新作「ジュラシック・ワールド4 復活の大地」あらすじを解説!キャストや前作とのつながりをネタバレ考察

1993年の『ジュラシック・パーク』から2022年の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』まで6作品が公開されている「ジュラシック・パーク/ワールド」シリーズ。 最新作となるシリーズ第6弾、「ジュラシック・ワールド」としては4作目となる『ジュラシック・ワールド/復活の大地』が2025年8月8日に日本公開です! この記事では、本作の最新情報をお届けします。 ※「ジュラシック・ワールド」シリーズのネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。
【最新】「ジュラシック・ワールド4 復活の大地」作品概要
タイトル(日本版) | 『ジュラシックワールド 復活の大地』 |
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原題 | 『Jurassic World Rebirth』 |
公開日 | 2025年7月2日(米国) , 2025年8月8日(日本)公開予定 |
上映時間 | - |
監督 | ギャレス・エドワーズ |
キャスト | スカーレット・ヨハンソン , マハーシャラ・アリ |
作品の舞台は前作「新たなる支配者」から5年後、恐竜が暮らすには厳しい環境となった世界です。古代に繁栄していた環境と似た、赤道直下に生息する恐竜のみが生存していました。 その環境下で生き延びた3体の恐竜たちが、人類の生命を救う薬を作るうえで重要なファクターであることが発覚し……。 本作は「ジュラシックシリーズ」の7作目にあたります。また「ジュラシック・ワールド」シリーズではありますが、前作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)で、主人公だったオーウェン・グレイディの物語は完結しました。 予告では、ティラノサウルスの標本が展示された博物館や、インジェン社の研究施設を思わせる残骸、見覚えのある10,000 ボルトの電気柵など、1作目『ジュラシック・パーク』(1993)のつながりやオマージュが登場しており、往年のファンにはたまらない映像となっています。
【あらすじ】「ジュラシック・ワールド4」あらすじをネタバレありで考察

極秘任務を任された専門家・ゾラ。ベネットは、古生物学者であるヘンリー・ルーミス博士らとともに極秘の任務へと向かいます。その任務とは薬を作るために大型恐竜のDNAを採取すること。 しかしゾーラ達は、大西洋の孤島に向かう途中、モササウルスとスピノサウルスらに襲撃されてしまいます。船は転覆し、一般家庭に助けられたゾーラ。たどり着いたのは「ジュラシック・パーク」を開業したインジェン社が、かつて恐竜を生成する実験場にしていたイスラ・ヌブラル島だったのです。 予告では真っ赤な監禁室から頭が小さく腕が長い変異体が登場します。「ワールド」シリーズ3作では、コントロール不可になった恐竜に向き合ってきましたが、今回は数十年放置された変異体。どちらかというとエイリアンのような見た目をしており、知能の発達などでさらに対応が難しくなっているかもしれません。
「ジュラシックワールド4」は前シリーズへの原点回帰?

『ジュラシック・ワールド4 復活の大地』(2025)の脚本は、デヴィッド・コープに決定しました。初代『ジュラシック・パーク』(1990)の脚本家に戻ったのです。 「過去シリーズを否定したり、矛盾があったりしてはいけない」という執筆ルールがあったとも言われており、0からシリーズを作り直すということはなさそうです。 しかも本作は、ジュラシックシリーズの原作であるマイケル・クライトンの小説『ジュラシック・パーク』(1990)と『ロスト・ワールド』(1995)のコンセプトを採用。予告でも山の周りに蒸気のような物体が出ているシーンが有り『ロスト・ワールド』に登場する地熱発電ではないか、とも言われています。 また本作には、『ジュラシック・パーク』(1993)の映画版でスティーブン・スピルバーク監督によってカットされた幻のシーンも含まれるそう。小説の冒頭「眠っているティラノサウルスを起こさないようにゴム製いかだで沼を漂流する」シーンが収録されると言われています。
【キャスト】「ジュラシック・ワールド4 復活の大地」キャスト紹介
ゾーラ・ベネット役/スカーレット・ヨハンソン

ゾーラ・ベネットは、本作の主人公。ジュラシックシリーズ初の女性主人公となります。 演じるのは、スカーレット・ヨハンソン。マーベル作品では長年ブラック・ウィドウ役で活躍しました。2025年公開『Eleanor the Great(原題)』では、監督にも初挑戦します。
ダンカン・キンケイド役/マハーシャラ・アリ

ダンカン・キンケイドは、傭兵でゾーラの友人。秘密作戦のリーダーです。 演じるのはマハーシャラ・アリ。『ムーンライト』(2016)や『グリーンブック』(2018)など、社会派映画で高い演技力を見せています。マーベル作品『ブレイド』(未定)でも主演を務める予定です。
ヘンリー・ルーミス博士役/ジョナサン・ベイリー

ヘンリー・ルーミス博士は、任務に参加する古生物学者です。ギャレス・エドワーズ監督いわく「知識はあるが、生死に関わる状況には慣れていない」というキャラクター。 演じるのはジョナサン・ベイリーです。「ウィキッド」シリーズでは、フィエロ役として注目を集めています。
マーティン・クレブス役/ルパート・フレンド
マーティン・クレブスは、製薬会社の代表者。 演じるのはルパート・フレンドです。Disney+ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』(2022)やウェス・アンダーソン作品『アステロイド・シティ』(2023)などに出演しています。
ルーベン・デルガド役/マヌエル・ガルシア=ルルフォ
ルーベン・デルガドは、デルガド一家の父親。遭難した民間人家族の1人です。 演じるのはマヌエル・ガルシア=ルルフォ。『マグニフィセント・セブン』(2016)や『オリエント急行殺人事件』(2017)などに出演しています。
【恐竜】「ジュラシック・ワールド4 復活の大地」登場する恐竜一覧!
スピノサウルス

過去登場作品 | 『ジュラシック・パーク3』(2001) |
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実際の特徴 | 体長5〜6メートル , 体重約8トン , 背中にある帆は、体を大きく見せるために発達している。 |
『ジュラシック・パーク3』以来の復活となる肉食恐竜。
モササウルス

過去登場作品 | 『ジュラシック・ワールド』(2015) , 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018) |
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実際の特徴 | 体長約13m , 体重約5トン , 当時の海で最大級の大きさを誇り、アンモナイトも捕食対象であった。 |
船に乗るゾーラたちに海上から襲い掛かります。海中生物の食物連鎖でトップに君臨していた爬虫類。
ケツァルコアトルス

過去登場作品 | 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022) |
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実際の特徴 | 体長約5m , 体重約250kg , 翼を広げると全長約12mにも到達する巨大な翼竜。2025年現在も全身骨格は見つかっていない。 |
大きな両翼で縦横無尽に空を舞う恐竜。、ゾーラ達が卵を狙っているところを急襲します。
ディロフォサウルス

過去登場作品 | 『ジュラシック・パーク』(1993) , 『ジュラシック・ワールド』(2015) , 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018) , 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022) |
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実際の特徴 | 支配者体長約3m , 体重約1t , 頭にとさかが2枚生えている。上顎の歯がフック状になっているのが特徴である。 |
大きなエリマキが特徴的な恐竜。
ティタノサウルス
過去登場作品 | - |
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実際の特徴 | 体長約9~12m , 体重約13t , 首の長い草食の恐竜。1800年代以降、化石が見つかっておらず、研究が進んでいない。 |
本作初登場の大型草食恐竜。
「ジュラシック・ワールド4 復活の大地」の監督・スタッフ紹介

新作の脚本を手がけるのは、「ジュラシック・パーク」シリーズ1作目と2作目「ロスト・ワールド」で執筆を担当したデヴィッド・コープ。 製作総指揮をスティーヴン・スピルバーグが務めることも決定しています。年齢を重ねても、仮想世界を描いた『レディ・プレイヤー1』(2018)や自伝映画『フェイブルマンズ』(2022)など、新たなジャンルへ挑戦を続ける生ける伝説。 監督は『GODZILLA ゴジラ』(2014)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)などで知られるギャレス・エドワーズが務めます。 『ザ・クリエイター/創造者』(2023)では、大作の約1/4という低予算でハイクオリティなSF作品を作り上げており、潤沢な資金でどこまでの映像を表現してくれるのか、楽しみですね。
「ジュラシック・パーク/ワールド」シリーズのあらすじを復習
「ジュラシック・パーク」シリーズをネタバレ解説

「ジュラシック・パーク」シリーズは1993年の『ジュラシック・パーク』、1997年の「ロスト・ワールド」、2001年の『ジュラシック・パークⅢ』の3作。1作目はグラント、サトラー、マルコムの学者3人が主人公で、大富豪ハモンドが開設した恐竜テーマパーク「ジュラシック・パーク」に招かれ、そこで恐怖の恐竜体験をするというお話。 2作目ではマルコムがメインとなり、前作の事件で閉鎖されたパークの調査をハモンドから依頼されます。しかしハモンドの甥が恐竜で金もうけを企んでいて……。3作目にはグラント博士が再登場し、ある夫婦から旧パークのあるイスラ・ソルナ島を案内してほしいという依頼を受けます。しかし彼らの本当の目的はこの島に漂着した息子を探すことで、グラント博士は再び恐竜と対峙することに。 「ワールド」シリーズではオーウェン1人がメインとなっていますが、「パーク」シリーズは学者3人衆が絶妙に絡み合う関係性を作り出しているのが特徴。恐竜との関係性も「パーク」の方がシビアで、ひたすら戦うのみでした。
「ジュラシック・ワールド」シリーズをネタバレ解説

「ジュラシック・ワールド」シリーズは2015年の『ジュラシック・ワールド』、2018年の「炎の王国」、2022年の「新たなる支配者」の3作。シリーズ通して主人公は恐竜飼育係のオーウェンで、1作目は新たにオープンした恐竜リゾート施設「ジュラシック・ワールド」が舞台です。 1作目ではワールドの運営責任者であるクレアが、遺伝子操作で凶暴な新種インドミナス・レックスを作り出し、暴れ出して大騒ぎに。2作目では前作で崩壊したワールドがあるイスラ・ヌブラル島で火山大噴火の危機が!オーウェンとクレアは恐竜たちを救うため奔走します。 噴火で棲み処を追われた恐竜たちが世界に放たれた3作目は、恐竜と人間の共存がテーマ。恐竜の保護活動を続けるオーウェンとクレアがラプトルのブルーと再会し、誘拐されたブルーの子ベータを救出するため動き出します。 「パーク」シリーズとの違いは、人間と恐竜の交流と共存が描かれていること。ただし両シリーズの根底に流れる「危険な遺伝子操作への警告」は共通しています。
新作「ジュラシック・ワールド4 復活の大地」は2025年8月8日(金)に公開予定!

最新作『ジュラシック・ワールド4 復活の大地』は2025年8月8日に日本公開予定です! 前作では、キャスト陣で旧作ファンを楽しませてくれた「ジュラシック」シリーズ。本作では舞台や脚本が旧作へのオマージュや関連に溢れているとのことで、公開が待ちきれません。 ciatrでは今後も最新情報を更新していく予定ですので、ぜひチェックを!