『ダンジョン飯』ライオスはマルシルと結婚する?呪いや異名・悪食王について解説!
「モンスターを食べる」という斬新な設定が話題を呼び、アニメにもなった人気漫画『ダンジョン飯』。仲間同士のユーモアあふれるやりとりと、壮大な物語のギャップも魅力のひとつです。 この記事ではそんな本作の主人公であるライオスについて、そのプロフィールや魅力について詳しく紹介していきます! ※この記事は『ダンジョン飯』の重大なネタバレを含みます。
『ダンジョン飯』ライオス・トーデンのプロフィール
もはやサイコパス!?魔物が好きすぎる冒険者
ライオスは『ダンジョン飯』の主人公で、ハーフエルフの魔法使い・マルシル、ハーフフットの鍵師・チルチャックをはじめとした仲間とともに冒険しています。 一行のダンジョン攻略の一番の目的は、ある日の戦いで迷宮内に取り残されてしまったライオスの妹・ファリンの奪還です。しかしその冒険の中ライオスは、資金や物資の節約を口実に、ずっと気になっていた「魔物食」を(周りも巻き込んで)実践するというとんでもない行動に出ます。 基本的に人間より魔物が大好きで、その生態や特性を知るうち「味も知りたい」と思うまでになったライオス。その好奇心旺盛で少々常識に欠けた性格は、チルチャックから「サイコパスだ」とまで評されています。
【結婚】ライオスはマルシルと結ばれるのか?
マルシルとの関係性について
ライオスのパーティでは過去に男女関係をめぐっていざこざがあったことから、チルチャックによって「職場恋愛禁止令」が出されています。 そうでなくてもライオスは魔物、マルシルは魔法のことで基本的に頭がいっぱいなので、あまり恋愛的な雰囲気になることもありません。お互いがお互いにとって信頼できる仲間といったところでしょうか。 しかし獲物にとって「最も魅力的な存在」に化ける魔物・サキュバスのエピソードでは、ライオスの前にはマルシルの姿のサキュバスが現れるシーンも。とはいえこれには“実は魔物だった”マルシルに誘惑されるというオチがついているので、ある意味通常運転です。
結局結婚した?
結論から言えば、ライオスとマルシルは結婚していません。ライオスは最終的に一国の王となり、マルシルをそばに置いていますが、それはあくまで「王宮魔術師」のような存在としてです。つまり上司と部下、というか相変わらず仲間同士のような関係でいます。 ライオスとマルシルはお互いのことを大切に思っているものの、それはもともと男女の仲というより家族愛のような形です。 結婚はしなかったものの今も一緒にいるのは変わりありませんし、ふたりはこれからもわちゃわちゃしながら楽しく過ごしていくのでしょう。そうしているうち、もしかしたら関係が変化していくこともありえるかもしれません。
最終回時点では恋愛関係になってないけど、長い人生、これからどうなるかわかんないもんね!?
【王】ライオスは「悪食王」になった!?
該当シーン | 14巻96話 |
---|
ライオスは最終的にダンジョンを攻略し、ラスボスにあたる悪魔を倒した結果、黄金郷の王になります。本人は特に乗り気ではなかったのですが、周りからゴリ押しされたすえに悩みながらも王座についた形です。 そうしてダンジョン攻略を祝う宴にて、新王として皆の前に現れたライオス。「魔物喰い」や「竜殺し(ドラゴン)」、小声での「へんたいトールマン」など、悪口も入り交ざる呼び名の後、最終的につけられたのが「悪食王」です。 この名は後世にまで語り継がれ、ライオスは歴史に残る偉大な王となったのでした。
【呪い】ライオスにかかった「悪魔の呪い」とは
ライオスは悪魔を倒したとき、相手から呪いをかけられてしまいます。その呪いは「お前の今一番の願いは決して叶わぬものとなるだろう」という、なんとも残酷なものでした。 ライオスはそれを聞いて、一番の願い=大事な妹の蘇生が実現しないのではないかと思いつめます。しかし仲間の反応はいたって冷静で、「あいつの一番の願いがそんな殊勝なわけがない」「どうせ魔物になりたいとかだろ」と陰口を叩いていました。 そしてラストで明らかになったのは、“呪いによってライオスの周囲には一切魔物が寄りつかなくなった”という事実。やはり正しかったのは仲間たちのほうでした。ライオスとしては退屈でしかたないでしょうが、呪いをかけられたにしては平穏無事に終わってよかったですね。
【強さ】ライオスは魔物に詳しいベテラン冒険者!
名戦闘 (序盤) | ・動く鎧との戦い (1巻6話~7話) |
---|
ライオス一行は1巻の時点で一度迷宮の最深部にたどり着いており、それだけでもかなり強いことがうかがえます。そのリーダーであるライオスは、単体でものすごく強いというわけではありませんが、ベテランゆえに並の冒険者では及ばないほどの実力者です。 そんなライオスの強みは、ピンチを乗り切る機転とちょっとしたことでは挫けない精神力、そして何より魔物についての圧倒的な知識量。敵についてよく知っているため、対処法をいち早く思いつくことができます。リーダーとしてはこれ以上なく頼もしい存在であるといえるでしょう。
【イケメン】ライオスの魅力を全力で語ります
なんだかんだで頼れるリーダーなのがかっこいい
いろいろとぶっ飛んだ印象があるライオスですが、仲間の命を預かるリーダーとしての覚悟や風格はしっかり備えており、頼れる部分も多いです。さらに困っている人を見捨てられないタイプでもあり、「(ヤベーところはあるけど)いいやつ」として高く評価されています。 また顔立ちが整っておりガタイも良いため、ビジュアル面で惚れ惚れさせられることもしばしば。特に戦闘時に本気を出したときの表情などには、思わずドキリとしてしまいます。
コミカルな表情もシリアスな表情も、両方好き!
魔物バカでポンコツなところもカワイイ…?
やはりライオスの魅力(?)として忘れてはならないのが、魔物が大好きすぎるところです。そのせいで周りをドン引きさせていながら、あまり気にせず無我夢中でやりたいことをやる姿は、一周回って輝いてみえてきます。 またいい人であるのは間違いないのですが、デリカシーがなかったり人の感情を読むのが下手だったり、対人関係の面ではかなり難アリなライオス。しかしそんなポンコツなところにも人間味が感じられ、親近感がわいてきます。
超マイペースで周りをそこまで気にしてない感じがいいよね。
【声優】ライオスを演じるのは熊谷健太郎
アニメ『ダンジョン飯』でライオス役を演じるのは、東京俳優生活協同組合所属の声優・熊谷健太郎です。おもな代表作には、『アイドルマスター SideM』の握野英雄役、『A3!』の伏見臣役などがあります。 低く落ち着いた声の持ち主で、(普段は)頼れるリーダーであるライオスというキャラにもぴったり。魔物についてアツく語るときのギャップにもぜひ注目したいところです。
動物の鳴き真似シーンのクオリティはいかに……!
『ダンジョン飯』ライオスは魔物大好きな頼れるリーダー!
冒険者として優秀でありながら、魔物が好きすぎるせいでなんだかいろいろ台無しにしているライオス。彼が作中でどんなぶっ飛んだ行動をとるのか、そしてどう変わっていくのかも本作の見どころのひとつです。ぜひ原作漫画もアニメも、どちらも楽しんでみてくださいね!