2023年7月26日更新

「NCIS(エヌシーアイエス) ネイビー犯罪捜査班」の降板キャスト!死亡キャラ一覧も

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『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』(シーズン10)マーク・ハーモン、デヴィッド・マッカラム、マイケル・ウェザリー、ショーン・マーレイ、コート・デ・パブロ
© CBS/Photofest/Zeta Image

アメリカCBSで2003年から放送されているドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』。2023年にはシーズン21への更新も発表されている人気の長寿シリーズです。 この記事では、本シリーズに出演したキャストで降板した俳優たちにスポットを当てて紹介します。

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『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』は、アメリカ海軍・海兵隊の将兵たちが関わる事件を扱う「海軍犯罪捜査局(NCIS)」のワシントンD.C.本部を舞台にした犯罪捜査ドラマ。多様な専門性を持つ捜査官がチームを組み、殺人やスパイ活動・テロといった犯罪事件を解明するために世界各国を飛び回る姿を追っています。 スピンオフドラマとして舞台を変えた、『NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班』(2009年)、『NCIS: ニューオーリンズ』(2014年)、『NCIS: ハワイ』(2021年)の3シリーズも制作されました。

降板キャスト【死亡キャラ】

ケイトリン・“ケイト”・トッド役/サッシャ・アレクサンダー

サッシャ・アレクサンダー『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』
© CBS/Photofest/Zeta Image

シーズン1~2に登場した初期メンバーの1人で、元シークレットサービス所属の警護官。シーズン2の最終話で、ハマスのテロリストとの銃撃戦で狙撃されて殉職しました。 演じたサッシャ・アレクサンダーは、1973年5月17日生まれ、アメリカ出身の女優。『リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線』(2010年~2016年)のアイルズ役で知られています。

降板理由

初期のヒロインを務めたシリーズ立ち上げ時のメンバーでしたが、犯罪ドラマのスケジュールが過酷すぎることを理由に降板しました。 しかし後々、この降板を後悔してはいないことを告白。降板後に映画監督のエドアルド・ポンティと結婚して長女を出産し、「リゾーリ&アイルズ」でメインキャストを務めるなど公私ともに充実した日々を送っています。

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ジェニー・シェパード役/ローレン・ホリー

シーズン3から登場したNCIS局長で、ギブスとは過去に仕事上のパートナーであり恋愛関係にあった間柄です。シーズン5の18話で余命少ない病の身でありながら、ロシアの暗殺者グループと対峙して殉職しました。 演じたローレン・ホリーは、1963年10月28日生まれ、アメリカ出身の女優。『ピケット・フェンス』(1992年~1996年)のマックス役や、『シカゴ・ホープ』(1999年~2000年)のジェレミー役で知られています。

降板理由

3シーズンでジェニーを演じてきたローレン・ホリーですが、降板理由はなんと「ジェニーを演じることに飽きてしまった」というもの。局長の役割に飽きてしまったとのことで、どんな最期でも動揺はしなかったとか。 降板後は『サバイバー: 宿命の大統領』(2019年)のリン・ハーパー役や、Netflix配信ドラマ『タイニー・プリティ・シングス』(2020年)のデュボワ校長役などでドラマ出演を続けています。

マイク・フランクス役/ミューズ・ワトソン

ミューズ・ワトソン『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』
© CBS/Photofest/Zeta Image

シーズン4から登場した、退役海兵隊員でNIS(現NCIS)の元捜査官のマイク・フランクス。ギブスを捜査官にスカウトした人物であり、元上司です。シーズン8の23話で、連続殺人犯のポートキラーと格闘の末に殉職しました。 演じたミューズ・ワトソンは、1948年7月20日生まれ、アメリカ出身の俳優。『プリズン・ブレイク』(2005年~2008年)の受刑者チャールズ役で知られています。

降板理由

殉職した後も回想などで度々シリーズに登場しているマイクですが、実は降板は自分の意志ではなく、製作側の決定だったそう。実際のところ、ワトソン自身はマイクの最期に満足してはいなかったようです。 降板後は2007年に『CSI:科学捜査班』、2009年に『メンタリスト』や『コールドケース 迷宮事件簿』といった犯罪捜査ドラマにゲスト出演しています。

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ジヴァ・ダヴィード役/コート・デ・パブロ

コート・デ・パブロ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』
© CBS/Photofest/Zeta Image

シーズン3から登場したモサドからNCISに出向してきたイスラエル人の連絡将校。シーズン13の24話でテルアビブ郊外の村で襲撃を受けて死亡したと思われていましたが、シーズン16の24話で生存していたことが明らかになって再登場を果たしました。 演じたコート・デ・パブロは、1979年11月12日生まれ、チリ出身の女優。2015年には映画『チリ33人 希望の軌跡』に出演しています。

降板理由

突然の死という形でシリーズを降板したコート・デ・パブロ。その後この降板劇は、シリーズの方向性とジヴァというキャラクターの展開に対する扱いが原因だったと語っています。 ジヴァはトニー・ディノッゾと恋仲になり、彼の子どもを身ごもったことを秘密にして、イスラエルに帰国。シングルマザーとして娘タリを育てていましたが、この展開が満足いくものではなかったのでしょうか。復帰後のジヴァはシーズン17の16話でトニーと再会し、幸せに暮らしています。

降板キャスト【その他】

アンソニー・“トニー”・ディノッゾ役/マイケル・ウェザリー

マイケル・ウェザリー『ダークエンジェル』
© 2003 - 20th Century Fox Television - All Rights Reserved

シーズン1から登場した初期メンバーの1人で、元刑事のNCIS特別捜査官。前述のジヴァ襲撃事件の後、唯一の生存者である娘タリを育てるためにNCISを辞職し、ジヴァを探し続けて再会を果たしました。 演じたマイケル・ウェザリーは、1968年7月8日生まれ、アメリカ出身の俳優。ウェザリーはスピンオフドラマ『NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班』と『NCIS:ニューオーリンズ』にも同役で出演しています。

降板理由

2016年に13シーズンにわたって演じてきたトニー役を卒業することを発表しましたが、その理由の1つとして13年間の出演で“燃え尽きてしまった”ことが挙げられました。また、2016年にドラマ『BULL / ブル 法廷を操る男』に主演するチャンスが巡ってきたことも大きな要因だったようです。 とはいえ「BULL」は2022年にシリーズを終了しているため、ジヴァ同様にカムバックを果たす可能性もあるかもしれません。

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アレクサンドラ・“アレックス”・クイン役/ジェニファー・エスポジート

シーズン14に登場したNCIS特別捜査官で、NCIS訓練センターの元教官認知症の母親の介護のために一線から退くという設定で、1シーズンのみの出演となりました。 演じたジェニファー・エスポジートは、1973年4月19日生まれ、アメリカ出身の女優。『スピン・シティ』(1997年~1999年)や『サマンサ Who?』(2007年~2009年)などのドラマに主演しています。

降板理由

以前ドラマ『ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜』(2010年~2012年)のジャッキー役を降板した際、健康上の理由が挙がっており、「NCIS」降板もそれが理由では?と噂されていました。 しかし今回は健康上の理由ではなく、元々長く出演するつもりはなかったそう。卒業後は『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(2019年~2021年)や『ザ・ボーイズ』(2019年~2020年)などのドラマに出演しています。

アビー・シュート役/ポーリー・ペレット

ポーリー・ペレット『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』
© CBS/Photofest/Zeta Image

シーズン1から登場している初期メンバーの1人で、ゴシック系ファッション好きなNCISの科学捜査分析官。シーズン15でMI6エージェントのリーヴスが殉職し、彼の遺志を継いでロンドンで慈善団体を設立するためにNCISを退職しました。 演じたポーリー・ペレットは、1969年3月27日生まれ、アメリカ出身の女優。スピンオフドラマ『NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班』と『NCIS:ニューオーリンズ』にもアビー役で出演しています。

降板理由

降板することを自身のTwitterで発表したポーリー・ペレット。長年出演してきたシリーズから降板することで様々な憶測が飛び交っていましたが、実際の理由は「職場でのいじめ」であったことが彼女の投稿からうかがえました。 これに対してCBSもコメントを発表しましたが、降板の真相は今一つ曖昧なまま。降板後の2020年にドラマ『Broke (原題)』に主演しましたが、1シーズンで打ち切りになっています。

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エレノア・レイ・“エリー”・ビショップ役/エミリー・ウィッカーシャム

エミリー・ウィッカーシャム『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』
© CBS/Photofest/Zeta Image

ジヴァに代わる新たな女性メンバーとして、シーズン11から登場したNSA(国家安全保障局)から出向してきた分析官。シーズン18の最終話でNSAでのスパイ容疑をかけられて停職後に辞職しますが、これは別の組織でエージェントとして働くための隠れ蓑でした。 演じたエミリー・ウィッカーシャムは、1984年4月26日生まれ、アメリカ出身の女優。スピンオフドラマ『NCIS:ニューオーリンズ』にもエリー役で出演しています。

降板理由

8シーズンの間エリーを演じてきたエミリー・ウィッカーシャムですが、降板の理由についてはあまりはっきりとは語っていません。しかしこの降板は彼女自身が決めたことであり、新たなことに挑戦したかったのでは?という推測もあるようです。 彼女が降板の際に発表したメッセージにも、“やり切った感”が表れています。2021年末には男児を出産しており、プライベートも充実しているようです。

ジャクリーン・“ジャック”・スローン役/マリア・ベロ

マリア・ベロ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』
© CBS/Photofest/Zeta Image

シーズン15から登場した犯罪心理学者のNCIS上級捜査官で、陸軍の心理戦部隊出身。アフガニスタンでテロリストから長期間拷問され、仲間を亡くした過去があります。その因縁の相手とシーズン16で決着し、シーズン18の7話でタリバンから村民を守るためにアフガニスタンに残ってチームを離れました。 演じたマリア・ベロは、1967年4月18日生まれ、アメリカ出身の女優。ドラマ『ER緊急救命室』シーズン4のメインキャストであるアンナ役で知られています。

降板理由

マリア・ベロは元々、本シリーズの出演を3年契約で結んでいましたが、それを更新しなかったため、そのまま降板することになったようです。 降板後は、2023年にNetflixで配信されたドラマ『BEEF/ビーフ ~~逆上』にジョーダン役で出演しています。

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リロイ・ジェスロ・ギブス役/マーク・ハーモン

マーク・ハーモン『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』
© CBS/Photofest/Zeta Image

シーズン1から19まで「NCIS」シリーズを牽引してきた、主人公リロイ・ジェスロ・ギブス役マーク・ハーモン。ギブスはNCISで現場対応チーム主任を務めた、元海兵隊の上級捜査官です。シーズン19の4話で、アラスカに移住して本シリーズを卒業しました。 マーク・ハーモンは1951年9月2日生まれ、アメリカ出身の俳優。『シカゴ・ホープ』(1996年~2000年)のジャック・マクニール役でも知られています。

降板理由

マーク・ハーモンは元々シーズン18でギブス役を卒業するつもりで、シリーズ展開としても彼の高齢化とその意向を尊重して徐々に出演を減らしていっていたようです。長年演じてきたキャラクターをどう退場させるか、という難題は長寿番組には付き物ですね。 ハーモンはシリーズ卒業後も製作総指揮でクレジットされており、スピンオフドラマ『ファミリー・ガイ』(2012年)や『NCIS: ニューオーリンズ』(2014年)にも出演しています。

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の降板キャスト・死亡キャラ一覧!理由も解説

長年愛されているドラマシリーズ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』。これまでシリーズを盛り上げてきたキャストたちの卒業はさみしいですが、彼らの活躍をいつでも見られるのは幸せなこと!ぜひ繰り返し鑑賞して楽しみたいですね。