漫画『気高き獣の愛を知れ』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！有能社長の溺愛シンデレラストーリー

皐月なおみが原作を、直江亜季子が作画を務める恋愛漫画『気高き獣の愛を知れ』。虐げられて生きてきた女性のシンデレラストーリーを描く本作は、やり手社長の溺愛を楽しめる話題作です。 そこで本記事では『気高き獣の愛を知れ』のあらすじと感想を、最終回までネタバレありで解説していきます！

名門財閥の令嬢として生まれながら、父が妾腹だったために蔑まれ「雑草」と呼ばれながら育った由梨。彼女は左遷された父と共に訪れた地で、支社の副社長・加賀隆之に出会います。 かつて由梨が心惹かれた狼と同じ瞳を持つ隆之のもと、由梨は秘書室で働き始めました。隆之のガッツきすぎない大人の余裕が、かっこいいです！ 働き始めてから5年後、由梨の父が亡くなりました。東京に連れ戻されることを恐れる彼女は、突然隆之からプロポーズをされます。彼からのプロポーズは政略結婚の打診かと思いきや、実は隆之は5年間由梨に恋をしていてーー。

隆之から政略結婚を持ちかけられるも、由梨は返事に悩みます。しかし気高き獣のような瞳を持つ隆之は、外見のイメージとは裏腹に優しく温かい。 上司としかみていなかった隆之の優しさに触れ、いつしか自分が彼に恋をしていたと気がつきました。そしてついに彼女は、加賀家に嫁ぐ決心を固めます。過酷な生い立ちから、ネガティブで自分に自信がない由梨。少しずつ変わっているものの、早く隆之に本当に恋をしてプロポーズをしたと伝えてほしいです……！ そしてある春の日に結婚式を終えた2人は、初めての夜を迎えます。そんななか由梨に、怪しい男の影が迫っていてーー。

祖父が亡くなったという報せを受けて、由梨は5年ぶりに東京の今井家に帰ります。冷遇する人間で溢れる家で告別式も終え、隆之のもとへ帰宅する前日。彼女のもとを、常に由梨に執着する従兄弟・和也が訪ねてきました。 和也は由梨に、政略結婚で一緒になった隆之と別れ、自分と結婚するように伝えます。由梨は自分は隆之を愛していると伝えますが、和也はそれを聞き入れず、由梨の意識を奪い攫いました。和也の執着が異常で怖すぎます！ 由梨の首を絞めようとする彼。そこに助けに来たのは、由梨が消えたと聞き東京にやってきた隆之でした。危機を回避した2人はお互いの気持ちを確かめあい、心身共に本当の夫婦になります。

初めて2人で旅行に行った、隆之と由梨。そこで隆之は由梨の才能に気づき、秘書課から企画課への異動を打診します。悩む由梨ですが、隆之からの期待に応えるため、異動の提案を受け入れました。 企画課にはイケメンでありながら、仕事に厳しい上司・黒瀬がいると由梨は聞きます。そんななかでも彼女は奮闘し、実力で黒瀬を筆頭とする企画課の信頼を勝ち取りました。冷遇されていただけで、実際は優秀な由梨がかっこいいです！ 一方の隆之は仕事とはいえ元カノと接しており、由梨はモヤモヤします。そして環境の変化もあり、倒れてしまう由梨。そんな彼女に、黒瀬は惹かれ始めているようでーー。

黒瀬に自宅まで送ってもらった由梨は、懇親会から帰ってきた隆之から元カノの香水の香りがしていることに気づきます。由梨から拒絶されてしまった隆之は、嫉妬や体調不良に気づけなかった事実から自己嫌悪に陥っていました。 業務上のトラブルから、一緒に出張することになった由梨と黒瀬。黒瀬は由梨に想いを伝えようとします。一方の隆之は、元カノから隆之が由梨を本当に好きなのがわかって諦めたと告げられていました。 付き合っていた頃の元カノを理解できていなかったと知った隆之は、今も同じなのではないかと心配になり由梨のもとへ向かいます。黒瀬が気持ちを伝える寸前で、現れた隆之。 由梨と隆之は愛を確かめあい、永遠に一緒にいると誓うのでした。

本作の見どころは、溺愛されるヒロインのシンデレラストーリーです。 ずっと虐げられて生きてきた主人公が、隆之と出会い甘々に溺愛される姿にキュンキュンします。また部署を異動してからは、仲間もできて心もどんどん強くなります。そんなヒロインの変化に、注目です。 また最初の政略結婚から始まる、もどかしいすれ違いも本作の魅力。先が気になるストーリーを楽しみたい人は、ぜひ手に取ってみてください！