2023年9月22日更新

Netflixドラマ『汚れなき子』のあらすじと結末ネタバレ!犯人の正体はいったい誰?

このページにはプロモーションが含まれています
『汚れなき子』サミー・シュライン
© 2023 Netflix, Inc. Netflixシリーズ『汚れなき子』9月7日(木)より独占配信

2023年9月からNetflixで配信スタートしたドイツ発のミステリードラマ『汚れなき子』。日本でもNetflixドラマTOP10に入るなど注目を集めています。 この記事では、『汚れなき子』のあらすじをネタバレで解説し、その魅力やキャストを紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 >結末ネタバレはこちら

AD

『汚れなき子』のあらすじ

ある男に厳しいルールの元、監禁されていたレナ(キム・リードル)と2人の子どもハンナ(ナイラ・シューバース)とヨナタン(サミー・シュレイン)。ついに命からがら逃げたしたレナは交通事故に遭い、緊急搬送されます。その横にはハンナがついていました。 保護されたハンナからの話で、2人がある男に監禁されていたことが発覚。弟のヨナタンが監禁場所に取り残されていることがわかり、捜査が開始されます。 レナが13年前に発生した失踪事件の被害者ではないかと、確認するためレナの両親が到着。ところが、父マティアスは「娘じゃない」と声を荒らげ、彼女が「レナ」ではないことも明らかになります。

原作はロミー・ハウスマンの小説

『汚れなき子』の原作は、ドイツの新人作家ロミー・ハウスマンによる『Liebes Kind』。英語タイトルは『Dear Child』で、米Amazonで2760超のレビューを獲得した大ヒット作です。 ある一組の母娘が救急車で搬送され、事故に遭った母親と一緒にいた娘の証言から、2人はある男に監禁されていたことが発覚するサスペンス・スリラー。ページを繰る手が止まらなくなる衝撃のミステリーです。

『汚れなき子』のネタバレ

レナと呼ばれる女性は誘拐・監禁されて、レナとしてハンナとヨナタンの世話をさせられていました。レナの両親によれば、ハンナは娘レナに瓜二つだといいます。 捜査の末、ついに監禁場所が明らかに。そこはNATOの軍事施設で、辺り一面に地雷が仕かけられていました。解除して施設に突入した警察は無事にヨナタンを保護しますが、犯人と思われる男はすでに死亡しており、施設は仕かけられた爆弾で爆破されてしまいます。 一方レナを演じていた女性の本名が、ヤスミン・グラスであることが判明。さらにDNA鑑定で死んだ男が子どもたちの父親でないこともわかり、2人の父親も違うことが発覚します。周辺で新たな遺体も発見されますが、それはヤスミンの前にレナを演じさせられていた女性でした。 ハンナがレナとその元恋人フロリアンの子だとわかり、マティアスは孫娘であるハンナを引き取ります。退院して人生を取り戻そうとしていたヤスミンは、まだ真犯人に見張られていることに気付いていました。

AD

『汚れなき子』の結末!犯人は誰?

ある決意を固めたヤスミンは、真犯人の車に自ら乗り込みます。そこにはマティアスの家から抜け出したハンナもいました。ヤスミンをはじめ8人もの女性を拉致監禁し、レナを演じさせていた真犯人は、軍事施設を警備していた警備会社の社長ラルス・ログナーでした。 ラルスはハンナを妊娠していたレナを13年前に誘拐・監禁し、ヨナタンを産ませた張本人。自分の母の面影をレナに見出し、彼女を殺して自分の家の庭に埋めた後も、次々と「新しい母親」を拉致監禁して理想の母親を演じさせていたのです。 新しい監禁場所に向かう前に、ラルスに「ママとの思い出の海に行きたい」と願い出たハンナ。ヤスミンは隙をついて、隠し持っていたガラス片でラルスの首を突きました。そこへ刑事のゲルトがたどり着き、死ぬゆくラルスからレナを埋めた場所を聞き出し、ようやくレナの事件は解決を迎えたのでした。

『汚れなき子』の魅力

まるで実話?名作『ルーム』のような臨場感

『ルーム』(2015年)
© FILMNATION ENTERTAINMENT/All Star Picture Library/Zeta Image

誘拐・監禁されて子どもを育てさせられている女性、厳しいルール下で厳重な監禁生活を強いられている状況。このプロットで思い起こされるのは、やはりブリー・ラーソンにアカデミー賞主演女優賞をもたらした映画『ルーム』でしょうか。 ただし『汚れなき子』では13年前の未解決の失踪事件がからんでおり、ミステリー色が濃厚。次々と発覚する衝撃の事実に翻弄されること間違いなしです!

AD

ただのホラーじゃない!人間的なスリラー

サイコスリラーとはいえ、本作は『羊たちの沈黙』のようなホラー色はなく、事件に関わる刑事たちの感情面も重要な役割を果たしているヒューマン・スリラーといえます。登場人物たちすべてに掘り下げるべきキャラクターがあり、それぞれの人間関係も作品の魅力となっています。 特に、レナの両親であるマティアスとカリン、彼らの隣人・友人でありレナの失踪事件を担当していた刑事ゲルトとの三角関係がドラマにスパイスを与えています。

『汚れなき子』の主要キャスト

レナ(ヤスミン)役/キム・リードル

『汚れなき子』キム・リードル
© 2023 Netflix, Inc. Netflixシリーズ『汚れなき子』9月7日(木)より独占配信

誘拐・監禁されてレナを演じさせられたヤスミン・グラス役を務めたのはキム・リードル。1982年1月15日生まれ、ドイツ・ミュンヘン郊外の町シュタルンベルク出身の女優です。 Netflix配信ドラマでは、2019年のドイツの犯罪ドラマ『スカイラインズ -危険なビジネス-』に出演しています。

ハンナ役/ナイラ・シューバース

『汚れなき子』ナイラ・シューバース
© 2023 Netflix, Inc. Netflixシリーズ『汚れなき子』9月7日(木)より独占配信

レナの娘ハンナを演じたのはナイラ・シューバースです。2011年10月20日生まれの子役で、2020年から活動を始めました。父はドイツ人、母はスペイン人で、兄のルーカスも俳優です。 Netflixの大ヒット作『バード・ボックス』の続編『バード・ボックス バルセロナ』(2023年)に、幼少期のソフィア役で出演しています。

ヨナタン役/サミー・シュレイン

『汚れなき子』サミー・シュライン
© 2023 Netflix, Inc. Netflixシリーズ『汚れなき子』9月7日(木)より独占配信

レナの息子ヨナタンを演じたのはサミー・シュレインです。2009年4月17日生まれ、ドイツ出身の子役で、2008年のドラマ『Maire Brand』で子役としてデビューを果たしています。 これまでの出演作に、映画『Billy Kuckuck – Angezählt (原題)』やドラマ『German Crime Story: Deadlock (原題)』(いずれも日本未公開・未放送)などがあります。

AD

マティアス・ベック役/ユストゥス・フォン・ドナーニー

『汚れなき子』ユストゥス・フォン・ドナーニー
© 2023 Netflix, Inc. Netflixシリーズ『汚れなき子』9月7日(木)より独占配信

13年前に失踪したレナの父親マティアス・ベック役を務めたのは、ユストゥス・フォン・ドナーニー。1960年12月2日生まれ、ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州出身の俳優です。俳優の他、脚本家や映画監督としても知られています。 主な出演作に『es[エス]』(2001年)や『ヒトラー ~最期の12日間~』(2004年)などがあります。

Netflixドラマ『汚れなき子』のあらすじと結末ネタバレ!犯人や魅力を解説

ドイツ発のサイコスリラー×ヒューマンミステリードラマ『汚れなき子』は、6話完結のミニシリーズでNetflixで配信中!次から次へと起こる衝撃の展開に翻弄されつつ、人間ドラマにも見どころある本作をぜひ堪能してみてください。