2024年2月18日更新

『地面師たち』あらすじ・ネタバレを結末まで!綾野剛&豊川悦司のW主演でNetflixにて実写化

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新庄耕が実在の事件を題材に執筆した小説『地面師たち』が、綾野剛&豊川悦司のW主演でNetflixオリジナルシリーズとして2024年に実写ドラマ化されます。土地の所有者になりすまして不動産を販売し巨額の金を儲ける不動産詐欺師を描くクライム・サスペンスです。 本記事では、ドラマ『地面師たち』のあらすじや原作ネタバレ、ドラマ情報などについて紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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『地面師たち』のあらすじ

暗い過去を持つ辻本拓海は、大物地面師・ハリソン山中がボスとなっている詐欺グループで不動産詐欺を行っています。彼らは泉岳寺駅至近にある市場価格100億円の土地に狙いをつけ、土地所有者の「なりすまし役」を手配して詐欺の用意を進めていました。 一見すると物腰柔らかく上品な紳士であるハリソン山中ですが、その本性は、不要になった者は自らの手を汚すことなく消し去る悪魔のような人間です。 一方、刑事の辰は、かつて逮捕したものの不起訴に終わってしまったハリソン中山を独自に追い続けていました。地道な捜査の末に詐欺グループメンバーの辻本拓海の存在を突き止めます。 地面師たちが仕掛ける大胆で綱渡りな取引と心理戦の行方、そして地面師の世界に足を踏み入れた拓海の過去の真実と、彼らを待ち受ける結末とは……。

「地面師」とは?

地面師とは、土地の所有者になりすましてターゲットに購入させて代金を騙し取る詐欺師のことです。 例えば、「土地A」の所有者であると名乗る人物が住宅メーカーに「土地A」の所有権を売り、代金を振り込ませます。ところが実際には「土地A」の所有権は本当の所有者にあり、騙された住宅メーカーは代金を振り込んだにもかかわらず所有権を得ることができません。 原作小説『地面師たち』は、2017年に実際に発生した「積水ハウス地面師詐欺事件」を題材に書かれています。この事件では、大手住宅メーカーの「積水ハウス」が地面師グループに土地の購入代金として55億5千万円を騙し取られました。

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『地面師たち』原作のネタバレを結末まで

【起】大物地面師・ハリソン山中との出会い

辻本拓海はかつて父・正海の放火によって妻子を亡くしていました。医療機器を扱う会社を経営していた正海は、医師になりすました詐欺師に騙されて多額の借金を抱え、「家族を楽にしてやろう」と自身の妻や息子である拓海、拓海の妻子が同居していた家に火を放ったのです。 拓海は現在、辛い現実に押しつぶされそうになりながらもなんとかデリヘルのドライバーの仕事をして生活していました。服役中の正海とは一度の面会すらしていません。 そんな中、客としてデリヘルを利用したハリソン山中と出会います。そして大物地面師であるハリソン山中の元で、不動産詐欺の片棒を担ぐようになったのでした。

【承】市場価値100億円の土地!地面師たちvs不動産会社の綱渡りの取引

「市場価格100億円」の広大な土地をエサに、完璧な詐欺を計画するハリソン山中と仲間たち。地面師グループは拓海に加え、元司法書士の後藤、土地の情報を集める竹下、土地所有者になりすます役を手配する麗子の5人で構成されています。 不動産会社「石洋ハウス」の常務・青柳がエサに食い付きました。地面師たちは土地の本当の所有者・川井菜摘に旅行させるよう仕向け、麗子がなりすまし役の女性を用意します。 土壇場で女性がなりすまし役を降りると言い出したため、麗子が川井菜摘になりすまして石洋ハウスとの取引に挑むことになりました。川井は尼僧であるため、麗子はスキンヘッドにして尼僧に扮します。

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【転】取引の行方と、拓海の過去に関するまさかの事実

青柳は次期社長を狙っていますが、プロジェクトのための土地が用意できず立場が危うい状況でした。つまり彼は、土地をなんとしても用意する必要がありました。 用意周到な準備と心理戦により、青柳に100億円を振り込ませることに成功した地面師たち。騙された青柳は社長候補から退くどころか会社にいることすらできなくなってしまいました。 石洋ハウスとの取引の途中、ハリソン山中を独自に追っている刑事・辰に接触された拓海は、彼から驚愕の事実を聞きます。それは、かつて父親を騙したのがハリソン山中と仲間たちであったというものでした。拓海は、自分の家族を壊した張本人たちと仕事をしていたのです。

【結】拓海、辰、ハリソン。それぞれの思惑の先に待ち受けていた結末は……。

石洋ハウスとの取引が成功した後、拓海はハリソン山中を呼び出し、隠し持っていた刃物で襲いかかります。しかしハリソン山中は防刃チョッキを身につけており無傷でした。 逆に携帯電話型の拳銃で拓海を撃ち、逃走してしまいます。辰が追いかけますが、捕まえることはできませんでした。 拓海は腹を撃たれたものの、一命を取り留めました。一方、ハリソン山中は海外へ逃亡してシンガポールに潜伏していました。 資産を持つ裕福層に都合の良い法律の抜け穴が存在するシンガポールには、裕福な日本人が多く住んでいます。そして、ある資産家の男に目をつけたハリソン山中は、無垢な笑顔で彼に近づくのでした。

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『地面師たち』の登場人物の相関図

『地面師たち』相関図

Netflixで実写化決定!主演は綾野剛と豊川悦司

2024年にNetflixで世界独占配信される実写ドラマでは、「新宿スワン」シリーズ主演の綾野剛と『Love Letter』(1995年)の豊川悦司がW主演を務めます。 綾野剛は地面師詐欺の道に足を踏み入れる辻本拓海役。若くして暗い過去を持ち、被害者から加害者になる拓海は、複雑ながら視聴者が共感してしまうキャラクターです。 一方、豊川悦司は大物地面師のハリソン山中役を演じます。ハリソン山中は知的でジェントルマンですが、裏の顔は恐ろしい怪物のようなキャラクター。 緊張感のある詐欺取引の描写はさることながら、日本が誇る実力派俳優たちがそれぞれのキャラクターをどのように演じるのかという点も注目ポイントです。

監督と脚本を担当するのは「エルピス」の大根仁

ドラマ『地面師たち』の脚本・監督を手がけるのは、長澤まさみ主演のドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(2022年)で演出を手がけた大根仁。映画&ドラマ『モテキ』やドラマ『まほろ駅前番外地』、映画『バクマン。』など数々のヒット作で監督・脚本を手がけてきました。 原作小説『地面師たち』の映像化を熱望したという大根仁は、イベント「Next on Netflix 2024」では「だまされる側の内面にも興味があり、そこはあまり原作には描かれていませんが、自分なりにリサーチして、だます側、だまされる側、それを追う警察側の視点を脚本として落とすときに一番意識しました」などとコメントしました。

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『地面師たち』原作のあらすじ・ネタバレを結末まで解説

綾野剛&豊川悦司のW主演によるNetflixドラマ『地面師たち』は、巨額を儲ける地面師グループによる詐欺を描くクライム・サスペンス。2024年配信開始です。 本記事で原作のあらすじ・ネタバレをチェックして興味を持った方は、ぜひ実写ドラマも楽しみに待ちましょう!