2025年11月11日更新

『葬送のフリーレン』休載が多すぎる理由を解説!いつ再開するかの考察も

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葬送のフリーレン

切なさとあたたかさが共存したファンタジー漫画『葬送のフリーレン』。アニメ化もした本作ですが、読者のあいだでは「たびたび休載を繰り返す」という問題もよく知られています。 本記事では本作の休載が多い理由について徹底考察!最新話掲載の情報についても触れているので、生殺し状態に苦しんでいる人はぜひチェックしてみてください。 ※この記事は『葬送のフリーレン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『葬送のフリーレン』また休載!再開時期は不明

葬送のフリーレン
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
休載開始 2023年4月~2023年9月 2024年5月~2024年8月 2024年12月~2025年7月 2025年10月~

『葬送のフリーレン』は勇者一行が魔王を討伐した後、そのメンバーのひとり・魔法使いフリーレンが旅する姿を描くファンタジー漫画です。原作は山田鐘人、作画はアベツカサが担当しており、2020年から『週刊少年サンデー』にて連載されています。 アニメの作業が入ってきているのか、アニメ開始となった2023年からは毎年3ヶ月以上の大型休載期間が入るようになりました。その結果、5年の連載で既刊14巻(2025年11月時点)というスローペースな単行本出版となっています。 休載については2025年7月で一旦終わっていたのですが、2025年10月から再び休載期間へ突入することに。「今後は連載ペースや掲載形式を調整しながら物語の続きを届ける」と発表されたため、再開後は隔週や月1などの形式で連載が続いていくものと思われます。

2024年12月から2025年7月まで休載!141話から再開

連載開始から最長の休載期間となったのが2024年12月からの休載で、再開する2025年7月まで実に約7ヶ月のお休みとなりました。 再開直後に掲載された141話「平和の象徴」では、フリーレンたちが敵国の舞踏会に参加。会場に敵の主力・魔導特務隊が控えている、一触即発の状況が描かれました。そしてここからクライマックスまで話が進んでいくか……と思いきや、決着が着く前に休載が発表されてしまいます。

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『葬送のフリーレン』多すぎる休載の理由は?

葬送のフリーレン

これまでたびたび休載となり、読者をソワソワさせてきた『葬送のフリーレン』。はっきりとしたことはわかりませんが、その裏に何らかの事情があることは間違いありません。 そこで以下では、本作の休載理由についてあれこれ考えてみました!合わせて連載再開を待ちわびるファンの声も紹介していきます。

①作者の体調面やスケジュール面

葬送のフリーレン
(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館

漫画の休載と聞いて真っ先に思いつくのが作者の体調不良です。週刊連載は「地獄」と称されることもある過酷なスケジュールをこなす必要があるため、体を壊す作家がたびたび現れます。 実際2025年10月にアナウンスされた休載は「山田鐘人先生とアベツカサ先生の体調を鑑み、両氏と編集部で相談した結果」と発表されており、両作者の体調不良が要因ということがほぼ確定。 本作は2026年1月16日からのアニメ第2期放送を控えているので、2025年10月以降はアニメ関連の打ち合わせやプロモーションで多忙になるはず。作者にかかる負担が大きいため、大事をとって休載を決めた可能性も高そうです。

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週刊連載って絶対大変じゃん……。無理しないでほしいって気持ちと早く続きが読みたいって気持ちのあいだで板挟みだよ!

②展開が行き詰まりつつある?

葬送のフリーレン ヒンメル

『葬送のフリーレン』は2025年10月現在、ゼーリエ暗殺計画篇が動いています。ゼーリエ暗殺阻止を目的とした大陸魔法協会の面々が再度登場。さらに暗殺を目論む影なる戦士や、帝国の治安維持を担う特殊部隊・魔導特務隊が登場します。 新キャラが登場に三つ巴状態と、かなり複雑なストーリーです。パワーバランスや新キャラ登場による整合性の調整など、重い作業が必要なエピソードという点も休載理由になっているのかもしれませんね。

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せっかく新章に入ったのに休載!?って驚いたけど、展開に迷ってるのかもしれないな。よりよい物語にするためならやむなし。

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③出版社側の都合?

葬送のフリーレン

また別の可能性として考えられるのが、「休載を挟むことで連載期間を引き延ばしたい」という出版社側の事情が絡んでいる説です。 『葬送のフリーレン』はもはや「サンデー」の看板作品と言っても過言ではないほどの話題作&人気作。しかし本作は作品のテーマや雰囲気からして長期連載向きではないと評されており、むしろコンパクトな巻数でまとめるのが合っていそうです。 アニメ化も決まったことだしできるだけ連載期間を伸ばしたい……しかしダラダラと続けては作品の面白さも損なわれてしまう……といった出版社の葛藤ももしかしたら関係しているのかもしれません。 現に最近は試験編や黄金郷編など、初期の「フリーレン」からは考えられない長編ストーリーの存在も目立っていました。

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長編続いてたし連載延ばしたいのかなーとは思ってた。最高の作品だから永遠に続いてほしい気持ちはわかるよ……。

『葬送のフリーレン』休載の歴史

2023年4月〜9月

葬送のフリーレン ヒンメル
©︎山田鐘人・アベツカサ/小学館

2023年4月掲載の110話「勇者一行」から約5ヶ月の休載へ。110話は過去に飛ばされてしまったフリーレンが、ヒンメルたち勇者一行に未来から来たことを告げたエピソード未来へ戻る方法は見つかるのか!?というところでお休みになりました。

2024年5月~8月

葬送のフリーレン ゼーリエ
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

2度目の大きな休載は2024年の3ヶ月間。130話「水面下」から131話「脱出」の間が休載となっています。エピソードとしてはゼーリエ暗殺篇の序盤。帝都に3陣営が集結する様子が描かれました。

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2024年12月~2025年7月

葬送のフリーレン ラント
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

2024年12月掲載の140話「舞踏会」からは長い休載が続きました。ゼーリエ暗殺篇のクライマックスになるであろう舞踏会がいよいよスタート!というところで休載へ。休載明けからはフリーレンが正装でケーキを頬張る一方、裏ではラントとユーベルのバトルが始まっています。

2025年10月〜

2025年10月、作者の体調などを考慮して休載することが発表されました。物語はゼーリエ暗殺篇の真っ最中で、暗殺計画が順調に進んでいることが明かされる147話「英雄のいない地」でストップ。次の連載再開で暗殺篇を完結させるのではないでしょうか。

『葬送のフリーレン』休載中ファンの反応は?

葬送のフリーレン
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

2024年12月から翌年7月までの休載期間には、SNSに再開を待ち望む声や作者への応援コメントが殺到!数多くのファンアートや過去エピソードの感想が投稿され、本作を支えるファンの熱量が浮き彫りになりました。 2025年10月の休載発表については、作者の体調に言及する声明があったため回復を祈る声がメインに。「早く元気になって欲しい」「無理をしないで自分なりのペースで進めて欲しい」と、あたたかな意見が多く寄せられました。

『葬送のフリーレン』再開はいつか予想

2025年11月10日時点では、『葬送のフリーレン』の再開時期は明言されていません。ただ、現在明らかになっている情報を考慮すると、2026年4月頃に再開する可能性が高いと推測できます。 その根拠となっているのが、過去の休載期間アニメの放送時期です。過去の休載期間を見ると半年前後のことが多く、それを当てはめると2026年4月あたりが再開時期となります。さらに、このあたりは2026年1月からスタートするアニメ新シーズンの、第1クールが終わるであろうタイミング。 アニメ終了から自然に原作再開に繋ぐことができる、またとない機会なのです。ただ、1つ気になるのが「連載ペースや掲載形式を調整する」と明言されている点。この調整に時間をかけるため、従来より準備期間が長くとられる可能性もあります。そうなると再開はさらに先になってしまいそうです。

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『葬送のフリーレン』打ち切りの可能性は?

葬送のフリーレン

『葬送のフリーレン』は原作・アニメ共に大ヒットしている、小学館の看板とも言える作品です。ストーリーもまだまだ先がありそうなので、打ち切られる可能性はほぼ0だと思われます。 それを証明するかのように、2025年10月の休載発表では「連載ペースや掲載形式の調整」をしたうえで、物語の続きを届けていくと明言されました。編集部は「ストーリーをしっかり完結まで導く」ことを最優先に考えていると思われます。 連載ペースはスローになりそうですが、完結前に打ち切られることは十中八九なさそうです。

『葬送のフリーレン』休載は仕方ないが再開が楽しみ!

葬送のフリーレン

何かと休載されがちな『葬送のフリーレン』。読者としては早く続きを読みたいものですが、作者には体調面でも精神面でも無理せず連載を続けてほしいですね。でもやっぱり新章でどんなドラマが繰り広げられるのか、気になって仕方がない……!