漫画『オーイ！とんぼ』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！天才少女の成長と躍進描く爽快ゴルフ漫画

『オーイ！とんぼ』は原作をかわさき健、作画を古沢優が手がける本格ゴルフ漫画。僻地に暮らす野生の天才少女が、女子ゴルフ界で輝きを放つ爽快な読み味のサクセスストーリーです。 2024年4月にはアニメもスタートする話題作『オーイ！とんぼ』のネタバレありのあらすじや感想、見どころ、お得に読む方法などを本記事でまるっと解説していきます！

プロ資格を剥奪された中年の五十嵐一賀(いがらしかずよし)が転居先のトカラ列島で出会ったのは、両親を亡くし祖父のもとで「島の子供」として育ってきた中3の少女・大井とんぼでした。 手作りコースで鍛えられた彼女のゴルフセンスに五十嵐は可能性を感じます。まさに野生の天才ですね。 島外の世界を怖がるとんぼは、九州ジュニアチャンピオンの安谷屋(あだにや)つぶらや、コース設計者のクタさんとの交流から、島を出ることを決意。島民との別れは泣けました。 8巻から熊本編がスタート。とんぼは「武蔵塚ゴルフ練習場」で有働はじめのレッスンを受け、初の競技ゴルフ・九州女子選手権に参加します。

九州女子選手権で初日首位に立ったとんぼはダークホースとして注目の的に。強風吹きすさぶ最悪のコンディションのなか、とんぼは初めて感じたプレッシャーに打ち勝ち、音羽ひのき、つぶら、栗須エマとの4つ巴を制して優勝しました。 マスコミからの注目も殺到し一時期はスランプとなったとんぼですが、五十嵐の指導のおかげで復調。島に里帰りするシーンは心温まりました。 とんぼは次に日本女子アマ選手権に挑みます。1日目は宿泊先のお寺の坊主でもある鳴寂と同じ組に。彼女のパワープレイに圧倒されて調子を崩したとんぼは、2日目になんとか6位タイまで盛り返します。

最終日、最終組に残ったとんぼは女子アマ最強と言われ初日からトップを独走しているキキこと築山嬉々やつぶらたちと激闘を繰り広げます。最終的につぶらが優勝、とんぼとキキが1打差で2位という結果になりました。 熊本に戻り、料理人を目指す高校生・瀬名一馬との出会いという女子高生らしい出来事もありつつ、とんぼは九州ジュニアゴルフ選手権を圧勝して日本ジュニア選手権に進みます。 瀬名に刺激を受けて将来を考え始めたとんぼは、日本ジュニア選手権で優勝。その活躍が評価され、とんぼは日本代表チームに招集されます。世界を見すえた特訓で、彼女はまた一回り大きく成長したようです。

とんぼ、つぶら、そして八木小梅の3人は日本代表としてトヨタジュニアゴルフワールドカップに出場。他国の代表選手のプレーに影響を受け、スロースターターなとんぼは3日目にしてようやく追撃を開始。 最終日は互いに一歩も譲らぬ攻防戦をタイと繰り広げ、チームの命運はとんぼの一打に託されます。しかしとんぼは手首を痛めたこととプレッシャーでミス、日本は2位に終わるのでした。最終日の緊張感が半端ない！ 38巻からは、ついにとんぼがプロトーナメント・軽井沢ゴルフレディスに参戦！快進撃をみせるとんぼでしたが、五十嵐のプロ資格剥奪のゴシップのせいで調子を崩してしまいます。

五十嵐の一件のせいか、最終日は首位スタートにも関わらずとんぼはライバルの追撃を許してしまいます。しかしそこで折れないのがとんぼです。 島で鍛えた奔放なスタイルを貫き、テレビの前でエールを送る島民の想いを力に、とんぼは力を尽くします。手に汗握る激闘の末、とんぼはアマチュアながらプロの試合で優勝してみせました。とんぼの集大成といえるような熱い試合でした！ 46巻からはとんぼに刺激を受けた五十嵐の物語へ。プロの世界へ戻ろうと決意した五十嵐はタイに渡り、タイPGAのプロテストを受けます。果たしてイガイガはトップ合格できるのか。白熱の最終日が描かれていきます。

スポ根ものらしい泥臭さやあくなき探求心にワクワクさせられる『オーイ！とんぼ』。熱い作品ではあるのですが、とんぼを中心に前向きでゴルフに真剣ないい子ばかりが登場するので読後感も爽やかです。 ゴルフ初心者はとんぼの快進撃として楽しめますし、『週刊ゴルフダイジェスト』連載の本格ゴルフ漫画なのでゴルフ経験者にも読み応えのある内容です。リアルなゴルフを楽しみたい人、成長ストーリーを楽しみたい人におすすめ！