2023年12月18日更新

『必殺仕事人』の歴代キャストを紹介!初代から最新まで亡くなった出演者とともに解説

このページにはプロモーションが含まれています

1972年から放送が始まった人気時代劇シリーズ『必殺仕事人』。この記事では『必殺仕事人』の歴代キャストをご紹介していきます。 超ロングシリーズのため、年代別にキャストをご紹介。『必殺仕事人』に誰が出ていたのかチェックしてみてくださいね。

AD

『必殺仕事人』のあらすじ

取締が厳しくなったことで金をもらって恨みを晴らす闇稼業が、江戸から姿を消していました。中村主水も闇稼業から足を洗った1人。しかし、裏稼業の元締めから復帰を依頼されます。1度は復帰を断った主水でしたが、説得され闇稼業に復帰することを決意しました。 早速、仕事を開始した主水はかつての仲間の捜査をすることに。飾り職人の秀は主水に加勢し無事に事件を解決することができました。仲間に誘われた秀は断りますが、頼み人の姿を見て仲間入りを自ら志願します。 こうして「仕事人」チームが結成され、主水たちは江戸の街で暗躍することとなったのです。

『必殺仕事人』主演を務めた歴代キャスト

藤田まこと

主演の中村主水を1992年まで演じていたのは藤田まことです。『必殺仕事人』が始まった当時、『てなもんや三度笠』(1962−1968年)でのコメディ俳優としてイメージが強かった藤田。藤田のキャスティングには反対意見もありましたが、プロデューサーが押し切って主演が決定しました。 藤田自身も放送開始当時は、まだ自分はコメディアンで、コメディもシリアスな演技もできる役者になったのは2年ほど経過してからだと語っています。 長く主役を務めた藤田の年代による変化にも注目です。一見情けないけれど、実は腕利きの殺し屋姿の変化していく様を楽しんでみてくださいね。

AD

東山紀之

2007年に復活した必殺仕事人の主役・渡辺小五郎役を務めたのが東山紀之です。2023年内での引退を発表している東山紀之が、最後のテレビ出演作品に選んだのが『必殺仕事人』です。 『必殺仕事人』としては50周年を迎え、復活して東山が主演を務めるようになってからも15周年。東山は藤田から受け継いだバトンを若い世代に引き継いでいくと語っています。 藤田まことの演じる中村主水とは違う東山紀之の渡辺小五郎。時代の異なる仕事人の仕事っぷりをその目で確認してみてくださいね。

『必殺仕事人』その他キャストをピックアップ

1970年代

1970年代の『必殺仕事人』のその他キャストは次の通りです。 仕事人の1人畷左門を演じたのは伊吹吾郎。畷左門は恨んでいる相手と主水の顔がそっくりで、最初は主水に斬りかかるもののすぐに誤解が解け裏稼業の道へ進んでいくという役どころです。 飾り職人の秀を演じたのは三田村邦彦。秀は若さゆえ熱くなりやすい仕事人。しかし、徐々に落ち着いていきます。 情報収集と主水たちとの連絡を行う半吉を演じたのは山田隆夫です。笑点の座布団運びで有名な山田くんは、かつて『必殺仕事人』シリーズの密偵として活躍していました。 仕事人の元締・鹿蔵を演じたのは中村鴈治郎、中村鴈治郎が体調不良で降板し新元締・おとわを演じたのが山田五十鈴です。

AD

1980年代

1980年代には「特別編必殺仕事人 恐怖の大仕事」「新・必殺仕事人」「必殺シリーズ10周年記念スペシャル 仕事人大集合」「必殺仕事人Ⅲ〜Ⅴ」などたくさんの作品が放送されています。 藤田まことや三田村邦彦といったメインキャストはそのまま継続して出演。 何でも屋の加代を演じているのは鮎川いずみです。加代は密偵として活躍し、質屋を営みながら受けた依頼を主水に伝える重要な役どころ。『必殺仕事人Ⅲ』では主題歌も歌っています。 坊やと呼ばれる仕事人の1人・西順之助を演じたのはひかる一平です。お坊ちゃん役をアイドル歌手であるひかる一平が見事に演じていました。 三味線屋の勇次を演じたのは中条きよし、勇次の母で元締のおりくを演じたのは山田五十鈴です。

1990年代

1990年代にもたくさんの『必殺仕事人』シリーズが放送。スピンオフ作品の『必殺! 三味線屋・勇次』が放送されるなど高い人気を誇っていました。 鍛冶屋の政を演じていたのは村上弘明。初登場時は花屋を営んでいたため花屋の政と呼ばれていましたが、後に鍛冶屋に転職。『必殺仕事人Ⅴ』のシリーズ4作品に主水以外で唯一出演する人気キャラです。 蝶々の朝吉を演じたのは初登場時は片岡孝夫、後に大沢樹生が演じています。浪士隊長の長・清河八郎を演じたのは滝田栄です。清河八郎は実在の人物で、ドラマ内の動きも史実と概ね合致しています。

AD

2000年代

2007年に復活した『必殺仕事人』。キャストもガラリと変わります。 仕事人の1人経師屋の涼次を演じたのは松岡昌宏。かつては伊賀の忍者という経歴を持ち、密偵の役割をすることもあります。 からくり屋の源太を演じたのは大倉忠義です。仕事人をするには穏やかで純粋で、悪人であっても殺すことに迷いを抱えています。 花御殿のお菊を演じたのは和久井映見です。お菊は実際に仕事をすることはなく、元締に近い働きをします。流しの仕事人・玉櫛を演じたのは水川あさみです。『必殺仕事人2009スペシャル』で殉職。 かつて中村主水を演じていた藤田まことは、復活した『必殺仕事人2009』の新春スペシャルに中村主水役で出演しています。

2010年代

2010年代も新たなメンバーを迎えながら『必殺仕事人』は進化していきます。 仕事人の1人である隆生を演じたのは知念侑李です。からくり屋の源太同様、仕事人に向かない性格をしており、周囲からは心配されています。本町奉行所に勤める与力・増村倫太郎を演じたのは生瀬勝久。長いものには巻かれろが信条の管理職人間です。 主役の渡辺小五郎の妻・渡辺ふくを演じているのは中越典子。渡辺家を発展させようと意気込んでいますが、小五郎には内心疎ましく思われています。ふくの母・こうを演じるのは野際陽子。小五郎は妻と義母には頭が上がりません。

AD

『必殺仕事人』亡くなったキャストは?

『必殺仕事人』の初代主演の藤田まことは、2010年に76歳で亡くなっています。しかし、亡くなった後も『必殺仕事人2010』での回想シーンや、『スペシャルドラマ必殺仕事人』(2018)で『必殺仕事人』シリーズに出演しています。 2018年の作品ではかつての出演シーンを合成し、まるで新たに撮ったような仕上がりでした。画面に蘇った中村主水に視聴者は感激の渦に巻き込まれることに。亡くなってもなお、『必殺仕事人』シリーズの主役として愛され続けています。

『必殺仕事人』の歴代キャストを紹介しました

50周年を迎えた『必殺仕事人』は長く愛される人気時代劇シリーズです。長く放送されているだけに歴代キャストもたくさん!「殺し」という危ない仕事を行うだけに、殉職などでの入れ替えもあります。 各年代のキャストの魅力をチェックしてみてくださいね。