『ダンジョン飯』ファリンはキメラになって復活?死亡説や蘇生説についてもネタバレ解説
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冒険者一行が魔物を料理し食べながらダンジョン攻略を続ける『ダンジョン飯』。その斬新な設定やストーリーはもちろん、個性豊かな登場人物も魅力的な作品です。 この記事ではそんな本作の重要キャラのひとり・ファリンについて徹底紹介していきます! ※この記事は『ダンジョン飯』の重大なネタバレを含みます。
『ダンジョン飯』ファリン・トーデンのプロフィール
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ファリンは兄のライオスたちとともに冒険をしており、魔術師として活躍していました。特に除霊術や防御魔法・治癒術が得意で、その実力は、自身もすぐれた魔法使いであるマルシルが「本当にすごかった」と手放しで褒めるほどです。 目を細めていることが多く穏やかな雰囲気が漂う少女ですが、魔物に興味津々だったり好奇心のおもむくまま突っ走ったりと、さすがあのライオスの妹というような変わった一面もあります。
おとなしそうで意外とそうでもないところがかわいいんだよね。
【死亡】ファリンは炎竜(レッドドラゴン)に食われて骨だけに……
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ライオス一行が第1話でレッドドラゴンと戦いピンチに陥った際、ファリンは帰還魔法で皆を地上へ逃がし、自身はドラゴンに食われてしまいます。 ダンジョン内は不思議な空間で、遺体さえあれば死んだ人間を蘇生することも可能です。しかもレッドドラゴンは休眠期に入ると消化が進まないので、ライオスたちは彼女を救うため再びダンジョンに潜ることにします。 しかし彼らがどうにかレッドドラゴンを倒し、その体内からファリンを救い出したときには、彼女はすでに消化され白骨化してしまっていました。こうなってしまうと蘇生できる可能性はかなり低く、一行のあいだに絶望の空気が流れます。
【蘇生】ファリンは人間とドラゴンのキメラとして復活!
ファリンが キメラになった シーン | 5巻29話 |
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そこでマルシルが、自身の専門であり現代では禁忌とされる「古代魔術」を使ってファリンを蘇生することを提案。術自体は成功しファリンは無事蘇るものの、このとき材料としてレッドドラゴンの血肉を使ったために大変な事態になってしまいます。 蘇生の際に動物の血肉を使うのは一般的なことなのですが、このドラゴンはダンジョンの主・狂乱の魔術師の支配下にありました。そのため身体のほとんどがドラゴンの肉でできていたファリンは、精神をドラゴンとしてのものに書き換えられ、姿も上半身が人間、下半身が魔物のキメラにされてしまいます。 その後、ファリンは狂乱の魔術師の命令で動くようになり、ライオスたちのもとを離れてしまいました……。
【最終回】ファリンは結局どうなった?
ファリンが 人間として 復活するシーン | 14巻最終話 |
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ライオスはファリンを人間に戻すため、「ドラゴンの部分だけを食べてから再び蘇生する」という方法を思いつきます。そして自身の手で妹を殺し、準備が整うまでその遺体を冷凍保存するのでした。 すべての戦いが終わりダンジョンが消滅した後、ライオスたちは旅の途中で出会った仲間たちにも協力してもらいながら、ファリゴン(ファリン+ドラゴン)の肉を使って大量の料理を作ります。そして1週間もの時間をかけ、無事にすべての肉を食べ終わりました。 その後ファリンの蘇生は今度こそ成功し、彼女はちゃんと人間の姿として復活します。足部分には少し竜のうろこのようなものが残っていましたが、本人が「すごくいい……」と気に入っていたので問題ないでしょう。
【かわいい】ファリンの魅力をファン目線で語ります
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一見おとなしそうに見えて、兄のライオスに負けず劣らず変わり者のファリン。頬を染めにこにこしているいつもの姿が魅力的なのはもちろん、好奇心を刺激されて顔をキラキラさせたり興奮気味に質問攻めをしたりする姿にも、ついついキュンとしてしまいます。 また精神がドラゴンになっていたときはまったくしゃべりませんでしたが、ときにコミカルな表情や動きを見せることも多く、強そうな見た目とのギャップも相まってとてもかわいらしかったです。特にライオスたちが作ったカレーに誘惑されてしまう場面は、思わずにっこりしながら見守ってしまいました。
【声優】ファリンを演じるのは早見沙織
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アニメ『ダンジョン飯』でファリン役を担当するのは、アイムエンタープライズ所属の早見沙織です。透明感がありかわいらしい声の持ち主で、おもな代表作には『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶ役や『SPY×FAMILY』のヨル・フォージャー役などがあります。 ちょっとずれた天然なキャラを演じることも多い声優なので、ファリンのイメージにもぴったり合ったキャスティングですね。
『ダンジョン飯』ファリンはキメラになってもかわいかった……。
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1話でドラゴンに食われて後に白骨化し、果てはキメラになるというショッキングな展開をたどってきたファリン。しかしキメラになってもかわいらしさはそのままで、終始読者を癒してくれていました。彼女の活躍についてはぜひ原作漫画やアニメも実際にチェックしてみてくださいね!