漫画『癒し手は断罪された悪役令嬢』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！悲劇の悪役令嬢によるラブストーリー

『癒し手は断罪された悪役令嬢』は、治癒の魔力を持つ悪役令嬢と王宮を追放された騎士とのラブストーリー漫画です。異世界から召喚された聖女によって、罪のない主人公が悪役令嬢に仕立て上げられて……。 この記事では、本作のネタバレ感想やあらすじ、配信状況を詳しく紹介していきます。本作に興味がある方は、ぜひ購入の参考にしてください。

王太子の婚約者だった主人公・セラフィナは、魔力がないことで王太子から出来損ないと言われていました。それでもセラフィナは、なんとか認めてもらえるように努力を続けます。しかし王太子は、かたくなに魔力以外を認めてはくれません。 さらに異世界から召喚された聖女・エマにより、セラフィナは悪役令嬢へと仕立て上げられます。そしてセラフィナは、王太子との婚約を破棄されたのでした。 その後も、エマによるセラフィナへの嫌がらせは続きます。そんなセラフィナに対し、護衛騎士ジルドは真実を聞こうとしました。しかしセラフィナは、言っても無駄だと諦めの言葉を吐いたのです。 後日、セラフィナらの入れたお茶が原因で、エマが倒れてしまいます。お茶に毒が盛られていたと判明し、セラフィナは罪人として拘束されてしまい……。

牢に入れられていたセラフィナは、斬首刑が決まりジルドの手によって刑が執行されましたが……。なぜかベッドの上で目覚めたセラフィナは、デポラという魔女の家に居たのです。 デポラの話によると、狂った運命に巻き込まれたセラフィナを処刑寸前で助けたとのこと。それからデポラは、セラフィナに封印されていた治癒の魔力を開放します。 実は転生者あるデポラは前世がゲーム開発者で、この世界は自分が開発した乙女ゲームだったのです。魔女として転生したデポラは、俯瞰的に世界を覗く力がありました。この世界では、聖女・エマがやりたい放題だったので、見かねてセラフィナを助けようです。 しばらくして魔力を使いこなすようになったセラフィナは、治癒魔法を使い治癒師としてケガ人を助けながら生活していました。そこに辺境騎士団の2人が、治癒師を探しにやって来て……。

治癒師としての生活にも慣れてきたセラフィナですが、ふとした会話や仕草で元貴族だとバレそうになります。言葉遣いや名前をフィーナに変えるなど工夫していますが、ますがまだまだ気を付ける必要がありそうです。 一方、治癒師を探してデポラの元に訪れた騎士団の2人は、魔物討伐中に負傷した騎士を置いていきました。魔物から受けた傷は、治癒か浄化でしか治せず、セラフィナの力が必要になったのです。 騎士の繋がりで身元がバレないか心配するセラフィナでしたが、デポラの失明を最後に直すという案に納得し、騎士の治癒を引き受けました。しかし騎士は、セラフィナが治癒し始めて1週間経過しても目を覚ますことはありません。 セラフィナは、王都にいる高レベルの治癒師に頼った方が良いと連れてきた騎士に提言します。しかし、理由は分かりませんが、どうやらケガをした騎士は王都の病院に拒否されたようです。 魔法での治癒が終わり、騎士の包帯を交換することになりました。目の包帯を外すと、セラフィナはその素顔に驚いてしまいます。その顔は、セラフィナを処刑台で抑えていたジルドだったのです。

目の包帯が外されたジルドは、1週間ぶりに意識を取り戻しました。焦るセラフィナでしたが、デポラに「見えていないから大丈夫」諭され、なんとかその場に留まります。 これまでの状況を確認したジルドに対し、デポラは治癒師としてセラフィナを紹介しました。セラフィナは、自らを「フィーナ」と名乗り、自分を認識していないジルド複雑な気持ちを抱いたのです。 翌日の朝、徹夜で薬を調合していたデポラは、セラフィナに配合した薬をジルドに飲ませるように頼みます。デポラの話によると、ジルドは王都から追放されたと予想していました。 薬を飲ませるためにセラフィナは、ジルドの部屋を訪れます。するとジルドから、治癒をやめようという言葉が。ジルドは、自分がこうなったのは騎士を続けるなという戒めだと感じていたのです。 落ち込んで弱気なジルドを見て、セラフィナはやるべきことをやろうと決意！「騎士を続けるかどうかは、完治してから決めても遅くない」とジルドを励ますのでした。

ジルドは、セラフィナの治療により剣を触れるまで回復していました。そんなジルドにデポラは、王都から追放された理由を聞き出そうとします。 ジルドの話によれば、セラフィナが処刑台から消えた後、捜索の命令を拒んだことが原因とのこと。そしてジルドは、セラフィナが消えた瞬間に目が覚め、誰も彼女の声に耳を傾けなかったことに後悔していたのでした。 そんな会話を盗み聞きしていたセラフィナに、心境の変化が！まだジルドに恐怖があるものの、セラフィナは彼のことが知りたいと心の底から思ったのです。 その後セラフィナは、包帯交換のためにジルドの部屋を訪問。たわいもない会話に、セラフィナとジルドは思わず声を出して笑ってしまいます。セラフィナは、王都では笑うことを忘れていましたが、ここでならと希望を見出したのです。 一方のジルドは、見舞いに来た部下2人から治癒師・フィーナの特徴を聞きます。ホワイトブロンドの髪に、少しきつめのキャラメル色の瞳という特徴を聞いた時、ジルドはセラフィナの姿が思い浮かんで……。

漫画『癒し手は断罪された悪役令嬢』の主人公・セラフィナは、聖女・エマの陰謀により悪役令嬢へと仕立て上げられます。ゲーム本来のストーリーとはかけ離れた展開に、魔女・デポラがセラフィナを救出することに。 治癒師として新たに歩き出したセラフィナは、王都で恐怖を抱いていたジルドと再会します。しかしジルドは失明しており、治癒師がセラフィナとは知らずに接するのでした。そのような環境の中で、2人は王都では忘れていた笑顔になることも。少しずつ惹かれていく2人の恋の行方から、目が離せませんよ！