『ダンダダン』ジジ(円城寺仁)はかっこいい？うざい？邪視や強さ・声優について解説

2024年10月からアニメ放送が開始し、ますます波に乗る人気漫画『ダンダダン』。様々な怪異との戦いを描く本作には、個性豊かなキャラクターが数多く登場します。 この記事では、その中でも1、2を争う人気キャラ・ジジについて徹底解説！基本的なプロフィールはもちろん、その強さや担当声優など、気になるポイントをしっかりご紹介していきます。 ※この記事は『ダンダダン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

『ダンダダン』の主要キャラのひとりとして活躍する円城寺仁(えんじょうじじん)、通称ジジ。高身長の爽やかなイケメンで、ノリが軽すぎるおちゃらけた性格をしています。コミュニケーション能力がとても高く、本作の主人公・オカルンとも比較的早く打ち解けていました。 また、サッカーが大好きなようで、その運動神経も抜群！このように非の打ち所がないパーフェクトなジジですが、引っ越し先の家で「怪異」が見えるようになってしまい人生が一変します。両親が自殺未遂をして入院し、彼は霊媒師の家系でもあるヒロイン・綾瀬桃の家を頼ることに。 そののち、ジジはオカルンや桃と共に「邪視(じゃし)」と呼ばれる怪異と対峙します。彼はそこで不幸な生い立ちを持つ邪視に同情し、自身の肉体を差し出してしまうのでした。

ジジはとにかくお調子者で口調も軽い、いわゆる「チャラ男」のような性格をしています。 桃のクラスに転校してきた際も、初対面の女子にいきなり「キミキャワウィ～ね～!!」と話しかけるなどエンジン全開。しかし、誰かを不快にするような物言いはしないため、周囲からすぐに受け入れられていました。

ジジは一見したところ、コミュ力抜群すぎて少々軽薄にも思えます。実際、当初はモモたちに若干引かれており、ウザキャラ的な立ち位置も感じさせました。 しかしそんな印象に反し、ジジはまっすぐで誠実な性格の持ち主。友人を大切に思っており、作中ではオカルンや桃を助けるために危険を顧みず戦っていました。また、両親との再会で涙を流すなど、家族想いな一面もあるようです。 またストーリーが進むごとに、ウザ絡みの頻度も減り人懐っこい部分だけが前面に出るように。結果、うざいと言われることも減っていきました。

ジジの引っ越し先に現れた邪視。ジジの倍以上はある人型の怪異で、異様に長い手足にブリーフ姿という奇妙な見た目をしています。その正体は、かつて火山を鎮めるために生贄として捧げられた少年でした。彼の中にある怒りや憎しみが燃え上がり、邪視という怪物に変化してしまったのです。 その生い立ちを知ったジジは深く同情し、彼と共に過ごすことを決意します。これにより2人は合体することになるのですが、なんと邪視はジジの体を奪い暴走を開始！彼は自身を犠牲にした人々を深く憎んでおり、「人間を皆殺しにしてやる」と考えているようでした。

邪視の力が表に出たとき、ジジの髪は真っ白に染まり、額に眼のようなマークが現れます。この姿になったときのジジは作中でもトップクラスの戦闘力を誇っており、変身したオカルンたちを相手にとてつもない強さを見せつけていました。 彼は驚異的な身体能力を持っているほか、「呪いの家」と呼ばれるバリアのようなものを作ることが可能です。作中ではこれを盾や檻にし、さらにはボールのような形にして武器に変えるなど、多種多様な使い方をしていました。 この驚異的な強さの裏には、邪視とジジの霊力の高さが関係している様子。邪視はもともと「山の怪」と呼ばれる神として崇められるほどの存在で、その器となるジジは「天才」と称されるほどの霊力の持ち主。この2つが掛け合わされることで、尋常ならざる強さが生み出されているようです。

邪視と合体後、ジジは体の主導権を完全に奪われてしまいます。桃の祖母にあたる星子(せいこ)の活躍で一時は封印できたものの、その後は「冷水をかけると邪視」に、「お湯をかけるとジジ」になる特異体質になってしまいました。 これを危険視した星子たちは邪視を祓おうと考えましたが、邪視に同情的なジジに拒否されることに。その想いを汲み取ったオカルンは邪視以上の強さを手に入れ、暴走を食い止められるようになろうと考えます。 努力の結果、彼は邪視に勝利し「オカルンと戦う以外で人は殺さない」という条件を認めさせたうえ、「毎週火曜の学校終わりに1回だけオカルンが相手をする」という契約で変身回数を限定させることにも成功。そして器となっているジジ自身も、邪視と共存するため霊力の使い方を学び始めるのでした。

「邪銃」は、練り上げた霊力を両手から放つ必殺技です。非常に強力かつ広範囲にわたるレーザービームのような技で、相当の霊力が消費されていることがうかがえます。 これは、あのターボババアが「天才的に強力」と褒めるほどの霊力の持ち主であり、おまけにフィジカルにも恵まれているジジでないと生み出せなかった技だといえるでしょう。

ジジと桃は小学校時代からの幼馴染です。ただ、小学生だった頃は、そこまで親密ではなかった様子。この頃、桃は霊媒師である祖母の影響でオカルトチックな行動をしており、同級生たちにからかわれていました。 どうやらそこにジジも混ざり、彼女をバカにしていたようなのです。しかし、彼はそれを深く後悔しており、再会後は急速にその仲を縮めていきました。

モモは小学生のときひそかにジジに好意を寄せていましたが、それは昔の話。今の彼女はオカルンにはっきりとした恋心を抱いており、彼に一途です。 一方のジジは作中で「オレはモモの顔も性格もめっちゃ好き」と発言しており、ひとりの女性としてモモに魅力を感じていることを明かしていました。「ふざけていないとモモとまともに話せない」と本音を漏らすシーンもあり、その本気度がうかがえます……。

アニメ版『ダンダダン』でジジの声を担当するのは石川界人です。2010年から活動をスタートし、2013年には『翠星のガルガンティア』で初主演を達成。翌年には第8回声優アワード新人男優賞を受賞し、そこから大活躍を続けていくことになります。 石川はこれまでに『ハイキュー!!』の影山飛雄や『僕のヒーローアカデミア』の飯田天哉など、数々の話題作でメインキャラを演じてきました。昨今では映画『エイリアン：ロムルス』に吹き替えとして参加し、アニメファン以外からも注目を集めています。

作中屈指のお調子者でありながら、実は最強レベルの実力を持っているジジ。 邪視の力は非常に危険なものですが、使いこなしていけばさらに強くなる可能性もあるはず。これからの展開に注目し、ジジの活躍から目を離さないようにしましょう！