漫画『復讐の魔女』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！家族を奪われた美女の華麗な復讐劇！

この記事では、広告で話題の青年漫画『復讐の魔女』最新話までのネタバレを紹介します！幼い頃に両親を奪われ、復讐の鬼と化した主人公・村国涼子の壮絶な復讐が描かれたことで話題になっている本作。 ストーリーのネタバレはもちろん、本記事で紹介できなかった部分を読むためのお得な方法も紹介していきます。 ネタバレを読んで『復讐の魔女』が気になったら記事内で紹介するお得な方法をチェックしてみてくださいね。

父親を半グレ集団に殺害されたうえに母親を再起不能の状態にされるのを目の当たりにした主人公。まだ8歳だった彼女は両親をなぶる“悪魔たち”に復讐を誓い、それから12年の時が経過しました。 20歳になった彼女は「村国涼子」と名乗り、「いのちの庭」という宗教施設を訪れます。この施設は彼女の父親を殺害したグループが運営していて、「いつか社会の底辺を集めた国の王様になりたい」と口走っていた釘抜が施設長を務めていました。 社会から零れてしまった人たちが助け合って暮らすシェルターと銘打たれた施設では毎日のように暴力行為が行われ、怯えながら毎日を過ごす入居者たち。 ある日彼女のベッドに職員の川添が忍び込んできたのを確認した彼女は「12年ぶりね、会いたかったわ」と言いながら彼の首を脚て締め上げ……。

意識を失った川添を椅子に縛り付けた涼子は、12年前の復讐をしにここまでやってきたことと“魔法”を用いて復讐を行うと宣言します。 母が身につけていたネックレスを川添に見せ「魔法をかけてあげる」と笑みを浮かべ、ムカデを指さしながら「あなたはあのムカデが食べたくて仕方がなくなる」と暗示をかけ始めた彼女。 抵抗しながらも涼子の術にかかってしまった川添は暗示どおりにムカデを食べ、さらに涼子の暗示によってこのことを綺麗さっぱり忘れてしまうのでした。 その後フォークを盗んだことを咎められて同じグループの赤柴から罰を受ける涼子でしたが、催眠が解けた川添はムカデを食べたことを思い出して発狂。自身の身体を何度もフォークで刺しながら赤柴にも攻撃を加えるのですが……。

理性を失った川添に襲われ、重症を追った赤柴の介護をすることになった涼子は赤柴が釘抜に並々ならぬ不満をいだいていることに気づきます。 この感情を利用させてもらうことにした彼女は赤柴に「釘抜が赤柴を追い出そうとしている」と暗示をかけていき、赤柴が彼女の思惑通りの暗示にかかったことを確認するのでした。 その後釘抜が入居者たちの作業を確認している場に足を運んだ赤柴は入居者たちをねぎらうために酒を振る舞い、涼子は「民を救う王様のようだった」と彼を絶賛します。 その一方で釘抜に裏切り者の存在をほのめかし、最後の仕上げとして“偽りの王を倒して皆を救って”と赤柴に暗示をかけた涼子。自分が王だと信じきった赤柴は釘抜に襲いかかり……。

「いのちの庭」に潜入してから涼子の復讐は、着々と進んでいました。川添は錯乱したように見せかけて殺害し、赤柴は釘抜に始末させたのです。12年前に父を殺す手助けをした手下を始末した涼子は、次はリーダーの釘抜と渡だと決意を新たにするのでした。 そんな涼子に男性信者が2人近寄ってきます。彼女の腕を掴んできますが、別の女性信者に助けられます。彼女はここにきて2年になる三峯紗和子といって、みんなのお母さんのような存在です。 涼子が紗和子と一緒に廊下を掃除していると、彼女は「夜は眠れているかい？」と声をかけてきます。さらに「嫌いなものでも残さずにね」と言われて、涼子は珍しく笑顔を見せるのでした。 そんな時、紗和子のポケットから紙切れが落ちて……。

昨晩のオークション会場での惨事で、涼子の身代わりになった紗和子は殺害されてしまいました。そして、涼子は独房へと収監されてしまうのでした。 翌日、釘抜に呼び出された涼子は、昨晩彼女が連れてこられた部屋で何が起こっていたのかを聞かされます。そして涼子は、釘抜が数カ月に1度、政治家やお金持ちを集めて、人脈作りのため会員制の地下パーティーを開いていることを知ります。 そのパーティーでは、選ばれた入居者たちが、客を喜ばせるための見世物として、殺し合いをさせられたり、体を切り刻まれるなどの犠牲になるというものでした。涼子は、そんなおぞましいパーティーに興じている釘抜に怒りがこみあげてきます。 そんな中、釘抜は涼子へ「助かりたければ俺のラブドールになれ！」と脅迫してきて......。

今のままストーリーが進めば涼子は確実に復讐を果たすでしょうし、そうあってほしいのですが……。12年前からすでに存在感を誇示していた渡と釘抜は只者じゃないという感じがしますね！ 所長の釘抜もやり手という感じはしますが、注意すべきは渡でしょう。釘抜の腹心として12年前から傍らに添っているという事実からもかなりの辣腕ぶりが伺えます。 すでに川添と赤柴を亡き者にした今、残っているのは渡と釘抜のみ。ここまではすんなりと制裁が完了したものの、3巻ラストで涼子を見つめる渡が何を思っていたのかも気になりますね。 これからはじまる一瞬たりとも気が抜けない心理戦の中で涼子は復讐をやり遂げることができるのか。今後の展開から目が離せません！

本作はかなりバイオレンスな要素が強く、弱者を痛めつけるシーンなどは読者の方が怒りを覚えてしまうほど。それだけに涼子が“催眠術”というトリッキーな手法を駆使して制裁を加えていく姿にスカッとします。 直接暗示をかけて破滅に追い込む直接的な方法もあれば、仲間同士での争いを誘発させるような暗示をかけたりという多種多様なやリ方にも「次はどうするんだろう」というワクワク感があって楽しめますね。 ヒロインが相手を痛めつける以外にも、こうした心理戦も見応えバッチリの作品です！