『うちの弁護士は手がかかる』第2話では杏(平手友梨奈)が中学時代のいじめ問題に挑む!7年前のいじめを立証することはできるのか
2023年10月期のドラマ『うちの弁護士は手がかかる』第2話が放送されました。杏の中学時代に起こったいじめに向き合った今回。果たしていじめ問題を解決することはできたのでしょうか。 この記事では、『うちの弁護士は手がかかる』第2話について詳しく解説していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
杏(平手友梨奈)と蔵前(ムロツヨシ)に中学時代のいじめ問題の依頼が
杏(平手友梨奈)と蔵前(ムロツヨシ)の元に、翔子(有森也実)という女性がやってきます。翔子は杏の中学時代の同級生・円(渡邊圭祐)の母親。翔子は、人気ユーチューバーで杏と円の同級生・合田(曽田陵介)を訴えたいと杏に相談しに来たのです。 円は合田を中心としたクラスメイトにいじめられ、7年間家に引きこもっているとのこと。円も合田を訴えたいと言い、久しぶりに再会した杏に「あの時の責任取ってくれるよね?」と告げ……。 実は杏は円がいじめられているのを知り、当時いじめを辞めるようクラスに訴えていました。しかし杏が休んだ日に、クラスで「円のお葬式」が行われていたことが発覚したのです。
いじめを裁判で立証する難しさが2人に立ちはだかる
杏は円のお葬式が行われていたことに怒り、訴えることを決意。しかしいじめの裁判は立証が難しく、いじめの時効は5年。 円の場合はすでに7年過ぎており、立証は難しいと弁護士事務所の仲間たちは声を挙げました。また立証できなかった場合、名誉毀損で訴えられる可能性もあり……。 しかも合田は、天野法律事務所弁護士の海堂(大倉康二)にネットの誹謗中傷被害を訴えていました。そして海堂はその犯人が、翔子であると突き止めます。 海堂は「痛み分け」を提案しますが、杏は合田がお葬式ごっこを先導した証拠を手に入れ、手を引こうとはしません。
“劇的な勝利”ではなく現実的なラストに視聴者の反応は?
杏と蔵前は、当時のクラスメイトたちをお葬式ごっこがあった教室に集めます。そこで杏は合田のいじめの証拠を提示し、円も教室にやってきました。 しかし円は合田、クラスメイトたちを訴えないと言います。その理由は「やられたらやり返す、それが永遠に続くことを知っているから自分が我慢する」。円は涙ながらに「俺の7年返せよ!」と訴え、合田とクラスメイトたちは円に謝罪をしたのでした。 裁判に勝って勝利、ではなく和解で解決したこの事件。視聴者は「勝ってはいないが展開がリアル」「白黒つけない展開が見ていて勉強になる」という声が相次いでいました。あえて派手な展開にするのではなく、現実に近いストーリーに親近感を感じ高評価を得ているようですね。
第2話でも過去のフジドラマのパロディが登場
蔵前は2話でも、過去のフジテレビドラマのパロディを演じていました。2話では蔵前が独り言を呟くシーンで「振り返れば……誰もいない!」と、『振り返れば奴がいる』(1993年)の織田裕二と石黒賢の名ドラマが登場しました。 また教室に集まったシーンでは、蔵前が『古畑任三郎』(1994年~)を思い出させる「あなたですね」というセリフがありました。 ラストの川沿いを歩くシーンでは、『GTO』(1998年)の反町隆史演じる鬼塚がすごいと蔵前が褒めるセリフもあり、懐かしのフジテレビドラマがあらゆるシーンで散りばめられています。次は何のドラマが出てくるのだろうと、予想に花が咲きますね。
杏と蔵前が次に挑むのは少年の親権争い
徐々に杏と蔵前がベストコンビになってきましたね。気になる次回の第3話では、事務所所長の今日子(戸田恵子)が、情報番組の法律相談コーナーに出演することになります。 実はこの出演、蔵前が杏を売り込むために仕組んだもの。依頼が殺到する中、杏は10歳の翔(三浦綺羅)の事件を担当することになりました。 翔の父は、母を殴って警察に逮捕されたようで……。果たして杏と蔵前は翔を救うことができるのでしょうか。第3話も必見です!