漫画『創世のタイガ』ネタバレあらすじ＆感想！【現代人が原始時代で過酷サバイバル】

生の実感が薄い凡庸な人生を送っていた大学生が原始時代にタイムスリップする漫画『創世のタイガ』。太古の獣や旧人類との壮絶な戦いがアツい作品です。 この記事では、漫画『創世のタイガ』のネタバレあらすじと最終回の結末予想を紹介していきます。見どころや配信状況など気になる情報もたっぷりまとめているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね！

大学のゼミ仲間7人とオーストラリアへ卒業旅行に出かけたタイガ。目的地に向かう道中で観光ガイドに載っていない洞窟を見つけます。冒険心に駆られ中に入ってみると古代の壁画を発見。突如起きた崩落から命からがら外に脱出した彼らが見たのは、マンモスや古代生物が支配する世界でした。 タイガたちは大学で学んだ現人類学の知識を活かし、弱肉強食の世界で生き残ろうと奮闘します。食糧探しの最中にホモ・サピエンスがネアンデルタール人に襲われている場面に出くわし……。絶命した彼らが持っていた石器から石槍を作り、猛獣に対抗できる武器を得ます。

タイガはネアンデルタール人の襲撃に遭い仲間とはぐれて1人になってしまいます。そんな中、同じくネアンデルタール人に襲われていたホモ・サピエンスの少女ティアリを救出。彼女と共に仲間の待つキャンプ地を目指しますが、そこにあったのはネアンデルタール人の骸骨と辺り一面に広がる血痕のみでした。 その後、ティアリに案内されホモ・サピエンスの集落にたどり着いたタイガは檻に入れられている仲間たちと再会します。ティアリはタイガを警戒する村人たちに彼が命の恩人であることを説明するも信じてもらえず。長老に戦士の証明をしろと言われたタイガは、ナクムという大男と対峙しました。

タイガたちは獣や旧人類との戦いを繰り返す中で、ある答えに至ります。人類が地上の王にならない限り、自分たちに明日はない。タイガたちは戦士として生きることを決意しました。 そんな中、人類が「大地の災禍」と恐れているマンモスの大移動が始まります。いくらホモ・サピエンスたちが屈強な戦士といえども、到底敵うような相手ではありません。しかしマンモスの群れはタイガたちが暮らす集落の目前まで迫っており……。 戦いを選択したタイガたちは人類史上初となる偉業「マンモス狩り」に挑戦します。

リカコとユカ、村の若い女性たちがネアンデルタール人に攫われてしまいました。タイガは彼女たちを取り戻すため、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の戦いに加わります。奇しくも、人類史上初の大規模戦闘の開幕という人類史の大きな節目に居合わせたのです。 その後、ホモ・サピエンスたちと協力してネアンデルタール人を撃退し仲間の奪還に成功したタイガたち。組織的に行動し侵攻を続けるネアンデルタール人に危機感を覚えます。彼らを撃退するため、タイガたちは生き残った他の部族に助力を求めることにしました。

投石器や集団戦略、コンバットナイフ……。とある部族との戦いの最中にそれらを用いるネアンデルタール人を目撃したタイガは、自分たち以外の現代人の存在を確信します。太古の時代にそぐわない知識をもたらしていたのは、彼らの王を名乗る第二世界大戦下のドイツ軍人でした。 かつてない大規模戦争を予感する中、氷河期が訪れようとしています。それは多くの部族や旧人類が大移動するタイミングであり、ネアンデルタール人の南下が近いうちに始まることを意味していました。 ティアリと結ばれたタイガは家族や仲間を守るため、戦う決意を固めます。

ストーリーが史実通りに進む場合、タイガたちはネアンデルタール人たちとの戦いに勝利する可能性が高いと思います。我々の歴史において、ネアンデルタール人はホモ・サピエンスとの生存競争に敗れて絶滅したと考えられているからです。 少なくともホモ・サピエンスが死に絶えることはまずないでしょう。タイガたち現代人の存在が、作中の人類史が現代まで続いていると証明しています。万が一全滅するような展開になったとしても、彼らの子孫が世代を引き継ぐでしょう。 また、旧人類と新人類の交配事例があったことから和解ルートもあり得るかもしれませんね。長い間争いを続けた両者が手を取り合う結末も胸アツです！

本作の見どころはやはり、主人公のタイガが精神に成長していく過程でしょう。タイガは弱肉強食の過酷な時代で死を意識することで、生きている実感を得ていきます。そして、現代で何者にもなれなかった彼は自分の意志で戦士としての道を歩み始めるんです。 生き残るのに必死だったタイガはティアナという伴侶を得たことで、家族や仲間を守りたいとより強く思うように。大切なもののために戦いに身を投じる彼の活躍から目が離せませんよ！