2020年11月9日更新

『今際の国のアリス』の魅力をネタバレありで解説!命がけの「げぇむ」に挑む【Netflixで実写版公開決定】

今際の国のアリス

大人気サスペンスホラー漫画『今際の国のアリス』のあらすじを一挙解説!登場人物の心理描写や伏線回収に高い評価を受けている本作品について、最新情報や漫画を無料で読む方法、デスゲームのルール、登場人物を紹介します。

目次

『今際の国のアリス』とは?ゲームに負けたら即死亡のデス「げぇむ」

『今際の国のアリス』は麻生羽呂(あそうはろ)による大人気サスペンスホラー漫画。2010年から2016年まで「少年サンデーコミックス」にて連載された完結済み作品で、小学館から全18巻が発売されています。 本作品は、一度でもゲームに負けてしまうと命を落とすという「今際(いまわ)の国」が舞台。キャラクター達の命が賭かったデスゲームならではの緊張感が見どころです。また、序盤で登場した伏線が最後にきっちりと回収される綺麗なシナリオも高く評価されています。 サスペンスやミステリーが好きな人におすすめしたい漫画『今際の国のアリス』。この記事では、最新情報や漫画を無料で読む方法、ネタバレありのあらすじなどを紹介します。

『今際の国のアリス』あらすじを紹介!廃墟の街へワープ!?

友人のチョータとカルベと共に夜遊びに出ていたアリスは、駅での休憩中、突然花火のような強烈な光に包まれます。目が覚めると、そこには一緒にいた友人以外誰もいない廃墟の街が広がっていました。 辿り着いた神社で出会った女性・シブキにここが現実であることを教えられた3人。すると目の前に「げぇむ」と表示された電光掲示板が現われ、彼らは「くらぶの3」のゲームに参加することになります。 誤答すると矢が飛んでくる危険なゲームの最中、アリスはゲームのメカニズムを発見。彼の機転によって「げぇむくりあ」となった4人は、ひとまず難を逃れます。 そしてアリス達は、シブキから「今際の国」と「げぇむ」について教えられることになったのです。

Netflixで実写版公開決定!山﨑賢人と土屋太鳳のW主演

実写版『今際の国のアリス』が、2020年12月10日から動画配信サービス「Netflix」にて独占配信されることが決定しました。W主演を務めるのは、山﨑賢人(やまざきけんと)と土屋太鳳(つちやたお)です。山﨑は本作の主人公であるアリス、土屋はヒロインのウサギをそれぞれ演じます。 監督は映画「GANTZ」シリーズでおなじみの佐藤信介。佐藤と山﨑は、2019年に公開された映画『キングダム』(2019年)からの名タッグです。更に山﨑と土屋の共演は、テレビドラマ『黒の女教師』(2012年)から今回で4回目となります。

12巻の特装版ではアニメOVAが公開

サンデーコミックスに連載されている7作品をOVA化する企画の1つとして、『今際の国のアリス』のアニメOVAが漫画の12巻特装版で公開されました。特装版の発売から1年後の2015年には、TOKYO MXの『アニサン劇場』枠にて3週連続放送もされています。 OVA化されたのは、「くらぶのさん」「すぺえどのご」「はあとのなな」の3編。漫画の12巻から14巻の特装版にそれぞれ収録されています。

『今際の国のアリス』を無料で読むにはU-NEXTかAmazonがおすすめ

『今際の国のアリス』の漫画を無料で読めるおすすめサービスを紹介します。 U-NEXTでは入会後に600円分のポイントが貰えるため、『今際の国のアリス』を1巻まるごと無料で読むことが可能です。さらに、漫画を購入すると受け取れる最大40%のポイントバックや、最新アニメや映画が見放題の31日間の無料トライアル期間も設けられています。 Amazonでは電子書籍Kindle版と紙の漫画のどちらも購入が可能です。無料で読むことは出来ませんが、ポイントバックや全巻購入特典などのサービスがあるため、お得に読むことが出来ます。OVA付き特装版も販売されているため、アニメ映像が気になる人におすすめです。

今際の国のアリスの登場人物

有栖良平(ありすりょうへい)

有栖良平は本作の主人公。現実の世界では、優秀な弟と比較されることに不満を抱いていながらも、夜遊びに出かけたり未成年飲酒をしたりする不良の高校3年生でした。 何事にもやる気が出ない毎日を送っていた彼ですが、「今際の国」で生死の危険に晒されているうちに、分析能力などの秘めていた力を発揮するようになります。彼の機転によって仲間の命が救われることも少なくありません。

宇佐木柚葉(うさぎゆずは)

宇佐木柚葉、通称ウサギは本作のヒロイン。現実世界ではクライマーとして運動神経を鍛えていた女子高生で、クライマーである父から教わったサバイバル技術と驚異的な身体能力で過酷な世界を生き延びています。 価値観の違いが許されない現実世界に嫌気が差していた彼女は、「今際の国」でも「情が移るから」という理由で1人で行動をしていました。しかし、アリスの「居場所がなくても、仲間を失っても生きたい」という発言に共感し、共に行動するようになります。

「げぇむ」とは?特徴やルールを解説

基本ルール

①「げぇむ」の難易度はトランプのカードで表され、スートがジャンル、数字が大きいほど難易度が高いことを示す。 ②絵札を除いた「げぇむ」が行われる「ふぁあすとすてぇじ」では、「げぇむ」は日没後に開催される。 ③絵札12枚分の「げぇむ」は「ねくすとすてぇじ」で行われ、開催時間は日没後に限定されない。


肉体
体力や体術が鍵となる
♦︎
知能
知識や頭の回転が鍵となる
♣︎
バランス
身体能力と頭脳の両方が要求される

心理
生存欲求を翻弄するような残酷なゲーム内容が特徴

「ぷれいやぁ」が「げぇむくりあ」出来た場合、参加した「げぇむ」の数字分の日数が「びざ」として与えられ、「びざ」が切れるまで「げぇむ」に参加しなくても生きることが出来ます。しかし、「びざ」が切れると死んでしまうため、死ぬ前に「げぇむ」に参加しなければいけません。 「ぷれいやぁ」が全員死亡した場合や、制限時間内に「げぇむくりあ」出来なかった場合は、「げぇむおおばぁ」となります。

「ぷれいやぁ」と「でぃいらあ」

絵札以外の「げぇむ」が行われる「ふぁあすとすてぇじ」では、「ぷれいやぁ」は「でぃいらあ」と戦います。「でぃいらあ」は「げぇむ」の運営者であり、「ぷれいやぁ」の全員殺害を目指す立場です。 しかし、「ぷれいやぁ」が「ふぁあすとすてぇじ」を全てクリアした場合や、「ぷれいやぁ」に正体を知られた場合は、「でぃいらあ」はレーザー照射されて死んでしまいます。 「でぃいらあ」が誰なのか「ぷれいやぁ」には分からないため、「ぷれいやぁ」同士で疑心暗鬼になり、殺し合いに発展する展開も少なくありません。

「くりあ」した者だけがいける「ビーチ」

訪れた者を強制的に「げぇむ」に参加させる「今際の国」で、アリスは元の世界と変わらない生活を送れるという「ビーチ」の噂を耳にします。 「ビーチ」と呼ばれるその集団は、「げぇむくりあ」後に貰えるトランプのカードを持ち寄って出国を目指していました。トランプを全種類集めても出国できるのは1人だけですが、様々な特技を持つ滞在者同士で協力することで、彼らは多様な「げぇむ」に対応していたのです。 楽園かと思われた「ビーチ」ですが、武闘派とカルト派の対立や、「げぇむ」の開催地に選ばれるという問題が積み重なり、最終的には殺戮の現場と化してしまいます。

『今際の国のアリス』ふぁあすとすてぇじネタバレ解説

「くらぶの3」をクリアしたアリス、チョータ、カルベ、シブキの4人。クイズの回答中に怪我をしてしまったチョータと看病役のシブキを残し、アリスとカルベは次の「げぇむ」に参加することにします。 次の「げぇむ」は、身体能力が鍵となる「すぺえどの5」でした。

すぺえどの5「鬼ごっこ」

すぺえどの5「鬼ごっこ」の舞台は廃墟のマンション。マシンガンを持った鬼から逃げながら、30分以内に鍵の掛かっていない部屋にある「じんち」に「たっち」出来れば「げぇむくりあ」となります。 次々と「ぷれいやぁ」がマシンガンの餌食となって倒れていく中、カルベの活躍によって「じんち」を発見したアリス。しかし、「じんち」は2つあり、2人の「ぷれいやぁ」が一度に「たっち」しなければいけないことに気がつきます。 生き残っていたカルベや謎の男・チシヤなどが「じんち」に近づけないまま、「げぇむ」の制限時間が迫ってきていました。しかし、残り1秒の所でウサギという少女が飛び出して「じんち」に「たっち」します。 無事に「げぇむくりあ」したアリスはウサギを仲間に誘いますが、「情が移るから」と拒否されてしまい、別れることになりました。

はあとの7「かくれんぼ」

アリス、カルベ、チョータ、シブキの4人は、次の「げぇむ」、はあとの7「かくれんぼ」に参加。「おおかみ」1人が鬼となり、「ひつじ」となった残りの3人を追いかけるというシンプルなルールですが、制限時間の10分が過ぎると鬼以外が全員死亡してしまうという残酷なゲームです。 最初は口論していた4人でしたが、アリスの「ゲームを降りる」という発言に感化された3人はアリスに勝ちを譲ることに。「おおかみ」になったアリスは最後まで「ひつじ」である3人を捕まえられず、「げーむくりあ」時には彼1人だけが生き残りました。

はあとの10「まじょがり」

友人を失い絶望しかけたアリスでしたが、ウサギと再会して希望を取り戻し、何が何でも生き残ることを決意。そして2人は、カルベが死に間際に残した「ビーチ」という言葉を頼りに、楽園と呼ばれるその場所を目指します。 「ビーチ」に辿り着いたアリス達は、そこのNo.2権力者のアグニに目を付けられてしまったため、No.1のボーシヤ一味に荷担することに。しかし、その直後にボーシヤが何者かによって殺されてしまいます。 また、謎の男チシヤによって罠に嵌められたアリスは捕まってしまい、彼を探しに来たウサギも襲われるという事態に。絶体絶命のピンチの中、「ビーチ」が次の「げぇむ」の舞台に選ばれます。 はあとの10「まじょがり」は、モモカという少女を殺した犯人を吊し上げるという内容です。全員殺していけばいつかはクリアすると考えたアグニによって、「ビーチ」で殺戮行為が始まります。 混乱に乗じてウサギがアリスを助け出すと、アリスは「ボーシヤを殺した犯人がアグニであること」「モモカは自殺で亡くなったこと」を突き止めます。「でぃいらあ」の存在も判明した所で、アリス達は「げぇむくりあ」となり、「せかんどすてぇじ」へ進むことになりました。

『今際の国のアリス』せかんどすてぇじネタバレ解説

絵札を除くトランプの「げぇむ」を全てクリアしたアリス達は、絵札12枚分のゲームが待つ「せかんどすてぇじ」に進むことに。ここからは、運営側である「でぃいらあ」との対決ではなく、絵札の人物との直接対決になります。

クラブのK「すうとり」

「今際の国」の謎を聞き出すために、アリスはまず口の軽そうなクラブのKに会いに行きます。アリス、ウサギ、タッタ、クイナ、ニラギの5人で挑戦することになったゲームは、「すうとり」でした。 各チームの持ち点10000点がメンバーに分配され、敵チームのメンバーに触ることで相手から点を奪って最終的な点を競うというルール説明が行われます。 最初は優勢だったアリスのチームですが、敵チームの捨て身の作戦により一気に点差が開いてしまいます。絶望的な点差でしたが、アリスが隠し持っていた死んだ仲間の腕でクラブのキングと握手し、勝利することが出来ました。 しかし、腕を失ったタッタが死亡してしまったため、責任を感じたアリスはゲームを降りることに。残りの「びざ」が切れるまで、ウサギと穏やかに過ごすことにしました。

はあとのJ「どくぼう」

アリスとウサギが穏やかに生活している間にも、次の「げぇむ」が始まっていました。はあとのJ「どくぼう」は、独房に入れられた参加者が、自分の首に浮かび上がったマークを言い当てられれば次のターンに進むことが出来、マークを言い間違えると死んでしまうというゲームです。 マークは自分から見えないため、周りの人に教えてもらうしか知る方法は無いのですが、「ぷれいやぁ」の中に「はあとのJ」が隠れていることもあり、参加者達は疑心暗鬼状態になります。最終的には、20人の参加者のうち2人しか生き残りませんでした。

舞台は終盤へ……キング達との戦い!

「どくぼう」が終わると「ねくすとすてぇじ」は開催6日目となり、「ぷれいやぁ」の人数も97人にまで減っていました。残る「げぇむ」は6種類、6人の絵札との戦いが始まります。

すぺぇどのK「さばいばる」

プロの狙撃手が務めるすぺぇどのK「さばいばる」は、「ぷれいやぁ」はどこにいても狙撃されるため、常にゲームに参加している状態です。生への未練を断ち、苦痛から救うために「ぷれいやぁ」を殺し続けるすぺぇどのKに対して、立ち上がったのはアグニでした。 すぺぇどのKの頭上には飛行船があるため居場所は特定できますが、1人では近づくこともままなりません。そこでアグニは堂道隼人と塀谷朱音と協力することで、なんとかすぺぇどのKを倒すことに成功します。

だいやのK「びじんとうひょう」

だいやのK「びじんとうひょう」では、「ビーチ」のNo.3の権力者だったクズリューが「ぷれいやぁ」の前に立ちふさがります。 5人で0~100のうち好きな数字を選び、平均値の0.8に近い数字を選んだ人物が勝利、それ以外の人物は減点され、マイナス10ポイントとなったら「げぇむおおばぁ」となります。計算能力が高いクズリューの前に次々と参加者は倒れていき、最後にはチシヤ1人で挑むことに。 ここでチシヤは、だいやのKの「相手を殺す決断をしたくない」という心理につけ込み、自分の選んだ数字をあえて公開することで勝利を収めます。

未来人との最終決戦!?はぁとのQ「くろっけぇ」

ウサギと共にゲームを放棄していたアリスは、偶然出会ったチシヤとニラギとの三つ巴の殺し合いを生き延びます。致命傷を負った2人を救うためにも、アリスは出国できる可能性に賭けて全ての「げぇむ」のクリアを目指すことを再び決意し、最後の「げぇむ」に向かいました。 参加者無制限のはぁとのQ「くろっけぇ」では、犠牲者を最小限に抑えるために、アリスはウサギと2人だけで挑むことに。 クロッケーを3セット最後までプレイするだけで勝利できるという簡単なルールでしたが、はぁとのQが「自分は未来人で、この世界は1000年後の未来人が娯楽のために作った世界である」などと嘘を並べ立てたことで、アリスは段々と正気を失っていきます。 休憩中に盛られた薬によって、アリスは生存欲求さえ失ってしまいますが、ウサギの身体を張った説得で意識を取り戻し、最後までやり遂げることに成功。そして、生き残っていた「ぷれいやぁ」は全員、「今際の国の永住権を得るか、それとも放棄するか」という選択に迫られたのです。

【最終回ネタバレ】「今際の国」の正体とは?

「今際の国」の永住権を放棄したアリスが目を覚ますと、彼は現実世界に戻ってきていました。アリス達「ぷれいやぁ」は小隕石が地球にぶつかったときの被害者で、「今際の国」は生と死の狭間にある世界だったのです。また、「今際の国」で死亡した人は現実でもなくなっていることが判明しました。 「今際の国」の記憶は失っているはずのアリスでしたが、カルベやチョータが死んでしまったことを知っても「それでも生きていきます」と宣言したり、ウサギと再び恋愛関係を築いたりするなど、「今際の国」で培った感情はおぼろげながらも覚えている様子。 「東京隕石災害」から2年経ち、アリスがインタビュアーに答えているシーンで『今際の国のアリス』は幕を閉じます。

理不尽なデスゲームを生き延びろ!『今際の国のアリス』は一読必見

理不尽なデスゲームによって命の危険に晒され、友人も失ってしまったアリス。そんな彼が、紆余曲折を経てなお生きようと藻掻く姿は、現実に絶望していた人々の心を動かしました。 登場人物達の心理描写やストーリー展開、伏線回収など、様々な所で高い評価を受けている『今際の国のアリス』。2020年10月には実写化映像が公開されるほか、「週刊少年サンデー」にて『今際の国のアリスRETRY』も連載が開始されています。 連載終了後もファン関心を集め続ける名作を、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?