2023年8月2日更新

漫画『ママの愛がおかしい』最新話まで全話ネタバレあらすじ&感想!毒親への復讐を描いたサスペンスストーリー

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『ママの愛がおかしい』は、羽田伊吹がエレガンスイブで連載していた女性漫画で、20巻で完結済みです。 病気がちな高校生と献身的な母親。その家族に隠された闇とはーー? 本記事ではそんな『ママの愛がおかしい』のあらすじを最新話まで全話紹介していきます。感想やネタバレも含むので、どんな作品か詳しく知りたい人はぜひチェックしてみてくださいね!

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1~5巻ネタバレ感想

尾上ミカは、父の正芳と母の律子と3人で「おのえさんち」という家族チャンネルを運営しています。娘に天使と書いてミカと名付けた両親は自他ともに認める親バカ。特に律子は人生のすべてをミカに注ぎ込んでいる献身的な母親です。 それもそのはず、ミカは超未熟児として生まれ、幼い頃から何度も入退院と手術をくり返してきました。高校生になってからもよく体を壊すミカを、律子は異常なほどに心配しています。毎日体を隅々までチェックし、自分の作ったものしか食べさせません。 しかし、律子のその異常なほどの献身は、実は自分の優越感のためでした。ミカが体調を崩すたびにカメラを回し、取り乱しながらもミカを支える自分を「いい母親」として演出していたのです。

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ママ怖いよ……。心配していると言いながら真っ先にカメラを回し始めるのヤバすぎる。

『ママの愛がおかしい』をお得に読む方法は?

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6~10巻ネタバレ感想

ずっと好意を抱いていた梢也と付き合うことになったミカは、梢也の提案でカップル配信を始めます。登録者50万人を超える「おのえさんち」のミカのカップルチャンネルということで、すぐに話題になりますが、それに伴って配信の内容もどんどん過激になっていきます。 その一方で、配信をしている時以外の梢也は、ミカに構ってくれない時間が増えていきました。梢也にもっと自分を見てほしいと思ったミカは薬を過剰摂取。学校で吐いて倒れ救急搬送されます。 なんとか一命を取り留めたミカが5日ぶりに学校に行くと、身に覚えのない裏アカのスクショが拡散されていて、友達はみんなミカから離れていきました。傷つくミカにとどめを刺すように、梢也が本性を現します。

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ママもヤバいけど梢也もヤバイ人だったとは……。ミカがかわいそう。

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11~15巻ネタバレ感想

誰のことも信じられなくなったミカは突発的に線路に飛び込みます。それを体を張って助けてくれたのがクラスメイトの久住でした。何を考えているかわからず、クラスでも浮いた存在の久住でしたが、実は復讐系の配信者「うさぎ男」の中の人でした。 被害者の復讐を請け負うことを仕事にしている久住の助言で、偽ミカとして裏アカを運営している犯人を突き止めたミカでしたが、その正体は小学校からの友人・新沼紗江という悲しい結末でした。 一方で久住の存在が次第に支えになっていくミカ。久住が虐待サバイバーで、祖母の運営する虐待児童の保護施設のために「うさぎ男」をしていることを知ります。 そしてついに、律子のミカへの虐待も明らかに……。

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虐待のつらさがわかる久住ならきっとミカの支えになってくれるよね。このまま復讐ターンに入るのか……!?

16~19巻ネタバレ感想

自分の体調不良の原因が母親にあることに気づいてしまったミカ。律子は、ミカに必要のない薬を飲ませたり、点滴に細工をしたり、わざと大怪我をさせるように仕掛けたりして「娘を心配する母親」を維持しようとしていました。 ミカは母親の異常さに恐怖を抱き、久住に助けを求めます。ひとまず久住の祖母の家に避難することにしたミカですが、ほどなく律子に見つかり拉致されてしまいます。 もうなりふり構わなくなってきた律子は、ミカの顔に硫酸をぶっかけ、嬉しそうにカメラを回します。アンチに襲われたことにして再生数を稼ぐんだと喜ぶ律子に、さすがの夫もミカの味方につきますが、律子は「あなたも共犯だからね」という一言で黙らせます。

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ママの過去回想もかわいそうだったけど、だからといって娘になにしてもいいわけじゃないでしょ!?

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20巻(最終話)ネタバレ感想

母親に復讐することを決めたミカは、律子を縛り上げて配信をスタートさせます。タイトルは「毒親の証拠」。恐怖に震える律子に、視聴者の非難の声が続々と突き刺さります。 大きく変わってしまった家族の形。物語は涙の結末を迎えーー。

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この終わり方は泣ける……。ミカには幸せになってほしいです。

『ママの愛がおかしい』の見どころ

SNS社会の闇をえぐった問題作

娘を配信のネタにし、再生数稼ぎをする毒親をおぞましく描いたこの作品は、SNSが普及した今だからこそリアルに感じられる怖さがあります。 アンチコメントは徹底的に拒否し、常に自分が注目の的でないと気が済まない律子の姿は、病的なほど気味が悪くて、読んでいてゾッとするシーンも多数。しかし、主人公のミカが自分の力でそれを乗り越えていくラストには感動します。 一度読み始めると怖いもの見たさで止まらなくなるサスペンス漫画です。

母親は代理ミュンヒハウゼン症候群?

代理ミュンヒハウゼン症候群とは、精神疾患の一種で、注目を集めるために子供を傷つけ、それを献身的に支える自分を周りにアピールするという行動が見られるのが特徴です。 律子の行動はこれにぴったり当てはまっていて、もはや本人の意思だけでは止めることができないものだったのではないかと考えられます。律子自身も幼少期に虐待されていた描写がありましたし、もっと早く律子の抱える闇に身近な人が気づいてあげていたら……と思ってしまいますよね。

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『ママの愛がおかしい』あらすじをネタバレ解説しました!

今回は、母親の手によって病弱な娘に仕立て上げられてしまった女子高生の復讐劇を描いた『ママの愛がおかしい』のあらすじをネタバレ解説してきました。ラストには救われる物語になっているので、ぜひ読んでみてくださいね!