漫画『狂犬な彼を貴公子に変えてみせます!』ネタバレあらすじ＆無料で読む方法を紹介！韓国原作の結末はどうなる？

漫画『狂犬な彼を貴公子に変えてみせます!』は、戦うことしか知らない狂犬を立派な貴公子に教育しろという無理難題を押し付けられた主人公が、昇進のため危険を顧みずに奮闘するウェブトゥーン作品です。 この記事ではそんな本作について、ネタバレを含むあらすじや原作小説の結末、できるだけお得に読む方法などを詳しく解説していきます！

主人公のディアリンは、神殿に仕える万年平神官。7年ものあいだ昇進すらできない自分の運の無さに落ち込んでいたある日のこと、主席神官から呼び出され新しい仕事を言い渡されます。 それは戦争の後遺症で苦しんでいる人物の社会復帰をサポートするというもの。戦争の悲惨さを身をもって体感していたディアリンは、この仕事の大変さが誰よりもわかっていました。 そしてもう絶対に貧乏くじを引きたくないという一心で、主席神官に対して見返りを要求することに。その結果、この仕事が上手くいけば昇進という約束を取り付けます。 しかしその後にディアリンが担当する患者が、敵味方構わず襲い掛かる集団「バーサーク8部隊」の戦士だと知らされて……！？

ディアリンが押し付けられた仕事は、戦争の立役者である第8部隊の戦士・ケレスを貴公子に仕立て上げるというものでした。戦地で第8部隊の所業を目の当たりにしていたディアリンは、自分の置かれた状況に絶望します。 するとそんな彼女の様子を見かね、軍の参謀であり第8部隊の尻ぬぐい役を任せられているタラク家のロヴェンが、安全装置代わりの呼び笛を渡してくれました。 そうこうしているうちにディアリンが乗った馬車は、ケレスが暮らす屋敷へ到着。豪華絢爛な屋敷の内装についつい浮かれるディアリンでしたが、興奮状態のケレスとばったり遭遇してしまい……。

猛獣のごとく襲い掛かってきたケレスに驚き、思わず呼び笛を使ってしまったディアリン。呼び笛の効果はすさまじく、一瞬にしてケレスを気絶させてしまいました。 その後ケレスの体に無数の生傷があることに気が付いたディアリンは、気絶させてしまった負い目から、治療をしてあげることに。 ディアリンが手をかざすと、あっという間に生傷が治っていきます。実は周囲には秘密にしていましたが、ディアリンは生まれつき強力な神聖力(魔法)を持っていたのです。

神聖力のおかげで少しだけケレスと意思疎通ができたディアリンは、ひとまず2人で食事を取ろうと提案します。しかし用意されていた食事には、すべてて毒が盛られていたことが判明。 彼がとてつもない悪意に晒されていることを実感すると同時に、食べるものがないという問題に直面してしまいました。 そこでディアリンは、自ら厨房に立つことに。料理経験のない中で奮闘していると、そこにロヴェンがやってきて、近々第3皇子のセビアンと彼の母親であるシャーロットがケレスに会いに来ると伝えられて……。

皇帝からの多大な寵愛を受けているシャーロットとセビアン皇子が、ケレスに会いたがっているという知らせに動揺するディアリン。2人に何かあれば、もちろん彼女自身の首もどうなるかわかりません。 さらにロヴェンの話から、第8部隊の育成に呪術が使われていたことが判明。彼らにまつわる闇の根深さを知ると同時に、ディアリンは自分の立場が想像以上に危ういものだと実感するのでした。 その日の晩、ベッドで休もうとしていたディアリンは、背後に不穏な気配を感じて……！？

漫画『狂犬な彼を貴公子に変えてみせます』は、賞を獲得したこともある韓国の大人気小説が原作となっています。作者は韓国の作家・zusiha。全213話の長編小説で、すでに完結済みです。 なお小説の日本語版は発売されていないため、残念ながら原作を日本語で読むことはできません。そこで以下では、原作小説がどのようなラストを迎えているのか紹介していきます！

紆余曲折ありながらも人間らしい生活が送れるまでに成長したケレス。ケレスとディアリンの間には固い絆が生まれ、パートナー以上の感情が芽生えていきます。その中で、彼の幼少期の記憶が複雑な呪いによって封印されていることがわかりました。 ディアリンはケレスの些細な挙動から、もしかすると彼は貴族だったのではと推察。そしてディアリンの神聖力でケレスの呪いが解かれ、彼が姿をくらました第一皇子・ケレンディアスだと判明したのです。

記憶を取り戻し、周囲に自分の本当の身分を明らかにしたケレス。そのせいで第二皇子との皇位継承権を巡る争いに巻き込まれていきます。 もはや皇位などに興味の無かったケレスでしたが、残酷で利己的な皇帝と無能な第二皇子に変わり国を治めることを決意。さまざまな障害を乗り越え、見事に皇帝の座を手に入れました。 そして唯一心を許せる恩人・ディアリンに求婚し、彼女がケレスを受け入れたところで物語は終幕します。

神殿に仕える神官。7年目の中堅ながら、昇進の機会に恵まれず平神官として上司からこき使われています。類まれない神聖力の才能を持っていますが、他者に利用されることを恐れずっとひた隠しにしてきました。

戦争を勝利に導いた立役者、バーサーク8部隊の戦士。戦うためだけに育成され、強靭な肉体と戦闘力を保持していますが、人としての理性や知能はほぼありません。どちらかと言うと人間よりも獣。見た目だけは美青年です。

8部隊の尻拭い役を命じられた貴族・タラク家の三男。一見にこやかな好青年ですが、8部隊を管理する強かさと腹黒さを兼ね備えています。

本作の見どころは何といっても圧倒的な美しさを誇る作画！ キャラのビジュが素晴らしいのはもちろんのこと、装飾品や背景など、隅から隅までこだわりが伺えるイラストがとにかく美しくて惚れ惚れしてしまいます。 特に暴れ犬ことケレスの肉体美は一見の価値ありですよ！

狂犬ことケレスが貴公子になれるのかどうかも注目ポイントです。 そもそもケレスは目が合った相手を片っ端から殺してしまいそうなほどの超危険人物。貴公子どころか普通の人間になるのすら難しそう……。一体どうやってディアリンはケレスを教育していくつもりなのでしょうか。 とはいえ容姿や身体能力などのスペックは申し分のないので、生まれ変わった彼の姿を見るのが今から楽しみです！