『黒執事』シエルは双子って本当?本名の謎についても徹底解説!
2006年から『月刊Gファンタジー』で連載されている、枢やなによる漫画『黒執事』。本作は19世紀末のイギリスを舞台に繰り広げられるダークファンタジーで、2024年4月からは最新アニメが放送される予定です。 この記事ではそんな本作の主人公の1人であるシエル・ファントムハイヴについて徹底解説!アニメ放送前に、ぜひチェックしてみてくださいね。 ※この記事は『黒執事』の重要なネタバレを含みます。
『黒執事』シエル・ファントムハイヴのプロフィール
シエル・ファントムハイヴはファントムハイヴ家の当主にして、若くして「伯爵」の称号を得ている少年。幼いながらも広大な領地をおさめており、英国内でも大企業である玩具・製菓メーカー・ファントム社を動かす若き実業家の一面も持っています。 その裏では大英帝国女王から依頼を受け、表沙汰にならないように数多くの事件解決に暗躍してきました。性格はわがままで傲慢なため、執事であるセバスチャンから「クソガキ」呼ばわりされることも。
可愛らしい見た目なのに性格はかなり我儘で傲慢というギャップがいい!
【双子】シエルには双子の兄がいる!?
該当シーン | 26巻129話 |
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これまでファンたちの間では「実はシエルは双子なのではないか」という説が囁かれていましたが、その事実が26巻でようやく明らかになりました。なんと1巻から、シエルが双子であるという伏線が張り巡らされていたというのです。 現在ファントムハイヴ家の当主として動いているシエル・ファントムハイヴの正体は、本物のシエルの双子の弟。双子の見た目はまるで鏡写しのように何もかもそっくりでしたが、兄である本物のシエルに比べて弟は内向的かつ喘息持ちでした。 本物のシエルは元気で優しい上に強くて頼り甲斐もあるため目をかけられているおり、弟はそんな兄を敬愛する一方で「同じ顔をしているのに何もかもが違う」とどこか劣等感を抱いていたようです。
【本名】シエルは本名ではない?
先ほどの見出しで説明しましたが、本作の主人公であるシエル・ファントムハイヴは実は双子の兄の名前で、彼自身の本当の名前は作中ではまだ明かされていません。30巻以上も発売されている作中でまだ彼の名前が明かされていないとなると、彼の名前が何か重要な鍵を握っている可能性が高いでしょう。 フランス語で「空」を意味するシエルという名前から現在考察されている弟の本名は、同じくフランス語で「星」を意味するエトワルやギリシャ語で「星」を意味するアステルなど。どちらの名前も最後がルになっているので、シエルとの対比としてもしっくりきます。 そのほかにも、双子の誕生日がクリスマスが近い12月14日であることから、ノエルもあり得るのではないかと言われていますよ。
【過去】シエルが抱える壮絶な過去が明らかに
該当シーン | 27巻134話 |
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性格や体質は異なるシエルたちでしたが、2人は家族とともに幸せに暮らしていました。しかし彼らが10歳の誕生日を迎える日にファントムハイヴ家は何者かに突然襲撃され、飼い犬と使用人・タナカを除く彼らの両親を含む屋敷の全員が殺害されてしまいます。 双子はそのまま奴隷商人に売られ、その後ある男によって買われた2人は無理矢理“黒ミサ”と呼ばれる怪しい会に参加させられ、子羊として大人たちの手で陵辱されてしまうのでした。そうして1ヶ月が経ったある日、本物のシエルが生贄として悪魔に捧げられることになります。
【死亡?】悪魔と契約したシエル!すでに死亡している?
該当シーン | 27巻136話 |
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結論から言うと、本作の主人公として振る舞っているシエルは生きていますが、彼の兄である本物のシエルは死亡しています。 生贄として選ばれてしまった本物のシエルが目の前で殺害されてしまったことで、激怒した弟。その時にシエルの魂を渡り賃として本当に悪魔が召喚され、弟は彼と契約した上で自分の名前を捨て、兄のシエルとして生きていくことを決意するのでした。 悪魔・セバスチャンとの契約内容は、「復讐を果たすまでの間、執事として仕えさせる」というもの。契約が終わった後は、彼の命もセバスチャンのものになる予定です。
【声優】シエル・ファントムハイヴを演じるのは坂本真綾
アニメ版や劇場版でシエルの声を演じるのは坂本真綾。幼少期に劇団に所属し、外国作品の吹き替えを担当したことが声優になるきっかけになったそうです。 代表作として「Re:ゼロ」の強欲の魔女・エキドナ役、「fate」シリーズのジャンヌ・ダルク役などが挙げられます。少年の声から妖艶な魔女まで自在の声色を操る実力派として人気を博しています。 ちなみに、『黒執事』ドラマCD版でシエル役を演じたのは青二プロダクション所属の声優・沢城みゆきでした。演技力が高くかっこいい声から可愛らしい声まで幅広く出せる彼女は、シエルのような少年役を演じることも多いです。 そんな彼女の代表作には、『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎役や『鬼滅の刃』の堕姫役などがあります。
透き通った少年らしさのあるみゆきちの声が、シエルのイメージとピッタリマッチ!
謎の多いキャラクター・シエルから目が離せない!
この記事では、『黒執事』の主人公の1人であるシエル・ファントムハイヴについて徹底解説しました!まだまだ謎が多いキャラクターですが、これから少しずつ真実が明らかになっていくのを楽しみに待ちましょう。