『ダンダダン』ターボババアの元ネタは?いなくなるって本当?招き猫になった最強の妖怪を考察

2025年7月からのアニメ第2期放送が迫り、注目度が改めて上昇している漫画『ダンダダン』。 この記事では本作の主要キャラとして活躍する、ターボババアについて徹底解説!基本的なプロフィールや能力を紹介するほか、「ターボババアがいなくなってしまう」という気になる噂の真相にも迫っていきます。 ※この記事は『ダンダダン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『ダンダダン』ターボババアのプロフィール

『ダンダダン』第1話から登場している妖怪ターボババア。見た目はただの老婆なのですが、その正体は時速100kmほどで走る恐ろしい化け物。スピードのみならずパワーやタフさも兼ね備えており、作中屈指の強キャラとして知られています。 また、「クソだらあ」という口癖からもわかる通り、ターボババアはかなり粗野な性格の持ち主です。挑発にすぐ乗ってしまう怒りっぽい一面もあり、オカルンたちとの戦いではそれをうまく利用されてしまいました。
アニメ版の声優は田中真弓

アニメ版『ダンダダン』でターボババアの声を担当するのは、1978年から活動するベテラン声優・田中真弓です。 はつらつとした明るい声が特徴的で、『ONE PIECE』のルフィ・『忍たま乱太郎』のきり丸・『天空の城ラピュタ』のパズーなど、誰もが知っている人気キャラを数多く担当しています。
ターボババアの元ネタ・モデルは2つある?
ターボおばあちゃん

ターボババアの元ネタ有力候補と言われているのが、全国各地でその噂が囁かれているターボおばあちゃんです。この怪異はその名の通り老婆の姿をしており、道路やトンネルなどを時速100km以上で爆走!「捕まったら死ぬ」や「ただ追いかけられるだけ」など、様々なパターンの言い伝えが残っています。 こちらは1990年代に広まった都市伝説の一種で、100キロババアやジェットババアなど別の呼び名も存在。これらの情報を聞くと「ターボババアの元ネタはターボおばあちゃんで確定」と思えてきますが、実は原作でそれ以外にも元ネタがあると匂わされているのです。
姥捨(おばすて)伝説
本作1巻の表紙裏に、ターボババアと姥捨伝説の関連性を示す気になる文章が記されています。姥捨伝説は日本各地の民話に登場する、「貧困や村の決まりなどにより高齢者を山中に捨ててしまう」という恐ろしい慣習です。 実はターボババアには、「姥捨伝説で捨てられた老人に追いかけられた話が起源になっている」という説があるんだとか。ターボババアは近代妖怪として知られていますが、古くから存在する歴史の深い妖怪なのかもしれません。
ターボババアがいなくなる?これからどうなるのか
一部ファンのあいだで、「ターボババアがいなくなってしまう」という不穏な噂が囁かれています。そのきっかけとなったのが、19巻165話のワンシーン。なんとこのエピソードで、ターボババアは「あばよ」と言い残し桃たちの前から去ってしまったのです。 そもそも、ターボババアはオカルンから奪った「金玉(霊力のかたまり)」を失くし、それを取り戻すまで彼らに協力するという約束をしていました。19巻で終結したメルヘンカルタ編でその目的が達成されたため、オカルンや桃に協力する必要がなくなったのです。 目的を完遂したターボババアはオカルンに貸していた力を返してもらい、そのまま彼らの前から立ち去ることに。ただ、作中屈指の人気キャラであるターボババアがこのまま退場するとは思えません。この後の展開で再びオカルンたちと合流し、強敵たちとのバトルに臨むのではないでしょうか。
今後のオカルンはどうなる?
ターボババアに力を返したため、オカルンは変身できなくなってしまいました。ただ、数多くの激戦をくぐり抜けたことにより、彼の身体能力が大幅にアップしていたことが判明。スポーツテストでクラス内トップクラスの成績を収めたほか、怪異の攻撃を変身なしでかわすことにも成功しています。 おそらく、オカルンはしばらく自身の力のみで、怪異たちと戦っていくのではないでしょうか。ただ、20巻のおまけページに「ターボババアがサンジェルマン伯爵を探している」ことを匂わせる、気になる場面が存在。 サンジェルマン伯爵はオカルンやモモと敵対する、本作のラスボスとも噂されるキャラです。おそらく、サンジェルマン伯爵との最終決戦でターボババアが合流し、そこで再びオカルンに力を貸すのではないでしょうか。
ターボババアは作中最強?星子が恐れるほどの能力

本作に登場するキャラのなかでも、上位の実力を誇る星子。そんな彼女がターボババアについて、「あれには手を出すな」と発言しています。さらに、呪いによりターボババアの力を手にしたオカルンは、初戦でいきなり敵の指を食いちぎり、「これがターボババアの力かよ」と驚いた様子を見せていました。 見た目はただのお婆さんなのに、実は最強クラスの妖怪。ここからは、そんなターボババアの具体的な能力について解説していきます。
能力は高速移動!憑依や霊魂の操作も可能
ターボババアはその名の通り、高速で移動することが可能です。オカルンはこの能力を駆使し、超スピードでの体当たりなどを繰り出していました。さらに、ターボババアは呪いによる憑依や、他の霊魂の操作も可能。 作中では地縛霊たちと合体してパワーアップしたほか、霊を人間に憑依させて操る場面も描かれていました。そのうえ、対象を呪い殺せるほどの途轍もない霊力まで持っています。ターボババアはあらゆる面で隙がない、ハイスペックな戦闘スキルを所持しているのです。
しぶとすぎる!異次元の生命力
ターボババアは攻撃面だけでなく、防御面も非常に優れています。オカルンはターボババアの力を手にしたことで、セルポ星人の猛攻を耐えることに成功。その後、ターボババアはオカルンと共に星子の結界に閉じ込められますが、そこで攻撃を受けても死ぬことはありませんでした。 さらに、ターボババアはオカルンたちとの戦いにおいて、星子の結界術で焼かれることに。しかしそれでも倒し切ることはできず、ターボババアは自分の霊体をオカルンのなかに逃げ込ませ生存していました。何度倒したと思っても復活する。この驚異的なタフさもターボババアの大きな強みです。
ターボババアの呪いとは?「イチモツしゃぶらせろ」の意味

ターボババアは初登場時、オカルンに対し「オッパイ吸わせてやるからよお、イチモツしゃぶらせろ」というとんでもないセリフを放っています。実はこの言葉、ターボババアの呪いと深い関係があるんです。 ターボババアの呪いが発動する条件は、「相手を駆けっこで負かす」こと。負けた相手はイチモツを奪われ、呪いを付与されてしまいます。その効力は非常に強く、対象の自我を奪うだけでなく、周囲にいる人々に呪いを伝染させ殺すことも可能です。 この恐ろしい呪いを解くには、ターボババアからイチモツを取り返す必要があります。ターボババアの呪いは、なぜかイチモツがキーアイテムになっているんです。
ターボババアはなぜ可愛い招き猫に?

もともと老婆の姿をしていたターボババアですが、現在はなぜか招き猫の姿に。この変化には、オカルンとの戦いが深く関係しています。ターボババアに呪いをかけられたオカルンは、ヒロインの桃と協力しターボババアの討伐に乗り出しました。 桃の祖母・星子の協力もあり、オカルンたちは見事勝利!しかし、その後の展開でオカルンのなかにターボババアの霊体が入り込んでいることが発覚します。桃は星子のサポートを受け、ターボババアの意識を抽出することに成功しました。 その際、ターボババアの意識はそばに置いてあった招き猫に閉じ込められることに。これ以降、ターボババアは招き猫に宿ったまま、桃や星子と共に暮らすことになるのでした。
実は優しいターボババア!地縛霊の少女を慰める目的
プライドが高くてワガママなターボババアですが、「実はめちゃくちゃ優しいんじゃないか?」と噂されています。その根拠になっているのが、星子のとある発言です。彼女は2巻8話において、「ターボババアの出現場所は、理不尽な死を遂げた少女の霊がいる土地」と語っています。 このことから、星子はターボババアが成仏できない少女の霊を、慰めて回っているのではと推測していました。ターボババアは地縛霊になった少女たちに寄り添う、とても優しい妖怪なのかもしれません。
『ダンダダン』可愛い招き猫の正体はターボババア!再登場に期待

敵として登場したものの、その後『ダンダダン』のマスコットキャラとして人気を博すことになったターボババア。 オカルンたちの前から去ってしまいましたが、きっと復活して再び活躍する姿を見せてくれるはず。ターボババアの再登場に期待しながら、『ダンダダン』の最新展開をチェックしていきましょう!