ドラマ『透明なわたしたち』最新話までネタバレあらすじ解説!なぜ凶悪犯は生まれたのか?
2024年9月16日より、ABEMAでドラマ『透明なわたしたち』が配信されています。主演を務めるのは福原遥。福原は本作で、ABEMAオリジナルドラマ初主演を飾ります! この記事ではドラマ『透明なわたしたち』のあらすじ・ネタバレについて詳しく解説していきます。 本記事にはストーリーのネタバレが含まれるため、未視聴の人は注意してください。
『透明なわたしたち』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
作品概要
『透明なわたしたち』は、2024年9月よりABEMAで配信開始されたドラマ。主演は女優の福原遥です。 監督は松本優作、脚本は監督の松本だけでなく、八代理沙、八瀬ねねも執筆に加わっています。プロデューサーは、映画監督として『余命10年』(2022年)などを手掛けた藤井道人が務めます。
あらすじ
ドラマの舞台は東京と富山。20代の若者たちが抱えている感情や状況について、高校時代に遡りながら描かれたヒューマンサスペンスドラマです。 出版社で週刊誌記者として芸能ゴシップを担当する中川碧(福原遥)は、2024年に渋谷で起こった無差別刺傷事件の報道に目を奪われます。この事件の犯人が、高校の同級生ではないかと気付いた碧。事件取材への参加の許可を取り、碧は事件を追うことにしました。 碧は早速、疎遠になっていたかつての同級生と再会。高校時代、文化祭の日に起きたある事件を振り返りながら事件の真相に迫っていき……。
『透明なわたしたち』ネタバレ1話
夢だった新聞記者になれず週刊誌ライターをしている碧(福原遥)は、高校の同級生・洋介(倉悠貴)のイベントに風花(小野花梨)、風花の夫・光一(和田正人)と参加します。 碧はキラキラと輝く洋介や、女優を目指している同級生・梨沙(武田玲奈)のことが羨ましいと感じていました。芸能人のゴシップを追いながら、やりきれなさを感じる碧。 風花は富山県で光一と共に伝統工芸品を売り歩き、子育てに奮闘中。そんな風花は、仕事を頑張る碧や梨沙、洋介のことを羨ましく思っています。 梨沙は芸能活動をしているものの、インスタに嘘のキラキラな姿を投稿し続けています。ライターという夢を叶えた碧のインスタ投稿を見て、疎ましさを感じていた梨沙。 高校時代、碧は新聞部で活動していました。部活の先輩・一ノ瀬(金子大地)に想いを寄せていた碧。そんな碧はある日のお祭りで風花、梨沙、喜多野(伊藤健太郎)、洋介たちと仲を深めます。梨沙は喜多野、風花は洋介、洋介は梨沙にそれぞれ片思いしているようで……。 そして現在、渋谷のスクランブル交差点で無差別殺傷事件が発生。すぐに犯人は、警察に取り押さえられたのでした。
『透明なわたしたち』ネタバレ2話
捕まった犯人の顔は白塗りで、「八咫烏(やたがらす)」のペイントをしていました。ニュースを見た碧は、2016年の文化祭のDVDを見返します。 この八咫烏のペイントは、碧が高校3年生の時の文化祭で、ダンス部の男子がパフォーマンスをする際にしていたペイントと同じ。碧はダンス部の誰かが事件に関わっているのではないかと嫌な予感を感じます。そこで上司に掛け合い、ライターとしてこの事件を追うことになったのでした。 碧は事件の記者会見の場で、かつて好きだった一ノ瀬と再会。一ノ瀬は東央新聞本社勤務の記者として立派に働いており、碧は名刺を渡せずにいて……。 碧は話を聞くため、梨沙に会いに行きます。梨沙はこの時、インスタが全て嘘の投稿だと明かしました。碧も今はゴシップ記者であることを告白。そして碧は、事件の犯人が喜多野ではないかと疑っていると梨沙に告げたのです。この時2人は、高校時代のある事件を思い出し……。 その頃SNSでは、無差別殺傷事件の犯人が洋介ではないかと噂されるように。誰かが高校時代の八咫烏の画像と、洋介の写真をアップしていたのです。一気に噂は拡散され、碧は言葉を失ったのでした。
『透明なわたしたち』ネタバレ3話
高校時代、碧、風花、梨沙の3人は高校の部室が燃えている現場に遭遇。風花が動画を撮影していたため、碧はこの火災を題材に高校最後の新聞を作ろうと意気込みます。 取材や動画の検証から、碧たちは犯人が喜多野ではないかと突き止めます。この時梨沙は、喜多野と付き合っていました。喜多野は梨沙が自分を疑っていると分かり、2人には距離ができ始め……。 洋介と喜多野にも、溝が生まれ始めていました。碧は喜多野が犯人だと思い、放火事件を記事にすることに。碧は喜多野が犯人と決めつけるものではなく、火災は放火事件だということを伝えたかったのでした。 しかし記事が学校に貼られ、喜多野は犯人扱いされてしまいます。そのまま高校を卒業した碧たち。そして現在。碧は渋谷の事件の犯人が喜多野でも洋介でも、再び記事を書くことを決意します。 実は洋介が犯人だとSNSで拡散したのは、風花でした。それを知らず、風花のSNSにDMを送る碧。風花はやりとりの中、「お金目当てではない。田舎の一般人だからって下に見てるんじゃないですか?」と送ってしまったのでした。 その後警察に逮捕されたのは、なんと碧たちのクラスメイト・尾関健(林裕太)と判明し……!
『透明なわたしたち』ネタバレ4話
尾関が逮捕され、風花のSNSには誹謗中傷のコメントが溢れます。碧の記事はバズり、上司にも高く評価されました。 高校時代、碧たちはよく尾関の実家の喫茶店で集まっていました。地元にマスコミが押しかける中、碧は久しぶりに高校を訪ねます。その夜、同窓会に参加した碧。風花は参加しましたが、梨沙や喜多野の姿はありませんでした。 洋介は遅れて同窓会に登場。洋介は、この中に自分が犯人だと拡散した「トモダチ」がいるのではないかと睨みます。するとその時、洋介のSNSに以前体の関係を持った女が未成年だとDMが届き……。その女と連絡が取れず、洋介は焦ります。 風花はトモダチとして、「私の取材はもういいんですか?」と碧に連絡。碧はその連絡を無視してしまいます。その後碧は同窓会で取材したことを記事にしますが、上司に「世間に求められてる記事ではない」と一蹴されてしまいました。 碧は「梨沙と一緒に」という条件の元、洋介を取材することに。洋介はあの火事以降、喜多野が自分を恨んでいると憔悴していました。高校時代の火事の犯人は、洋介。部室で喜多野と洋介が飲んでいた時梨沙のことで口論となり、洋介は煙草の火をそのままにして逃げ出したのでした。 真実を知った碧は、とんでもないことをしてしまったと自分を責めます。その時碧の元に、事件前に尾関に会ったという少女が訪ねてきて……。
『透明なわたしたち』ネタバレ5話
碧の前に突如現れた少女・サクラ(菊地姫奈)。サクラはトー横キッズの1人で、以前大久保公園前で尾関に会った後碧の記事を読み、「事件前に尾関に会った」と碧の元を訪ねてきたのでした。 当時サクラと尾関は孤独を語り合い、尾関にダンス部のメイクをし夜の街を共に歩きました。その後渋谷事件が起こり、サクラは碧に「尾関の本当の姿を伝えてほしい」と頼んだのです。 そんな時、以前碧が不倫ゴシップを暴いたモデルが自殺未遂をしたと分かり、碧はショックを受けます。碧は酔った勢いで一ノ瀬に「昔から好きだった」と告白し、2人は一夜を共にしたのでした。 碧は地元の富山に帰り、夫と喧嘩したという風花に会います。碧と風花は、お互いの姿を羨ましいと感じていたことをそれぞれ告白。そして現実を語り、お互いの抱えているものの厳しさを認識し合ったのです。 さらに風花は、自分が「トモダチ」だと正体を明かします。驚く碧ですが、自分も高校時代に部室放火の新聞記事を黙って貼りだしたことを告白。碧は風花のおかげで、もう一度記者としてやり直すことを決意します。 一方闇バイト漬けの喜多野は強盗中に殺人を命じられますが、逃げ出すことに成功。渋谷の人ごみの中で自殺を図ろうとした時に、梨沙に助けられ……。
『透明なわたしたち』ネタバレ6話(最終回)
高校時代、尾関は碧に秘かな想いを抱えていました。高校卒業後に母親を亡くし、孤独な日々を送る尾関。そんな時に街中でユリの自殺を目撃し、サクラとの出会いを経て命を絶つ決意を固めます。しかしユリの死を軽視する若者を見つけ、尾関は怒りから若者3人を刺してしまい……。 碧は留置所で、尾関と面会。部室放火事件の時、尾関は高木が投げ捨てた煙草で部室が燃えていることに気づきながら何もしなかったことを告白します。尾関は碧に「お前には俺が見えるか」と自分の存在意義を確認したのでした。 梨沙は自宅に喜多野を匿い、高木と喜多野を再会させます。高木は自分が部室の火事の原因であることを認め、2人は分かち合いました。そして高木は未成年売春問題の責任を取って会社を去ると決め、喜多野も自首を決意します。 碧は自分の過ちに後悔を感じながら、報道に専念し尾関の真相を記事にすることを決意。彼氏にも別れを告げ、記者としての新たな一歩を踏み出します。そして高木と共に、釈放された喜多野を迎えに行きました。 久しぶりに5人は、尾崎の実家の喫茶店で集まります。写真を撮り、尾関に「待っている」とメッセージを送る碧。碧が書いた尾関の記事には「透明な存在だった尾関が、自分の存在を示すために事件を起こした」と書かれていて……。 獄中で記事を読んだ尾関は、涙を流していたのでした。
『透明なわたしたち』登場人物・キャスト
中川碧役/福原遥
東京の「三つ葉出版社」で芸能ゴシップを担当する記者・中川碧(なかがわ・あおい)を演じるのは、福原遥です。碧は新聞記者になるのが夢で、高校時代は新聞部で活動していました。しかし夢は叶わず、ゴシップを追いながらモヤモヤした思いを抱えています。 演じる福原は、ABEMAオリジナルドラマ初主演を飾ります。
齋藤風花役/小野花梨
地元の富山に戻って結婚、夫の仕事を手伝いながら子育て中の主婦・齋藤風花(さいとう・ふうか)を演じるのは、小野花梨です。風花は碧の高校の同級生。卒業後に映像制作会社で働いたものの、夢破れ地元に戻りました。夫と子供に囲まれながらも、義母との関係は微妙な様子。 演じる小野は子役時代から活動し、2006年のドラマ『嫌われ松子の一生』で役者デビューを飾っています。
喜多野雄太役/伊藤健太郎
現在渋谷で闇バイトに手を染めている喜多野雄太(きたの・ゆうた)を演じるのは、伊藤健太郎です。喜多野はダンス部で活動し明るい高校生でした。しかし火事の犯人として疑われ、友達から距離を置いたまま卒業してしまいます。 演じる伊藤は2020年にバイクとの衝突事故で逮捕され、2021年に活動を再開。2024年9月には所属事務所を退所し、俳優として新たなスタートを切っています。
『透明なわたしたち』最新話までネタバレ解説しました!最終回にも期待
配信後から若者を中心に大きな反響が上がっている『透明なわたしたち』。Netflixで世界配信も決定し、ますます注目度が高まること間違いなしです。 最終回はいったいどうなってしまうのでしょうか。続きに期待です!