漫画『目覚めたら怪物皇太子の妻でした』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！【呪われた推しを救う】

『目覚めたら怪物皇太子の妻でした』は小説の世界の皇太子妃に転生したヒロインが、無残な人生を歩むはずだった皇太子の未来を変えるために奮闘する少女漫画です。 本記事では、本作『目覚めたら怪物皇太子の妻でした』を最新巻までネタバレも含めて徹底解説していきます！全巻無料で読めるかも調査したので、ぜひ最後まで見ていってくださいね！

主人公の女性は、目を覚ますと『野獣と令嬢』という小説の世界のアンシア皇太子妃に転生していました。この小説はアンシアに転生する前の世界線で、主人公が大好きだった小説でした。 この小説は、婚約相手のブレイク皇太子の呪いを背負った顔を見て、あまりの恐ろしさに自害してしまい、ブレイクもその行為に深く傷付き、自分を怪物扱いして、心を閉ざしてしまうという内容でした。そんなブレイクを救うため、アンシアへ転生した主人公は、彼のために奮闘することを決意します。 そして、ブレイクの素顔を見て、あなたの顔は美しいと彼に自信持たせて、誤解を解くのでした。そして、ブレイクの呪いを解くために、あらゆること策を練って実行していき......。

帝国はじまって以来の最も最強な皇帝･テステオンが帝国へ帰還します。そして、アンシアはテステオンからみんなには内緒で呼び出されます。そこで、実はテステオンがブレイクのことを愛していたことを知ります。 公衆の面前では、ブレイブに無関心であると思われていたテステオンに驚くアンシアは、彼とブレイブの関係を修復しようと画策するのでした。しかし、数日経ってもテステオンからの連絡の来ない状況にしびれを切らしたアンシアが、会う約束も取り付けずに、ブレイクを連れて彼のもとを訪ねます。 無事テステオンと会うことができたブレイクとアンシアは、彼の信頼を掴みとり、毎日のようにテステオンから贈り物が届くほどの関係になります。それを知ったリチャードは、ますますアンシアを手に入れたいと考え、アンシアの父親であるベラシアンを利用しようとして......。

皇帝が見事に暗黒の門を封印したことを祝う封印際の式典で、ダンスを披露することになったアンシア。アンシアは、ダンスの練習を手伝ってほしいとブレイクへお願いするのでした。中々ダンスが上達しないアンシアでしたが、サポートしてくれるブレイクとの楽しい時間を送っていました。 年齢の問題で舞踏会への参加が出来ないことを知り肩を落とすブレイク。しかしアンシアの励ましもあり、大人になったら舞踏会でアンシアを必ずエスコートすると誓うのでした。 そしてアンシアとテステオンも良好な関係を維持していました。テステオンはおいしい料理をアンシアに振舞ってもらったお礼に、ガラスの温室を作り始めます。それは、アンシアが溺れた湖を埋めて、温室を作るという計画で......。

映像石を巡って抗ってきたダイアナへ、ベラシアン伯爵は彼女の足へしつけと称して鞭を打ち付けたのです。そして、コンウェル伯爵と結婚させられたくなければ、映像石を隠してきなさいとベラシアン伯爵に脅されてしまうのでした。父親でありながら暴力で押さえつけるなんて最低ですね。 元気のない思い悩んだ表情のダイアナを見かけたアンシアは、彼女のことが心配に声を掛けます。心配をかけたくなったダイアナは、苦しい胸の内を隠して、元気な姿を装い、雪合戦を提案します。雪合戦で楽しんだあと、アンシアはダイアナをお風呂に誘います。 ですが、鞭で打たれた足の傷を見られてしまうため、その誘いを断るのでした。やはり様子がおかしいと感じたダイアナへ、本当のことを話してほしいとアシアナは優しくさとします。すると、ダイアナはこれまでの辛かった気持ちを吐き出すように涙を流しながら、全てをアンシアへ打ち明けるのでした。

3年前にテステオンの寝室へアンシアとブレイクが押し寄せてからというもの、彼らは再び顔を合わせることありませんでした。そんなテステオンへアンシアは、ブレイクの宮殿に来ることを考えないのでしょうかと尋ねます。しかし、テステオンからは返事が返ってきません。 恐らくテステオンは、ブレイクの宮殿を訪ねることで、カルシ公爵が攻撃するきっかけを与えてしまうことを危惧しているとアシアナは感じていました。そして本当はブレイクに会いたいのではないかと感じ取っていました。 アシアナは、ブレイクの呪いを解く方法が見つけられる可能性があるが、危険が潜むテンラーン宮殿へ行くことをテステオンへ伝えます。それを聞いたテステオンは、大事な娘であるお前を危険な場所に送ることは出来ないと反対するのですが......。

原作では登場することのなかった銀漢の弟であるペカンがあらわれます。ペカンは、ホワイトドラゴンに選ばれた人物であり、それによって皇帝を選ぶ権限が与えられた人物でもあります。 そんなペカンは、ずっとそばで支えてくれた銀漢を皇帝に選びますが、銀漢はテステオン皇帝に忠誠し続けると誓ったと、それを拒否するのでした。そんなやり取りをしていたことをアンシアへ話す銀漢。すると銀漢は、突然ペカンの気配を感じます。 それと同時にブレイクの叫び声が聞こえてきて、アンシアと銀漢はブレイクのもとへ急いで駆けつけるのでした。部屋に着くと、ブレイクは床へ横たわっており、ペカンが彼の腰の上に座っていて......。

テステオンは、ようやくアモリア宮殿のブレイクのもとを訪ねてきてくれたのです。テステオンは、ブレイクの世話でアンシアに負担をかけてきたことを謝罪します。しかしアンシアは、『彼は私の宝物です！お父様が彼の父親だとしても、次は怒りますよ！』とテステオンへ謝ることではないと、伝えるのでした。 そしてアンシアは、謝罪するくらい申し訳ないと感じているなら、また明日もブレイブのもとに一緒に遊んでやってくださいと言います。それに対してテステオンは、『来ないでと言われても、毎日来るから心配しないでください』と微笑みながらアンシアへ伝えるのでした。テステオンの考えが変わってくれて本当に良かったですね。

ようやく無事にブレイクの呪いが解かれたと聞かされたダイアナが、試験が終わったら会いに来てくれたりと、祝福ムードでした。しかしアンシアは、皇帝が呪いを封印するために光の力を使ったにもかかわらず、呪いの後継者であるブレイクに熱や身体衰弱の症状が出ないことを不審がっていました。 そして、皇帝となって3年が経ったリチャードが、初めて闇の扉が開きます。その闇の扉を閉めるために、最大限の力を注ぎますが、テステオンよりも大幅に時間を要していることに焦りや不安を感じます。 そして、元々奴隷のロウム族の血筋だからかと、時間が経過するつれ、大きな劣等感が頭や心を埋め尽くしていきました。ですが1ヵ月かけて何とか闇の扉を閉じることができたリチャードを、人々が賞賛するのでした。その光景を見たリチャードから、彼らを殺すという考えは消えていくのでした。

本作では、小説の中の皇太子妃に転生して、呪われた不遇の皇太子を救うという設定でストーリーが展開されていきます。ラブストーリーだけではなく、ファンタジー作品としてストーリー構成が緻密にされているところは本作の大きな見どころでもあります。 転生前にこの小説のファンだった主人公が、小説の内容を把握しており、先回りして皇太子を救っていくのですが、次第に原作とは違う状況や人物があらわれたりします。その中で主人公が、どうやって皇太子を救っていくのか、ピンチを回避していくのかなどをぜひ楽しみながら読んでみてくださいね。