漫画『レッドムーダン』のネタバレあらすじを紹介！rawを使わず無料で読む方法は？

史上唯一の女帝である武則天の無知だった少女時代から中国三大悪女の一人になるまでを描いた中華後宮ロマン作品『レッドムーダン』。 そんな本作は、一人の女性の過酷な人生が描かれたストーリーが見どころの作品です。 ここからは作品の配信情報や無料で観られるか、最新話までのネタバレ・あらすじを紹介していきます。

舞台は7世紀の唐王朝。武照という名前の少女は病気の母と仕事ができない祖母、元気な妹の4人で貧しい中暮らしています。しかし整った容姿が認められ、後宮に行くことを勧められるのでした。 そんなある日、母が病気で限界を迎えて亡くなります。貧乏であることの厳しさを身をもって体験した武照は、後宮へ向かうことを決意するのでした。序盤から母が亡くなるまでの描写がエグイ……。 唐の都・長安に入り、武照はついに後宮入りを成し遂げます。美しい装飾が成された衣服で着飾りますが、後宮は多くの妃たちが争う場所。他の妃からの嫌がらせや四妃の一人・楊淑妃からの洗礼を受けるのでした。

楊淑妃と距離が近づいたと思っていた武照でしたが、すべては彼女の策略でした。不敬行為に憤慨している楊淑妃によって、鞭打ちの刑に処される武照。 翌朝、傷だらけの身体を治療してもらい、早速後宮での仕事を始めます。そこで同じ位である才人たちに仕事を押し付けられますが、文句一つ言わずに仕事をこなしていくのでした。武照がたくましいですね……。 そんな彼女の仕事ぶりが気に入らない才人の一人・茉莉は、窃盗の罪を擦り付けようとします。しかし徐恵が介入したことで、間一髪のところを救われた武照。さらに四妃の一人・鄭賢妃に後宮で生き残るために必要なことを教えられます。

鄭賢妃が課した題目で思わぬ才能を発揮した武照。さらに徐恵と才人の一人・玲玉も認められ、最高峰の教育機関「内文学館」へ入学します。武照は与えられた膨大な課題を完璧にこなし、優秀な成績を収めていくのでした。 その間にも才人たちからの嫌がらせが鎮まることはなく、日増しに酷いイジメを受けます。しかし徐恵が隣で支えてくれて、少しずつ前を向き始めるのでした。徐恵がめちゃくちゃ良い子だし、最後まで生き残ってほしい！ そんなある日、美人の位に属する空林という女性に出会う武照。どうやら彼女は、同じ美人の旦陽から嫌がらせを受けているとのこと。そこで武照は、空林を救うために旦陽を陥れ……。

旦陽によって夜枷の講義に参加することになった武照。そこで鄭賢妃に伽を教えてくれと直訴し、2人きりで夜枷について直接身体に教え込まれます。 初めての経験に恐怖を感じる武照でしたが、鄭賢妃のおかげで自信を持ち始めるのでした。そしてついに皇帝・李世民の慰労会が開催され、夜枷候補の十枠を争う戦いが始まります。やれることは何でもやる武照！少しずつ頼もしく成長していますね。 一方の旦陽は、内文学館で一位の成績を収めているため推薦枠の夜枷候補として決まっています。残りの九枠を争う戦いが始まりますが、ここでも武照が他の妃たちを出し抜き……。

皇帝をもてなす慰労会に参加した武照。そこで内文学館で出会った空林から、旦陽が行灯を落として武照を殺そうと画策していることが告げられます。 しかしトラブルが起こって、行灯が皇帝のもとに落下してしまうのでした。一瞬にして業火に包まれた会場。武照が皇帝に水をかけてその場は収まりますが、行灯落としの犯人探しが始まるのでした。 すべての黒幕である旦陽が女官に罪を擦り付けようとする中、武照は決定的な証拠を提示します。その結果、旦陽の処刑が決定するのでした。 無事に問題が解決しましたが、武照は皇帝から夜伽の相手に選ばれます。徐恵に勇気をもらった後、皇帝の待つ部屋へと向かう武照。 そこで2人は楽しい会話を交わしたことで、仲が深まるのでした。

夜伽を終え、皇帝のお気に入りとなった武照を目の敵にする白石家は同じ皇后の燕徳妃に助けを求めます。 燕徳妃は武照の側についている鄭賢妃のことがとにかく気に入らないため、白石家と手を組んで鄭賢妃と武照を追い落とそうという考えを思いつくのでした。 白石家は燕徳妃に言われた通りに武照を毒殺しようと試みるも、まったくうまくいきません。その後、武照は学生時代に自分をいじめていた茉莉を女官に据えます。 ここまでは順調でしたが、月のものが来たせいで夜伽を断らなければならなかった武照の代わりに、玲玉と夜伽を行った皇帝。 その後皇帝との夜伽が無くなってしまっただけではなく、姿を表さない玲玉のことが心配になってきた武照。 そのタイミングで玲玉付きの女官から「玲玉が倒れた」と聞かされ、武照は玲玉のもとへ駆けつけます。しかし玲玉はベッドの上でお菓子を頬張っていて……。

玲玉のお腹に皇帝の子が宿ったことが分かり、玲玉の懐妊を快く思わない白石家から玲玉とお腹の子を守りつづけた武照。 5ヶ月が経ち、玲玉は毎日届けられる贈り物を片っ端から食べて従者たちが驚くほどの体型が変化してしまうのでした。 後日行われた蹴鞠(しゅうぎく)の日、皇帝に付いていかなければいけない武照は茉莉に玲玉を頼んでから会場に向かいます。 しかし茉莉が持ち場を離れることになり、部屋に一人残された玲玉は毒見なしで食物を口にしてしまうのでした。 結果、ナッツアレルギーでお腹の子とともにこの世を去ってしまった玲玉。武照は玲玉の死に違和感を抱き、「何者かが毒を盛ったのではないか」と推察します。 この日から調査を始めた武照は玲玉が毒殺であったことと、毒を盛ったのが白石家だということを突き止め……。

月見会で「湯圓(タンエン)に毒が入っていた」と報告が入り、涙ながらに無実を訴える白石家。しかし「証拠を見せます」と言って毒入りの湯圓を口にした武照が倒れてしまったことで、白石家は牢に入れられてしまうのでした。 その後目を覚ました武照は、極刑を待つ白石家が収容されている牢へ。その頃鄭賢妃は、玲玉のお腹にいた子の行方について聞くために燕徳妃のもとへ向かっていました。 玲玉が亡くなった日、なぜ食事当番の女官が玲玉の傍らにいたのかと尋ねる鄭賢妃でしたが、残念ながら燕徳妃から自白を得ることはできませんでした。 一方、白石家に玲玉が飲んでしまったものと同じ毒を飲ませた武照は、命乞いをする白石家に「2人分苦しめ！」と告げて牢をあとにします。 鄭賢妃から今回のことについて叱られてしまった武照は、庫房の中で「燕徳妃を倒さなければ」と誓うのですが……。

屋根の瓦が今にも崩れそうになっているのを見つけた武照は、その近くで見慣れない男の子を見かけます。 武照が教えた“コオロギ相撲”がいたく気に入った男の子は自分の名前を“稚奴(ちぬ)”と名乗り、武照とひと時の楽しい時間を過ごします。 結局名前しか名乗らなかった稚奴のことを「あの子はどこの家の子なんだろう」と考える武照でしたが、自身に使える女官の子だろうと考えるのでした。 その後も武照のもとへ遊びに来るようになった稚奴は、ある日壊れかけの瓦に足を乗せてしまいます。危ないところを武照に助けられた稚奴は、そのまま帰宅することに。 後日、皇帝から「褒美を遣わそう」と言って呼び出された武照は、何のことだかわからないまま皇帝のもとへ向かいます。 武照が皇帝の隣に目をやると、そこには稚奴の姿が。実は、稚奴の正体は「晋王 李治(りち)」というれっきとした皇帝候補で……。

『レッドムーダン』1巻第3話で登場した楊淑妃は、かつて随帝国を統べた楊帝公(ようだいこう)の娘です。残忍で苛烈な性格の持ち主で、粗相をした女官を即極刑にするなど粗暴な一面が目立ちます。 第4話では自身の着物を汚した女官・珍児をバラバラにして酒に漬け、その酒を珍事のことをかばった武照に飲ませた後、むち打ちの刑にしました。

旦陽の処刑は、自らの欲のために皇帝の命を危険にさらした罪と后宮内に火事を起こした罪で極刑となり、最後は牢の中で頸動脈を切られるという処刑方法がとられました。 下手をすると皇帝が亡くなっていたかもしれない事案での処刑方法としてはやや生ぬるい感じもしますが、もしかすると旦陽の生まれなどが関係しているのかもしれません。

徐恵は武則天(武照)と義姉妹の契りを交わしているため、これからも良き相談相手として武照を助けてくれるでしょう。 3巻で武照があやうく極刑になりかけたところを徐恵が身を挺してかばっているシーンもあり、これからも2人の関係は良いものとして続いていきそうですね。 ただ、史実では徐恵が20代という若さで早逝してしまったという記述もあり、今後も徐恵が武照の良き友人として傍にいてくれることを願うばかりです。

『レッドムーダン』の最終回の結末としては、武照が皇帝の座まで昇り詰めると思われます。武照は後に「武則天」と呼ばれる女帝となっているため、ここから圧倒的な力を身に付けていくことでしょう。 しかし頂上に立つまでの道のりは非常に険しいものとなっています。女たちの泥沼の戦いに巻き込まれたり、脅迫や殺人が当たり前の世界に足を踏み入れたり……。 とはいえ武照には徐恵や鄭賢妃が味方に付いており、さらには皇帝から寵愛を受けた事実もあります。さらに後宮に来る前とは比べ物にならないほど成長しているため、どのように皇帝になるのか楽しみですね！

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現在の山西省にあたる并州 文水で貧しい家に生まれ、後宮に入った後に「武則天」として天下に名を馳せることになる女性です。 家族思いで優しい性格をしていて、女官たちとも身分に関係なく付き合おうとする心の広さが特徴的。

後宮の頂点に君臨する「四妃」に名を連ねる妃で、武照が大きく成長するきっかけとなった人物です。 地位の高い者以外は虫けら同然に扱う残忍さがあり、自身の気に入らない者は徹底的に処罰するサディスト的な一面も。

楊淑妃と同じく四妃に名を連ねる妃の一人です。武照のまっすぐさに惹かれ、彼女の師匠だったり母親のような関係性になっていく人物。 時には武照とともに後宮の陰謀へと立ち向かっていくこともあり、陰から武照を強力にバックアップしてくれる心強い味方です。

武照と同じ「才人」の位に就いている女性で、いきなり後宮の洗礼に遭ってしまった武照を助けてくれた人物です。 後宮のことを何も知らなかった武照に最低限の知識を与え、その後もなにかにつけて支援していくうちに武照と義姉妹の契を結ぶことになります。

可愛らしい見た目で、皇帝が夜伽の相手にと選んだ人物。しかし実際は叔父の権力を傘にきて気に入らない相手をいじめるなどやりたい放題の人物でした。 真正面から意見してきた武照が気に食わず、事故を装って葬ろうとしますが失敗してしまいます。

唐の第2代皇帝で、歴史書では「類まれなる賢王」として描かれることもある人物です。 武照とは夜伽の相手を探すための場ではじめて出会います。他の后妃たちとは違う彼女の雰囲気に魅了され、賢くて目端が利く武照をなにかと気にかけるように。

中国三大悪女の一人として有名な武則天の生涯を描いた本作。主人公であり後の武則天である武照は、心優しくて悪を許さない真っ直ぐな性格です。 そんな彼女が、どのように女帝への道を進んでいくのか、何故悪女と言われるようになったのか……。序盤の導入から最後の結末まで、目が離せない内容が続いています。 壮大で壮絶なストーリーには興奮が止まりません！

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