探偵が活躍!ミステリー漫画おすすめ15選をタイプ別で紹介【手に汗握る】
名探偵が事件解決!面白いミステリー漫画15選【2021最新版】
探偵が活躍するミステリー漫画作品は、たくさんのジャンルやタイプがあります。子ども向け・本格派、言わずと知れた名作など、作品によってターゲットとなる読者層も様々。 事件発生から名探偵が推理をして犯人を明らかにしていく過程が面白く、主人公と一緒に推理を楽しめるのも魅力の1つです。 また推理だけでなく、推理と恋愛、推理と友情など他の要素と合わさることで、より物語の深みを感じられる作品ばかり。 今回はミステリー漫画をさらに細かい分類別で、王道の名作からすこしニッチな作品まで15作を紹介します。
今すぐ読みたい!2021年話題のミステリー漫画【ドラマ化・アニメ化も】
『憂国のモリアーティ』
「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案にした話題作!
■作者名:コナン・ドイル/竹内良輔/三好輝 ■巻数:既刊13巻(2021年2月現在) 『憂国のモリアーティ』は「シャーロック・ホームズ」シリーズでホームズの最大の敵となるモリアーティ教授を主役とした作品。物語の舞台はロンドン・大英帝国全盛期です。 主人公のウィリアムは、身分は低いが頭のいい少年でした。彼は貴族の気まぐれでモリアーティ家に弟ルイスと共に引き取られます。 そしてモリアーティ家長男のアルバートに、才能を認められました。アルバート・ルイス・ウィリアムの3人はモリアーティ家を乗っ取り、国を変えるため動き出します。 通常では悪役として知られるモリアーティ教授の真実を描いた作品となっています。
『美食探偵 明智五郎』
小さな探偵事務所を営む美食家な明智五郎の物語
■作者名:東村アキコ ■巻数:既刊7巻(2021年2月現在) 『美食探偵 明智五郎』は強いウェーブの髪で一流デパートの御曹司なのに、非常に変わった性格をしている明智五郎(あけちごろう)が主役の作品です。 五郎は探偵事務所を営んでおり、月に1度美食会なるものに参加もしています。ある日五郎は探偵事務所に夫の浮気調査依頼をしに来た、地味な主婦マリアと出会いました。その出会いがきっかけとなり、物語は複雑に絡み合うことに。 マリアは浮気をしていた夫を殺害し姿をくらませますが、五郎に執着するようになっていきます。そして五郎の周りにいる人たちを巻き込んでいくことに……。 複雑な心理が絡み合う、大人のミステリー作品です。
『ミステリと言う勿れ』
主人公・久能整の頭の中だけで事件が解決!?
■作者名:田村由美 ■巻数:既刊7巻(2021年2月現在) 天然パーマの主人公・久能整(くのうととのう)はある日突然、警察署で事情聴取を受けることになります。高圧的な態度で質問をしてくる警察に対して、久能は冷静な態度で対応していました。 久能は“犯人ではない”と否定するも、彼の指紋が付いた狂気が見つかるなどして警察は自供を迫ります。しかしそれでも久能は冷静に証言や証拠の矛盾点を挙げ、警察を論破していきました。 本作は普通の物語のように、探偵が動き回って事件を解決するわけではありません。主人公・久能の頭の中で事件を解決させていくのがメインとなり、一風変わった作品となっています。
本格派ミステリー漫画【引き込まれる名推理】
『探偵ゼノと7つの殺人密室』
ダークでシリアスな本格派推理マンガ
■作者名:七月鏡一/杉山鉄兵 ■巻数:全8巻(完結) 主人公の少年・ゼノは重傷を負い、運ばれた先の病院で目を覚ますと記憶を失っていました。しかしゼノは記憶を失いながらも収容先の病院で起こった事件を解決。それを皮切りに次々と事件を解決し、1年後には名探偵と呼ばれるようになっていました。 そしてある殺人事件を解決後、建築家であり殺人を教授しているという甲斐七楼(かいしちろう)という男と出会います。甲斐はあらかじめ殺人のための仕掛けをしてある7つの密室の謎が解けるかと、ゼノに戦線布告しました。 しばらくしてゼノに甲斐が死んだという情報が舞い込みます。甲斐が死んだ場所は完全な密室でした。ゼノはD坂エイラという実は殺し屋の助手を引き連れ、謎解きを開始します。
『監禁探偵』
変態ストーカー男が主人公?ちょっと変わったミステリー
■作者名:西崎泰正/我孫子武丸 ■巻数:全2巻(完結) 主人公の山根亮太(やまねりょうた)はコンビニ店員。亮太は夜に買い物に来る里美玲奈を盗撮するなどストーカーしていました。ある夜玲奈が下着を干しているのを見つけた亮太は、それを盗もうとベランダに忍び込みます。 すると亮太は部屋の窓が開いていることに気づき、玲奈を襲おうと屋内に侵入。しかし亮太が見たものはすでに冷たくなって死んでいる玲奈の死体だったのです。慌てて自分の部屋に戻った亮太に話しかけるのは、ベッドに拘束されたアカネという少女でした。 アカネはツインテールの美少女で、亮太が監禁中。監禁されながらもアカネの態度は大きく、事件は彼女の助言により解き明かされていくことになります。
『十角館の殺人』
第22回日本ミステリー文学大賞を受賞した作品をコミック化!
■作者名:清原紘/綾辻行人 ■巻数:既刊2巻(2021年2月現在) 孤島にある十角形の奇妙な館を設計した人物である中村青司(なかむらせいじ)は、半年前に謎の焼死をしていました。その館にとある大学のミステリー研究会に所属する7人の男女が訪れます。 一方本土では、死んだはずの中村から元ミステリー研究会の江南(かわなみ)に怪文書が届きました。江南はこの謎を解くため動き出します。 「孤島」と「本土」2つの視点で物語が進行。原作は「館シリーズ」や『Another』で知られる清原紘のデビュー作『十角館の殺人』となります。
美少女探偵が活躍するミステリー漫画
『探偵はもう、死んでいる』
巻き込まれ体質の主人公・君塚君彦が美少女探偵の助手に!?
■作者名:麦子/二語十/うみぼうず ■巻数:既刊1巻(2021年2月現在) 本作の主人公・君塚君彦(きみづかきみひこ)はある日、飛行機ハイジャック事件に巻き込まれていました。自称巻き込まれ体質の君彦は、その事件で名探偵を名乗るシエスタと出会い助手になります。 その後君彦は「世界の敵」と戦う日々を過ごしますが、シエスタは死んでしまいました。シエスタの死後は平凡な学生生活に戻る君彦ですが、1年前に心臓移植を受けた少女・夏凪渚に出会います。そこから再び物語は動き出し……。 本作は第15回MF文庫Jライトノベル新人賞「最優秀賞」受賞作品のコミカライズ作品となります。
『虚構推理』
怪異、不死身とファンタジー要素盛りだくさんのミステリー
■作者名:城平京/片瀬茶紫 ■巻数:既刊14巻(2021年2月現在) 主人公・岩永琴子(いわながことこ)は右目と左足を犠牲に「知恵の神」となり、怪異と意思疎通がとれるようになりました。一方で桜川九郎(さくらがわくろう)は妖怪の肉を食べ不死の身体と未来決定の能力を持っています。 2人が出会ったのは琴子が15歳のとき。ほどなくして付き合うことになった琴子と九郎ですが、その後さまざまな怪異事件に巻き込まれていくことになります。 本作は同タイトルのミステリー小説のコミック版です。
『GOSICK』
第一次世界大戦後のヨーロッパを舞台にした作品
■作者名:桜庭一樹/武田日向/天乃咲哉 ■巻数:全8巻+GOSICK W 0巻(完結) 漫画『GOSICK』は原作・桜庭一樹による長編・短編の小説をもとにした作品。アニメ化もされており、様々な媒体で楽しめます。 主人公の久城一弥(くじょうかずや)はヨーロッパの小国・ソヴュール王国にある名門マルグリット学園に通う日本人留学生です。一弥が通う学園には図書館塔があり、その頂上は植物園となっていました。 そして植物園で1日を過ごす美少女ビクトリアと共に、一弥は占い師殺人事件を解決します。その事件がきっかけとなり、彼らは様々な事件に巻き込まれていくことに……。
時代や能力を超えたミステリー漫画【設定が光る!】
『応天の門』
平安の在原業平と菅原道真が怪奇事件を解き明かす!
■作者名:灰原薬 ■巻数:既刊13巻(2021年2月現在) 平安時代を舞台にしたミステリー作品。都の護衛を務める在原業平は、日々色々な事件を捜査していました。ある日業平は“鬼などまやかしである”という菅原道真と出会います。 業平が道真と共にある事件を捜査していくと、確かに人の手によるものと判明。しかし事件の裏には藤原氏の影があり……。 主人公2人を中心に物語が展開していきます。本作は2016年文化庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞を受賞しました。
『サイコメトラーエイジ』
触れることで記憶の断片を読み取る能力で事件を解決!
■作者名:安童夕馬 ■巻数:全25巻(文庫版12巻)(完結) 1997年・1999年にドラマ化もされた『サイコメトラーエイジ』。高校2年生の明日真映児(あすまえいじ)は、人や物に触れるとそれに残った記憶の断片を読み取るサイコメトリー能力を持ちます。 映児はある事件で志摩亮子(しまりょうこ)という女性刑事と知り合いました。ヤンキーらしい正義感を持つ映児が、志摩を手伝うことになり数々の事件を解決していく物語です。 「サイコメトラー」は元々造語でしたが、この作品をきっかけに昨今では一般的な名詞となりました。
『喰いタン』
食いしん坊な探偵が知覚と味覚を駆使して謎を解く!
■作者名:寺沢大介 ■巻数:全16巻(完結) 食がテーマの推理漫画『喰いタン』は基本的に、コメディー要素が多い作品です。自他ともに認める大食いの高野聖也(たかのせいや)は、閑静な住宅街に事務所を構える探偵。 大学時代の後輩で警察の緒方警部から依頼を受け、持ち前の推理力を発揮していきます。しかし高野の推理方法は現場の証拠品を食べてしまうもので、これには緒方も頭を痛めていました。 ただ高野の行動は事件を解決に導くものであり、実際に有効な手段でした。高野の助手・出水京子(いずみきょうこ)も、高野には頭を悩ませますが本人に気にした様子はありません。高野は今日も何かを食べながら、事件を解決していきます。
名作ミステリー漫画【探偵漫画の金字塔】
『名探偵コナン』
大人から子どもまで!最もメジャーな推理漫画
■作者名:青山剛昌 ■巻数:既刊98巻(2021年2月現在) 幅広い世代で長年人気を維持している『名探偵コナン』。高校生探偵・工藤新一(くどうしんいち)は謎の組織に毒薬を飲まされ、少年化。以後正体を隠し、江戸川コナンと名乗り、幼馴染の毛利蘭(もうりらん)の家に居候するようになります。 その後コナンはさまざまな事件に遭遇していくことになりますが、持ち前の推理力と彼の正体を唯一知る阿笠博士の開発したアイテムを駆使し事件を解決していきます。 同時に元の身体に戻るため、謎の組織の情報も追い求めてゆくコナン。本作は世界数か国でも楽しまれており、日本で最もメジャーな推理漫画といえます。
『金田一少年の事件簿』
本作20年後を舞台とした新シリーズ『金田一37歳の事件簿』が連載中!
■作者名:天樹征丸/金城陽三郎/さとうふみや ■巻数:全27巻(シリーズ累計64巻)(完結) 『金田一少年の事件簿』は名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生・金田一一(きんだいちはじめ)が主人公の物語です。本格的なミステリーを題材に、推理漫画ブームの火付け役となった作品。 金田一が幼馴染の七瀬美雪など個性的なキャラクターとともに、たびたび遭遇する連続殺人事件を解決していきます。主に山荘や孤島など隔絶された状況で事件が起こるのが特徴。 またドラマ化もされており、「じっちゃんの名に懸けて」というセリフが有名です。
『探偵学園Q』
ドラマ化もした、学園が舞台の探偵漫画!
■作者名:天樹征丸/さとうふみや ■巻数:全22巻(文庫版12巻) 『探偵学園Q』は天性のひらめきと、推理力を持つキュウという少年が主人公を務める漫画作品です。キュウは幼いころ誘拐された時に助けてくれた探偵のおじさんに憧れ「世界一の名探偵」を目指していました。 難関と言われる探偵養成学校DDSに無事入学をはたしたキュウ。そして彼は「警視庁特別公認探偵」の称号を受け継ぐ資格を与えられたQクラスの一員となり、クラスメイトと切磋琢磨しながら夢を追い求めます。 「金田一シリーズ」と同じ制作陣に作られた作品ということもあり、のちの金田一シリーズにはQクラスのメンバーが序盤に登場しています。
難事件も探偵の名推理でスッキリ!ミステリー漫画を楽しもう
ミステリー・推理漫画15選を紹介しました。作品によって世界観や背景には随分違いがありますよね。主人公と一緒になって推理をしたり、難事件が紐解かれてゆく様子を見てすっきりしたりと、色々な楽しみ方でミステリー漫画を読んでみてはいかがでしょうか?