2021年12月28日更新

漫画『ミステリと言う勿れ』のあらすじをネタバレありで紹介!アフロ探偵が饒舌なしゃべりで事件を解決

『ミステリと言う勿れ』は『7SEEDS』や『BASARA』など壮大なSFファンタジーを描いてきた田村由美が描く、一風変わったミステリー漫画です。 2016年に連載を開始した本作は、2022年1月からのテレビドラマ放送開始が発表され、大きな話題となりました。タイトルからもわかる通り、ミステリー作品でありながらミステリー作品でないのが特徴です。 この記事では『ミステリと言う勿れ』のあらすじをネタバレありで徹底解説!さらに登場人物や魅力についても紹介していきます。

漫画『ミステリと言う勿れ』のあらすじ

『ミステリと言う勿れ』は主人公・久能整(くのうととのう)が事件の謎を解いていくミステリー漫画です。最初の事件では彼自身が殺人の容疑をかけられ、事情聴取を受けることに。 彼は取り調べを受けるなかで刑事とさまざまな話をします。一見すると事件解決にはまったく関係ないように思える世間話や愚痴を聞きながら、整は刑事たちの悩みの本質を見抜きアドバイスをしていくのでした。 次々と証拠が出てきて整の立場は悪くなっていきますが、それでも整は「おしゃべり」をやめません。それどころか取調室にいながら、次々と推理を立てて事件を解決に導いていきます。 見事な記憶力と観察力で自身への疑いを晴らし真犯人を見つけた整は、それ以降も事件に巻き込まれていくことになるのでした。

【ネタバレ】エピソードごとに解説!

バスジャック事件

どうしても行きたかった印象派展に向かう途中、整が乗ったバスがジャックされてしまいます。 犯人の犬童オトヤは、なぜか乗客たちに自分の欠点や人を殺した経験があるかどうかを答えさせていくのでした。整は相変わらずの緊張感のない会話でオトヤを激昂させてしまいます。 オトヤを取り押さえたのは坂本という男でしたが、実は彼も犯人の一味で犬童我路(ガロ)という男でした。人質はそのまま犬童家の屋敷に招待され、一夜を明かすことに。 屋敷で人質たちは引き続き思考パターンを試されるような質問をされていきます。

整がなんとか知人の池本巡査に連絡を取ると、最近起きている連続生き埋め殺人事件の最初の被害者が犬堂愛珠(あんじゅ)という人物で、犯人の関係者であると判明。 さらに整は鋭い観察眼を活かし人質の熊田という男が本物のガロ、ガロと名乗った人物がハヤで犯人は3人グループだったことを言い当てます。 愛珠はガロの姉で、バスジャックは連続殺人事件の犯人を探すため計画されたものでした。整はきれい好きで、なんでも見えないところに片付ける運転手・煙草森(たばこもり)が犯人だと推理。煙草森には人を殺したという意識はなく、ただ“片付けた”つもりでした。 煙草森は連行され、犬童たちは不起訴になります。ところが煙草森は移送中に誘拐され死体となって見つかり、ガロたちは行方をくらましたのでした。

京都からの手紙

新幹線で広島に向かう整は、隣の席の女性・紘子(ひろこ)が読んでいる手紙に仕込まれた暗号に興味を持ちます。イラストに隠された暗号を解読すると、そこには「京都には来るな」というメッセージが。その手紙は彼女の育ての親が隠し持っていた実父からの手紙でした。 紘子を返すよう促す実父の手紙には、暗号で「信じるな」「暴れてる」「逃げて」といった警告とも取れる文が添えられています。

整は暗号の文面から彼女の実母と育ての母は親しい仲で、実父の暴力から紘子を救おうとしていたことを推測するのでした。 さらに整は紘子の後ろに座っている女性が育ての親だと言い当てます。育ての親のサキが語るには、実父はすでに死んでいて、実母は心が病んでいるということでした。実母は実父として本文を書き、自分で暗号イラストも書き、娘を守っていると思い込んでいるというのです。 手紙の謎が解け晴れやかな様子で降車する紘子ですが、整はサキを呼び止めます。紘子が「ひろこ幸せで」と解読した暗号の正しい読み方は「ふたりでころした」でした。 整は2人の母で実父を殺したのではないかと尋ねますが、サキは紘子が「幸せで」と読んだならそれが正しいのだと言い、新幹線を降りていきます。 整は自分の育ての親に思いを馳せながら、広島まで眠ることにするのでした。

遺産相続の争い

広島で出会った1人の女性・狩集汐路(かりあつまりしおじ)に声をかけられた整は、狩集家の遺産相続争いに巻き込まれてしまいます。 汐路の配偶者として参加した彼は、「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべきところへ過不足無くせよ」という遺言に頭を悩ませていました。 条件を達成した1人が遺産をすべて相続できるとあり、それぞれの蔵とにらめっこをする相続人候補の4人。自身の蔵にある日本人形の意味を解読しようとする汐路はある日の朝、植木鉢の落下により命の危険に晒されます。 前回の遺産相続でも4人の候補者が亡くなっていた事実から、候補者達は殺し合いになると悟るのでした。

その後も何者かの策略によりさまざまな事件が起きるなか、整は夜に細工をしている人物を発見します。その正体は、彼に協力を要請した汐路でした。彼女は前候補者であった父の死の原因を「呪い」とするため、今回も死人がでるよう自作自演していたのです。 居眠りによって事故を起こした父の娘である彼女を責めた他3人は、事実を知り謝罪をします。事件は解決かに見えましたが、整は死者の共通点から“遺産相続目的以外の”殺人の可能性を疑っていました。 その日の夜、狩集家の弁護人の孫である朝晴が、放火を企んでいます。実は家に支える弁護人と税理士が、代々「鬼の末裔」として「天然パーマ」の血を引き継ぐ人物を殺していたのが、この事件の元凶でした。 整の推理によって元凶の正体を知った候補者の4人は、蔵の中身を本来の持ち主のもとへ返します。

天使と放火事件

ある事故で検査入院をすることになった整は、病院で美しい女性ライカと出会います。彼女は最近の放火事件の話を持ち出し、病院の壁にも放火された家と同じ「王冠の落書き」があると話しました。 事情を池本刑事に話した整は、「家の壁に王冠の落書きを書くと、『炎の天使』が子供を虐待する親を殺しにくる」という都市伝説が流行っていると聞きます。また青砥刑事は、元放火犯の井原香音人(いはらかねと)を疑っている様子。 そんななか整は、カエル顔の男と出会います。猫を連れた男に整が火災現場にいたと聞いた彼は、「警察関係者か?」と呟くのでした。

自分をカエルと呼べと話す男は、整が事件についてなにも知らないと言っても信じません。赤い物体を見ると苦しくなってしまうカエルに、猫を連れた男は整も消すよう命令するのでした。 ライカとプレゼント交換した整は、カエルに襲われます。奥には病院に王冠の落書きを書いた少女の両親が。ともに燃やそうとするカエルですが、整がライカから貰った赤いオーナメントを見て苦しみはじめました。 危機を脱した整は、カエルとともにもう1人の男のもとへ。炎の天使事件の主犯と思われる男・井原香音人を敬愛するカエルに、「あなたは香音人さんに天使をやめてほしくなかったから殺害したんですか?」と話す彼。 その瞬間、香音人は消えて冷蔵庫には彼と猫の死体が。実は助けた子どもの意見を聞いた香音人は、天使を辞めようとしていました。それを聞き受け入れられなかったカエルは、香音人を殺し虚像の彼とともに炎の天使を続けていたのです。

焼肉屋と看板娘

初詣にやってきたライカと整は、デートを楽しんでいました。突如ライカが焼肉が食べたいと言いだし、2人は近くにあった焼肉屋に入ります。 店内には店主と思われる大柄の男と女性店員がいました。笑顔で接客をする女性店員ですが、水を持ってくる手が震えています。店員は整達に、5円玉と10円玉が落ちていたと手渡そうとしました。しかし身に覚えがない整は、自分のモノではないと話します。 おすすめとして、「タン塩」「酢モツ」「ケジャン」「テールスープ」を挙げる店員。店主も焼肉以外のメニューばかり挙げる彼女に、不服な様子です。とりあえず盛り合わせを頼んだ整は、あることに気付きます。 彼が店員から受け取ったメニューには、「酢モツ」などなかったのです。

食事を終え店を出た2人を見送ると、店主は「鍵を閉めて客を入れるな」と店員に命令します。しかし整が忘れ物をしたと、店に戻ってきました。その後ろには、多くの男性客が。次の瞬間、男性客が突如店主と思われる男を逮捕します。 実はこの大柄の男、店主ではなく連続強盗殺人犯でした。犯行に及んでいる最中に整が来店し、店主のフリをしていたのです。女性店員は5円と10円で「強盗」、おすすめメニューの頭文字をとって「たすけて」と整達に伝えていました。 見事メッセージを受け取った彼らは、救出に成功したのでした。

嵐のアイビーハウス

整は大学の准教授・天達(あまたつ)にバイトに誘われ、謎解きミステリー会の手伝いに行くことになります。 アイビーハウスと呼ばれるその屋敷には主のアイビーこと蔦、整と以前同じゼミだった相良(さがら)レン、橘高(きつたか)、ネットで知り合ったというパンとデラがやってきました。 さっそく謎解きが始まります。女性の転落死に関する設問で、整は持ち前の推理力を活かし正解を回答。この問題自体は作り話だと言いますが、実際にこの家では天達の恋人・喜和(きわ)が5年前にストーカーに殺されて死ぬという事件が起きていました。 しかし捜査も終了しており天達はもう吹っ切れたと語ります。

謎解きも終わり何気ない時間が過ぎていきますが、整はずっと違和感を感じていました。夕飯時に出されたワインに毒が入っていると指摘した整は、橘高がここへやってきてから何度も嘘をついていることを指摘。 さらに橘高が自分の痕跡を残さないように行動しており、ほかの6人を無理心中として皆殺しにしようと計画していると言います。 橘高は喜和のストーカーに誤って居場所を教えてしまったことや親の介護のストレスから、最近起きているストーカー殺人に関与していたのです。 橘高は、実は刑事で潜入捜査をしていたデラとパンに連行されていきます。整はせっかく作ったカレーが押収されてしまい残念そうにするのでした。

入れ替わった双子の謎

汐路を介した依頼で、入れ替わり続ける双子・有紀子と実都子の判別をすることになった整。本人の意思を尊重すべきと話す彼ですが、関係者の瓜生はどうしても今すぐに判別したい様子です。そこで整は彼女たちの家庭教師となり、コミュケーションを取ります。 2人との関わりによって、整は見分けがつくようになっていました。そして鋭い洞察力によって、彼女達が双子ではなく三つ子であること、危険から身を守るために入れ替わりをおこなっていることに気がつきます。

瓜生に拉致され、船に放置された整と有紀子。過去に瓜生は、会社の金に手をつけていました。金を使い込んでいたことがバレて責め立てられた彼は、経理部長を殺害してしまいます。そして死体を埋めるところを、有紀子に見られてしまったのです。 瓜生が双子をどうしても見分けたかったのは、自身の犯行を知る有紀子を殺すためでした。 しかし瓜生は、「3人目の双子」である藍糸子に「死体を埋めているのを見た」と証言されてしまいます。実は双子が入れ替わっていた理由は、瓜生の魔の手から逃れるためだけではありませんでした。彼女たちは母親の暗い過去と思い込みによって、幼少時から入れ替わりをおこなっていたのです。 犯行を見た時点で入れ替わっていた藍糸子の証言によって瓜生は逮捕、ガロの助けで整と有紀子も助かったのでした。

【最新】鍵山事件と誘拐

離れて暮らしている娘を見送った青砥刑事のもとに、娘の携帯電話から電話がかかってきます。「支店長」と名乗る男は、娘を誘拐したと告げました。同僚を頼れない青砥刑事は、整に協力を要請します。 数年前に青砥刑事が担当した、幼女誘拐殺人事件「鍵山事件」との関係性が垣間見える今回の事件。青砥刑事は、娘を助けたければ指定された子どもを誘拐するよう指示されました。 整は青砥刑事の娘も、自分の子どもを守りたい被害者に誘拐されたのだと気付きます。

指定された子ども・井口竜樹の家に向かうも、留守で接触に失敗した2人。しかし実際はすでに父子揃って支店長に誘拐されており、発見した竜樹に至っては死後30時間を経過していました。 支店長は鍵山事件で証言した夫妻や容疑者など、関係者を集めビデオチャットを開始します。支店長のペースで進むなか、整はあることに気づきました。それは支店長が話しているあいだ、1人だけ顔が絶対に映らないことです。 整の推理により名指しされた井口竜樹の父・虎雄は、自分が支店長であること、迷宮入りとなった鍵山事件の真犯人であることを告白します。 彼は幼少時から、影が薄く忘れられがちなところをコンプレックスに感じていました。そのため自分と同じように輝く子どもの近くにいる地味な子どもを、救いたいと考えたのです。 そして竜樹が亡くなった今、すべてを終わらせるために今回の事件を起こしたのでした。

個性豊かな登場人物を紹介

久能整(くのうととのう)

本作の探偵役を担うのはアフロ頭が印象的な大学生・久能整です。彼は大学で心理学を学んでおり、人間というものに並々ならぬ好奇心を抱いている人物。 整の関心事はいつでも人間に向けられており、なぜそう感じるのか、なぜそう行動したのかなど他人が見過ごすような小さな引っ掛かりをいくつも拾っていきます。それがときに相手の本心を暴くきっかけとなり、同時に事件解決の糸口となるのです。 整はとにかくおしゃべりな人物。しかも知識の引き出しが非常に多く、多方面の分野に関する雑学を知っています。読者は彼の知識量に脱帽し、惹き込まれていくのです。

犬堂我路(いぬどうがろ)

犬堂我路は「バスジャック事件」で初登場した人物です。お金持ちの美形青年で、姉の死の真相を究明することに心血を注いでいます。 基本的に好きな人には優しい彼ですが、興味のない人や嫌悪感を抱いている人物には非道で冷酷。姉を殺した犯人を警察に引き渡した際も、精神鑑定にかけられると分かると、誘拐し自らの手で処刑しました。 整のことは気に入っており、さまざまの事件の裏で暗躍する本作のキーマンです。

ライカ

ライカは整が病院で出会った女性です。非常に美しく頭脳明晰ですが、現実に「ライカ」という名前の人物は存在しません。彼女は「解離性同一性障害」を患っている千夜子の別人格です。 幼少時から父の虐待を受けていた千夜子は、耐えた結果痛みを逃すため多くの別人格を生み出します。しかし「炎の天使」によって父から解放された後は、ほとんどの人格が統合されました。残る人格はライカのみで、整と仲良くしている彼女も近いうちに統合される予定です。

天達先生(あまたつ)

天達先生は東英大学の准教授で、整の指導教官をしている人物です。整は天達先生の恋人であった喜和とのかかわりで知り合い、その関係で東英大学に進学しました。 過去に整が虐待を受けていたのを知っている様子で、彼が人と繋がり自分を知れるよう願っています。基本的に温和で笑顔を崩さない人物ですが、レン曰く「怒ったら絶対に怖い」。そのイメージから、彼には「ほほえみ爆弾」「ぼさつ爆弾」というあだ名を付けられていました。

美吉喜和(みよしきわ)

美吉喜和は心療内科に勤める心理カウンセラーであり、天達先生の恋人だった人物です。作中の時期から5年前に、患者であったストーカーに執着され殺害されています。 幼少時に虐待を受けていた整は、帰宅するのが嫌で屋外でぼーっとしていました。そんな彼を見つけ話を聞き、影から支えていたのが彼女です。 喜和が被害者となった殺人事件の真相は、天達先生とともに整とレンが解き明かしました。彼女の影響で占いを信じているなど、整に大きな影響を与えた人物です。

狩集汐路(かりあつまりしおじ)

狩集汐路は東京に住む高校1年生の少女です。事件が起こると我路から教えられた整を頼る人物で、我路と整のパイプ役でもあります。 最初の登場となった「遺産相続事件」で、大きな闇が描かれた彼女。しかし性格自体は極めてパワフルで、事件のあとも元気に暮らしています。

相良レン(さがられん)

相良レンは、整と同じ天達ゼミに所属する同級生です。明るく社交的で、「中学時代から彼女が途切れたことがないのが自慢」だと語っていました。 天達先生からは頭の回転が速いと評価される彼ですが、人の名前を覚えるのは苦手な様子。似顔絵にあだ名を付ける方法で名前を覚えており、整を「ぼっちえのき」と命名しました。 整のことを「嘘はつかないが、本音も言わない」人物としていましたが、ふとした瞬間に本音を聞き心を開きました。観察眼にも優れているため、今後の活躍が期待されます。

ミステリだけどミステリではない?魅力を紹介

『ミステリと言う勿れ』は作者の田村自身が「整がただただしゃべりまくる話」と語っているように、とにかく整がさまざまな人間と会話をしていく作品です。 そしてこの「会話」こそが、本作をミステリーだけどミステリーではないという不思議な作品に仕上げています。

日常の謎を会話で解決

探偵モノの作品では一般的に、探偵が次々と推理を披露して事件を解決に導いていきます。一方で本作の探偵・整は、とにかく話が事件から脱線していくのです。 家事としてのゴミ出しの話からワニ最強説、ロイヤルミルクティーの由来まで、バラエティに富んだ話題が飛び出し、奇妙な形で事件解決へと着地していきます。なかには身近な疑問に関する会話もあり、読者も整によって新たな価値観や気付きを得られるのです。 また安楽椅子探偵(あんらくいすたんてい)モノとして描かれているのも特徴で、整は自ら動いて情報収集をするわけではありません。その場から動かず与えられた情報と会話から引き出した情報で、真相を暴いていくのです。

すべての読者に関係するテーマ

本作は事件解決を目指すというミステリーでありながら、同時に整の言葉を通して読者に哲学的な問いを提示する作品です。整は本来探偵が言わないであろう「真実は1つなんかじゃない」というセリフを言います。 読者はミステリーというハラハラドキドキするエンターテイメントを楽しむだけでなく、その奥に潜む「真実とは?」「なぜ殺人をしてはいけないのか?」といった普遍的で哲学的なテーマを受け取ることになるのです。 英題「Do not say mystery」は直訳すると「ミステリーと言わないで」となります。身の回りに潜む疑問を「ミステリー」と呼んで名探偵任せにして知らんぷりをするのではなく、自分で考えるべきというメッセージが含まれているのではないでしょうか。

あらすじを読んでも面白い!漫画『ミステリと言う勿れ』の今後に注目

事件や日常に潜む人間の心理や哲学を浮き彫りにする『ミステリと言う勿れ』。 読者に多くの問題提起をするミステリー漫画のような、そうではないような不思議な作品です。事件解決とは違った部分で、常識やルールだと思っている事柄への新たな視点を与えてくれます。 この記事では、作中で描かれている事件の顛末について解説してきました。しかし本作の最大の魅力は、整の膨大なうんちくや雑学のなかに散りばめられています。読む人によって彼のどのセリフが胸に刺さるかも違ってくるのでしょう。 ぜひ本作を手に取って整とともに脳をフル回転させてみてください。