『黒執事』エリザベスは死亡する？裏切りの衝撃展開も含めて徹底解説！

2006年から『月刊Gファンタジー』で連載されている、枢やなによる漫画『黒執事』。本作は英国を舞台に繰り広げられる、アクションやミステリーありのダーク・ファンタジーです。 この記事では、そんな本作のヒロイン的存在であるエリザベスについて徹底解説します！2024年4月から放送されるアニメを観る前に、おさらいしておきましょう。 ※この記事は『黒執事』の重大なネタバレを含みます。

エリザベス・ミッドフォードは本作の主人公の1人であるシエル・ファントムハイヴの許嫁で、彼とはいとこ同士に当たります。父親が英国騎士団長を務める由緒正しい家の生まれである彼女は明るく天真爛漫な性格で、いつもシエルのことを振り回しますが彼も満更ではありません。 親が決めた許嫁同士ではあるもののシエルのことを非常に大切に思っており、いつも彼のことを考えて行動をする姿が見られます。シエルも迷惑そうにはしているものの、彼女のことを大切に思っているようです。

結論から言うと、エリザベスは死亡していません。彼女は本作におけるヒロイン的な立ち位置であるだけでなくシエルの秘密を握る重要な役回りであることから、今後も死亡する可能性は低いことが予想されています。 彼女の死亡説が囁かれた1番の理由として挙げられるのが、豪華客船編での出来事。彼女はシエルたちとともに多数の歪んだ肉人形(ビザール・ドール)に囲まれ、絶体絶命の状況に追い込まれます。しかしそこでは彼女が本来の実力を発揮し、事なきを得ました。 シエルも彼女のことを「絶対に守る」と発言しているため今後も死亡する確率は低いと思われますが、本物のシエルに切り捨てられてしまう可能性はゼロではないかもしれません……。

23巻110話にてスフィア・ミュージックホールでブラバットに占いをしてもらったエリザベスは、その直後から様子がおかしくなり突然姿を消してしまいます。 ブラバットから「婚約者についての大きな悩み」と「悩みの先にある明るい未来」を言い当てられてしまった彼女は、「私のキラキラはここにある」と口にして家に帰らなくなりました。 おそらく以前からシエルの違和感に気がついており、そのことでずっと思い悩んでいたエリザベス。本物のシエルが登場した後は彼らが悪いことをしていると知りながらも、本物のシエルの味方をする決意をするのでした。 最初からエリザベスが愛していたのは本物のシエルだったことを考えると、この裏切りも仕方ないのかもしれませんね。

金髪のツインテールにロリータ風の服を身に纏った非常に可憐でかわいらしい印象のエリザベスですが、家からは英国騎士団員を2人も輩出しているという剣術の名門に生まれ育ちました。そのため普段は隠しているものの、実は彼女は類まれな剣術の才能の持ち主なのです。 幼少期にシエルから「強い女の人は怖い」と言われたことでその腕前を隠していましたが、豪華客船編ではシエルを守るために初めて彼の前で剣を抜くことに。それ以降はその強さを隠す必要がなくなったため、日常生活においてもその強さを遺憾なく発揮しています。

いかにも妹キャラなエリザベスですが、そんな彼女には想像通り兄がいます。兄であるエドワード・ミッドフォードは英国騎士団の一員であり、名門ウェストン校に在籍中。ウェストン校での騒動の後は、なんと「翡翠の獅子寮」の監督生を任される優秀な存在です。 そんな彼は重度のシスコンであり、エリザベスのことを目に入れても痛くないほど可愛がっています。そのこともあってか、家族の中では唯一シエルをエリザベスの婚約者として認めていません。エリザベスも自分に甘く優しいエドワードのことが大好きで、兄妹仲はいたって良好なようです。

アニメ『黒執事』でエリザベスの声を演じているのは、アミュレート所属の声優・田村ゆかり。幅広い声質でさまざまなキャラクターを演じる彼女ですが、エリザベスはハマり役です！ そんな彼女の代表作には、『斉木楠雄のΨ難』の夢原知予役や『STEINS;GATE』の阿万音鈴羽・阿万音由季役などがあります。

この記事では、『黒執事』に登場する可憐で強い令嬢・エリザベスについて徹底解説しました。彼女が作中でシエルたちに対して今後どのような動きを見せていくのか想像できませんが、今後の展開を楽しみに待ちましょう！