『東京貧困女子』のあらすじネタバレ！登場人物がリアルすぎて気持ち悪いと話題の漫画を解説

東洋経済オンラインで1億5千万PVを突破した人気連載『東京貧困女子。』が書籍化、コミカライズされ話題になりました。この記事では、WOWOWでドラマ化されることも決定した『東京貧困女子。』のあらすじをネタバレありで解説していきます。2023年秋の放映前に要チェックです！

奨学金という名の借金に苦しむ女子大生風俗嬢、理不尽なパワハラ・セクハラに耐える派遣OL、明日の暮らしすら見えない高学歴シングルマザー……。 家賃が高く、人や地域との縁が薄い東京という土地では、躓いて貧困に陥る貧困女子が増えています。そんな東京の貧困女子たちの心の叫びを聞き記したノンフィクションです。 いつ誰が転落してしまうかわからない現代。貧困女子たちの声は他人事ではありません。

貧困女子特集を書くため取材をしている久野悦子が出会ったのは、次のような女性たち。 国立大学の医学部に合格したが、父親からの援助は望めずお金を稼がねばならない女性。お金に困った女性は、同じ大学の男性から風俗の仕事を紹介され、初めは抵抗があったものの徐々にエスカレートしていくのでした……。 ホストにはまった女性は、お金のため風俗を初めます。ホストの誕生日に使うためのお金を工面できずに地方に遠征しますが、それでも足りずに闇金に手を出し、精神的にも肉体的にも追い詰められてしまいました……。 高学歴のシングルマザーは働き口がなく、養育費も途絶え苦しい状況に。派遣社員の女性は結婚してからも派遣社員であることで夫から差別的な発言を受け離婚し、風俗の仕事を始めます。求められる喜びを感じられ、自由になるお金を得ることもできました。

難関国立大学に合格した小倉くるみは、父に言われるまま奨学金制度を利用します。しかし、くるみの父は奨学金を勝手に使ってしまい、その後もくるみにお金を無心するようになりました。くるみは父に仕送りをするため風俗で働きお金を工面することになるのでした。 他にも学費のため高級ソープで働くことにした麻衣、男ながらに体を売って学費を稼ごうとする裕也など奨学金に苦しめられる学生たちへの取材が続きます。 青森育ちの春奈は母の反対を押し切り上京。教師になる夢を叶えようとしますが、生活費が足りず困っていると、スカウトマンの誠也からスカウトされました。 誠也と出会ったことで春奈の人生は狂っていってしまうのでした……。

誠也の思った通り才能があった春奈は風俗で人気となります。他のスカウトマンからの誘いに乗り他店に移った春奈を指名したのは、高校時代に春奈を叱っていた教師だったのでした……。 春奈を他のスカウトマンに取られ焦った誠也は、ヤクザが仕切っている場所でスカウトをしてしまいボコボコに。 次は少し年齢層が高めの女性の取材をすることにした悦子が出会ったのは55歳の紀子。かつて年収2000万円の官僚の夫がいた紀子。アメリカで暮らしていましたが、癌の母の治療に夢中になり、夫から愛想を尽かされ離婚することに。 女手1つで息子を育てることになりますが、残業続きの日々で息子に寂しい思いをさせてしまいます。息子のため仕事を辞める決意をした数日後、夫から養育費が払えないと連絡が来てしまうのでした。

美容師見習いの加奈は、仕事が終わった後でパパ活をしています。体の関係は持たずに上手にパパ活をしていると思っていた加奈の前に現れたのはバツイチ独身の49歳小久保。 小久保は金払いがよく、ある日80万円を振り込んできます。深く考えずに受け取ってしまう加奈でしたが、小久保は加奈の誕生日に「いつ結婚する？」と言ってくるのでした……。 パパ活とチャットレディで生活する絵里香は、かつては年収2000万円の銀座の高級ホステス。絵里香が貧困に陥ってしまったのは、プロ野球監督の大西と男女の関係を持ってしまったことが原因だったのです。 やっと就職先が決まった女子大生は、奨学金返済のことを考えると絶望的な気分に。そして、AV女優の道へ転げ落ちていきました。

『東京貧困女子』の主人公・雁矢摩子を演じるのは趣里。2023年後期のNHKの朝ドラ『ブギウギ』の主演が決定している趣里は、今最も勢いのある女優だと言えるでしょう。WOWOWのドラマには初出演で初主演となります。 摩子は経済誌の契約編集者で貧困女子の取材をしながら、現実と向き合っていくという役柄です。離婚を経験し自身も契約社員でしかない摩子として、趣里がどんな社会問題を見せてくれるのか楽しみでなりません！

ノンフィクションが元となった『東京貧困女子』は、貧困の描き方がリアルで気持ち悪いと話題です。漫画でさえリアルといわれる作品が、実写ドラマ化されたら話題になること間違いなし！漫画をチェックしてドラマ化に備えましょう。