漫画『カグラバチ』最新話まで全巻全話ネタバレあらすじ＆感想！注目のアニメ化情報も紹介

迫力満点のアクションシーンで話題となり、漫画ファンから高評価を受けている『カグラバチ』。 この記事では本作の最新話までのあらすじをネタバレありで徹底解説！手に汗握るバトルの展開や、魅力あふれるキャラたちの関係性をしっかりと紹介し、本作が持つ唯一無二の魅力をあますことなくお伝えしてきます。

六平国重(ろくひらくにしげ)が打った妖刀六工は先の戦争で勝利に貢献します。息子の千鉱(ちひろ)も父のような刀匠を目指していましたが、ある日突然、父は殺され妖刀も奪われることに。チヒロは遺された妖刀「淵天(えんてん)」を手に、復讐の旅に出ます。

妖刀を作ることが出来る唯一の刀匠・六平国重。その息子チヒロも刀匠を目指していましたが、妖刀を狙った一団に襲われ父を亡くすことに……。彼らを襲ったのは妖術師集団「毘灼(ひしゃく)」。チヒロはこの襲撃以来、父の遺した刀を手に復讐の旅を続けることになります。 そんななか彼は妖刀らしきものを見た少女シャルと遭遇。彼女はどんな傷を負っても再生する鏡凪(きょうなぎ)一族の生き残りで、裏社会で多大な影響力を持つ双城厳一(そうじょうげんいち)という武器商人に狙われていました。 チヒロは父の友人である柴登吾(しばとうご)と協力しながら、妖刀の回収及び毘灼の情報収集を目指し動き始めます。

チヒロの前に突如現れた双城。彼は妖刀「刳雲(くれぐも)」を使い、容赦ない攻撃を仕掛けてきます。チヒロは妖刀「淵天(えんてん)」で応戦するものの、その隙にシャルがさらわれることに。双城は最初からシャルが目的でチヒロに近付き、注意をそらすために戦いを仕掛けていたのです。 ボロボロになったチヒロは治療を受けたのち、国に仕える妖術師集団「神奈備(かむなび)」とともにシャル奪還に臨みます。神奈備の精鋭メンバーたちは協力しながら双城と激戦を展開。チヒロはその隙にシャルのもとへ向かい、何とか救出することに成功します……が。 彼の前に精鋭部隊を撃破した双城が現れます。ここで再び、彼らの死闘の幕が上がるのでした。 ついに開幕したチヒロと双城の激闘。目まぐるしい攻防のなかで、彼らは互いに片腕を失う大ダメージを負ってしまいます。そんななかチヒロの決死の一撃が決まり、刳雲は折れ双城は最期を迎えることに。

3巻からはまた新展開に。チヒロは妖刀を2本所持する人物として、神奈備からマークされ始めてしまいます。同時に、妖刀「真打」が闇オークション「楽座市」に出されるという情報を得たチヒロたちは、競売にかけられる前の奪還を狙う作戦に。 チヒロは偶然にも、楽座市を管理する一家の息子・漣伯理(さざなみはくり)を助けることに。妖術に優れた一族の出身ながら、妖術は全く使えない伯理が仲間となりました。 すでに一族から追放されている伯理の情報によって、チヒロ一行は漣本家へ乗り込みます。そこでなんと、妖刀「淵天」は漣家にわたってしまい……。 一方で神奈備には最高戦力といわれる香刈緋雪(かがりひゆき)が投入されます。

楽座市当日。チヒロたちは妖刀を奪取すべく乗り込みます。 4巻の見どころは伯理の覚醒です。伯理は優秀な兄・宗也(そうや)、弟・天理(てんり)から無能と蔑まれ、ときには歪んだ愛情として暴力をぶつけられてきました。 そんな伯理が宗也との一騎打ちで覚醒。彼は漣家相伝の妖術「威葬」にくわえ、初代当主のみが使えた「蔵」も有する天才だったのです。自身の力に目覚めた伯理は宗也を撃破し、チヒロとともに父・京羅(きょうら)の「蔵」へと向かいます。 ほかにも柴が規格外の強さを見せ、緋雪が女性だと判明し、毘灼の頭領を名乗る幽(ゆら)が楽座市で何らかの裏工作をして暗躍していることも描かれました。

淵天を奪還したチヒロと、伯理との即席コンビは京羅を追い詰めていきます。京羅は自らの使命をまっとうするため、真打「勾罪(まがつみ)」の封印を解き、異様な力を発揮。 チヒロや加勢にきた緋雪も圧倒しますが、次第に妖刀に侵食されていく京羅。しかし最期は侵食を退け、家族への後悔の念を抱きながら死亡します。 妖刀2本は取り返したものの、真打ちは再封印のため神奈備で管理されることに。そこでチヒロたちは自らも神奈備へ入る決断をします。 すると、今度は毘灼が妖刀契約者を匿っている国獄温泉を襲撃する事件が発生。チヒロと伯理は襲撃から逃れた契約者との合流を命じられます。

チヒロと伯理は国獄温泉から脱出した漆羽洋児(うるはようじ)と合流し、護衛の任務につきます。この任務を成功させてチヒロたちは神奈備からの信頼を得たいところ。漆羽は妖刀「酌揺(くめゆり)」の契約者で、チヒロの亡き父・国重のことをヤバい人レベルで敬愛しています。 合流したところで、毘灼の襲撃を受ける一行。妖術「血鶴」を使う昼彦(ひるひこ)という毘灼の一員と対峙します。この昼彦もどこか狂っている人物で、チヒロに対し人殺し仲間だと言うなど強烈です。 チヒロが昼彦の足止めをしている間、漆羽と伯理は漆羽の剣の師であり妖刀「飛宗(とびむね)」の契約者である座村清市(さむらせいいち)のもとへ向かい合流しました。

妖刀を手にした座村は刺客を一掃。強さを見せつけます。ところが座村は裏切り者でした。彼は妖刀契約者たちを全員殺し、最終的には毘灼の壊滅も目論んでいる様子。その裏には、真打の所有者・剣聖絡みの「ある事件」が関係しているようです。 漆羽とチヒロは座村に斬られて死亡してしまいます。しかしチヒロは2日後に復活し、神奈備の忍「巻墨(ますみ)」と、座村の娘・イヲリの保護のため京都へ。毘灼からも久々李(くぐり)と斗斗(とと)が動いています。 イヲリは父が依頼して、父に関する記憶が封印されていました。チヒロたちは間一髪イヲリを回収。チヒロは弱さを克服するため、この戦いで妖刀を抜かないことを決めます。

毘灼をまいた一行は結界内の「京都殺戮ホテル」で休息。チヒロは「居合白禊流(いあいびゃっけいりゅう)」会得を目指します。 一方でイヲリは記憶を一部取り戻し、再封印の準備が進行中。そんななか昼彦がホテルへ奇襲をかけてきて、チヒロと昼彦の再戦が実現します。 戦いのなかイヲリは友人をかばったことで記憶の封印が完全に解け、同時に幼い頃から研鑽を積んだ居合白禊流にも覚醒し、敵を倒すのでした。それを見たチヒロも居合白禊流を会得し、昼彦を倒します。 回想シーンでは斉定戦争の真実として、乱心した剣聖と妖刀が暴走し小国の国民20万人を殺戮したことが語られました。 ホテルではチヒロが淵天を抜き、昼彦が漆羽から奪った酌揺を抜き、そこに座村が飛宗(とびむね)を携えて登場。圧倒的な強さの座村によって昼彦は退場します。 一方東京では、毘灼が神奈備本部を強襲し真打を奪おうと動き出していました。

六平千鉱(ろくひらちひろ)は本作の主人公。彼の復讐から物語が始まります。父が戦後に打った7本目の妖刀「淵天」の契約者です。 無表情で無愛想ですが、意外と面倒見もよく生活力もあります。基本的には冷静で論理的ですが、復讐に関連する事柄に対しては激情に飲まれることも。 もともと刀匠を目指していたので戦闘経験は皆無でしたが、持ち前の鋭い観察眼をいかし、復讐を原動力に短期間で力をつけていきます。

六平国重(ろくひらくにしげ)はチヒロの父親で、唯一妖刀を打てるただ1人の刀匠でした。彼の作った6本の妖刀の存在が戦争を終わらせたため、彼は英雄と呼ばれます。本編開始の3年前に毘灼の襲撃により死亡しました。

柴登吾(しばとうご)は瞬間移動の妖術を使うチヒロの相棒です。もともと国重の親友で、その息子であるチヒロのことも気にかけています。関西弁でノリがいい一方で、どうやらトップクラスの妖術師のよう。まだまだ謎の多い人物です。

漣伯理(いざなぎはくり)は「楽座市編」で仲間になった漣家の次男。素直でお人好しな人物です。妖術に優れた家系の出身ながら妖術が使えなかったため、当初は落ちこぼれのレッテルを貼られていました。戦いの中で妖術「威葬」と「蔵」を覚醒し、実は天才であったことが判明します。 楽座市崩壊後もチヒロと行動をともにしており、チヒロといっしょに神奈備へ。初登場時からは想像もできないほど頼れる仲間として活躍しています。

本作の魅力は妖刀や妖術のド派手な技が行き交う、迫力満点のバトルシーンにあります。力強い筆致とスタイリッシュな構図で描かれるバトルは唯一無二。見ているだけで胸が高鳴ってしまうはず。 さらにその戦いのベースとなるストーリーはスリル満点。時折飛び出す少々グロテスクな描写もいいスパイスになっており、ページをめくる手が止められなくなってしまいます。目を奪われるダイナミックな作品を楽しみたい！そんな方には特にオススメの作品です。 「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて1位獲得。さらに2025年「小学館漫画賞」の最終候補にも選出されました。

『カグラバチ』のアニメ化は公式からは発表されていませんが、サイバーエージェントと松竹との共同で制作されるというリーク記事が出ています。まだ正式発表がないことを考えると、はやくても2027年ごろの放送になるのではないでしょうか。

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