漫画『オンナムラ』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！謎の村の恐ろしい体験

謎の村に旅行に来ることになったヒロイン。しかしその村はどこか奇妙で異質でーー。日本の村を舞台に繰り広げられる恐怖の体験を描いた作品『オンナムラ』。作者「みや中みえ」が送るサスペンス漫画作品です。 この記事では、漫画『オンナムラ』のネタバレやあらすじ、感想を紹介していきます。また作品をよりお得に読める方法もあわせて解説していきます。 この記事では、本作のネタバレを取り扱っています。内容を知りたくない人は注意をしてくださいね！

ヒロイン・本田あい。彼女は大学の友人の麗華、良子とともに旅行をすることになりました。良子の彼氏・次勝が旅行ガイドだったことがきっかけです。ヘリでしか行けない辺境の村「女和村(おんなむら)」。そこが彼らの行き先でした。着いたは良いものの、まるで未開の地。行けども行けども整地されていない山道です。 不安になってくるあいたち。しかしようやく開けた場所へ着くと、異質な巨大ビルが立っています。そしてあいはここをなんだか知っている気がしてくるのです……。ようやく旅館に到着すると、次勝は3人に祭りに参加してほしいと言います。そこで踊ってほしいと言うのです。 様子のおかしくなってくる次勝。彼は「マッサージ師」と呼ばれる年老いた男たちを呼びますーー。

牢屋には大量の女たちが監禁されていました。牢屋に閉じ込められて、番号で呼ばれるような酷い扱いです。食事も1人しか与えられず、足蹴にされてしまいます。たまたま連れてこられたあいは必死に抵抗をしますが、殴られ踏みつけにされてしまう始末。 しかしさらに殴り掛かろうとした男は、あいの背中を見た途端、青ざめます。彼女の背中には「生壁家」と書かれてたのです。生壁という姓は、次勝と同じもの。急にその場にいた男たちは焦って騒ぎ始めます。この騒ぎに乗じて男に蹴りかかり逃げようとするあい。 男は怒って追いかけて来ます。そのとき助けに入った人物が……。それは次勝だったのです。彼のことを周囲の人物は恐れているようでーー。

牢屋の中で見たことを言うなと次勝にやんわりと脅されたあい。麗華も良子も、ただの良い村だと思い込んでリラックスしています。地下で見たことをなんとしてでも伝えたいあいですが、そのとき次勝と付き合っている良子の背中の違和感に気づきます。彼女の背中には大きなアザがあったのです。 何も言わずに走り去っていく良子。急いで麗華に、この村は危険だということをあいは告げます。しかし麗華にはあまりピンと来る話ではありません。何がどう危険なのかわからないのです。一方、いつまで経っても戻ってこない良子。そんなとき、突然部屋に着物が届けられます。 着物を見た瞬間、あいの亡き母親の姿が記憶に蘇ります。それは今まで思い出すこともなかった記憶でーー。

突然「買い物に行こう」と現れた次勝。良子は戻ってこないまま、麗華と2人で外出することになります。そこで向かった先は、村の中でも異質な近代的なビル。「女和村総本部」と書かれたビルの中に入っていくあいたち3人。内部はまるでショッピンモール。おかしいのは全面鏡ばりだということです。 ハイブランドばかりを取り揃えた品揃えに興奮する麗華。そのときあいは誰かに見られている気になります。それもそのはず……。実は鏡と思っていたものはマジックミラーになっており、内側からはなにも見えず、外側から男たちがあいたちをジロジロと見ていたのです。彼女たちは知る由もありません。 一方良子は、次勝に甘い言葉で誘われて、出かけることになりますがーー。

黄土色の着物を着せられたあいと麗華。しかし良子は純白の着物です。色で差別していると不満たらたらの麗華。たまたま色がなかったんだという次勝に、あいは胸騒ぎを覚えます。 3人が向かった先は屋台が立ち並ぶ祭り会場。そこには子供は1人もおらず、若い女性と男性たちのみ。しかも女性たちは自分たちの同じように似たような着物を着ています。祭りでは女性たちには男性から「花」が贈られます。その花がもらえればもらえるほど幸せが来ると次勝は言います。 しかし、メイン会場の祭りの門には、磔にされた謎の人形があります。それはまるで人が燃えたような見た目です……。突如として会場にいた女性たちは願掛けを始めます。あいと麗華はこの隙に逃げ出そうとしますがーー。

あいと麗華は、オークションにかけられることになりました。どんどん上がっていく自分たちの値段に、2人は恐怖を感じています。 オークションの結果は、あいが1,000万円、麗華が500万円で競り落とされました。その後、2人は次勝の命令によって生壁家に用意されていた檻に入れられます。 ただ泣きじゃくる麗華に対し、あいは過去の記憶を頼りに何とか脱出する方法を考えていました。そんな中、生壁一勝と君子が牢にやってきます。 あいと麗華を見た君子は、2人の教育係になることに。あいと麗華は、オークションで競り落とした人物が村に滞在する間、性奴隷として働くことを強要されて……。

女和村の定例会議では、祭りでの売上が報告されていました。重い空気の中、村長が入室すると、各家が売り上げを読み上げていきます。 そんな中、売り上げが最下位だった白茶家の代表に対し、村長はドスを手に突き刺す過酷な罰を与えるのです。 その後、定例会議では、一勝により次勝が分家を希望していると報告されます。次男以下は、使用人扱いされる女和村では異例の報告でした。 しかし次勝が、競りで高額な売り上げを上げたことが評価され、村長にチャンスの場を与えられます。そして村長は、1,000円という高額で競り落とされた「スイート（あい）」を連れてくるよう命じたのでした。 一方あいは、君子からの厳しいしつけにより気を失うことに。あいが目を覚ますと、生壁五勝が側にいて……。

まだまだ謎の多い女和村ですが、最終回ではおそらく謎が全て明らかになるはず！そして、あいたちは、女和村から脱出できるのではないでしょうか？ ハッピーエンドのためには、あいの過去・優しくしてくれる五勝がキーパーソンになりそうです。さらに現在行方がわからない良子の存在も気になりますね。 また分家する野望のため、あいたちを利用した次勝の動向は？謎につつまれた女和村の今後の展開に、要注目です。 最後は、非道の数々を繰り返す女和村の村民には、きっと厳しい罰が下るでしょう。

本作『オンナムラ』は、ひょんなことから日本の辺境にある村へ旅行に行くヒロインたちから物語は始まります。ヒロインは孤児院で育った人物。両親はおらず、記憶もありませんでした。それが「女和村」という謎の村に行くことで、母親の記憶が蘇って来ます。 彼女の正体はなんなのか？そして彼女たちをここに連れて来た次勝の目的とは何か？ページをめくる手がとまらないハラハラドキドキの展開です！