漫画『復讐仲戒人』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！業を背負う復讐者たち

完全犯罪をモットーに復讐を請け負う仲戒人の主人公を軸に、様々な苦しみを抱える依頼人たちの復讐劇と業を背負ったその後の人生をオムニバス形式で描いたミステリーサスペンス漫画『復讐仲戒人』。 この記事では、そんな本作の最新話までのネタバレあらすじや感想、お得に読む方法などを詳しくご紹介していきます。

幸せに溢れるホワイトクリスマスの日に、ひき逃げによって最愛の妻と娘を失った男性。犯人は救急車を呼ぶこともせずその場から逃げ去り、翌朝に警察署へ出頭しますが……。協力者の証言によって執行猶予がつき実刑を免れたひき逃げ犯に納得がいかない被害者の男性は復讐屋を訪れたのでした。 調査によって犯人は事件当時に飲酒運転をしていたことが発覚。このことを知った男性はより一層復讐を強く願うようになります。復讐屋から加害者により重い罪を課すことができるとの説明を受けますが、男性は自らの手で裁きを下すことを決意して――。

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復讐屋からの連絡を受け、共に指定の場所へと向かう2人。その道中で復讐屋は犯人が事件当時に車に同乗していたもう1人の人物に口止め料を渡していることを伝え、犯人が消えても疑われるのはその人物だろうと説明します。 そんなやり取りをしているうちに人気のない森に到着するとそこには復讐屋が手配した業者の車が止まっており、中からひき逃げ犯が引きずり出されます。業者は拉致され動けない状態の彼を「自由にして良い」と告げ去っていきました。 男性はなおも命乞いをする犯人と二言三言交わすと手に持っていたナイフで復讐を果たし、そのまま森の中へと消えたのでした。

いじめによって10年もの時を奪われた愛美。彼女は高校生の時に高所から突き落とされ8年も意識不明の重体となりましたが……。犯人たちが愛美の遺書を偽装し自殺未遂に見せかけていたため、いじめの真実が明るみになることはありませんでした。 こうして愛美は加害者の舞子、エリ、ゆかりを復讐のターゲットとし復讐屋に依頼しますが――。調査により、加害者のエリが3年前に亡くなっていることと、入院中にお見舞いに来ていた人物がいることが判明します。 愛美は復讐の前に彼女たちに罪の意識があるのかを確認するために舞子と会う事にしたのでした。

愛美が舞子に会いに行くと、彼女は愛美に心を込めて謝罪をしました。更に、彼女に幼い娘がいると知った愛美は舞子への復讐を取りやめることにしたのです。 こうして愛美が去った後、舞子はいじめの主犯格であるゆかりに電話で連絡を取ります。愛美が自分たちを殺すつもりだったこと、精一杯謝ったら自分を許してくれたことを伝え、ゆかりも愛美に謝まるようにと涙ながらに説得を試みますが……。 しかし、その話を聞いたゆかりは10年前の出来事への復讐なんてバカバカしいと全く反省していない様子を見せているのでした。

愛美は心から謝罪した舞子を許しましたが、主犯格のゆかりが全く反省の色を見せていないことを知った暁には彼女に裁きの鉄槌を下すことになるでしょう。復讐屋の依頼料はターゲットの臓器で支払う契約になっているので、ゆかりはさぞかし凄惨な最期を迎えるのではないかと思います。 また、3年前に亡くなったというエリの死因も気がかりですよね。いじめの際に遺書を偽装するなどの周到性からはゆかりの狡猾さが伺えるので、事件後に反省し愛美のお見舞いに来ていたエリを口封じのために殺害したとも考えられます。 なんにせよ、ゆかりが改心する可能性は限りなく低そうなのでそれに見合った結末が訪れるのではないのでしょうか？

復讐がテーマの作品は勧善懲悪でスカッとするストーリーが多い印象ですが、『復讐仲戒人』は依頼者のその後の人生にもフォーカスを当てています。加害者が悪で被害者を手助けする復讐屋がヒーローという単純な構図ではなく、復讐の虚しさや業を背負った依頼人のやるせなさには考えさせられるものがあります。 今後明かされるであろう、復讐屋が”依頼者の手で復讐させる”というスタンスに至ったバックストーリーも非常に興味深いですよね！

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依頼人の復讐劇とその後の業を背負った人生を描いた『復讐仲戒人』。今後明かされるであろう復讐屋のバックグラウンドからも目が離せません！ 本作が気になった人はぜひコミックシーモアで続きを読んでみてくださいね。