漫画『俺の前で乱れてよ 獰猛男子は新任教師の愛を乞う』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！孤独な生徒と真面目教師の禁断ラブ

心に闇を抱える男子高校生と、そんな彼を心配する新任教師の禁断の関係を描いた漫画『俺の前で乱れてよ 獰猛男子は新任教師の愛を乞う』。刺激的なシチュエーションとは裏腹に、胸に刺さる純愛ストーリーが魅力の作品です。 この記事では本作のストーリーをネタバレ込みで最終回まで一挙解説。作品の見どころや、電子書籍サービスでの配信状況も紹介していきます。

新任教師の野中まりこは、自分が受け持つクラスの男子生徒・桜井恭平に頭を悩まされていました。恭平は家庭環境に少し問題があり学校も休みがち。学校外ではバンド活動をしていて男女関係の揉め事もよく起こしていました。 できれば関わりたくない苦手なタイプの生徒でしたが担任として放っておけず、まりこは恭平のバンドのライブへ行ってみることに。そこで学校とは違う活き活きとした表情でステージに立つ彼の姿を見るのでした。 ライブ後、打ち上げに参加しようとする恭平を引き止めた結果、なぜか家でご飯を作ってあげることになってしまったまりこ。しかしひょんなことから恭平の逆鱗に触れ、レイプされかけてしまうのでした。

レイプ未遂から一夜明け、久しぶりに学校へきた恭平。実は単なる遊びのつもりだったまりこのことが頭から離れず、会いたくなってしまったのです。 一方、襲われたショックから恭平を避けてしまっていたまりこは、「もうしない」と優しく抱きしめられ困惑します。そして弱さを見せる彼に、教師の域を超えて何でもしてあげたいと思ってしまうのでした。 その後、恭平を理解しようと彼の義理の母親に会ってみることに。恭平が実母の死や父親の再婚を未だに受け入れられていないことを知ります。

夜中、突然押しかけてきた恭平を拒み切れず、またしても家にあげてしまったまりこ。話の流れでいつも彼が身に付けている指輪がなくなった母親のものであること、そして母親の死の責任が自分にあると思っていることを知ります。 自分を責め続け苦しむ恭平を思わず抱きしめるまりこ。そして自分を求めてくる恭平を拒絶することなく受け入れてしまいます。 今度は途中で終わることなく、教師と生徒という立場で一線を超えてしまったまりこと恭平。いけないことだと分かっていながら、まりこはもう引き返せないくらい恭平に溺れてしまっていることを実感するのでした。

まりこに本気になった恭平はママ活から足を洗い、学校にも通うようになりました。しかしあの夜のことを後悔するまりこからは徹底的に避けられてしまいます。 そんな折、同級生の女子から誘惑された恭平は、一瞬グラついたものの脳裏にまりこの姿が浮かび、改めてもう彼女でなければダメだと実感します。 そしてまりこと話すべく、彼女の自宅で待ち伏せをすることに。自分のことが好きなのは明らかなのに「教師と生徒だから」と煮え切らない態度のまりこに改めて告白をし、ワンマンライブのチケットを渡します。 そしてライブの後、メモに書かれた住所まで必ず来るように伝え、まりこの家をあとにするのでした。

恭平のワンマンライブ後、指定された場所にやってきたまりこ。無事に合流できたものの、過去に恭平と男女間のトラブルがあったチンピラに遭遇してしまいます。 まりこを人質に取られ反撃できず、一方的に殴られる恭平。さらにまりこに暴行を加えようとする男たちを止めるため、恭平は土下座をして許しを乞うのでした。 その後ボロボロになった恭平を手当てするため2人はまりこの家へ。シャワー中の恭平に無理やり浴室へと連れ込まれ、そのままエッチをする流れになってしまいます。 エッチ後、危険な目に合わせてごめんと謝る恭平に、まりこは「かっこよかった、大好き」と伝えます。こうして2人は両想いとなり、教師と生徒のヒミツの関係が始まったのでした。

まりこと付き合い始めた恭平は、ずっと確執があった義理の母親と向き合う決意をします。実は過去に父親が家を長く開けていた時、恭平は精神を病んでしまった彼女に襲われそうになったことがあったのです。 そして義理の母親から当時の過ちを謝られ、やっと自分の過去と折り合いを付けられた恭平。その後はまりこの家へと行き、きちんと話し合いができたことを伝えます。 そして自分が今の母親と向き合えたのはまりこのおかげであること、本当にまりこのことを大切にしたいと思っていることを話し始めました。 2人は暫く抱き合ったのち、もうすぐやってくる恭平の誕生日に特別な場所へ行こうと約束します。

迎えた恭平の誕生日、まりこたちは恭平の母親のお墓へとやってきました。毎年母親の命日でもある誕生日を恭平はこのお墓で過ごしていたのです。 恭平を生んでくれてありがとう、と言ってお墓に手を合わせるまりこの姿に、思わず涙を流す恭平。そしてこれから勉強も音楽も頑張るから、ずっと一緒にいてほしいとまりこにプロポーズをしました。 恭平の不器用ながら真っすぐな言葉を、泣きながら受け止めたまりこ。そして帰宅した2人はご飯も食べずにそのまま寝室へ。何度も何度も愛を確かめ合い、深く繋がります。 そして最愛の女性に見守られる中、恭平はこれ以上ない幸せを噛みしめながら眠りに落ちていくのでした。

本作の見どころは何といっても真面目な先生をクラっとさせてしまうほどの恭平くんの色香！高校生とは思えない危ない雰囲気と、年相応のあどけなさが同居する絶妙なキャラ設定で、年下男子ならではの色気がたまりません！ 生徒と教師という禁断の関係も相まって、恭平くんとのラブシーンにゾクゾクさせられた読者も多いはず。二次元不良男子好き必見です！