事のない日々に、少々退屈している様子。商社マンの彼氏がいますが、自分は不釣り合いだと自信がもてないようで……。

奈緒と同様、本作のメインキャラクターの1人で保育士。女子会のブラックトークは、あやの家で行われるなど面倒見の良い性格の持ち主。同じ保育園に勤める若村隼人(わかむらはやと)は、あやの彼氏。

商社でOLをしている本作のメインキャラクターの1人。社交的な性格が災いして、問題のある人物との出会いが多いようで……。

case.1「自称サバサバ系の女」の主人公で、佳央梨の職場の先輩。自分のことをサバサバしていてイケていると思っていますが、実は無神経で、他の女の人を陰湿と言ってしまう性格の持ち主。

佳央梨の会社の後輩。皐月の嫌味に対して物おじしない性格の持ち主で、皐月が菜摘の彼氏である高木に言い寄られているとうそぶいた話にキレて、仕返しをしてしまうのですが……。

佳央梨の勤める会社の課長。もともとは男前で仕事もできる人でしたが、皐月と不倫関係にあることが周囲にもバレバレで、人気は急降下。最終的には奥さんにもバレてしまい……。

case.2「二股男と彼女と彼女」のメインキャラクターで佳央梨の同僚。菜摘と交際中ですが、奈緒との二股がバレてしまった上に、その時の対応が仇となって評判を落としてしまうことに……。

あやと同じ保育園で働く保育士。あやとは交際中で、真面目で誠実な性格に、あやは何度も救われています。

case.3「モンペ母と影の女」のメインキャラクター。子供の花帆を、あやの勤める保育園に預けている保護者で、何かとクレームを言ってくる、いわゆるモンスターペアレント。

あやの保育園の先輩。花帆の母親の対応に疲れているあやを気遣う優しい性格の持ち主。しかし、本当は別の顔も持っていて……。

本作はほぼすべての話が1話完結のため、さくさくと読むことができるのが魅力的です。ストーリーの中のドロドロ感とスカッと感の塩梅も非常によく、気分が重くならずにどんどん読み進められるのもポイントですね。 登場人物はそろいもそろって癖の強いキャラクターなのですが、現実にいそうな感じの人物が続々登場します。 誰もが実際に遭遇したら大変なことになりそうな人たちですが、奈緒をはじめとした女子たちの井戸端会議に参加しているような感じで高みの見物ができるストーリー展開が最高。もちろん最後はスカッとさせてくれるので、どんどん先を読みたくなってしまいますよ！

多くのタイトルが並ぶ本作品。そのいずれもが思わず興味を持って読みたくなってしまうようなタイトルです。今回紹介したタイトル以外にも「役満！モラハラ夫」や「マザコンロミオメール男！」など、魅力的な文言が並びます。 影で女子たちがそんな風に人のことを見ているのかと思うと、少し恐怖すら感じてしまうほどですが、中身を読んでみると、軽快に進むストーリーに夢中になってしまうでしょう。 連続した話ではないので、タイトルを見て興味を持った話から読めるのもこの作品の魅力です。

『ブラックガールズトーク』は、朝日奈央、関水渚、石井杏奈のトリプル主演でドラマ化されることが決定しています。 2024年2月5日からテレ東の「ドラマプレミア23」枠にて放送開始予定で、30分番組になるみたいですね。配役は朝日奈央が佳央梨、関水渚があや、石井杏奈が奈緒を演じます。 どのエピソードがドラマ化されるのか、ドラマでも漫画のようなスカッと体験ができるのか、放送が楽しみですね！

漫画『ブラックガールズトーク』の作者・マキノマキ氏は、主に少女漫画や女性向け漫画を手掛けている漫画家です。 今回紹介した『ブラックガールズトーク』以外に、『花凛さん、つじつまが合いません！』が人気です。 『花凛さん、つじつまが合いません！』は、37歳の主人公・鯖江花凛が25歳のフリをして31歳の三河柚季との仲を深めていこうするストーリー。年齢のサバ読みや、モラハラ同僚の登場など、どこか『ブラックガールズトーク』と共通する世界観が感じられます。

『ブラックガールズトーク』の続編『ブラックガールズトーズリターンズ』は2022年9月1日より連載がスタートしています。コミックスでは第6巻から収録されており、cace.35「謝ったら負けの男」から始まります。 その後も、case.36「デモデモダッテちゃん」など、前シリーズの魅力そのままにパワーアップした作品が掲載。引き続きスカッとするストーリーがファンを喜ばせている世界観です。

アプリの配信状況を調べたところ、『ブラックガールズトーク』が全巻無料で読めるアプリはありませんでした。 しかし、コミックシーモアなら初回の無料登録で70%オフクーポンがもらえ、待たずに全話読むことができるため、お得に漫画が楽しめます。