『全領域異常解決室』あらすじネタバレを最終回まで!ヒルコの正体を考察&小夢の過去は?
2024年10月期のフジテレビ水10枠は『全領域異常解決室』。主演を藤原竜也が務め、脚本は黒岩勉のオリジナルストーリーです。 この記事では『全領域異常解決室』の全話あらすじネタバレ、そしてヒルコの正体や考察まで詳しく解説していきます!
『全領域異常解決室』あらすじ
「全領域異常解決室」(通称:全決)は、世界最古と呼ばれる捜査機関。扱う事件の対象は多岐に渡っており、超常現象や現代科学では考えられない異常などを捜査しています。架空の組織ではなく、2022年にアメリカの国防総省で作られた現実の組織でもあります。 室長代理の興玉雅(藤原竜也)は異常なまでの知識量を持っており、難解な現象を解決に導いているまさにスペシャリスト。人の体だけがある日突然姿を消してしまう「神隠し」や、人がキツネに取りつかれたようになってしまう「キツネツキ」など、あらゆる現象に立ち向かっていきます。 謎めいていて不思議な魅力を醸し出している興玉。1話完結の本格ミステリードラマがスタートします!
「全決」メンバーの正体は?どんな能力?
興玉雅(藤原竜也)
全決の室長代理である興玉の正体は、興玉神(オキタマノカミ)。サルタヒコノカミとは、長年の腐れ縁といった仲。サルタヒコノカミが神格化した神様です。 サルタヒコノカミが降り立った岩が神格化して誕生し、善悪を見定める能力を持っています。ただし興玉は、これまでの事件の犯人が最初から分かっていたわけでないようです。
興玉の第二の正体は天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)!
また、第8話では興玉が天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)でもあったことが明らかに。天石戸別神とは黄泉の国に魂を送る橋渡し役。 天石戸別神が消えると黄泉の扉が開き、すべての神が全員黄泉の国に引きずり込まれるなどとも言われているようで、神の中でも超越した能力を持っているようです。
宇喜之民生(小日向文世)
全決の局長・宇喜之の正体は、宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)。よく知られているお稲荷様で、農耕や食物の神として人間からの信頼が厚く、人気のある神なのです。 具体的な能力は今のところ劇中に現れていませんが、食の豊かさを象徴しているということで料理を振る舞っているシーンが印象的ですね。
宇喜之が黒幕?
第8話ラストでは、寿(野間口徹)から「興玉雅を殺してください」と命令を下された宇喜之がうなずくシーンが。このことから宇喜之が黒幕=ヒルコであるかのように思われました。 しかしFODで先行配信されている最新第9話では、彼がヒルコに操られているだけであることが判明。本物のヒルコは別にいるようです。
豊玉姫花(福本莉子)
当初全決の敵である”ヒルコ”ではないかと推測された豊玉の正体は、豊玉毘売命(トヨタマビメノミコト)。海の神の娘で、浦島太郎が出会った乙姫のモデルが、まさに豊玉だったとのこと。 水を自在に操る能力を持っており、空気中の水分を集めたり人間の血液を動かすこともできるそう。これまでは豊玉こそヒルコではないかと睨まれていましたが、その正体はヒルコではなく神であり、全決の味方です。
芹田正彦(迫田孝也)
全決のデリバリー担当として活躍している芹田の正体は、猿田毘古神(サルタビコノカミ)。天照大神の孫が地上に降り立った際に、道案内をした神様です。交通安全の神様として知られており、デリバリーをしながら町の安全を守っています。 能力はまさに「道案内」。情報なしで目的地に人を導くことができます。
雨野小夢(広瀬アリス)
小夢も実は神の1人。正体は天之鈿女命(アメノウズメノミコト)です。天照大神が岩戸に隠れたときに踊って大神を誘い出した神として知られており、実はサルタヒコノカミ=芹田とは夫婦です。 芸能の神様であるアメノウズメノミコト。そんな小夢は第6話で、全決の室長であったことが判明します。
ヒルコの正体は誰?目的は?
ヒルコの正体は?
これまでの事件で犯行声明を出し、全てを操っているように見えるヒルコ。明らかに特殊能力を持っているので「ヒルコ=神の1人」かと考えられますが、実はヒルコは神ではなく“人間”ではないかと推測します。 まず神同士は、すぐにお互いが神であることに気づくようです。興玉もまだヒルコの正体には気づけていないため、神である可能性は低くなります。また第6話の事件を通して、ヒルコが不老不死の薬を手に入れようとしていることが判明。 興玉の説明の通り、神は体は亡くなっても魂は生き続けているため、薬を手に入れる必要はありませんね。
ヒルコの正体=二宮(成海璃子)?
第9話では、父親から虐待を受けた少年の重体を知った二宮が「だから新しい神が必要なんだ」とつぶやき、小夢の首に呪符を貼りました。また過去のエピソードで、興玉が二宮について「純然たる正義感が見える」とも口にしていました。 このことから、二宮は行き過ぎた正義感のために、罪を犯した者に罰を与え、神の総入れ替えを行うことを目的に数々の事件を起こしてきたのではと考えられます。
ヒルコの目的は?
本作のテーマはSNSにおける悪意の拡散、とも言えます。SNSで誹謗中傷した人物が裁かれたり、そもそもヒルコはSNSによって拡散されたりなどと、本作においてSNSの存在はかなり重要なもの。 そこから読み解けるヒルコの目的とは、 SNSに傾倒しすぎた人間や世の中を変えることなのではないでしょうか。 近年SNSをテーマにした作品は増えていますが、本作は“神様”というエンターテイメント性の高いものをテーマにするなど、違った角度からSNSを取り上げた作品なのでしょう。
神話における「ヒルコ」とは?
古事記や日本書紀などの日本神話には、さまざまな神が登場します。その1つである「ヒルコ」は、「国生み神生み」や「黄泉国」の神話で有名な「伊邪那岐神(イザナギ)」と「伊邪那美神(イザナミ)」の子として生まれました。しかしヒルコは体が不自由で、島から海に流されてしまい、それ以降は登場しません。 その後海に流されたヒルコは、後に「えびす(蛭子)様」という漁業の神様として多くの方からの信仰を集めています。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
警視庁音楽隊カラーガードの小夢(広瀬アリス)は、突然「全決」への出向を命じられます。そこで室長代理の興玉(藤原竜也)、局長の宇喜之(小日向文世)と出会いました。 早速捜査に向かった興玉と小夢。捜査一課の警部・荒波(ユースケ・サンタマリア)たちは、半年前から起こっている「神隠し事件」を追っていました。現場には被害者の持ち物や髪、血液のみが残っており、遺体だけ見つからない状態。 ネットでは「神隠しの仕業、私は神の一柱、ヒルコである」という犯行声明が出ており、8人中3人の第一発見者となった松宮(吉村界人)は、「ヒルコが見える」と話すようになり……。
ネタバレ
しかも被害者3人は、メン地下アイドルの松宮の熱狂的ファン。松宮のYoutubeは登録者数は激増し、実際に犯行現場近くの防犯カメラには人影のようなものが動く様子が映っていました。興玉は犯人が、「ヒルコではなくシャドーマン(光る人型UMA)かも」と推測。 その時、松宮の妻・ひより(志田未来)は緊急生配信を行い、松宮と結婚していることを暴露したのです。 「ひよりが危ない」と睨んだ興玉と小夢は、急いでひよりの元へ。その時ひよりはフードを被った怪しい人物に襲われそうになり、松宮はひよりを助けた後フードの人物に「一緒に逃げよう」と声をかけ……。 犯人は被害者の1人、殺されたはずの美鶴(工藤美桜)でした。この事件は当初推し活として被害者3人が松宮をバズらせるために計画したもの。わざと神隠し事件を起こしたものの、美鶴が裏切り他の2人を本当に殺害していたのでした。 そしてこの事件をけしかけたのは、ひよりと判明。ひよりはアイドルの夫を懸命に支えながらも、松宮のファンとの体の関係を許せずにいたのでした。 しかし松宮は、得体の知れない黒い影を本当に見たと供述しています。果たして本当に、ヒルコは存在するのでしょうか。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
+名門高校の葛乃葉女子高校で、生徒や教師たちが集団失神する事態が相次いでいます。*謎の神「ヒルコ」から今回も犯行声明が出されており、興玉(藤原竜也)と小夢(広瀬アリス)は早速捜査へ。 2人は生徒会長の日向(清乃あさ姫)から、学校について説明を受けます。その様子を、怪しげな顔で見つめる生物教師・山形(林泰文)。 実は2ヶ月前、当時の生徒会長の白石(井上音生)が飛び降りをし、日向と白石は親友で生物部の部員だったとのこと。さらに1ヶ月前、「イケメン先生」と人気の教師・池神(中尾暢樹)も失踪していたことが分かり……。
ネタバレ
興玉は学校から祠(ほこら)がなくなっていることに気づき、これが祟りの正体だと説明。そして翌日、興玉は全員に事件の原因が「キツネツキ」だと語り始めます。その時、山杉が何かに取りつかれたように倒れたのです。 さらに壊れた祠の下から池神の遺体が発見されます。山杉が日向を人質に立てこもり事件を起こしました。池神殺害の犯人は、日向と白石。2人は学校に内緒でメイドカフェでバイトをしており、池神にバレて脅されていたのです。 罪の意識から白石は自殺してしまい、山形は日向を守ろうと全部自分がやったことにしようと動きます。山形は教師として生徒を守ろうとしていましたが、興玉は「生徒に嘘をつかせるなんて、教師失格ですね」と山形に告げたのでした。 生徒たちの失神の理由は、井戸の息抜きができずメタンガスが発生したから。その後興玉は、山形が持っている「ケセランパサラン」をどこで手に入れたのか問います。山形は、人形町の豊玉神社で手に入れたと説明します。 その豊玉神社では、宇喜之(小日向文世)が参拝していました。すると宇喜之は巫女の豊玉(福本莉子)に対し、「最近、暴れすぎじゃないですか?」と忠告していて……。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
都内の高層マンションの庭園に突然、空から何者かの左足と小型機の一部が落ちてきます。興玉(藤原竜也)はこの事態を「タイムホール」(過去や未来と繋がる異次元媒介装置)によるものだと説明しました。 今回もヒルコから犯行声明が出されており、早速全決は捜査へ。左足はタイムホール研究の第一人者・真鍋(神保悟志)の元だと判明します。その真鍋は、4年前に小型機での移動中に機体ごと失踪していました。
ネタバレ
興玉と小夢(広瀬アリス)は、現在の室長・片桐(森下能幸)に話を聞きます。すると真鍋と共に研究していた常見(山口紗弥加)から連絡があり、常見は今もタイムホールの実験を行っており真鍋が未来で生きている可能性があると言い出します。 そして片桐のラボで、古庄(山田キヌヲ)の手首が見つかります。興玉は常見の危険を案じて常見のマンションへ行くと、小夢が後ろから薬品を嗅がされてしまいます。 興玉、常見、小夢は怪しい男2人に拘束されてしまいます。そこに現れた片桐は、真鍋を殺したことを告白。真鍋が常見を潰し手柄を横取りしたと思った片桐は天罰として、真鍋の乗る飛行機に爆弾を設置していたのです。 古庄に脅迫された片桐は、古庄を殺害してバラバラに。そして自らに爆弾を巻きつけ、何も話さない常見に激怒した片桐がボタンを押そうとした瞬間、片桐は苦しみだし……。その瞬間、興玉は片桐を取り押さえました。 興玉は常見が狙われていると思い、協力者の芹田(迫田孝也)と村主(名村辰)に見張りを依頼。片桐に自供させるため、常見に誘拐された演技をしてもらっていたのでした。 手や足が落ちてきたのは、「ファフロツキーズ現象」だと興玉は説明します。そして4年前真鍋が常見を解雇したのは、スパイから常見を守るためだったのではと考えられました。 その後の捜査で、ヒルコは豊玉(福本莉子)ではないかと推測されます。宇喜之(小日向文世)は、「そろそろ気づかれますよ」と豊玉に話していて……。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
都内で相次いで飛び降り自殺が起こり、再びヒルコから犯行声明が出されます。それは「天罰として”縊鬼”という妖怪に憑りつかせて自殺に追い込んだ」というもので、自殺した4人はいずれも国家的な仕事に携わっていました。 興玉(藤原竜也)たちは、4人目の自殺者・香取(吉田宗洋)の妻・柘植(橋本マナミ)の元へ。柘植によると、香取は数日前「縊鬼に会った」と言っていたようで……!
ネタバレ
亡くなった4人は、同じパン屋のポイントカードを持っていたことが判明。そのパン屋では、マイカという留学生とバイトの豊玉(福本莉子)が働いていました。 興玉はパン屋で、ポイントカードに1万円を挟んでいた客を目撃。その時柘植は、テレビで香取が違法薬物販売に関わっていたことを謝罪していました。 興玉が芹田(迫田孝也)に同じように違法薬物を買うよう指示した時、5人目の自殺者が。さらにマイカが何者かに拉致され、芹田が車を追って何とかアジトにたどり着きます。 2年前、マイカはパン屋開業のためバーで働いていた時、自殺した5人と出会います。5人は新たな違法薬物売買の場所をマイカのパン屋にし、マイカは協力を得る代わりに犯罪に加担させられていて……。 しかし実は、香取はマイカを心配して助けようとしてくれていました。香取は柘植にDVを受けており、マイカの母国に逃げる計画まで立てていたのです。柘植はマイカに夫を取られると焦り、香取が自殺する直前、引き出しに「あとで話しましょう」とメッセージを仕込んでいました。 その言葉を見た香取は、自殺を決意。その後香取の体内から、麦角アルカロイドが検出されます。小麦に含まれる毒素で、麦角アルカロイド中毒と違法薬物による幻覚が今回の事件が起こった理由だと判明したのでした。 小夢(広瀬アリス)は独自に調べを重ね、ついに豊玉の元にたどり着きます。小夢が豊玉を連行しようとすると、小夢は急に苦しみ出し……!
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
再びヒルコからの犯行声明が出され、あちこちで爆破予告が相次ぎます。全て1時間前の予告だったため未遂に終わり、警察は全ての場所に豊玉(福本莉子)が現れていることに気づきました。 次の爆破予告が入ったのですが、なんと爆発まで30分しかありません。興玉(藤原竜也)たちも現場へ向かいますが、そこに現れた薬剤師・未智(星野真里)は建物の中に入り、中で泣いていた小さな女の子を助け……。 未智が走って外に出た瞬間、建物が爆発したのでした。
ネタバレ
未智は興玉に、自分には”千里眼”があると説明。しかし実際に千里眼を持っていたのは、未智の娘・未琴(諸林めい)。未琴は次の爆破予告の場所を言い当て、興玉が爆弾を持って宙に投げた時にちょうど爆発します。 その時、未智が何者かに拉致されてしまいます。未智を拉致した男たちはヒルコの信者で、未智の周りで千里眼が起きていることに気づき未智を拉致。そのうち未琴が能力者だと分かり、ヒルコ様に未琴を差し出すと言い出しました。 男たちが爆弾のスイッチを押そうとした瞬間、現れたのは豊玉。豊玉は男たちに手をかざすと、男たちは呼吸困難になります。その隙に豊玉は皆を助け、そこに芹田(迫田孝也)も現れ……。 小夢(広瀬アリス)は真実を隠し、興玉と2人で現場を制圧したと荒波(ユースケ・サンタマリア)に報告。興玉は小夢に、人知を超えた能力を持つ神が普通に人間と暮らしていて、神が起こした不可思議な事件を丸く収め、解決に導くのが全決の役割だと説明します。 今全決は、謎の神「ヒルコ」との戦争状態とのこと。そして興玉自身も、自分が神だと小夢に告げたのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
自身も神であり、全決はヒルコとの戦争状態にあることを興玉(藤原竜也)から聞かされた小夢(広瀬アリス)。そんな中、美容系の有名インフルエンサーばかりが過食による窒息死を起こしていることが判明します。今回もヒルコから犯行声明が出されていました。 部屋からはピンク色のサプリメントが見つかっており、興玉は被害者たちが通っていた美容整形外科医・大隈(吉田鋼太郎)の元を訪ねることに。しかしそこにいた大隈は、もう先が長くないことが分かり……。
ネタバレ
芹田(迫田孝也)の成分解析によると、サプリメントには人魚の成分が含まれていたとのこと。大隈自身も"大国主神"という神で生まれ変わっており、90年前の前の人生の時にある女性と大恋愛をしたのですが、流行病で自身が死亡。次も一緒になろうとその女性と誓ったと言います。 今回の人生では美容クリニックを経営し、路子(原日出子)とは内縁関係を続けてきました。しかし犬塚(関めぐみ)という、前世で大恋愛をした女性とそっくりな人に出会ってしまい、路子と別れることに。犬塚は大隈が長くないと分かると、人魚による不老不死の研究を行っていたのです。 興玉と小夢が犬塚の元に行くと、犬塚は拘束されていました。興玉と小夢はナイフを突きつけられ、そこに現れたのは路子で……。路子は「この女とあなたたちをヒルコ様に突き出します」と言った時に警察が現れ、興玉と小夢は助かったのでした。 実は犬塚は”八百比丘尼”で、人魚を食べて不老不死を手に入れていました。}大隈と前世で大恋愛をした女性は犬塚本人で、大隈を助けるために人魚の研究をしていたと告白。そして大隈は昨夜、亡くなっていたのでした。 その後小夢は全決メンバー全員が神であることを知り、自分自身も”天宇受売命”という神だということに気づいたのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
4ヶ月前。料理研究家の比呂佳(田山由起)という女性が、ヒルコによって消される「神隠し事件」に巻き込まれます。比呂佳は糧食を司る大宜津比売神で、全決でも食事を用意してくれていました。 この神隠し事件の被害者同士には交流があり、興玉(藤原竜也)たちは「ヒルコは神隠しをする前に、知り合いの神を聞き出しているのかもしれない」ことに気づきます。そして小夢(広瀬アリス)は、ヒルコは神ではなく“人間”ではないかと思い始め……。 実は飛鳥時代に、神としての記憶を消す「事戸渡し」を習得した人間がいたそう。その人間が今も、ヒルコを名乗って活動しているのではと思われました。そんな時、全決に「芹田(迫田孝也)に天罰を下した」という犯行声明が届きます。
ネタバレ
その前に社長の「刀田楓真(ジャン・裕一)に天罰を下した」という声明も届き、芹田は刀田を探します。刀田の車に乗る小夢の姿が防犯カメラ映像に写っており、無事発見された小夢は倒れていました。血が流れ続け、豊玉(福本莉子)の力で何とか小夢の血を止めます。 宇喜之(小日向文世)は月灯りの下で能力を発揮できる月読命・佃(石田ひかり)を呼び、小夢の傷口だけが時間を遡ることに成功。こうして小夢の傷は元に戻りましたが、記憶は戻りません。小夢は神としてではなく、人間として生きて行くことになったのです。 ヒルコに狙われないよう、興玉と芹田は交代で小夢を見張ります。芹田は小夢を全決に戻してほしいと頼み、宇喜之は小夢を全決に異動させました。 そして現在。小夢は記憶を取り戻したわけではありませんが、自分が神だと分かりヒルコを捕まえると決意します。 そんな時、大隈美容クリニックから押収した人魚のミイラが盗まれていることが判明。そのミイラを手にした謎の男(野間口徹)は、佃にミイラを復活させてほしいと依頼します。その目的は、“神の入れ替え”だと言い出し……。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
一晩で健康な人が突然餓死してしまうという事件が、4件相次ぎます。ヒルコから犯行声明も届き、興玉(藤原竜也)たちは餓死した4人の腕時計の時間がなぜか狂っていたことに気づきました。 興玉は“ヒダル”の仕業ではないかと推測。ヒダルにとり憑かれると、空腹感や疲労を覚えると言います。そして宇喜之(小日向文世)は、防犯カメラに映っていた女性が佃(石田ひかり)ではないかと言い出し……。 一方警察から盗まれた人魚のミイラは警察関係者が盗んだとして、荒波(ユースケ・サンタマリア)は捜査を開始。さらに全決の動きに不信感を覚える荒波は直毘(柿澤勇人)を問いただすも、教えてもらえません。
ネタバレ
その後佃の娘が、ネットの誹謗中傷により自殺していたことが分かります。佃は全決に出頭。人間を殺害したことを認め、宇喜之が出席した局長会議によって黄泉送りとなることが決まったのです。 荒波は直毘から、全決の正体と目的を聞かされます。全決が神の集まりだと聞いても、受け入れられない荒波。 一方佃は娘を死に追いやった人間の情報を得る代わりに、寿(野間口徹)の手元にある人魚のミイラを蘇らせるという契約を交わしていました。寿は“天石戸別神”の正体を知りたがっており、佃の前に天石戸別神が現れます。 その正体は、なんと興玉でした。そして興玉が佃を黄泉送りしようとした瞬間、荒波が登場。荒波は佃を連行したのですが佃は逃走し、寿に「天石戸別神の正体は興玉」とメッセージを送りました。 佃は娘を死に追いやった人物に復讐をする間際、正当防衛だとその人物に刺されてしまいます。佃は亡くなった時に事戸を渡して自らの存在を抹消。その姿を見た小夢(広瀬アリス)は泣き叫んだのでした。 天石戸別神の正体を知った寿は、「天石戸別神を消してください、今すぐに」とある人物に頼みます。その人物とは、宇迦之御魂神の宇喜之だったのでした。
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
興玉(藤原竜也)は警察の資料から、佃(石田ひかり)が何者かに「天石戸別神は興玉雅」とメッセージを送っていたことを知ります。その後宇喜之(小日向文世)と対峙した興玉は、突然ペンで刺されてしまいました。 出血が止まらない興玉。宇喜之の首元には呪符が貼られており、それが取れると宇喜之はいつもの姿に戻りました。 まだ出血が止まらない興玉は、全決メンバーに自分が天石戸別神であることを告白。小夢(広瀬アリス)は興玉を助けるため、ある場所へと向かいます。
ネタバレ
それは「荒ぶる神=スサノオ」だという少年・速男の元。少年は父親から虐待を受けており、小夢はスサノオを連れ出し興玉を救いました。 その後全決は直毘(柿澤勇人)から、佃が殺された日に警察を動かした人物=ヒルコは誰なのかと問います。ですが直毘は口を割ろうとせず、一言主を使って荒波(ユースケ・サンタマリア)からその人物の名を聞くことに。 興玉たちはようやく「寿正(野間口徹)」の存在を知り、寿に会いに行きます。寿は自らをヒルコだと言いますが、興玉は「あなたはヒルコじゃない。ヒルコは全決にいる。本当のヒルコは誰だ」と寿に詰め寄り……。 寿の手下たちに襲われた興玉たち。小夢は荒波の力を借りようと急いで警察に行くと、現れたのは二宮(成海璃子)でした。二宮は速男が父親のせいで意識不明となっており、「人間は愚かだ。新たな神を作る必要がある」と声色を変えます。 警察署内では次々と署員たちが拳銃自殺をし、寿のSNSを見た若者は命を絶ち始めます。二宮は雨野を抱き寄せ呪符を貼り、「お前は新しい神になる資格がある」と告げ……。
最終回のあらすじ・ネタバレ
最終回のネタバレは放送開始後に更新予定です。お楽しみに!
『全領域異常解決室』キャスト
興玉 雅 / 藤原竜也
主人公の興玉雅を演じるのは、藤原竜也です。興玉は「全領域異常解決室(全決)」の室長代理で、超常現象のスペシャリストとしてあらゆる現象を捜査していきます。独特な雰囲気を持っており、キャラクター自体にも注目が集まります。 演じる藤原は、フジテレビ制作の連続ドラマで主演を務めるのは本作が初めて。連続ドラマ主演を務めるのも、「青のSP」(2021年)以来約3年ぶりとなります。脚本の黒岩とのタッグは初めてで、不可解な本格ミステリーをどう演じるのか楽しみです!
雨野 小夢 / 広瀬アリス
雨野小夢は、警視庁音楽隊のカラーガード出身で「全領域異常解決室」に出向を命じられた警察官。演じるのは広瀬アリスです。踊ることが大好きで捜査経験も少ない小夢ですが、「全決」の少し風変わりな捜査に興味を持つようになり……。 広瀬アリスはドラマ『366日』(2024年)や『マイ・セカンド・アオハル』(2023年)など幅広い作品で主演を務める、今最も旬の俳優。今作でもその演技力に注目です。
原作なしのオリジナル!脚本を手がけるのは黒岩勉
本作は原作がなく、完全オリジナルとして描かれます。脚本を務めるのは、人気脚本家の黒岩勉。黒岩は「TOKYO MER」(2021年)や『マイファミリー』(2022年)、「ラストマン」(2023年)など毎年ヒット作を生み出しています。 演出を担当するのは、石川淳一。石川は『リーガル・ハイ』(2012年)や「絶対零度」(2020年)など、これまで数々のドラマを担当してきました。独特な世界観のある本作を、ヒットメーカーの2人が作り上げていきます!
『全領域異常解決室』あらすじ・ネタバレを毎週更新!
本作のテーマは、超常現象。これに政府レベルで対応するという新たな世界観を紡ぎだしていくドラマとなります。 あらすじ・ネタバレは毎週更新です!お楽しみに。