『響け！ユーフォニアム』久石奏は性格が悪くて嫌い？「理想の後輩」を解説

久石奏(ひさいしかなで)は『響け！ユーフォニアム』2年生編から登場する後輩キャラです。美少女として注目を集める奏は、単にかわいいだけの後輩ではありませんでした。 この記事では久石奏を徹底解説！嫌いと言われてしまう理由や性格、かわいいシーンなどを紹介していきます。 ※この記事は『響け！ユーフォニアム』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

久石奏(ひさいしかなで)は主人公・黄前久美子(おうまえくみこ)の1つ下の代としてユーフォニアムパートに入ってくる後輩です。丁寧で礼儀正しい振る舞いとかわいらしい笑顔で、「理想の後輩」と高く評価されています。赤いリボンクリップがチャームポイント。 彼女は中3の頃に聴いた北宇治の演奏に憧れて入学してきたユーフォ経験者です。2年生編では物語の中心人物の1人として、新体制の部に波風を立てていくことになります。

おおむね先輩たちからの評価もいい久石奏が、ファンからは「嫌い」と言われてしまう理由はそのあざとさにあると考えます。 奏は中学時代の経験から、演奏の実力よりも部内でうまく立ち回ることが大事だと考えて北宇治に入ってきました。 その考えに基づいて、彼女はいかにもな愛されキャラ的振る舞いをするのですが、入学直後はとくにあざとさが目立つ形に。あざとい振る舞いというのは人を選ぶものなので、一部の人には「ウザい」と受け取られてしまったのでしょう。

久石奏は計算していい子に見えるよう振る舞う小悪魔的な処世術を身に着けていると同時に、取り繕う必要がない相手にはかなり攻撃的な言葉も吐きます。 これだけだと性格が悪いように見えてしまいますが、そのひねくれた価値観は中学時代のトラウマに起因していました。久美子の存在によって、奏のなかにあった中学時代の呪いが解け、以降はより生き生きとした雰囲気になっています。 奏はもともと頭の回転がはやく、観察眼に優れていました。2年に進級する頃には、新部長となった久美子を支える参謀のような頼れる存在になっています。

3年生になった久石奏は、部長ではなく副部長を務めると予想します。奏は2年生の頃から、部内の人間関係関係を把握したうえで、部長の久美子にアドバイスをしていました。その能力を生かすには部長よりも副部長のほうが向いていそうです。 部長はオーボエの剣崎梨々花(けんざきりりか)が務めると、奏との相性的にもばっちりでしょう。 主人公・久美子の卒業で本編は完結しており、奏たちの代のその後は詳しくはわかりません。奏たちの3年生編がスピンオフで描かれる日が待ち遠しいですね。

特別編「アンサンブルコンテスト」での奏は、以前のすれた部分がなくなり、かわいさが全面に出ています。なかでもシャドーボクシングする姿がかわいい！と話題になりました。 彼女生来の勝ち気な性格が感じられると同時に、心の壁を取り払った彼女のかわいさが存分に味わえるこのシーンは必見です。 小悪魔的なところも健在で、自分のかわいさをわかったうえでの上目遣いや小首をかしげる仕草など、かわいいのオンパレード。大好きな久美子にすぐくっつきにいくところも、入学当初の奏を思い返すとかわいくて仕方ありません。

アニメで久石奏を演じるのは雨宮天(あめみやそら)です。『七つの大罪』のエリザベス役や『この素晴らしい世界に祝福を！』のアクア役、『彼女、お借りします』の水原千鶴役などが有名。 反感を買う言動の多い奏ですが、彼女の繊細な演技によって、どこか共感できる部分がある魅力的なキャラに仕上がっています。

ユーフォの後輩・久石奏を紹介しました。かわいいだけじゃなく、知れば知るほど惹き込まれていくクセの強い奏は、2024年4月スタートの新作アニメでも新2年生として登場します。彼女のかわいさを、ぜひアニメや原作小説で味わってみてください！