『ダンダダン』アクさらの過去と死因とは?娘とアイラとの関係を解説
2025年7月からのアニメ第2期放送も決定し、その勢いがますます加速している『ダンダダン』。 この記事では序盤の強敵として登場する、アクロバティックさらさらについて徹底解説!基本的なプロフィールはもちろん、その過去や死因など、気になるポイントもしっかり紹介していきます。 ※この記事は『ダンダダン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『ダンダダン』アクロバティックさらさらのプロフィール
本作序盤に登場する妖怪・アクロバティックさらさら、通称アクさら。誕生して間もない現代妖怪で、ターボババア曰く「三下の新人(ルーキー)」とのこと。大きな帽子と長い髪が特徴的で、様々な言葉の頭に「お」をつける無駄に丁寧な喋り方をしています。 しかし、その真面目そうな口調とは裏腹に、性格はヒステリックで自己中心的。作中ではアイラの母を自称し、彼女に「化物」と言われたときには泣きながら激怒する恐ろしい姿を見せていました。
【過去】借金と死因について解説!何話で明らかに?
アクさらの過去回 | 漫画:3巻16話 アニメ:1期7話 |
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3巻16話において、アクさらはもともと人間だったと判明します。人間時代のアクさらは黒髪のロングヘア―が似合う美しい女性で、ひとり娘と一緒に暮らしていました。その家に旦那の姿はなく、彼女は女手ひとつで娘を育てていたようです。 清掃員やレジ打ちをしながら、夜は自身の身体を売る苦しい生活。借金を返しながらつつましく過ごしていたのですが、ある日目を背けたくなるような途轍もない不幸に襲われてしまいます。
アクさらの死因とは?娘との悲しい過去
貧しいながらも、娘と一緒に仲睦まじく暮らしていた生前のアクさら。しかし、彼女の家に借金取りと思しき男たちが現れ、いきなり娘をさらってしまいます。アクさらは必死に抵抗しますが、髪を掴んで引き回されたうえ、顔面を蹴られボロボロの状態に。 それでも彼女は諦めず、雨のなか娘を探し続けました。ですがその努力も虚しく、結局娘は見つからないまま。絶望した彼女は、マンションの屋上らしき場所へ向かいます。そこで娘からかけられた「お母さんよしよし。いつもありがとう」という言葉を思い出しながら、投身自殺してしまうのでした。
【考察】アクさらの娘はどうなった?
死亡している?臓器売買の可能性
アクさらの娘がどうなったのかは明確になっていません。ただ、借金のカタとして連れていかれたため、真っ当な人生は送っていないものと思われます。 場合によってはお金を生むために、臓器売買や人身売買などの対象になった可能性もありそうな予感……。残念ですが、すでに死んでいてもおかしくないでしょう。
生存説
もちろん、アクさらの娘が生存している可能性もあります。ですが仮に生きていたとしても、幸せな生活を送れているとは思えません。借金返済のために生かされているのだとしたら、かつてのアクさらのように身体を売って生活している場合もありそうです。 あるいは、誰かの手引きで逃走したというラッキーな展開もあり得るかもしれません。一部ファンのあいだでは生存説を強く支持する声もあり、「いつか成長した姿で再登場して欲しい」という意見があがっています。
アクさらがアイラを追うのはなぜ?娘なのか
アクさらはアイラの母を自称していますが、血の繋がった親子ではありません。過去に起きたとある出来事がきっかけで、アクさらはアイラが自分の娘だと勘違いしてしまったのです。 さかのぼること数年前、母を亡くしたばかりの幼いアイラは、街中で見かけたアクさらに「おかあさん」と話しかけてしまいます。このとき、アクさらはただの幽霊として街をさまよっており、自分が何者なのかも曖昧なようでした。 しかし、アイラに声をかけられたことで、「私はアイラのお母さんなんだ」と思い込むことに。これをきっかけに、アクさらは現在のような化物じみた姿に変化。アイラを守るため、彼女につきまとい続ける日々が始まったのです。
【最後】アクさらは成仏できたのか?ラストを解説
アクさらは「娘と一生一緒にいる」という目的を果たすため、なんとアイラを食べてしまいます。その後、オカルンやモモの活躍によりアクさらは撃破されたのですが、アイラはすでに意識を喪失。心肺停止の危険な状態に陥っていたのです。 このままアイラは死んでしまうのか……と思われたその時、改心したアクさらが「アイラを助けるために自身のオーラを分け与える」と提案してきます。モモはその意見を受け入れ、自身の超能力でアクさらとアイラのオーラを接続。 これによりアイラの命は救われたのですが、代わりにアクさらが死ぬことに。灰のように崩れながら、「ごめんなさいアイラ」と涙するアクさら。アイラは「お母さん愛してる」と語りかけ、彼女を強く抱き締めます。アクさらはアイラの腕のなかで、娘との日々を思い出しながら成仏していくのでした。
元ネタはオカルト掲示板!都市伝説を解説

アクロバティックさらさらの元ネタは、オカルト掲示板に書き込まれたとある都市伝説です。 2008年あたりから福島県を中心に、「赤い服」「大柄」「アクロバティックな動き」が特徴的な恐ろしい女性の目撃情報が相次ぎます。この怪異が掲示板で拡散され、「悪皿(アクサラ)」という名で全国へ広まることに。これがモデルとなり、『ダンダダン』のアクさらが誕生したものと思われます。 ちなみに、都市伝説版のアクサラには「人をしつこく追いかける」という、執念深さを表わすエピソードが存在。ダンダダン版のアクさらが持つ「アイラへの執着」は、この要素がベースに生まれた設定と推測できます。
【声優】アクロバティックさらさらを演じるのは井上喜久子

アニメ版『ダンダダン』でアクさらの声を担当したのは井上喜久子です。1988年から活動をスタートさせたベテラン声優で、『ああっ女神さまっ』のベルダンディーや『盾の勇者の成り上がり』のミレリアなど、数多くの人気キャラを演じてきました。 演技力の高さに定評があり、生前のアクさらを描いたシーンでは、視聴者を震わせる圧倒的演技を披露。娘をさらわれる母の悲痛な声を見事に表現し、多くのアニメファンを唸らせました。
『ダンダダン』アクさらの過去が悲しすぎる!娘とアイラを重ねていた
初登場時にはまったく予想できなかった、何とも悲痛な過去を抱えていたアクさら。 生前の彼女を描いたエピソードは、涙なしには見れない本作屈指の感動回になっています。アクさらの再登場はおそらくないと思われますが、成長した娘が作中に登場するかもしれません。娘の再登場に期待しながら、最新展開をチェックしていきましょう!