2024年7月17日更新

アニメ「物語」シリーズの見る順番まとめ!時系列と放送順に分けて解説

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作家・西尾維新の代表作とも言われる、ライトノベル「物語」シリーズ。2009年には『化物語』のアニメ放送がスタートし、2024年7月からは新作『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』の配信も開始。未だに人気の衰えない長寿作となっています。 そこで、この記事ではこれまでに放送されたアニメ版「物語」シリーズの鑑賞順について徹底解説!物語の時系列順と放送順、それぞれの特徴や魅力についてご紹介していきます。 ※この記事は「物語」シリーズの重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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アニメ「物語」シリーズを見る順番は2種類ある!

化物語

アニメ版「物語」シリーズは1作目の『化物語』を皮切りに、これまでに計10作品以上制作されています。作品全体に散りばめられた伏線の意味キャラの心情の動きを楽しみたいのであれば、作中の時系列に沿いながら鑑賞を楽しむ「時系列順」がおすすめです。 ただ、その方法をとった場合、放送された順序と前後するためわかりづらい部分も多くなると思われます。そのため、「物語」シリーズ初心者の方は、まず「放送順」でチェックするのがオススメです。時系列順は2週目以降の楽しみにとっておくのが無難でしょう。

【時系列順】アニメ「物語」シリーズを見る順番

〈物語〉シリーズ
©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

物語の時系列が前後しながら混ざり合う「物語」シリーズ。それを正して時系列に沿いながら鑑賞すると、登場人物の関係性や心情の変化、各エピソードで巻き起こる事件の成り行きや原因、さらに作中に張り巡らされた伏線もわかりやすくなるでしょう。 「物語」シリーズをより深く知るために「時系列順」で作品をチェックしたい!そんなあなたは是非、下記の表を参考に各エピソードを鑑賞してみてください。1度放送順で観てしまったという方も、見る順番を変えることで新たな発見が生まれるはずです。

【放送順】アニメ「物語」シリーズを見る順番

暦物語
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト (C)Aniplex Inc.

「時系列順」に観るのももちろんおすすめですが、「物語」シリーズの鑑賞方法として最もポピュラーなのは「放送順」になるでしょう。放送された順序通りに観るだけなので手間も少なく、ストーリーにも入りやすくなっています。 時系列に沿って観る方法は、本シリーズの初心者には特におすすめの方法です。気になる方は下記の表を参考に、各エピソードをチェックしてみてください。

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【あらすじ】アニメ「物語」シリーズを時系列順に解説

「物語」シリーズは時系列が錯誤する作品。ここでは時系列順であらすじを解説していきます。 時系列順で視聴したいがどの作品から見ればいいのか分からない、既に放送順で視聴したが時系列も把握しておきたい、と思っている方は是非最後まで読んでみてくださいね。

1.『傷物語』(2016-2017年)

阿良々木暦が高校3年に進学する前の春休みの出来事が描かれているのがこの『傷物語』です。原作でのサブタイトルは「こよみヴァンプ」。3部作の劇場版アニメとして上映されました。 後に忍野忍(おしのしのぶ)と名乗ることになる女吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと暦の出会いや、暦が人とは少し違った身体を手に入れるまでの出来事が描かれています。 また、ヒロインの1人羽川翼(はねかわつばさ)との出会いや友情を育む過程もこの作品に登場しました。暦が怪異と関わることになる最初のきっかけは、キスショットとの出会いです。『傷物語』は「はじまり」の物語として重要なエピソードとなります。

2.『猫物語(黒)』(2012年)

春休みの間に仲を深めた阿良々木暦と同級生の羽川翼。高校3年生になってからのゴールデンウィーク期間中、暦は偶然親に殴られたという翼と遭遇します。そして、暦は翼の複雑な家庭環境を知ることになりました。 その後、翼は怪異の一種である「障り猫」と関わってしまい、取り憑かれてしまいます。彼女は見た目も変わり果て、人を襲うようになってしまいました。 暦は彼女を救うために、膨大な知識を有した新種の怪異・ブラック羽川に立ち向かうことを覚悟するのです。『猫物語(黒)』は、『傷物語』の「こよみヴァンプ」の後の出来事であり、『化物語』最初のエピソード「ひたぎクラブ」前の出来事となります。

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3.『化物語』(2009年)

5月のある日、阿良々木暦は羽川翼とともに文化祭の準備をしていました。準備の最中、暦はそれまで話したこともないクラスメイト・戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)の秘密を知ってしまいます。 彼女はある日を境に体重と呼べるものを失ってしまっていたのです。その犯人は怪異の蟹でした。ひたぎに険悪な態度をとられながらも、暦は事件解決に乗り出していきます。 この一件を皮切りに、暦はゴールデンウィーク明けから文化祭までの間に八九寺真宵(はちくじまよい)、神原駿河(かんばるするが)、千石撫子(せんごくなでこ)と出会うことになります。そして、彼女たちが抱える怪異の問題を解決していくのでした。

4.『偽物語』(2012年)

『偽物語』では『化物語』の後の夏休み中の出来事が描かれています。 阿良々木暦の大きい方の妹・阿良々木火憐(あららぎかれん)と小さい方の妹・阿良々木月火(あららぎつきひ)は正義の味方を自称していました。通っている中学では「ファイヤーシスターズ」という通り名を持つほどです。 2人は、学校に危険なおまじないを意図的に流行らせている貝木泥舟(かいきでいしゅう)を成敗するため彼と対決をしていくことになります。 さらに後半では、怪異専門のゴーストバスターである影縫余弦(かげぬいよづる)と斧乃木余接(おののきよつぎ)が現れ、月火の秘密が明らかに。 兄妹の絆が少し深まる、夏休みの日々が描かれています。

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5.『傾物語』(2013年)

妹たちと怪異との出来事が起こった夏休みの最終日から始まるのがこの『傾物語』(かぶきものがたり)です。 夏休み最終日に阿良々木暦と忍野忍はひょんなことから過去へタイムスリップします。タイムスリップした先は11年前でした。 11年前のその日は、なんと幽霊となってこの世を彷徨うことになった八九寺真宵(はちくじまよい)の交通事故が起こるちょうど前日だったのです。そこで、暦と忍は事故から真宵を救えるのではないかと考えます。 過去を変えてしまうと大きなタイムパラドックスが起こるかもしれない。それでもなんとか真宵の運命を変えられないかと、暦たちが奮闘する姿が描かれます。

6.『鬼物語』(2013年)

タイムスリップした『傾物語』の翌日、2学期がスタートした8月21日からの出来事が『鬼物語』です。 阿良々木暦が八九寺真宵と雑談をしていたところに突如「くらやみ」が現れました。暦は直感的に危機を察知し、なんとかその「くらやみ」から一時的に逃れることに成功します。 その正体が分からずにいると、暦の影で眠っていた忍野忍が目を覚まし「くらやみ」について語り出しました。 真宵の物語を軸に、忍ことキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが吸血鬼の王として君臨していた400年前の出来事が明らかになっていきます。

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7.『猫物語(白)』(2013年)

『猫物語(白)』は『鬼物語』と同じく8月21日から始まる物語です。阿良々木暦は『鬼物語』で「くらやみ」から逃げることになり、学校では行方不明という扱いになっていました。 そんな中、羽川翼は虎の怪異に出会い、その後実家が全焼してしまいます。翼は住む家を失い、友人らの家を転々とする生活を送ることになりました。その頃から、翼は不可解な記憶の欠落があることに悩むようになります。 『猫物語(黒)』や『化物語』でも決着がつかなかった、翼と家族との問題についに決着がつくエピソードです。

8.『終物語(中)』(2015年)

アニメ『終物語』の7話から12話にかけて放送された「しのぶメイル」が原作の中巻にあたるエピソードです。2学期開始直後から続く阿良々木暦と忍野忍の一連の出来事についに決着がつきます。 『鬼物語』で語られた400年前の出来事に関わる、とある事件が起こりました。暦は半年ぶりに人間の身体に戻っていましたが、忍のために奮闘することになります。 時系列的には、『猫物語(白)』の後半とほぼ同時進行です。忍に関する話をまとめて追いたい場合は、『猫物語(白)』より先にこちらを観てもいいかもしれません。今回は『猫物語(白)』のほうが先に制作されていたため、この順番にしています。

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9.『終物語(上)』(2015年)

アニメ『終物語』の1〜6話までは、2学期に入って少し経った10月下旬の出来事です。このエピソードには、新キャラクターの忍野扇(おしのおうぎ)が登場します。 扇は阿良々木暦の高校に10月になってから転校してきた1年生です。暦は後輩の神原駿河(かんばるするが)を介して彼女と知り合うことになりました。扇と語り合うなかで、2人は学校内の隠し部屋にたどり着きます。 その部屋に入ると、時間は止まり、部屋から出ることもできなくなってしまいました。原因が分からないなか、暦は扇に対して自分の身に起きた2年前の事件を語りだします。

10.『囮物語』(2013年)

『囮物語』は、10月の終わりから11月にかけての出来事が描かれています。『化物語』のヒロインの1人・千石撫子をメインとした物語です。 撫子はこの頃、やけに白い蛇を目にするようになっていました。やがて「クチナワ」という白い蛇からある頼み事をされます。その頼みを叶えてあげた撫子は、そのまま蛇神の怪異へと変身してしまいました。 暴走する怪異を止めるため、阿良々木暦は事件解決に乗り出すことに……。撫子と新たな怪異をめぐる事件が描かれています。

11.『恋物語』(2013年)

セカンドシーズンの最後の物語である『恋物語』は、千石撫子が蛇神の怪異となった11月から年明けまでのエピソードです。 撫子は小学生の頃から、同級生の兄である阿良々木暦への密かな恋心を抱いていました。しかし、彼には戦場ヶ原ひたぎという恋人がいたのです。 恋心をこじらせた撫子は、暦を殺そうとします。しかし、恋人である戦場ヶ原ひたぎが取引をもちかけ、なんとか4ヶ月間の猶予をもらいました。 その間に、ひたぎはかつて自身を騙した詐欺師の貝木泥舟に撫子を騙す依頼をします。貝木の視点で撫子とひたぎ、そして暦との恋の物語が描かれている作品です。

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12.『憑物語』(2014年)

ファイナルシーズンの1作目『憑物語』は、2月中旬の出来事を描いています。 吸血鬼の眷属(けんぞく)である阿良々木暦は、これまでの怪異との戦いの中で幾度も吸血鬼の力を使ってきました。そのせいで、暦の身体自身に変化が生じ始めていたのです。 暦は、怪異の専門家である影縫余弦(かげぬいよづる)と斧乃木余接(おののきよつぎ)に診てもらうことになりました。その結果、暦自身が「生まれつきの吸血鬼」に変化しつつあることが分かります。 暦は、これから力を使わずに生きていこうと決意しました。そこに後輩の神原駿河と一緒にいた暦の妹2人が誘拐されたという知らせが入るのでした。

13.『暦物語』(2016年)

『暦物語』は、阿良々木暦が高校3年生になった4月から翌年の3月までを1話1ヶ月の形で振り返る作品です。 本編のラストスパートに入る前に作中での1年間の出来事を振り返りつつ、これまで描かれていなかった出来事も新たに描かれています。 『暦物語』は原作においても『憑物語』のあとに発表された作品です。アニメ版でもこのタイミングで観るのがちょうどいいでしょう。 12話のエピソード「こよみデッド」では3月の大学受験の日の出来事が描かれています。その日、暦を待っていたのは怪異の専門家の元締めである臥煙伊豆湖(がえんいずこ)でした。彼女は暦の死を言い渡しますが……。

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14.『終物語(下)』(2017年)

『暦物語』の「こよみデッド」での出来事によって、暦は地獄にたどり着きます。『終物語(下)』は暦の地獄での出来事が描かれている作品です。アニメ版では2夜連続2時間スペシャルという形で放送されました。 暦は地獄で八九寺真宵と出会い、そこで自分が地獄にいる理由を知ることになりました。すべての「はじまり」が解き明かされる、という内容です。 他にも、戦場ヶ原ひたぎとの高校最後のデート、そして謎の転校生・忍野扇との決着が描かれています。目まぐるしく過ぎ去っていった暦の卒業までの物語です。本編としては締めくくりのエピソードとなります。

15.『続・終物語』(2019年)

この『続・終物語』はおまけとして制作されたファイナルシーズンの最終作です。いろいろなことが起きた阿良々木暦の高校3年がついに幕を閉じます。 卒業式の翌日、暦はあらゆるものが逆になってしまう鏡の世界に入り込んでしまいました。どうにか元の世界に戻ろうと奔走する暦の姿が描かれます。 物語中にはこれまで登場したサブキャラクターがすべて登場。1話限りで登場しなくなってしまったキャラクターたちも登場するため、シリーズファンは同窓会のような気分で楽しめる作品でしょう。

16.『花物語』(2014年)

セカンドシーズンのひとつ『花物語』は、時系列としてはかなり進んだ話になっています。阿良々木暦たちはすでに卒業しており、ヒロインの1人である神原駿河が3年生に進学してからの春の物語です。 阿良々木暦に怪異から救ってもらってから11ヶ月後、駿河は「悪魔様」の噂を聞きつけその真相を探ります。たどり着いた先にいたのは、バスケットボールでの中学時代の宿敵・沼地蠟花(ぬまちろうか)でした。 セカンドシーズンのなかで唯一、時系列が違うこの『花物語』はアニメ放送時もセカンドシーズンの他作品とは別に一挙放送されました。

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17.『愚物語・撫物語』(2024年)

〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン
©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

2024年7月からABEMAでの配信がスタートした『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』。こちらは暦が高校を卒業した後の世界を舞台に、彼が助けた人々の物語を描いた本編の後日譚とも言える作品です。 本作では阿良々木月火と彼女を監視する斧乃木余接のエピソードを描いた『愚物語』や、将来の夢に向かって絵を描き続ける千石撫子のトラブルを描いた『撫物語』などがアニメ化されています。 時系列順に当てはめると1番最後に位置するシーズンとなっているため、時系列に沿って観る場合は他シリーズを全て鑑賞し終えてからチェックするようにしましょう。

「物語」シリーズ原作小説は『化物語』から始まる5部構成

化物語(上)

次に原作について紹介します。原作は2006年から刊行がはじまり、本編はファーストシーズン、セカンドシーズン、ファイナルシーズン、オフシーズン、モンスターシーズンの5部構成です。 『化物語』から続く阿良々木暦(あららぎこよみ)の一連の物語はファイナルシーズンで一旦完結し、オフシーズンではファイナルシーズンまでの物語の前日譚やその後のエピソード、裏話といった内容が描かれています。

「物語」シリーズの主要登場人物を一覧で紹介

阿良々木暦(あららぎこよみ)cv.神谷浩史

阿良々木暦は本作の主人公です。『化物語』を始めとする本シリーズのすべてに登場します。彼は瀕死の吸血鬼・キスショットを救うため自らの血を捧げ、自身も吸血鬼になってしまった少年です。 暦を演じる神谷浩史(かみやひろし)は、『進撃の巨人』のリヴァイ役なども演じています。

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戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)cv.斎藤千和

戦場ヶ原ひたぎは本作のメインヒロインです。「おもし蟹」の怪異に遭遇した人物で、類まれな美貌を有しています。同級生や教師との交流がほとんど無く一目置く存在として扱われていますが、その本性は相当な毒舌家でした。 ひたぎを演じる斎藤千和(さいとうちわ)は、『魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむら役なども演じています。

八九寺真宵(はちくじまよい)cv.加藤英美里

八九寺真宵は小学生の少女です。ツインテールが特徴的で、人見知りながら礼節をわきまえない子供らしい性格の彼女。その正体は交通事故で亡くなった地縛霊であり、「迷い牛」という怪異でした。 真宵を演じる加藤英美里(かとうえみり)は、『バカとテストと召喚獣』の木下秀吉(きのしたひでよし)役なども演じています。

神原駿河(かんばるするが)cv.沢城みゆき

神原駿河は怪異「レイニーデビル」に遭遇する少女です。学年は暦達の1つ下で、優秀な運動神経を誇っています。女子バスケ界のスター選手で、暦とは「ヴァルハラコンビ」と称される関係です。 駿河を演じる沢城みゆきは、『ルパン三世』の峰不二子(みねふじこ)役なども演じています。

千石撫子(せんごくなでこ)cv.花澤香菜

千石撫子は怪異「蛇切縄」に見舞われた中学生です。暦が小学生の頃から面識はあったものの、怪異に遭遇するまでは疎遠になっていました。内気で臆病な性格をしており、他人にも無関心であるため、誰も疑わず信じない闇深い心が特徴です。 撫子を演じる花澤香菜(はなざわかな)は、『五等分の花嫁』の中野一花(なかのいちか)役なども演じています。

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羽川翼(はねかわつばさ)cv.堀江由衣

羽川翼は怪異「障り猫」に遭遇した、暦の同級生です。暦やひたぎと同じクラスに在籍し、品行方正な良識人である彼女。博識な一面もあり、本シリーズでは暦の次に多く登場するキャラクターです。 翼を演じる堀江由衣(ほりえゆい)は、『フルーツバスケット』の本田透(ほんだとおる)役なども演じています。

忍野メメ(おしのめめ)cv.櫻井孝宏

忍野メメは怪異の専門家です。アロハシャツにボサボサの金髪という胡散臭い見た目をしているものの、その実力は本物。本人はあくまで「中立者」の立場を貫いており、怪異に立ち向かう暦達に助言をします。 メメを演じる櫻井孝宏(さくらいたかひろ)は、「ジョジョの奇妙な冒険」の岸辺露伴(きしべろはん)役なども演じていました。

忍野忍(おしのしのぶ)cv.坂本真綾

忍野忍は暦を吸血鬼の眷属へと変貌させた、元人間の吸血鬼です。もともとは「怪異の王」とまで呼ばれた吸血鬼でしたが、暦に力を吸われその大半を失ってしまいます。その後は幼女の姿となり、「忍」の名前を与えたメメと同居していました。 忍を演じる坂本真綾(さかもとまあや)は、『ラーゼフォン』の美嶋玲香(みしまれいか)役なども演じています。

阿良々木火憐(あららぎかれん)cv.喜多村英梨

阿良々木火憐は怪異「囲い火蜂」に刺された暦の妹です。2人いるうちの上の妹で、中学生ながら空手二段の実力を誇っています。ポニーテールとスラッと伸びた長身が特徴的で、暦を平然と担ぐほどのズバ抜けた身体能力を有していました。 火憐を演じる喜多村英梨(きたむらえり)は、『とらドラ!』の川嶋亜美(かわしまあみ)役なども演じています。

阿良々木月火(あららぎつきひ)cv.井口裕香

阿良々木月火は暦の下の妹です。姉の火憐とあわせて「栂の木二中のファイヤーシスターズ」という通り名を持ち、月火は参謀として活動しています。しかしその正体は人間ではなく、人として転生する怪異「しでの鳥」でした。 月火を演じる井口裕香(いぐちゆか)は、『僕は友達が少ない』の高山マリア役なども演じています。

貝木泥舟(かいきでいしゅう)cv.三木眞一郎

貝木泥舟は「偽物の怪異」を専門とする詐欺師です。常に黒いスーツとネクタイで身を包んでおり、抑揚のない不吉な話し方が特徴的でした。メメに匹敵するレベルの能力を有していますが、本人は怪異の存在を信じていません。 貝木泥舟を演じる三木 眞一郎(みきしんいちろう)は、『キャプテン翼J』の若林源三(わかばやしげんぞう)役なども演じています。

影縫余弦(かげぬいよづる)cv.白石涼子

影縫余弦は「怪異転がし」の異名で知られる、女性陰陽師です。「やりすぎることがない」という理由で不死身の怪異を専門としており、術式よりも格闘術での戦闘を好みます。本人も「地面を歩けない呪い」をかけられていました。 余弦を演じる白石涼子(しらいしりょうこ)は、『ハヤテのごとく!』の綾崎ハヤテ役なども演じています。

斧乃木余接(おののきよつぎ)cv.早見沙織

斧乃木余接は余弦に従う怪異「憑藻神」です。彼女は人間の死体をベースに作られており、余弦を「お姉ちゃん」と呼び慕っています。基本的に無表情で他人には辛辣な態度を取りますが、撫子に対しては甘い一面をみせていました。 余接を演じる早見沙織(はやみさおり)は、『バクマン。』の亜豆美保(あずきみほ)役なども演じています。

忍野扇(おしのおうぎ)cv.水橋かおり

忍野扇はメメの姪を自称する謎の転校生です。またメメの甥を名乗る男子としても登場します。整った容姿をしているものの、不気味な雰囲気と真っ黒な瞳が印象的な彼女。作中では様々な怪異の裏で暗躍する、謎の存在として描かれていました。 忍野扇を演じる水橋かおり(みずはしかおり)は、『カスミン』の春野カスミ役なども演じています。

老倉育(おいくらそだち)cv.井上麻里奈

老倉育は暦の同級生の少女です。暦が1年生の頃に学級委員長をしていた生徒で、成績優秀で面倒見の良い人物でした。しかしテストの問題をリークした犯人に仕立て上げられ、それ以来3年時まで登校拒否を貫いています。 老倉を演じる井上麻里奈(いのうえまりな)は、『僕は友達が少ない』の三日月夜空(みかづきよぞら)役なども演じていました。

アニメ「物語」シリーズは放送順・時系列順で繰り返し楽しめる

今回は「物語」シリーズを時系列順で観るならどの順番がいいのかと、時系列のあらすじについて詳しく紹介しました。本作は時系列順で視聴する場合もアニメの放送順で視聴する場合も、それぞれ違った楽しみ方ができると思います。 何周しても楽しめるシリーズなので、自分なりの楽しみ方を探してみてくださいね!