漫画『渡くんの××が崩壊寸前』の全巻無料配信・サブスク情報

直人は家の庭で畑仕事を開始しました。しかしそこへ鍬を持った紗月が現れます。かつて平穏を壊した彼女に大声で怒鳴り、今まで溜まりに溜まった不満を言い放つ直人。すると突然紗月に濃厚なキスをされ、その様子を鈴白と紫に見られます。 6年前、信州で暮らしていた渡一家は、いつも畑の近くにいた少女・紗月と仲良くなりました。そして直人は紗月に恋心を抱いています。しかしある日、突然紗月は渡家の畑をめちゃくちゃに荒らしたのです。その日を境に紗月は姿を消し、二度と会うことはありませんでした。 しかし再会をきっかけに、紗月が家の畑を手伝ってくれることに。微妙にすれ違いながらも、昔のように他愛もない関係を築き上げていきます。

直人は下校時に雨に濡れた結果、翌日風邪を引いてしまいました。高熱を出してダウンしていると、布団の中に紗月がいることに気付きます。昔のようにマイペースで冗談交じりなことを言ってくる紗月に戸惑う直人。 すると家に紫がお見舞いに来てくれます。帰ると告げる紗月でしたが、紫が雑炊を届けてくれたタイミングで布団の中に入り込むのでした。辛うじてバレずに済みますが、直人は紗月の様子に違和感を覚えます。 後日紫が優しく接してくれる理由を本人に聞くことにした直人。すると彼女は、直人の「家族を大事にしているところ」に惹かれたことを明かします。さらにクラスメイトと下ネタで盛り上がらない部分も好きらしく、それなりに性欲もある直人はプレッシャーを感じるのでした。

友人の徳井主導のもと、紗月を含めたクラスメイトたちと海に行くことになった直人。徳井の気遣いもあり、紫と2人きりの時間を過ごします。しかしかつて紫と付き合っていたという藤巻が現れたことで、彼女の様子が一変するのでした。 中学時代、全女子生徒の人気者だった藤巻に告白された紫。その場では告白を断りますが、噂が巡り巡って付き合っていると認知されてしまいます。そして藤巻に執着され、男性を恐れるようになってしまったのです。 しかし紫は、藤巻に今好きな人がいることを伝えます。クラスメイトたちの前で本性を現した藤巻でしたが、直人と紗月の協力で二度と会わないことを約束するのでした。その後紫は、旅行から帰ったら直人に告白することを紗月に伝えます。

直人は旅行の最終日から紗月に避けられていることを気にしていました。紗月に声を掛けても「私はもう直くんに関わらない」の一点張り。紗月のことを考えながらも、突然紫に告白されて頭がいっぱいになります。 紗月との関係を改善するために、自分の考えを伝える直人。「幼馴染として心配しているから関わらないなんて寂しいこと言うなよ」ーー。そして紫の告白の答えを迷っていることを見抜かれ、アドバイスされるのでした。 紫の告白を断った直人でしたが、強引に迫られてお試し交際をスタートさせます。最初は気乗りしませんでしたが、一緒の時間を過ごすことで少しずつ安心感を覚えるように。そんな中、レストランのアルバイトを始めたことでとある女子と再会し……。

アルバイトの面接に居たのは、中学時代の後輩である梅澤真輝奈でした。そして彼女の説得もあって、人生初のスマホを手に入れた直人。一番に紫に電話して、スマホを買ったことを報告します。 幸せそうな直人の姿を見た真輝奈は、徐々に嫉妬心をむき出しにするのでした。陸上の推薦で高校に入学しながらも、納得のいくタイムが出ずに人間関係を拗らせていった真輝奈。距離を縮めようとしますが直人は彼女のことを妹のように見ており、紗月からは胸が小さいことを馬鹿にされます。 後日、直人は紫と花火大会に行くことになりました。しかし帰りに雨に濡れてしまい、偶然出会った紗月と3人で家に帰ります。紗月と紫と一つ屋根の下、突然紫に起こされる直人。情事を誘われますが、それを拒絶してしまい……。

昨晩のこともあって、紫と距離ができてしまった直人。紗月からアドバイスをもらってメッセージを送りますが、既読がつきません。一方紫は徳井に恋愛相談をしており、紗月に負けないために仮ではない本当の彼女になりたいと告げるのでした。 直人は真輝奈に、紫のことが好きだと伝えます。その現場を紫に見られ、本心を明け透けに話したことで空いた溝が埋まっていくのでした。一方の真輝奈は、直人のことが好きだと改めて自覚します。 翌日、紫の家で手料理を食べることになった直人。2人きりになったタイミングで再び情事を迫られて、交わることを決意します。しかしそのとき紫の母親が帰ってきて、隠していた避妊具を見られてしまうのでした。

避妊具を持っているのがバレたことで、逃げるように紫の家を後にする直人。その後意識が朦朧としているところを紗月に助けられ、励まされるのでした。しかし2人で帰宅途中、車に乗った紫の母親がやってきます。 「これからもいいお友達でいてね」ーー。万が一のことがあった場合どうするのかと言われ、紫と別れるよう忠告を受ける直人。しかし自分の想いに正直になり、母親に反発するように紫と積極的にデートします。 一方紫は、紗月が学校を辞めるという話を耳にしていました。その後紗月の家に料理を作りに行き、彼女の本心を探ることに。そして実家に帰ることを告げられ、直人への伝言を頼まれてしまいます。 紫から連絡を受けた直人はすぐさま紗月のもとへ向かいますが、無理やり電車に連れ込まれ……。

紫から「信じてる」という一言をもらった直人でしたが、紗月の実家がある松本まできてしまいます。しかし紗月の精神状態が不安定であることを察し、実家まで付いていくことに。観光もしながらようやく到着した紗月の家は旅館。 中で待っていたのは、従業員である草壁弥生という女性でした。そして彼女から告げられたのは、紗月が女将の跡を継ぐのを断ったという事実。さらに旅館を経営する両親とは血が繋がっておらず、6年前に引き取られたとのこと。 その日の夜、旅館に1人の男がやってきます。直純と名乗る彼の正体は、紗月の義理の兄。イカツイ見た目とは裏腹に直純にフレンドリーに絡んで、紗月との関係も良好です。そして両親との話し合いの結果、紗月は東京に戻ることになるのでした。

東京に戻る日、直人と紗月は直純と弥生に見送られます。そのとき紗月は直純から恋愛感情を諭され、少しずつ直人への恋心を自覚していくのでした。 帰ってきた直後、紫のもとへと向かう直人。そして紗月の実家に泊まったことを告げ、お土産の御守りを贈ります。直人と紗月の関係が発展したのではないかと気が気でなかった紫は一安心し、翌日以降はいつものようにデートをするのでした。 しかし2人の前に紗月が現れ、突然直人に告白します。不穏な空気を感じ取った紫は、紗月を連れて2人きりになれる場所へ。そして紗月から告げられたのは、「今の直くんとの関係を全部壊す」という宣戦布告。 ついに夏休みを終え、2学期が始まります。しかし夏休み最終日に直人は紫にフラれており……。

紫にフラれたと思っている直人ですが、実際はフラれていませんでした。しかし一方的に勘違いしており、次なる行事である文化祭準備をしながら悶々とした日々を過ごします。 一方紫は、徳井から「後夜祭でキスした男女は絶対に別れない呪いにかかる」という話を聞かされていました。そして文化祭でもう一度直人に告白することを決意します。 その頃直人は、倉庫にいた紗月にハグされていました。「少なくとも全人類の中で直くんのことが一番好き」ーー。そんなあまりにも直球すぎる言葉に呆けてしまう直人。 ついに迎えた文化祭当日、直人は紗月と紫に自分の想いを明かすことを決めていました。そして紗月と2人きりになったとき、直人は「好きだ」と伝えます。

紗月に好きだと伝えた直後、付き合えないと応えた直人。奇怪な行動を問い詰める紗月ですが、直人が出した答えは「紗月も紫も好きだから、どちらとも付き合わない」というもの。そして後夜祭を告げる放送とともに直人は紗月にキスをされ、別れを告げられるのでした。 その後紫に告白されますが、同じように理由を告げて断ります。大きな決断をして、どこか罪悪感と孤独感に苛まれる直人。そしてクラスのメッセージグループでは、直人が紫をフッたことが話題となり……。 翌日尾ひれが付いた結果、直人が紗月と紫と二股していたという噂が流れていました。1人の時間が増えた直人は、多摩代の命令で信州の実家に向かいます。そこで父親に世話になったという理華に恋愛相談して、紗月への想いを自覚するのでした。

紗月のアパートへと向かう直人ですが、部屋は既にもぬけの殻。そこへ徳井がやってきて、紗月が転校したことと、紗月と付き合っていることが明かされます。徳井に怒りをぶつける直人でしたが、すでに取り返しのつかないことだと悟るのでした。 数日前、紗月に向けて自分は味方であることを告げていた徳井。そして紗月から、直人には二度と会わないつもりだということが告げられます。さらに直人が近づこうとしたら、どんな手を使ってでも止めてと頼まれるのでした。 バレンタインというイベントを終え、少しずつ前を向き始めた直人。そして徳井を呼び出して、紗月と付き合っていないことを突き止めます。しかし徳井は紗月の行方を知らされていないとのこと。さらに修学旅行という一大イベントが始まり……。

徳井や紫たちのおかげで、直人の噂は嘘だということで解決していきます。そして沖縄での修学旅行が開催され、直人は紫と友人として関係を育み始めるのでした。平穏で充実した理想の修学旅行。しかし紫は同じく修学旅行にきていた他校の生徒の中に紗月を発見するのでした。 その後紗月は徳井をトイレに呼び出して問い詰めます。どうやら徳井はSNSを活用して紗月の高校を特定し、グループ行動まで合わせにいったとのこと。 会いたくないと話す紗月ですが、直人は紗月が沖縄にいることを知ります。そして無理やり紗月に会って自分の想いを伝えたことで、距離を縮めるのでした。東京に戻った後も遠距離ながら会う約束を取りつけた直人は、積極的にアプローチを仕掛けます。

直人はデート中に、紗月から旅館を継ぐことを告げられます。いつも以上に可愛く見えた紗月にキスしようとしますが、反射的に拒否されてそのまま別れるのでした。 数日後、紗月が家にやってきて良い雰囲気が流れます。すると突然紗月は服を脱ぎだし、キスを迫ってくるのでした。しかし何かを悟った直人は、キスはせずに本心を聞き出します。 紗月から明かされたのは、直純と弥生が結婚するため旅館を継ぐ必要がなくなったこと。そして誰からも必要とされなくなった紗月は、悲しい顔を見せながら家を出るのでした。 その後紗月の実家へ向かった直人でしたが、直純から旅館を継ぐ気はないと言われます。さらに紗月は直純から跡継ぎの件を聞かされ、直人にメッセージを送るのでした。

学校で直人を待っていたのは、制服姿の紗月でした。そこで直人は自分の想いを告白し、正式に交際をスタートさせます。その後将来は料理人になることを明かし、紗月は大学に進学することを告げるのでした。 あっという間に3か月が経ち7月末。徳井は推薦枠で大学進学を決め、紫は友人の嶋田のサポートもありながら芸能界への道を歩んでいます。そんな中直人は、1人暮らしを始めた紗月と半同棲を開始していました。 数日後、直人が料理人修行をしている店に突然嶋田がやってきます。どうやら仕事が忙しくてナイーブになっている紫を励ましてほしいとのこと。しかし紫の本当の目的は、直人への想いを断ち切ることで……。「キスしてほしい」と告げられた直人はーー。