2023年7月27日更新

つらいけど読む手が止められない……。週刊少年ジャンプ発のダークファンタジー漫画5選

このページにはプロモーションが含まれています
呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

「辛いのに、つい続きが気になってしまう……。」残酷な世界観や過酷なストーリーが展開されるダークファンタジー作品は、数多くの漫画ファンの心を惹きつけて止みません。 「友情・努力・勝利」を三原則に掲げる大人気少年誌・ジャンプでも数多くのダークファンタジー作品が掲載され、なかにはテレビアニメ化や映画化して興行収入が100億円を突破した大ヒット作品も。 本記事では、そんなジャンプ発のダークファンタジー作品を5作品紹介していきます。

AD

大人気のあのキャラまで?人気キャラが次々と死亡『呪術廻戦』

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

人間の負の感情から発生する呪霊と人間の戦いを描いた漫画『呪術廻戦』。本作は2018年から連載が始まり、2020年には1期にあたるテレビアニメが放送され、2023年7月現在はアニメ2期が放送中です。 本作は敵対する呪霊による救いのない暗い展開が続くため、主人公たちはどうなるのかと続きが気になる作品です。 凶悪な呪いの力を持った呪霊たちに、登場人物は苦しい戦いを強いられます。ときには、作中屈指の人気キャラが死亡してしまう展開も。次々と人気キャラが倒れていく展開は、観ていてとても辛いものですが、「どうか救われてほしい……」と読む手を止められません。

敵・AKUMAの悲しい過去が胸をえぐる『D.Gray-man』

『D.Gray-man』はAKUMAやAKUMAを作り出す千年伯爵とエクソシストたちが戦う姿を描いた作品です。2004年から連載が始まり、現在は『ジャンプSQ.RISE』で連載しています。 本作は敵対するAKUMAがダークな世界観を作っていて、AKUMAがどう救われるのかが魅力のひとつでしょう。 AKUMAは大切な人を亡くした人のもとへ千年伯爵が訪れ、亡くなった人の魂を呼び出して作られます。呼び出された魂は機械に定着させられ、自分を呼び戻した人を襲って、その肉体を乗っ取るのです。 恐ろしい見た目をしており、突然主人公たちに襲いかかるAKUMAですが、主人公たちによってその過去やAKUMAになった経緯が明らかになり、最後にはアレンに魂を“救済”されていくーー。ラストには少し心が暖かくなるような物語です。

AD

過酷な運命を背負って戦う女剣士たち『CLAYMORE』

『CLAYMORE』はクレイモアと呼ばれる女剣士と妖魔が戦う姿を描いた作品です。2001年から2014年にかけて連載され、2007年にはテレビアニメが放送されました。 クレイモアは半人半妖の戦士のため妖魔を退治しても誰にも感謝されません。それどころか、妖力を解放して戦う彼女たちは、力を解放しすぎると自身も妖魔になってしまうのです。 人を救っていたはずのクレイモアが妖魔となり討伐される姿は、胸が痛くなります。中世ヨーロッパのような世界観もどことなく陰鬱で、ダークファンタジーらしさを感じられる作品です。

私たちは“食用児”だったーー。 『約束のネバーランド』

約束のネバーランド
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社

『約束のネバーランド』は孤児院にいる子供たちが運命に抗いながら強く生き抜く姿を描いた作品です。2016年から2020年にかけて連載されました。 孤児院で育てられ里親の元へ送り出されると信じていた子供たちですが、実は食肉として育てられていました。主人公たちはその事実を知り、孤児院を抜け出そうとしますが、彼らの前に立ちはだかるのは、「ママ」と呼ばれる孤児院のシスターたちや、人間を家畜として飼育している「鬼」という存在です。 この世界観の設定は、まさにダークファンタジー。ホラー・サスペンス作品が好きな人にはおすすめです!

AD

そこは人類が生きていくには過酷すぎる世界『ファイアパンチ』

『チェンソーマン』の作者で知られる藤本タツキによる漫画『ファイアパンチ』は、燃え続ける主人公が妹を殺した相手へ復讐をする姿を描いた作品。2016年から2018年にかけて連載されました。 本作は文明が崩壊した後の世界が舞台であり、氷の魔女によって大氷河期が訪れ世界は食糧難に陥っています。この過酷な世界では人々は道徳を捨て去って生きており、そんな世界観が本作の一番の魅力でしょう。 例えば、体が再生する主人公は自身の肉を切り落として、村のみんなに食糧として分ける与えていました。再生するとはいえ自分の肉を与える主人公や、人肉を食べて生きる村民には恐怖を感じます。秩序やモラルが崩壊した世界はまさにダークファンタジーらしい世界です。

これだけじゃない!ジャンプはダークファンタジーの宝庫

暗い展開や過酷な設定・世界観などが魅力のジャンプ発のダークファンタジー作品を5作品紹介しました。しかし、ジャンプにはまだ他にもダークファンタジー作品があります。 例えば、2023年4月にアニメ化された『地獄楽』は不気味なクリーチャーが魅力的ですし、映画が日本歴代興行収入1位に輝いた『鬼滅の刃』は容赦無く登場人物が死んでいくストーリー展開が魅力です。 “ザ・王道”な少年漫画のイメージが強いジャンプ作品ですが、ここ数年で一気にダークファンタジー作品が増えています。この機会にジャンプ発のダークファンタジー作品に触れてみてはいかがでしょうか?