『葬送のフリーレン』はつまらない?低評価の理由から作品の魅力まで徹底解説!
『このマンガがすごい!2021』オトコ編の2位にランクインし、アニメ化も果たした名作『葬送のフリーレン』。しかし独特の雰囲気のせいで好き嫌いが分かれるのか、一部では「つまらない」という意見もあるようです。 そこで本記事では、『葬送のフリーレン』の低評価と高評価の両方を紹介しつつ、作品の魅力を解説していきます!読もうかどうか迷ったときにはぜひ参考にしてみてくださいね。
『葬送のフリーレン』がつまらないと言われる理由3選
『葬送のフリーレン』が「つまらない」と言われてしまう理由は、主に3つある模様。全体的な印象としては、本作の「淡白さ」や「動きの少なさ」がつまらないという印象に繋がっているのでしょうか。 ここからはそれぞれの理由に関する具体的な意見について紹介していきます。
低評価① ストーリー展開が淡々としていてつまらない
フリーレンたちの冒険は日常描写に力が入れられており、基本的に平和な雰囲気が流れています。行く先々で事件が起こったとしても、比較的あっさりと解決されてしまう印象です。 またフリーレンをはじめとした主要キャラが感情の起伏に乏しいためか、テンションが低くて感情移入しにくいという意見も見られました。
どの話もあっさり終わりすぎ!ちょっと読みごたえが足りませんでした。
登場人物が皆テンション低すぎて、え……?ってなる。さすがにもうちょっと表情の変化が欲しい。
淡々としていて少し物足りない……。1話を読んで離脱してしまいました。
低評価② 話が進むテンポが遅い
どちらかというとサクサク話が進んでいく本作ですが、「1級魔術師試験編」に入った頃から話が変わってきました。フリーレンたちが目的地に向かうために必要な試験を受ける……という内容で、数々の新キャラが登場したり、ダンジョン攻略をしたりします。
話の展開がスローテンポすぎていまいち物語に入りきれない。
試験編が長くて飽きてきた。初期の頃の1話完結みたいなノリが好きだったのに……。
ダラダラとしたエピソードが入ってくると、「なかだるみ」感を感じてしまいますね。
低評価③ バトル描写が物足りない
派手な魔法が登場したり敵味方の駆け引きが見られたり、見ごたえがありそうな本作の戦闘シーンですが、やはりここでもキャラたちのテンションの低さが問題となっている様子。感情の揺れがほとんど見られないので、ワクワク感やいわゆる「アツい戦い」とは無縁といえるでしょう。
魔法を使った派手なバトルが好きなんだけど、その要素が少なくてちょっと残念。
せっかくのバトルシーンもキャラたちのテンションが低いせいで、まったく盛り上がらないです。
この作品の持ち味は日常回なんだから、何もそんなにバトル描写がんばらなくてもって思ってしまう。
『葬送のフリーレン』は面白い!魅力3選
本作はアニメ化もし、様々な漫画賞も獲得している人気作。当然ながら否定的な評価だけじゃなく、肯定的な評価も数多く存在しています。斬新なストーリーに個性的なキャラで、唯一無二の魅力を発信し続ける『葬送のフリーレン』。 ここからはそれぞれの魅力に関する具体的な意見について紹介していきます。
高評価① 登場人物それぞれが魅力的すぎる
登場人物のテンションが低めというのはすでに紹介した通りですが、だからといって彼らに魅力がないというわけでは決してありません!
感情の起伏が大きすぎないからこそ、各キャラの「人間味」を感じられます。
どのキャラも繊細に心理や表情が描かれていて、読めば読むほどフリーレンたちが好きになっちゃいます。
フリーレン様かわいいしヒンメルはほぼ回想でしか出てこないのに爆イケだし……。好きなキャラが多すぎる!
高評価② 唯一無二の空気感がすごい
そんな個性豊かな登場人物たちが織り成す物語は、ゆるくてシュールでどこかあたたかくて、まさに唯一無二としか言いようがない空気感を醸し出しています!
ゆるさやコミカルさだけじゃなく切なさもある。この作品の雰囲気は唯一無二です。
フリーレンたちのなんてことない日常がいいんですよね。みんなの自然な会話や、ささやかなドラマがクセになってきます。
あの独特のゆるーい空気が大好き。フリーレンとフェルン、シュタルクのシュールなやりとり一生みれそう。
高評価③ 深く心に訴えかけてくる感動ストーリーに涙
ヒンメルの死をきっかけに「人間を知るための旅」に出て、死者と対話できるとされる「魂の眠る地(オレオール)」を目指しているフリーレン。彼女は千年単位で生きるエルフ族で、大切な存在と出会っても寿命の違いですぐ置いていかれる運命にあります。だからこそ本作には死の気配がほんのり漂っています。
生きていく時間が違うエルフと人間。ファンタジーだからこその切なさと感動があります。
故人が多く登場するのにダークにならない。命や絆の尊さが丁寧に描かれていて、爽やかな感動を味わうことができます。
切ないんだけどあったかい、この絶妙なバランスは他の作品にはなかなかないよ……。
唯一無二の空気感が魅力の『葬送のフリーレン』は一読の価値あり!
エルフの魔法使いの冒険を描く『葬送のフリーレン』について、低評価と高評価の両面から解説してきました。マイナス意見はあるものの独自の魅力にあふれた本作。実際のところどうなのかはぜひ本編を読んで確かめてみてくださいね!