漫画『暗号学園のいろは』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！西尾節全開の学園モノ！

『暗号学園のいろは』は、「次にくるマンガ大賞 2023」のコミックス部門で第4位に輝いた話題作です。ひょんなことから「暗号学園」に通うことになった主人公・いろは坂いろはの奮闘と成長が描かれます。 本記事ではそんな『暗号学園のいろは』のあらすじをネタバレ紹介。最新巻までのストーリーのほか、作品の見どころも解説しているので気になる人はぜひチェックしてみてくださいね！

来たる世界大戦の備えとして、暗号解読のプロを育成する軍人学校「暗号学園」。本来であれば女子のみ在籍するはずのこの学校に、主人公である少年・いろは坂いろはは、数合わせの「どうでもいい男の子」として入学させられてしまいます。 そんな彼は当然暗号など解けるはずもなく、課題すらこなせず困り果てていました。しかしあるとき、謎の同級生・洞ケ峠凍にARスマートグラスをもらったことがきっかけで、暗号解読の才能を目覚めさせていきます。 最初は彼を目の敵にしていた東洲斎享楽とその取り巻きをはじめとして、クラスメートたちは彼のことを少しずつ認めていくことに。そんな中、皆にとって重要なイベントである「学級兵長選抜試験」が開催されます！

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学級兵長選抜試験の第1戦を終えてから、凍から暗号を解かされたり諸事情でクラスメートと暗号バトルをすることになったりと、なかなかヘビーな出来事続きのいろは。といっても当然ながら試験は待ってくれるはずもなく、第2戦がいよいよ始まります。 第2戦はチームごとに分かれて「マーダーミステリー」をおこなうというもの。殺人事件を題材とした推理ゲームで、プレイヤーは各々に与えられた役割を演じながら真相を暴いていくことになります。 そしてそれぞれのチームで戦いが繰り広げられた結果、いろはのほか、東洲斎と要塞村、匿名希望の合計4名が決勝戦に残ることに……！

皆でイチからバウムクーヘン作り(！)をするという小休憩を挟んだのち、いよいよ学級兵長選抜試験の決勝戦がおこなわれます。その種目はポーカー……もちろん暗号を絡めた「筒抜(ツーカーポーカー)」という特殊なものです！ 自分の手札が自分にだけ見えない状況で、周りの表情や手札を見ながらポーカーを進めていくこのゲーム。おまけに手札はすべて暗号になっているので、当然ながら解読の能力も必須になってきます。 そんな激戦を勝ち抜けたいろはは、周囲にも認められ無事に1年A組学級兵長の座を手に入れました。こうして他クラスの兵長も絡んだ新章が始まるのですが、どいつもこいつも曲者揃いで……。

西尾維新といえば、クセが強いキャラクター造形や巧みな言葉遊びで知られる小説家・漫画原作者です。特に「西尾節」という言葉で語られることもある独特のセリフ回しは、過去に『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『めだかボックス』などでも遺憾なく発揮されていました。 そんな原作者の個性は「暗号」というまさに言葉にまつわるテーマにぴったり。作画担当の岩崎優次も、効果的な画作りや演出でその魅力をよりいっそう高めています。 さらに学園内で繰り広げられる人間ドラマもていねいに描かれているので、「暗号なんて小難しくて読む気になれない……」という人でも楽しめる作品です。

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暗号解読のプロの卵が在籍する特殊な学校を舞台にした『暗号学園のいろは』。登場人物がさらに増え、ますます複雑な物語が展開されていきそうです！今後もどんなハラハラドキドキが待っているのか楽しみですね。