漫画『監禁生活～私の日常は奪われました～』6巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！親切な男の恐ろしい本性

ナンパ男から助けてくれた優しそうな男性に監禁された主人公が、さまざまな手段で脱出しようとするストーリーの漫画『監禁生活～私の日常は奪われました～』。 そんな本作は、ゾクゾクが止まらないサスペンスストーリーが見どころの作品です。 ここからは作品の配信情報や無料で観られるか、6巻までのネタバレ・あらすじを紹介していきます。

2002年4月、女子大生の西井美季はごく普通の生活を送っていました。そんなある日、夢中で買い物をしていたせいでバスに乗り遅れてしまいます。 そこへ杖をついた不気味な男性がやってきて、ナンパされる美季。しかし高身長で優しそうな男性・柳和矢が助けてくれます。さらに彼の家で電話を借りて、親に迎えに来てもらうことに。 距離を保って手助けしてくれる柳に安心感を覚える美季でしたが、次の瞬間何者かに頭を殴られます。目を覚ましたときには腕を拘束され、柳と一緒に監禁されていました。美季は血を利用して拘束から抜け出しますが、目の前に衰弱した女性が現れ……。

衰弱した女性から告げられたのは、「柳が恐ろしい男」だということ。彼は被害者ではなく、ナンパ男・小口を利用して何かを企んでいる悪者だと明かされます。 その後小口が来たため監禁部屋へと戻った美季。ゆっくりと柳が拘束されている隣の部屋を覗くと、テレビやソファなどが置かれていました。そこで美季は、柳から逃げるために小口に協力を求めることに。 柳に脅されているという小口は非協力的な態度でしたが、脱出経路を示してくれるのでした。しかし美季の前に柳が現れ、小口が殺されます。そして柳の目的が、美季を自分の妻にすることだと明かされ……。

柳によってさまざまな教育を施されていく美季。人形のように服を着せ替えられたり、食事を取らなかったら暴力を振るわれたり……。そして出会ったときとは別人のような彼の姿に、美季は恐怖を感じるのでした。 近所の住人から見た柳は、非常に優しくて子供が大好きな頼れる男性というイメージ。幼稚園のバス運転手という職業も相まって、親たちからは信用されています。しかし家に帰った柳は、精神的に追い込まれた美季を無理やり襲うのでした。 3か月後、体調を崩して嘔吐していた美季は、柳の子を孕んでしまったと恐怖します。一方柳は、友人たちと家でバンドの練習をしており……。

監禁されて半年が経ち、美季は時間の感覚を失っていました。さらに柳の道具のような生活を続けていたことで、思考も停止しています。しかし柳が持ってきた新聞を見たことで、待っているであろう家族のために再び逃げようと考えるのでした。 早速美季は、柳を油断させるために洗脳にかかったフリをします。その結果しっかりとした食事を与えられたり、テレビを用意されたりと待遇が良くなっていくのでした。 そして柳が家に友人たちを呼んだ日、美季はテレビを大音量で流すことに。音は友人たちの耳に届きますが、監禁部屋にやってきたのは柳で……。

数日後、柳は黒髪の女性・舞を新たなターゲットにします。そして彼女を安心させてから家へと誘い込み、監禁部屋に拘束するのでした。 仲間ができたことで協力を求めようとする美季。しかし会話を禁じられていた舞と話すことはできず、追い込まれていく様子を眺めるだけの日々を続きます。そして舞は、徐々に柳を愛するようになっていき、監禁部屋から出ていくのでした。 一方美季も、足を拘束された状態ではありましたが、地上の部屋へ出ることが許されます。そこには舞がおり、完全な柳の妻として生活を送っていました。そして美季は、2人に監視される生活が始まり……。

2003年3月、美季が監禁されてから1年が経とうとしていました。美季は奴隷のような生活を送っており、柳と舞の家事を担当しています。そんなある日、柳が仕事で外出したことで舞と2人きりになった美季。 柳に信用されていると話す舞を説得しますが、耳に届いている様子はありません。その後カッターで脅され、3日間の食事抜きを命じられるのでした。 監禁されてから1年3か月が経つ頃、舞の監禁は緩くなっていき、外出まで許可されるように。さらに9か月が過ぎたある日、柳の家に訪問者がやってきます。酷く怯えた様子の柳の前に現れたのは、彼の母親で……。

柳に捕まったことで、監禁生活を送ることになった美季。主にストーリーは美季視点で描かれているため、彼女の恐ろしい日々を体験することができます。外と完全に遮断された生活や、柳の道具として生きる毎日は、読んでいるだけで鳥肌が立つはず！ そして脱出のための鍵が登場する展開にも注目。美季がどのように柳から逃げるのか、予想できないストーリーが楽しめます！