ドラマ『振り返れば奴がいる』出演キャストの現在の活躍は？30年前の名作を振り返ろう

1993年1月期にフジテレビで放送されたドラマ『振り返れば奴がいる』。織田裕二と石黒賢がW主演を務め、脚本はこの作品がドラマデビューとなった三谷幸喜が担当しています。令和になってからも再放送されるなど、後世に語り継がれる名作ドラマです。 この記事では『振り返れば奴がいる』出演キャストの現在について、詳しく解説していきます！

本作の主人公・司馬江太郎を演じたのは、織田裕二です。司馬は20代後半という若さで天才的な技術を持つ外科医。以前は明るく前向きな医師でしたが、中川の手術ミスを肩代わりしてから人格が変化してしまいました。 演じた織田は、これまで数々の名作の主演を務めてきました。特に1990年代は本作や『踊る大捜査線』シリーズ、『東京ラブストーリー』(1991年)などで主演を務め、2024年現在もなお俳優として大活躍中です。

本作で織田とともに主演を務め、石川玄役を演じたのは石黒賢です。石川は非人道的な司馬のやり方を認められず、司馬を追い出すことに必死になる外科医。手術の速度は遅いものの、腕は司馬も認めるほどの一流です。 当初この石川役は、俳優の野村宏伸にオファーをしたそう。しかし野村が断ったため、石黒が起用されました。石黒は90年代から2024年まで多数のドラマに出演しており、『記憶捜査』シリーズなどミステリーや刑事ドラマなどに引っ張りだこの俳優です。

麻酔科医の大槻沢子役を演じたのは、千堂あきほです。司馬とは過去に5年間交際し、ほぼ婚約していた状態。しかし司馬と別れてからも、司馬の1番の理解者であり寄り添うことも。 演じた千堂は、1980年代、90年代を中心に歌手、女優として活躍。主演の織田とは、『東京ラブストーリー』(1991年)でも共演しました。結婚後に2人の子供に恵まれ、2011年2月からは札幌に拠点を移し、活動を続けています。

研修医・峰春美役を演じたのは、松下由樹です。石川の赴任1週間前に天真楼病院に赴任してきた研修医で、優秀な石川に頼るように。徐々に石川に対し、好意を抱き始めます。 演じた松下は、1996年から放送がスタートした『ナースのお仕事』シリーズなどでも活躍。2024年現在もドラマ出演は止まることなく、「警視庁ゼロ係」シリーズなど、医療ドラマから刑事ドラマなど幅広いジャンルの作品に出演を続けています。

天真楼病院の主任医師・平賀友一を演じたのは、西村雅彦です。医師としては優秀ですが、司馬と石川の対立の煽りを食う形で副主任に降格させられてしまいます。さらに司馬によって収賄の罪を被せられ、病院を解雇されることに。 演じた西村は、『古畑任三郎』シリーズで強烈なキャラクターを演じ大人気に。『やまとなでしこ』(2000年)や『真田丸』(2016年)など話題作にも出演し、2017年には「西村まさ彦」に改名しました。

天真楼病院の外科部長・中川淳一を演じたのは、鹿賀丈史です。天才外科医の中川ですが、過去の心臓手術中のミスが原因で手が震えるようになり、手術ミスを司馬に押し付けます。そのため司馬の肩を持つことが多くなり……。 演じた鹿賀は、1970年代に劇団四季で活躍。1980年に退団後は舞台、ドラマ、映画と多方面で活躍し、1990年には大河ドラマ『翔ぶが如く』で主演を務めました。司会者としても有名で、「料理の鉄人」や「タイムショック21」などの司会も担当しています。

『振り返れば奴がいる』はドラマの内容はもちろん、キャスト陣がものすごく豪華です。しかもキャスト陣全員が俳優として活躍を続けており、素晴らしい俳優陣によって作られた作品であることを改めて痛感しますね。 ぜひキャスト陣の若かりし頃の素晴らしい演技を、この作品でチェックしてみてください！