2024年5月10日更新

『黒執事』死神一覧!死神派遣協会や死神の鎌(デスサイズ)の特徴解説も

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『黒執事』で度々、シエルやセバスチャンの前に現れる死神。死者の魂回収業務というお役所的仕事をする死神たちですが、グレルを筆頭にかなり個性豊かです。 本記事では物語が進むにつれ、その重要度が増している死神についてまとめて解説!登場した死神キャラをおさらいしながら、改めて死神がどういった存在か確認していきましょう。 ※この記事は『黒執事』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『黒執事』死神の基本概要!死神派遣協会とは?

死神は神と人の中立に位置する存在で、2巻9話にて初登場しました。 死神の仕事は死者の魂の審査と回収です。死亡予定者の記憶を死神の能力「走馬灯劇場(シネマティック・レコード)」で審査。生かす価値を見いだせない場合、彼らは「デスサイズ」という鎌で魂を刈り取ります。 死神はもとは人間で、自殺した罰として死神になることが22巻で判明。組織は普通の会社のように複数の課に分かれており、各国に支部があります。

死神共通の特徴

死神は基本的に喪服を意味する黒い服を着ています。グレル・サトクリフのように赤い上着を羽織って業務にあたっている死神もいることから、黒服が業務規程というわけではなさそうです。 他の共通点は全員近視でメガネをかけていて、黄緑色の瞳を持っていること。死神が近視なのは、人には見えないものが視える代わりに視力が弱くなるためです。 黄緑色の燐光を放つ瞳は、埋葬された遺体に含まれる黄リンが発光する現象に由来。元自殺者の名残としてリンが死神の瞳に残っていて、それが黄緑色に発光しているという設定が作者のSNSでの発言で明らかとなりました。 また重力に影響されない死神は高い身体能力も有しています。

死神の鎌(デスサイズ)とは?

「死神の鎌(デスサイズ)」は“なんでも切れる”が謳い文句の死神の武器です。魂を刈れるのはもちろん、記憶や空間、悪魔も斬れます。ほぼ無敵に見える悪魔を傷つけ、消滅させることもできる最強の武器です。 魂を刈りとる道具ということから、各死神が持つデスサイズは園芸用品になぞらえたデザインとなっています。

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『黒執事』死神キャラ一覧

名前 死神の鎌(デスサイズ)
グレル・サトクリフ チェーンソー型
ロナルド・ノックス 芝刈り機型
ウィリアム・T・スピアーズ 伸縮式高枝伐りバサミ型
オセロ 草刈鎌型
ルドガー 電動剪定機型
ザーシャ 不明
葬儀屋(アンダーテイカー) 大鎌型

グレル・サトクリフ

名前 グレル・サトクリフ
支部・所属 英国支部・回収課
死神の鎌(デスサイズ) チェーンソー型
声優 福山潤

作中最初に登場した死神が赤い長髪のグレル・サトクリフです。当初はマダム・レッド家のダメ執事として登場、のちにその正体を明かします。 グレルはギザ歯と「DEATH★(デス)」という語尾が特徴的な、自称「英国支部回収課の紅一点」。猟奇的な一面を持つ彼は、マダム・レッドを気に入って裏で猟奇殺人事件を手伝っていました。 彼はいい男に目がなく、セバスチャン・ミカエリスが大好物。彼を「セバスちゃん」という独特な愛称で呼び、彼を痛めつけたり逆に痛めつけられたりすることに興奮する変態っぷりを見せています。ちなみに本命は、同僚のウィリアムとのこと。 切り裂きジャック事件での規約違反を問われ、ウィリアムに引きずられて退場して以降は、しばらく謹慎していたグレル。「豪華客船編」で本格的に復帰し、以降は死神の任務を果たしに度々登場しています。

ロナルド・ノックス

名前 ロナルド・ノックス
支部・所属 英国支部・回収課
死神の鎌(デスサイズ) 芝刈り機型
声優 KENN

ロナルド・ノックスはグレルの後輩にあたる回収課の死神です。「豪華客船編」から本格的に登場しました。 ロナルドは金髪に着崩したスーツが特徴のチャラい雰囲気の若者で、趣味は合コン。アフター5を楽しむために「残業はしない主義」のロナルドは、仕事はそれほど熱心というわけではありませんが、残業回避のためにさくっとやるべきことをこなすタイプです。 悪魔が絡むと残業になる可能性が高くなる、という理由で悪魔に対してはかなり攻撃的です。セバスチャンと対峙した際も積極的に排除しようと動いていましたが、力量差があったためにロナルドは戦闘不能に追い込まれていました。

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ウィリアム・T・スピアーズ

名前 ウィリアム・T・スピアーズ
支部・所属 英国支部・管理課
死神の鎌(デスサイズ) 伸縮式高枝伐りバサミ型
声優 杉山紀彰

ウィルことウィリアム・T・スピアーズはグレルと同期の管理課所属の死神です。黒縁メガネに黒髪を七三でぴたっとなでつけたクールかつ真面目な雰囲気の持ち主。 見た目通り厳格な人物で、彼は残業と規定違反を決して許しません。しかし同期のグレルがなにかと問題ごとばかり起こすせいで、ウィリアムがその尻拭いをする羽目になっています。 「ノアの方舟サーカス編」では新人団員のスーツとしてサーカス団に潜入していました。現地では彼が「害獣」と呼び嫌悪する悪魔のセバスチャンと遭遇、さらに同じテントを割り振られるという事態に。テント内にデスサイズで境界線を引くというコミカルな姿も見られました。

オセロ

名前 オセロ(フルネーム不明)
支部・所属 英国支部・科学捜査(科捜)課
死神の鎌(デスサイズ) 草刈鎌型
声優 -

オセロはギーク集団と呼ばれる科捜課に所属する古参の死神です。初登場は23巻。白衣にサンダルをつっかけたいかにも研究者な出で立ちに丸メガネ、濃い緑色のもさっとした髪型が特徴的です。 同課の死神は現場に出ることは滅多になく、そのためオセロのデスサイズは未カスタマイズで、戦闘力も自信がないとのこと。実際に武器を構えた28巻では壊滅的な運動神経の悪さを披露しています。 オセロはマッドサイエンティストな一面があるようで、初対面のシエルの血液を嬉々として摂取していました。 のちに葬儀屋が同期だと判明。あの葬儀屋に自分と同じように頭が壊れていると指摘されていたので、オセロも相当の曲者なのでしょう。

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ルドガー

名前 ルドガー(フルネーム不明)
支部・所属 ドイツ支部・回収課
死神の鎌(デスサイズ) 電動剪定機型
声優 -

ルドガーはドイツ支部回収課所属の死神です。ドイツを舞台とした「緑の魔女編」にザーシャとコンビで登場しました。 髪は短髪で、シンプルなスーツにスニーカーというラフなスタイルです。愛煙家で気だるげな雰囲気が漂うルドガーですが、一緒に行動する後輩のザーシャが脱線しないようにうまく誘導する姿を見るに、かなり頼れる先輩なのでしょう。 グレルやウィリアムとは顔見知りで、ドイツからイギリスへの引継書を渡す際はフランクに話していました。「緑の魔女編」以降の登場はまだありません。

ザーシャ

名前 ザーシャ(フルネーム不明)
支部・所属 ドイツ支部・回収課
死神の鎌(デスサイズ) 不明
声優 -

ザーシャはキャスケット帽を被った少年の姿の死神です。首から下げたカメラで遺体の撮影もしていました。 先輩のルドガーから「変人」と評されるザーシャは、死神の仕事を天職だと豪語。心から楽しそうに人間たちの動向を追っており、任務そのものというよりも人間の辿る未来や進化に興味を持っている節があります。 化学兵器となりうる毒薬を生み出した少女サリヴァンや、悪魔と契約したシエルにも強い好奇心を持っていました。彼が手にしていたシエルの家系図は今後の伏線になるのではないかと注目を集めています。

葬儀屋(アンダーテイカー)

名前 葬儀屋(本名不明)
支部・所属 離脱組
死神の鎌(デスサイズ) 大鎌型
声優 諏訪部順一

シエルの協力者として登場する葬儀屋(アンダーテイカー)の正体は、70年ほど前に死神派遣協会本部を半壊に追い込み逃走した「違反者」もしくは「離脱組」と呼ばれる死神です。 葬儀屋は協会脱退時に回収されるはずのデスサイズをなぜか所持しており、その戦闘力はあのセバスチャンでも苦戦するほど。彼は表向きは葬儀屋を営みながら、裏では好奇心から動く死体「歪んだ肉人形(ビザール・ドール)」を作り出していました。 現役の死神時代は成績トップの模範的な死神だったという葬儀屋。当時も生前の名前を名乗らず、周りには冥籍番号「136649」で通していました。 その正体はいまだ謎ですが、ファントムハイヴ家への異様な執着から一家と深い関わりがあると推測されています。

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『黒執事』死神は伏線に関わる重要な存在!?今後の展開と活躍に注目

「青の教団編」突入後、次々と明かされる衝撃の新事実に死神の能力が大きく関わってきそうです。葬儀屋を中心に、彼らが本作の鍵を握ることになるのかも。 久々のアニメ化となった第6期も話題の『黒執事』から、これからも目が離せません!