2024年6月14日更新

名作韓ドラ『ミセン-未生- 』の最終回あらすじ・全話ネタバレ!キャスト相関図も紹介

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ミセン
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韓国ドラマ『ミセン-未生- 』は、胸を熱くするお仕事ドラマとして多くの人に愛されている名作です。 本記事ではそんな『ミセン-未生- 』の全話あらすじをネタバレありで紹介します。なぜ「名作」と言われているのかーー。その理由をぜひチェックしてください!

原題 미생
配信日 2014年10月17日
話数 全20話
日本配信先 Netflix , U-NEXT
ジャンル ヒューマンドラマ , 仕事
演出 キム・ウォンソク
脚本 チョン・ユンジョン

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『ミセン-未生- 』のキャスト&相関図

ミセン相関図
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主人公チャン・グレは棋士になる夢をあきらめ、26歳までずっとアルバイト生活を送っていました。しかしある日、母のコネで大手商社のインターンとして採用され、会社員となります。 そんなグレを演じるのはアイドル歌手としても活躍する俳優イム・シワン。ドラマ初主演となったイム・シワンですが、本作の演技が評価され、2015年の百想芸術大賞で新人賞を獲得しました。 またチャン・グレの上司オ課長役をイ・ソンミン(代表作『財閥家の末息子』)、絶妙な距離感で接してくれる先輩役をキム・デミョン(代表作『賢い医師生活』)が務めます。そのほか切磋琢磨していく同期役にカン・ハヌルやカン・ソラなど、脇を固めるキャストも豪華です。

1話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

26歳のチャン・グレは、父が亡くなった時に棋士になる夢をあきらめ、アルバイト生活を続けてきました。大学にも行けなかったため、なかなか就職できません。 そんなグレを見かねた母は、コネで大手総合商社のインターンとして働ける話をつけてきたのです。さっそく出社し、営業3課に配属されたグレでしたが、コピーの取り方すらわからず、電話に出ても相手が英語を話しているため聞き取れません。先輩のキム代理は呆れてしまいます。 一方グレと同じくインターンのアン・ヨンイは、英語もペラペラで仕事のできる優秀な女性でした。グレは事あるごとにヨンイを頼ってしまい、煙たがられます。他の同期たちもグレがコネ入社だということがわかり、陰口をたたくのでした。 翌日、営業3課のオ課長がクライアントとの約束に遅れそうだと連絡が入り、グレが行って間を持たせることに。グレは得意の囲碁を利用して、クライアントを喜ばせます。そんなグレに、オ課長は「お前の強みは何だ?」と質問。グレは「努力なら誰にも負けません。」と答えますが、オ課長には「甘い」と一蹴されてしまうのでした。 そんな時、塩辛工場から会社に「異物が混入している」というクレームが入り……。

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2話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

工場で塩辛まみれになりながら、検品するグレやインターンの同期たち。途中で作業中止となりますが、同期たちはわざとグレに報告せず、帰ってしまいます。しばらくして同期の1人チャン・ベッキが気付いたことで、ようやくグレは中止を知るのでした。 グレは怒りを抱えたまま会社に戻り、1人でファイル整理を行います。そんなグレに、オ課長は「努力は認めるが、仕事に大切なのは共同作業だ。」と言うのです。しかも敵対するチェ専務のコネでグレが入社したことを知ったオ課長は、グレに対し冷たい態度をとり始め……。 そんな中、インターンの試験である2人1組のプレゼンテストが行われることになりました。なぜか皆グレを誘いに来るため、グレが不思議がっていると、キム代理は「できない奴と組めば自分が目立てるからだ」と指摘するのでした。 そんなグレに追い打ちをかける出来事が。グレが持ってきた裏紙が廊下に落ちており、専務から叱られてしまうのです。しかしその後、裏紙を落としたのは別の人物だったことがわかり、オ課長は「お前の部下のせいで、うちの奴が怒られたんだ!」と真犯人の上司に激怒。 オ課長が「うちの奴」と言ってくれたことが何よりもうれしかったグレは、何度もその言葉を反芻するのでした。

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3話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

プレゼンのパートナーをハン・ソンニュルに決めたグレ。しかしチャラ男のソンニュルは準備をグレに丸投げし、口だけはやたらと出してくるのです。グレは休日返上で準備を続けました。睡眠不足になりながら必死に取り組むグレの姿を、オ課長は見守っています。 グレは囲碁で学んだ駆け引きや、先を読む力を原稿づくりにも生かしていました。文句しか言わないソンニュルに、グレは自分が送った資料の中で1番良かったものに決め、あとは自分がまとめる、と言い切ります。 そんな時、商品の輸出について問題が発生し、キム代理が責任を問われ懲戒処分になってしまったのです。厳しすぎる処分に納得のいかないオ課長は、嫌いなチェ専務に頭を下げ、処分を取り消してもらいます。いつも厳しく見えても、実は誰よりも部下を大切に思っているオ課長。そんな彼にキム代理は感謝し、グレも課長の人柄に気付き始めるのでした。 そしてグレはオ課長から「大きな声で話す練習をしろ」とアドバイスをもらい、さっそくソンニュルに共有します。しかしソンニュルは「暗記しているから必要ない」と言うのです。しかもソンニュルは「キム代理が懲戒処分になりかけたのはオ課長が無能だからだ」と課長を馬鹿にしたため、グレは思わずソンニュルを殴り……。

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4話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

いよいよプレゼン当日。専務やオ課長らが見守る中、インターンたちは準備したプレゼンを発表していき、まもなくグレたちの出番です。するとあんなに自信満々だったソンニュルが緊張で真っ青になり、言葉を発することがきません。代わりにグレが発表することになりますが、現場の話になると説明がたどたどしくなってしまいました。 その時、平静を取り戻し、スラスラ説明し始めるソンニュル。実は、ソンニュルは工場で働く父親を尊敬しており、現場について誰よりも精通していたのです。グレはいいところを見せられないまま、共同プレゼンが終わってしまいました。 しかし、インターン試験にはもう1つ、個人プレゼンが残っています。課題は「ペアの相手に物を売ること」。まずソンニュルは「会社の主力商品である布見本と、現場の問題点をまとめた手帳を売る」と言います。布の特徴などを的確に話すソンニュルに圧倒されながらも、グレは「その布は女性のお尻を触って調査したものだから、手帳だけを買う」と答えます。 そしてグレの番。グレはオ課長が履いていた「ボロボロのサンダルを売る」と話します。工場だけでなくオフィスも現場であり、このサンダルは事務現場の「戦闘靴」なのだ、と訴えるグレ。工場もオフィスも、どちらも会社の利益には必要なものだと言ってプレゼンを締めくくります。 それから1週間後、グレは合否の連絡を待っており……。

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5話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

ある朝、会社のロビーには試験に合格した4人の姿がありました。ベッキ、ヨンイ、ソンニュル、そしてグレ。グレは2年間の契約社員として採用されたのです。正社員として採用された他の3名に混ざり、配属先を言い渡されるグレ。グレはインターンの時と同じ、営業3課への配属となりました。「優秀なアン・ヨンイがよかった!」と残念がるオ課長も、内心は嬉しそうです。 オ課長はグレを屋上に連れて行き、こう話します。「とにかく踏ん張れ。俺たちはミセン(未生)だが、頑張っていればいつかワンセン(完生)になれる日がくる。」と。自分たちを“囲碁用語で「生きても死んでもいない石」のことを指す「ミセン」”に例え、激励してくれたオ課長。グレは彼の言葉を胸に刻むのでした。 一方グレ以外の3人は、期待していた配属先とは異なる環境に置かれ、かなり苦労していました。とくにヨンイは女性差別をする男性ばかりの資源課に入り、理不尽な仕打ちを受けていたのです。トイレで悔し涙を流したヨンイは、オ課長の同期でワーキングマザーのソン次長に悩みを相談するのでした。 その頃、大事な書類が紛失し、オ課長が濡れ衣を着せられます。グレは周囲の誤解を解くために資源課の棚を勝手にのぞきますが、そこに書類を見つけたオ課長が現れ……。

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6話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

書類の件が解決し、新しい商談へ踏み出した営業3課。これまで苦戦していたウィルマートにオ課長が親しかった高校の同級生ヒョンチョルがいるとわかり、オ課長らは楽勝だと余裕の態度で客先に向かいます。しかし現れたヒョンチョルは態度を一変させ、上から目線で資料を突き返したのです。 実は仲が良いと思っていたのはオ課長だけで、ヒョンチョルはずっとオ課長に馬鹿にされてきたと思っていたのでした。その後もヒョンチョルの態度は変わらず、結局ウィルマートの商談は失敗してしまいます。 一方グレは新人研修として、ベッキと共にパク代理と行動していました。パク代理は人が良すぎるあまり、取引先から甘く見られ、納期を先延ばしにされています。さらに取引先は、別の会社と商談を進めていたのです。 普通ならば怒るべき場面でも、パク代理は強く言うことができません。ベッキはそんなパク代理を見下し、先に帰ってしまいます。しかしグレは機転をきかせてパク代理を救うのでした。上手く事を収めたグレに、ベッキは焦りを感じ始め……。 ウィルマートの件でへこんでいたオ課長でしたが、妻から届いた子供の動画で思わず笑みがこぼれます。オ課長の子供は、「商社マンはヒーローなんだぞ!」と言って、凛々しいポーズを取っていたのでした。

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7話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

また新たな案件に取り掛かろうとする営業3課。オ課長は確実な中国の案件より、実現性の低いイランの案件をやりたがります。キム代理が反対しますが、勝負師のオ課長はどうしてもイランをやりたい様子です。キム代理とグレは腹を決め、イランの案件を進めることにしました。 一方、相変わらず理不尽な状況にあるヨンイ。なかなか財務部の承認が得られない案件を任され、嫌がらせを受けていました。しかしグレの助言で財務部長に直談判に行ったヨンイ。最初は「やり方が間違っている」と叱責を受けますが、その後、素直に過ちを認めたヨンイは財務部長に気に入られ、最終的には実力を認めてもらえたのです。 かたやベッキは事務作業を軽視し、直属上司であるカン代理から「別の会社に行けばいい」と言われてしまいます。それでも自分の何が悪いのか、ベッキは気づくことができません。 その頃グレはオ課長のために夜通し資料を集め、イラン案件を通す準備をしていました。部長の許可もおり、あとは専務の承認だけです。しかしオ課長の不安は的中し、営業3課は中国の案件を進めるよう指示が下ります。しかも中国の案件まで奪われてしまった営業3課の3人は、悔しさのあまり、ひたすら無言で食事をするのでした。

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8話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

すべての案件を失ってしまった営業3課は、部長からIT営業課の案件を代わりに進めるよう指示されます。うまくいけば人員補充も可能だと言われたため、キム代理は喜びますが、オ課長は浮かない様子です。実は取引先のムン社長は、必ず女性の夜の接待をしないと契約してくれない人物として有名だったからです。 営業3課が全員病気になれば接待しなくて済むと考えたオ課長は、屋上にキム代理とグレを呼び、消費期限切れの牛乳を飲ませます。しかし3人の体調は何も変わらず、ついに接待の時を迎えてしまうのでした。 覚悟を決めたオ課長は、ムン社長に強い酒を飲ませ、酔った彼のポケットに企画書を入れます。そして女性と消えていくムン社長……。 ところが翌朝、目を覚ましたムン社長のそばにいたのは、彼の妻でした。ムン社長は驚愕します。実は、接待の日がムン社長夫婦の結婚記念日だと知ったオ課長が、サプライズプレゼントとして奥様に連絡していたのです。さらにそのプレゼントが功を奏し、2倍の金額で契約が成立しました。 これでようやく人が増えると喜ぶ営業3課のメンバーでしたが、営業3課にやってきた人物を見たオ課長とキム代理の顔は思わず引きつってしまい……。

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9話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

新しく営業3課に配属されたパク課長は、過去に大きな案件を獲得した実績はあるものの、人間的に問題のある人物でした。グレのこともコネ入社や高卒であることを突いて、馬鹿にします。しかもオ課長から仕事を振られても、全くやる気を見せません。 その後もグレをパシリに使ったり、勤務中にビリヤードやサウナに行ったりと、やりたい放題のパク課長。しかし本部長など偉い人の前では態度を豹変させるため、上の人たちはパク課長の問題点に気付かないのです。パク課長のマッサージまでするグレを見たキム代理は、グレがどんな人生を歩んできたのか、心配になってしまいます。 一方ベッキは現在の仕事に満足しておらず、転職を考えていました。そんな時、決裁文書の作成を頼まれたベッキは、ようやく自分の実力を見せる時が来たと意気込みます。しかし自信満々で提出した文書は却下。何がいけないのかわからないベッキを偶然見たオ課長は、「基本がなっていない」と指摘し……。 ベッキは会社の書式を無視し、自分のやり方で作成していたのです。これまでカン代理から言われ続けてきたことを思い返し、彼が会社の基本を教えようとしてくれていたことに気づいたベッキ。カン代理に電話して素直に指示を仰いだベッキは一皮むけたようでした。

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10話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

パク課長は「一緒に働けない」というオ課長の言葉を気にする様子もなく、「ヨルダンの中古車輸出に関する企画」を進めていました。しかしその資料を読んだオ課長は、取引先の利益が多すぎることに気付きます。オ課長はすかさずパク課長を問い詰めますが、「すでに何度も取引しているから問題ない」という理由で悪びれる様子はありません。 絶対にパク課長が裏でマージンを受け取り、不正をしていると踏んだオ課長は、本部長を説得し、会社の監査チームを送り込むことに。するとパク課長の親族が経営する会社に金が流れ、パク課長自身もその会社に名を連ねていることがわかったのです。 一方ヨンイは雑用を押し付けられ、工場に向かっていました。すると工場でストライキが発生し、商品の移動が間に合わないことが判明します。会社に電話をしても誰も出ず、困ったヨンイは自分でトラックを運転して運び出すことにしました。 残業していたハ代理は、部下のヨンイが夜中12時を過ぎても戻ってきていないことに気付きます。不安に思って電話し、はじめてヨンイの行動を知るハ代理。ようやく戻ってきたヨンイに、ハ代理は「勝手なことをするな!消えろ!」と罵声を浴びせます。しかしその一方ではヨンイを心配していたようで……。

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11話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

パク課長の不正を暴き、会社に利益をもたらした営業3課のメンバーは、その功績によって臨時ボーナスを受け取ります。さらにオ課長は次長へ昇格。しかしその一方で、本部長は責任を問われて子会社に左遷となってしまいました。営業3課は「昇進のために内部告発をした」として社内で孤立してしまいます。 そんな中、営業3課にパク課長の後任としてチョン課長という人物が配属されることが決まりました。キム代理は「かつて一緒に仕事をしたことがあるが、とてもいい人だ」と言って喜びます。ところが、営業3課にやってきたチョン課長は冷たい態度を取ってキム代理を驚かせるのでした。 実はチョン課長は上の指示で営業3課を見張るような役目を言い渡されていたのです。オ課長は営業3課メンバーを全員集め、飲みに誘って結束力を高めようとします。 翌日、会議でどの案件を扱うか話し合っていた営業3課。するとグレは「ヨルダンの中古車案件をやってはどうでしょうか?」と持ち掛けます。たしかに内容は良かった案件ですが、パク課長のことがあった直後です。それにもかかわらず営業3課が進めれば、余計に周りの目が冷ややかになるのは明らかでした。 しかしグレは「馬鹿にされたまま、このまま終わっていいんですか?」とオ次長に訴え……。

12話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

グレの意見を聞き、ヨルダンの案件を進める名目があると感じたオ次長は、周囲の反対を押し切ってやることにします。予想通りあちこちでハレーションが起きますが、オ次長はやると決めたら突き進む人物です。キム代理もオ次長を信じてついていくと決めました。 一方チョン課長は事態を専務に報告します。営業3課を見張れと直接チョン課長に指示したのは専務だったのです。しかし専務は「ただ仕事をすればいい」とチョン課長に微笑みます。 営業3課は早速ヨルダンの案件を進めるために休みなく働き始めました。専務の許可もおり、あとは役員たちの前でプレゼンするだけです。全社を巻き込んだ企画に、オ次長もプレゼンの資料をまとめますが、何かがしっくりきません。するとグレがあることに気が付きました。「このプレゼン内容はマニュアル通り過ぎて、逆にデメリットが目立ってしまう」と……。 しかしその時すでにプレゼンの前日。オ次長に「やってみろ」と言われたグレは夜通しプレゼン資料の手直しを行いますが、直前になって不安がこみあげてしまいます。自分の思いつきでオ次長に迷惑がかかったらーー。グレがそう考えているうちに、専務をはじめとする役員たちが会場に到着し……。

13話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

プレゼンをはじめようとするオ次長ですが、社長もいるため緊張してしまいます。それでもグレの作成した資料をもとに、オ次長は話し始めました。 まず不正のデータから説明し始めるオ次長。あまりに型破りなプレゼンの流れに、社長や役員たちは顔をしかめます。しかしこの流れこそがグレの作戦でした。不正のせいで他社に実績が渡ってしまったことを主張。そして最後に本来の事業内容を訴えていったのです。 作戦は見事成功でした。社長はグレに「どうしてこの案件を進めようと思ったのか?」と問います。グレは「私たちの会社だからです。」と一言だけ答えました。しかしその言葉に社長は「初心を思い出させてくれてありがとう」と感謝するのでした。 一方ベッキはグレが自分よりも先を進んでいると感じ、嫉妬してしまいます。するとそんなベッキを見かねたカン代理は、「お前は正社員だがグレは契約社員だ」と言って彼を鼓舞しました。同じ頃グレも自分が契約社員であることを思い出し、落ち込んでいたのですが……。 クリスマス当日、オ次長はグレにメッセージカードを渡します。そこには「チャン・グレ、最高だったぞ!YES!」と書かれていました。グレはそれを読んで胸を熱くします。

14話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

社長に気に入られたグレを多くの社員が注目し始めていました。しかしグレが契約社員である事実は変わらず、会社の表彰式で名前が呼ばれることもありません。 さらにグレ、ベッキ、ヨンイ、ソンニュルの4人が会議室に呼ばれますが。契約更新の封筒はグレだけ渡されませんでした。ようやく仕事の楽しさも覚え、会社の一員としての誇りも出てきたグレは、心配になってオ次長に相談します。「ぼくはいつか正社員になれますよね?」とグレは聞きますが、オ次長は表情を暗くし、こう答えるのでした。「契約社員が更新されることはない」と……。 落ち込むグレを見て、チョン課長は飲みに誘い、「お前のおかげで久しぶりに熱くなれた」と励まします。しかしその後も契約社員であることを自覚させられるシーンが続き、グレは焦り始めるのです。 そんなグレを見て、オ次長は昔働いていた契約社員ウンジのことを思い出していました。彼女もグレのようにやる気に満ちあふれた新人でしたが、専務に責任をなすりつけられ、退職に追い込まれ、さらにその後亡くなってしまったのです。 専務とお茶をすることになったオ次長はウンジの話を持ち出しますが、専務はウンジのことを覚えていませんでした。その様子にオ次長は憤りを隠せず、同期のソン次長の前で目を潤ませ……。

15話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

ある日、ベッキの部署でトラブルが起きます。輸送中の船に穴が開いてしまったのです。ベッキらは荷物の積み替えなどを検討しますが、どれもいいアイデアではありません。そんな時、たまたま通りかかったグレが「穴を塞げばいいのでは?」と言います。カン代理は「それだ!」と言って、応急処置を指示。トラブルは無事解決し、カン代理から感謝されるグレを見て、ベッキはますます嫉妬します。 グレは気持ちを切り替え、日々仕事に邁進していました。新しい企画を提案しますが、オ次長に「何が売りたいのかわからん。」と一蹴されてしまったグレ。落ち込むグレに、オ次長は10万ウォンを渡して課題を与えます。「このお金で物を仕入れ、それを売って利益を出してこい。」とグレに指示するオ次長。するとカン代理もベッキに同じ課題を与えます。 リミット19時までに利益を出して商売の基本を学ぶことになったグレとベッキ。ただ安いからという理由でグレが仕入れた靴下はなかなか売れず、時間だけが過ぎていきます。 あきらめかけていたその時、グレはサウナを見つけてひらめきました。サウナに行くサラリーマンに、靴下とパンツをセットにして売ったのです。すると面白いように売れていく靴下。2人は「必要な人に必要な物を売る」という商売の基本を、身をもって学んだのでした。そしてベッキはグレに対する考えを改めます。

16話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

5か月の時が経ち、グレの考えたカザフスタン企画は承認されていました。しかし部長はオ次長にグレを担当から外すように命じます。猛反発するオ次長ですが、「もうすぐいなくなる人間に任せられない」と部長は言うのです。 会社の残酷な決定をグレに伝えることができないオ次長は、まずチョン課長とキム代理だけにグレを外さなければいけないことを教えます。案の定、怒りに燃えるキム代理でしたが、チョン課長は「これが会社だ」とため息をつくのでした。 その後、キム代理とチョン課長の会話を聞いてしまったグレは、自分の企画なのに外されるという事実を知ってしまいます。ひどく落ち込んだグレは、仕事を抜け出して非常階段で膝を抱えていました。しかし「世界が終わったわけじゃない」とオ次長に励まされ、グレは自ら担当を外れることに……。 そんな営業3課に、ある案件の話が降ってきます。それは中国のソーラーパネルを扱うもので、専務肝入りの案件でした。専務は入札前の情報を手に入れ、成功すると踏んで進めてきたのです。営業3課がそれを成功させれば大きな実績になりますが、もし失敗すれば全ての責任をかぶることになってしまいます。オ次長は、思い悩みますが……。

17話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

専務のソーラーパネル案件は、どこか「きな臭さ」を感じるオ次長。一方で自分のせいでなかなか昇進できないキム代理にも申し訳なさを感じるオ次長は、これ以上メンバーに負担をかけられないと悩みます。しかしそんな課長の不安を感じ取ったキム代理は、「昇進がしたいんじゃなくて、オ次長と仕事がしたいんだ」という言葉を伝えるのでした。 そんな時、オ次長の同期でワーキングマザーのソン次長が過労で倒れてしまいます。彼女の部下たちは昇進のことしか考えておらず、ソン次長が持ってきた利益の低い案件を手伝わなかったのです。そんなソン次長を見て、オ次長は代わりに報告書を作ると誓いました。 オ次長はグレ、ベッキ、ヨンイ、ソンニュルの4人に協力を依頼し、ホテルに集合させます。オ次長と新人4人は夜通し資料を作成し、ついに報告書を完成させるのでした。 その後ソン次長はオ次長に感謝しつつ、専務の案件で迷っているオ次長の背中を押します。「この勝負に勝てば、グレを正社員にできるし、好きな仕事もできる」という彼女の言葉に、オ次長は腹をくくるのでした。 翌朝、いつもより遅く家を出たオ次長の足は、専務室に向かっていました。そしてオ次長は専務に案件を引き受けることを伝え……。

18話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

ソーラーパネル案件に取り掛かり始めた営業3課。ベッキはカン代理から「これが成功すればチャン君を正社員にできる」と聞き、「自分に手伝えることがあれば教えてください」と話していました。 ところが取引先のポシンという会社から送られてきた書類を確認したオ次長は唖然とします。なぜなら書類には、エージェントを通せという要求や、あり得ないマージン率が書かれていたからです。ポシンの社長はすでに専務と話がついていると言います。 専務が不正に関わっていると悟ったオ次長ですが、キム代理とチョン課長にこのまま進めると伝えました。それはもちろんグレを正社員にするためです。キム代理とチョン課長も承諾します。 しかしその後、ベッキからオ次長が自分のために案件を受けたことを聞かされたグレは、ショックを受けました。そしてオ次長に「ぼくのためなら今すぐやめてください」と訴えます。ところがオ次長は「専務を疑うなんて生意気だ」とグレを叱り……。 グレは、自分のために動いてくれているオ次長らに感謝しながらも、このままでは営業3課自体が危ないと感じ、思い悩みます。そんな時、中国にいるソク代理からオ次長に電話がかかり、グレが代わりに出てしまうのですが……。

19話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

グレとの会話から、ソーラーパネルの案件が不正に関わっていることに気付いてしまったソク代理。慌てて電話を変わったオ次長がソク代理にごまかしますが、彼の疑念が消えることはありませんでした。 そしてソク代理は上に報告し、本社の監査チームが動き始めます。専務とオ次長は取り調べの対象となり、事業はストップ。さらに専務は別会社に左遷となってしまいました。いくら不正をしていたとはいえ、これまで会社に貢献してきた専務を追いやったとしてオ次長はますます白い目を向けられてしまいます。 さらにソーラーパネルの件が中国内でも広まり、他部署の案件までもがキャンセルになってしまったのです。営業3課は非難の的に……。 オ次長はグレのことが気がかりでしたが、ついに辞表を提出しました。言葉を発することができないグレに、オ次長は「努力の質と量が違うチャン・グレ、耐えろよ。必ず勝て。」と言います。 その夜、営業3課ではオ次長の送別会が開かれました。明るく振る舞うキム代理でしたが、途中で耐え切れなくなり、外に出て号泣してしまいます。グレもまた、帰宅後に自分のせいで大好きなオ次長が辞めることになってしまった責任を感じ、「すみません、すみません。」と何度もつぶやきながら大粒の涙を流し続けるのでした。

20話 『ミセン-未生- 』ネタバレあらすじ

オ次長がいなくなった営業3課では、グレたちがこれまで通り仕事に取り組んでいました。しかしオ次長の後任はキム代理とはやり方が合わず、グレのことも馬鹿にしている様子です。 さらにグレの契約満了日が近づいていました。ヨンイはできることをやってみようと思い、ベッキとソンニュルに声をかけます。グレを正社員にすべきだという雰囲気づくりをしようという作戦を2人に話すヨンイ。もちろんベッキとソンニュルは賛成です。 彼らの先輩や上司も加わり、グレが今まで貢献してきた実績が会社へ伝えられます。すると“優秀な契約社員の正社員登用を検討する”という通達がついに出たのです。 しかし結果は残酷でした。グレの正社員登用は認められず、グレは会社から去ることに……。 それから約3週間が経った時、グレが帰宅するとなんと家の前にはオ次長がいました。自分が起業した会社にグレを誘ってくれたのです。さらにそこには会社を辞めたキム代理までもが加わります。 再集結した営業3課メンバー。さっそくトラブル対応のためグレがヨルダンへ飛ぶことになり、遅れてオ次長もやってきました。オ次長はグレに言います。「忘れたからと言って夢じゃなくなるわけではない。見えないからと言って道じゃない訳ではない。」と……。

『ミセン-未生- 』はなぜ名作と言われているのか?

本作が「名作」と言われている理由はいくつもありますが、あえて1つ挙げるとすれば「働く人の夢と現実を両方描いた点」にあるでしょう。会社で起こる理不尽な出来事や、セクハラ・パワハラといった社会問題までリアルに描いたストーリー。その一方で、営業3課が一致団結してプレゼンを成功させる胸熱な展開など、働く人が夢を見られるシーンも随所に見られました。 また営業3課だけでなく、グレの同期1人1人の葛藤や成長も丁寧に描いていることで、世界観がより深くリアルになっています。 また本ドラマの醍醐味とも言えるのが、主人公グレの最大の理解者で応援者となるオ・サムシクの存在です。彼のセリフや行動はグレだけでなく、我々視聴者の心も熱くさせます。とくにタイトルにもなっている「ミセン」や、魯迅の文章を用いた「道」に関するセリフは、現代社会に生きる人々にとって背中を押してくれる素晴らしいものです。

『ミセン-未生- 』のあらすじ・キャストまとめ!

韓国ドラマ『ミセン-未生- 』の全話あらすじをネタバレありで紹介しました。リアルなお仕事ドラマでもあり、胸を熱くする青春ドラマでもある本作。とくに社会人には絶対に観てほしい作品です。ぜひ本編を視聴してみてください!