2020年2月19日更新

執事キャラが登場するおすすめアニメ5選!尊みあふれる主人との関係性が魅力

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執事アニメは今や人気ジャンル!おすすめ作品を5つに厳選して紹介

アニメの人気ジャンルの1つに、「執事もの」があります。文字通り、執事が登場し活躍する作品です。 この「執事もの」というジャンルが注目され始めたのは、2000年代に入ってからのこと。昔から好きな人はいたと思いますが、そこまでメジャーなものではありませんでした。以来、執事という存在はアニメの世界で大きく日の目を浴びることとなります。 今や、執事キャラクターは様々な作品に登場するようになりました。かつてのメイドがそうであったように、執事のイメージはすっかり溶け込み、なじんでいます。 執事は職業柄、主要キャラをフォローしたりする役回りになりがちです。しかし、こうして市民権を得た今となっては、執事自身がすでに立派な主役。本記事では、執事をメインに描いた作品たちを紹介していきます。

執事キャラの魅力は主人にアリ!主従関係をベースに魅力が生まれる

主人あるところ執事あり、執事である以上必ず主の存在があります。執事キャラの魅力は、この主従関係をベースとしているのです。 執事には主人の身の回りの世話のほか、身辺警護を担うイメージがないでしょうか。主人のために、家事雑事を完璧にこなし、何があっても守り抜く姿勢。愛される執事キャラにとって、この“忠犬”ぶりは不可欠の要素です。 そして、ときに主人にも厳しく接する“エス”の面。主人が幼い頃から側に付いている執事は、教育係の側面を持ち合わせます。そのため、執事は立場を逆転させてきつくあたり、ときには毒舌を吐くことも。主がポンコツであればあるほど、その毒舌さはキレが増します。 最後に、上記2点を実現する家事能力や教養、武芸が備わっていること。これで容姿端麗なイケメンであれば、優しさと冷たさを備えたパーフェクト執事の出来上がり。このキャラ付けが、執事の魅力として定着していったのです。

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1.『ハヤテのごとく!』

多額の借金を抱えた執事

『ハヤテのごとく!』は、畑健二郎の同名漫画を原作とした作品。2007年から2013年の間に、制作会社を変えて4作が放送されました。執事キャラを扱った作品の中では、最も古くアニメ化した作品かもしれません。 綾崎ハヤテは、夜逃げした両親が作った多額の借金を抱え、途方に暮れていました。覚悟を決めたハヤテは、誘拐で身代金を要求しようと少女をさらうことに。さらわれた少女は大富豪の令嬢三千院ナギと言い、彼女はハヤテに一目惚れ。彼女は借金を全額肩代わりし、ハヤテは借金を返すべく、三千院家の執事として働くこととなりました。 本作以降出てくる執事系キャラ作品のさきがけとなった作品。原作同様コメディをベースに、執事であるハヤテがぐうたらなナギの相手をする展開がメインです。バトルありラブコメありと、男女主従関係パターン作品の基礎を築いています。

2.『黒執事』

完璧イケメン執事といえばこれ

『黒執事』は、枢(とぼそ)やなによる漫画作品が原作のアニメ作品。2008年にアニメ第1期を放送して以来、2010年に第2期、2014年に第3期が放送されています。その他、OVAや劇場版映画も作られた人気作品です。 名門貴族のファントムハイヴ伯爵家は、裏で汚れ仕事を引き受けてきた、別名「女王の番犬」。現当主のシエルはまだ12歳ながらも、代々受け継いできた役目を務めていました。ここにはセバスチャン・ミカエリスという執事が仕えており、その仕事ぶりは完璧で武芸も達者。彼がここまで完璧なのには、とある理由がありました。 完璧イケメン執事といえばズバリ本作、と言われるほどに有名な作品。まだ幼いシエルとセバスチャンの関係性が“尊み”を生み、心に突き刺さっていきます。物腰柔らかく、いつ時も顔色一つ変えない、セバスチャンの紳士な部分も大きな魅力でしょう。

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3.『まよチキ!』

執事が男装の麗人という変化球

『まよチキ!』は、あさのハジメの原作ライトノベルを基にしたアニメ作品です。2011年7月より、全13話でアニメが放送されました。原作は、2009年に第5回MF文庫Jライトノベル新人賞を受賞しています。 坂町近次郎は、「女性恐怖症」を抱える高校生。彼はひょんなことから、クラスメイトの近衛スバルが実は女だということを知ってしまいます。秘密を知られた彼女は記憶を消し去ろうとしますが、彼女を執事として雇う涼月奏(すずつきかなで)が制止。奏は近次郎に、秘密を守る代わりに「女性恐怖症」を直す手伝いをするとし、3人は秘密を共有する関係となります。 本作は執事がヒロインであるため、主従関係パターンではありません。「男装の麗人」であり「ボクっ娘」でもあるスバルは、どちらかといえば男性受けする執事です。内容も多数ヒロインによる恋愛もの。主従関係に重きを置かない執事として、このように描く作品もあるのです。

4.『妖狐×僕SS』

もはや執事!尊みあふれる作品

『妖狐×僕SS』(いぬぼくシークレットサービス)は、藤原ここあによる漫画を原作とした作品。アニメは2012年に全12話地上波放送されました。通称「いぬぼく」。 白鬼院凛々蝶(しらきいんりりちよ)は家の息苦しさに嫌気が差し、一人暮らしを決意。あてがわれたマンションは、一世帯につき1人SS(シークレットサービス)が付く高級マンション。このマンションは「妖館」(あやかしかん)とも呼ばれ、不気味な雰囲気がありました。それもそのはず、ここの住人たちはみな、妖怪の先祖返りだったのです。 本作には執事は登場しませんが、凛々蝶のSSである御狐神双熾(みけつかみそうし)は、彼女の執事そのもの。クール系の見た目ですが、実際は自らを「凛々蝶様の犬」と呼ぶほどの変態キャラ。本気の時はかっこいい御狐神のギャップから、不器用な凛々蝶とのやりとりまで、“尊み”にあふれた一作です。

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5.『アスタロッテのおもちゃ!』

親子関係に近い2人のエロコメ

『アスタロッテのおもちゃ!』は、葉賀ユイの漫画を原作としたアニメ作品。2011年4月に1クールでテレビ放送されています。本作のタイトルは、原作漫画のタイトル『ロッテのおもちゃ!』を若干変更したものです。 妖魔界の王国の姫君、アスタロッテ(ロッテ)は、サキュバスなのに大の男嫌い。ロッテは「吸精」のためにハーレムを作る必要がありましたが、彼女は当然これを拒否。しかも、行き来不可能な人間界の男を連れてきたらハーレムを作ると無理難題を出します。一方人間界では、塔原直哉(とうはらなおや)の前に、いい仕事があると持ちかける謎の女性が現れていました。 直哉はハーレム候補ではありますが、結果としてロッテの身の回りの世話をしています。2人の関係は主従というより親子関係に近いでしょう。なお、本作は下ネタが多用されていますが不快感やエグさはありません。絵柄のかわいさもあり、秀逸なエロコメ作品だといえます。

執事アニメで重要なのは主人の存在!お気に入りの組み合わせを見つけよう

執事あるいは執事系キャラには、世話をする対象者の存在が不可欠です。そして、両者の関係性が、このジャンルにおける重要な要素となっています。お互いの接し方、その組み合わせ次第で、楽しみ方は何通りも生まれてくるのです。 関係性の良さはもちろん、キャラ自身の魅力も忘れてはいけません。整った顔立ちにスーツ姿は、それだけで破壊力十分。メガネをかけるなどすれば、知的で教養豊かな、スマートな印象を与えます。 今回取り上げた5作は、それぞれタイプが異なるもの。イケメンを楽しむのであれば、正統派執事の『黒執事』や執事系の「いぬぼく」でしょう。他3作は登場ヒロインも多く、コメディベースでにぎやかな作品ばかり。『まよチキ!』に至っては、一見イケメン執事ながら実際は男装の麗人という変化球。 執事系といっても、これだけ内容に幅があるのです。これからも様々な執事系キャラが増えては、楽しませてくれることでしょう。