漫画『転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります』ネタバレあらすじ＆感想！rawやzipを使わずにお得に読む方法も調査

『転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります』は、乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公が、表舞台から退き引きこもりのニートとしてイージーモードの人生を謳歌しようとする少女漫画です。 ここからは人気小説のコミカライズ作品として話題になっている本作のストーリーを、ネタバレ込みで5話まで解説していきます。

とある誘拐事件をきっかけに、自分が前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢・アルベルだということを思い出した主人公。由緒正しき血筋の公爵令嬢である彼女には、王女と間違えられて誘拐され、怪我をしてしまった過去がありました。 娘を溺愛する父親・ラティッチェ公爵自らの助けにより事なきを得たアルベルでしたが、それ以来引きこもりがちの男性不信に。前世の記憶を取り戻したことで、このまま大人しく暮らしていれば引きニートとして人生イージーモードで暮らしていけるのでは？という考えを持つようになっていきます。 そして王室が誘拐事件のお詫びとして提案してきた王子たちとの縁談の話も断り、このまま父親の庇護のもと引きニート人生を謳歌してやると決意するのでした。

誘拐事件から半年ほどたったある日、公爵家を継がせる男子を引き取るために父親は再婚をすることに。ラティッチェ家にキシュタリアという少年とその母親がやってきます。 一方、これで家を継ぐ必要も結婚する必要もなくなったアルベルは、前世の食べ物を再現することに心血を注いでいました。有能な執事・ジュリアスの助けを借りつつ、前世の調味料やスイーツ、果てにはレディスウェアの開発にまで手を出し始めます。 その結果、アンダー・ザ・ローズというブランドを出店することに。さらに家に来た当初は暗く沈んでいたキシュタリアやその母親とも打ち解け、アルベルは引きニート街道を順調に進んでいくのでした。

とある男爵家当主の愛人の息子として生まれたキシュタリアは、貴族とは名ばかりで満足に食べることもできない日々を送っていました。 ある日男爵家の者が母親に危害を加えようとしたことで怒りが爆発し、思いがけず膨大な魔力を持っているとわかったキシュタリア。それから間もなく話を聞きつけたラティッチェ公爵がやってきて、母親とともに公爵家へと引き取られることになったのです。 公爵の冷淡な態度を前に、新たな生活にも期待を抱いていなかったキシュタリアでしたが、アルベルとの出会いで人生に光が差し始めます。 そして誰もが認める美少女でありながら、心の傷によって外に出ることの叶わないこの義姉を、これからずっと守っていこうと心に決めるのでした。

病を患ってしまった当主に代わり、近隣領地を治めるドミトリアス伯爵家の令息・ミカエリスの面倒を見ることになったラティッチェ家。 最初こそゲームの攻略対象でもあるミカエリスを警戒していたアルベルでしたが、あまりにもみすぼらしい彼とその妹・ジブリールを前に心配の方が勝ってしまいます。実は彼らは両親が伏せっている間に叔父夫婦にイビられ、酷い生活を強いられていたのです。 その後、ミカエリスの後ろ建てに公爵家がついたと知った叔父夫婦は彼らを操ろうと必死になり、勝手に婚約者として自分の娘を送り込んでくる始末。兄妹を不憫に思ったアルベルはどうにか力になろうと考えます。

ずっと欲しかったスパ施設がドミトリアス領に出来たという知らせを受け、領地へ向かったアルベルたちはげっそりとしたミカエリスの姿に驚愕します。 ミカエリス激ヤセの原因は自称婚約者・セイラ嬢。彼女が四六時中アプローチをしてくるせいで、心身ともに疲労困憊していたのです。 自分よりも格上の家柄であるアルベルがやってきてもセイラのアプローチはとどまることを知らず、とうとうミカエリスは体調を崩して倒れてしまいます。幸い大事には至らず、この事件をきっかけにセイラは両親ともどもお咎めを受けることに。 そして自分の身を案じ、さらには叔父夫婦まで対処してくれたアルベルに対して、ミカエリスは特別な感情を抱くようになるのでした。

引きニートとして目立たずに生きていこうとしている割には、出会う人間を片っ端から虜にしてしまう主人公のアルベル。もはやゲームのシナリオに巻き込まれるのは必至で、思いがけず周囲から溺愛されてアタフタする姿がクスッと笑えますよ。 中でも実の父親である公爵様と、義弟・キシュタリアのアルベルに対する溺愛っぷりは想像を絶するほど。ヤンデレ属性強めな美形家族からこの上なく愛されるという、羨ましいような怖いような状況から目が離せません！