【ネタバレ】韓国ドラマ『照明店の客人たち』の全話あらすじ・キャスト解説!ディズニープラスで独占配信中
ディズニープラスで独占配信の韓国ドラマ『照明店の客人たち』。見事な伏線回収と、独特の世界観が話題を呼び、配信開始12日目にはすでに「2024年ディズニープラスで最も視聴された韓国ドラマ」となりました。 本記事ではそんな『照明店の客人たち』について全8話のあらすじをネタバレありで解説します。
【ネタバレなし】韓国ドラマ『照明店の客人たち』作品概要・あらすじ
暗く不気味な路地に、ただ一軒だけ灯りをともす照明店。この店で長い間オーナーを務めるウォニョン(チュ・ジフン)は、今日も変わらずやってくる客人たちに問いかけます。「ご用件は?」と……。 一方、看護師としてICUで働くヨンジ(パク・ボヨン)は、霊安室の場所を尋ねてくる不思議な男性を目にしました。しかし患者の対応に追われている間に、その男性は姿を消します。 そんな中、毎日バス停に座っている女性のことが気になり、声をかけるヒョンミン(オム・テグ)。すると女性は「私を知っていますか?」と不可解な反応を示し……。
第1話のあらすじ・ネタバレ
ヒョンミンが降りるバス停の前に毎日座っている謎の女性。ある日ヒョンミンが声をかけると、女性は「私を知っていますか?」と言います。しかしヒョンミンには見覚えがありません。 一方看護師のヨンジは、今日もICUの担当として忙しい日々を送っていました。ヨンジが夜1人でモニターをチェックしていると、霊安室を探す見覚えのない男性が……。 ある夜、女子高校生ヒョンジュは幽霊が出ると噂の路地を通ることになります。その先にある照明店に行くためです。ヒョンジュは母に電球を買ってくるよう頼まれていたのでした。 暗い路地に不気味な人影を発見し、急いで照明店に駆け込むヒョンジュ。照明店のオーナー・ウォニョンはヒョンジュに言いました。「奇妙な人を見かけたら、徹底的に気づいていないふりをしろ。」と……。
第2話のあらすじ・ネタバレ
路地にある一軒家に引っ越した女性ソネ。その家には鍵のかかった「開かずの間」がありましたが、ソネは気にせず日常生活を送ります。しかしソネの周りに不気味な現象が起き始め……。 一方、男子高校生のジウンは暗い路地を通るのが怖く、毎日大きな声で歌いながら歩いていました。唯一明るい照明店が気になったジウンでしたが、毎回中には入らず、素通りする日々です。 ある雨の夜、ヒョンジュは赤いハイヒールを履いたずぶ濡れの女性と出会いました。見かねたヒョンジュは自分の傘を差しだしますが、突然女性の姿が化け物のように変化したのです。 必死に逃げたヒョンジュは照明店までたどり着き、ウォニョンに助けを求めました。ウォニョンがサングラスを取って女性を睨みつけると、女性は元の姿に戻り……。
第3話のあらすじ・ネタバレ
刑事のソンシクは、高速バスで逃げようとしていた放火犯を捕まえます。さらに翌日、孤独死した老人の現場を調査していたソンシク。老人の様子に違和感を覚えたソンシクは、直前に出前をしていた店のキム・サンフンが怪しいと目を付けました。 そして数日後、スクーターで女性を追うサンフンを発見し、彼に飛びかかるソンシク。しかし追われていた女性は、なんと例の放火事件で亡くなった人物でした。驚くソンシクに、サンフンは「目がいいですね。ここにいてはいけない女だ。」と言い……。 逃げたサンフンを追っていたソンシクは照明店に入ります。ウォニョンに「なぜここに?」と聞かれたソンシクは、自分が警察で男を探していることを説明しました。そして「明るいのはここだけだから」と続けるソンシク。するとウォニョンは、「いいえ、店のことではなく、なぜここに?」と意味深な問いかけをします。
第4話のあらすじ・ネタバレ
ある遺体を清め、口に綿をつめて死装束を着せる納棺師。遺体から「死にたくない」という声を聞いた納棺師は、「大丈夫。すぐに受け入れられますよ。」と優しく諭します。その遺体が入れられた冷蔵庫には、「チョン・ユヒ」という名前が……。 ヨンジが病院でエレベーターに乗っていると、全身ずぶぬれの男性が乗っていました。その男性がICUの重傷患者を気にかけているため、ヨンジは「回復するかは患者の意志次第。」と話します。すると男性は号泣し、エレベーターは水でいっぱいにーー。しかし気が付くと水も男性も消えていました。 その後ヨンジはアルコール依存症で何度も入院している男性に付き添い、自分が飲酒運転の車に轢かれ、ICUに入った過去を語ります。そして普通の人には見えないものが見えるようになったことも。 そんなヨンジが働くICUにはヒョンミンやソネ、刑事のソンシクなどがベッドに眠っており……。
第5話のあらすじ・ネタバレ
ある雨の夜、バスの運転手スンウォンは、バスの不具合に気づきながらも、点検する余裕がありませんでした。そんなバスに、恋人ジヨンの元へ向かうヒョンミン、同性カップルのソネとヘウォン、ヒョンジュと母のユヒ、男子高校生ジウンが乗り込みます。 そして橋の上でコントロール不能になったバスは、トラックにぶつかり、そのまま川に落ちてしまったのです。 彼らはヨンジのいるICUに搬送されました。残念ながら運転手のスンウォン、ユヒ、ヘウォンの3名は亡くなり、他の人々は一命を取り留めながらも昏睡状態に……。 耳の聞こえないジヨンとの交際に反対だったヒョンミンの母は、息子の携帯から「息子が死んだのはあなたのせいだ」というメールをジヨンに送ります。 それを読み、絶望したジヨン。そして実はヒョンミンがまだ生きていることを知らないジヨンは、「あなたの元へ行く」という返事を送り、首を吊りました。
第6話のあらすじ・ネタバレ
ジヨンの遺体を冷蔵庫に入れた納棺師は、助手に「三日葬を行うのは、未練のある故人に敬意を払い、最後の猶予を与えるため」と話します。 照明店のある世界で、毎日ヒョンミンが降りるバスの前に現れていた女性はジヨンでした。彼女はヒョンミンの命をつなぎ、死なせないために彼を守っていたのです。 しかしヒョンミンがなかなか自分のことを思い出さないため、ジヨンはどうすればいいのかわかりません。ICUに現れたジヨンを見たヨンジは、「あとは患者の意志次第だが、意志は1人だけのものじゃない」と言って励ますのでした。 一方、自分が普通の状態ではないことに気付いた刑事ソンシクは照明店を訪れます。そして「この場所は変だ。夜が終わらない。ここがどこなのか知りたい。」とウォニョンに尋ね……。
第7話のあらすじ・ネタバレ
昔、崩壊した建物の下敷きになったウォニョンと幼い娘。足をはさまれて動けない娘に飴を渡したウォニョンは、人を呼んでくると言ってその場を離れます。 誰もいない暗い路地を歩き、たどり着いた照明店。ウォニョンは店主の女性に助けを求めますが、「本人が来ないと助けられない」の一点張りです。そして自分がすでに死んでいることに気付いたウォニョンは、娘のために店主と取引をし……。 時は戻り、ソンシクに「ここは死後の世界です」と告げるウォニョン。しかしソンシクは事故に遭ったものの、まだ生きているとウォニョンに説明されます。そして自分の力で光を見つけたソンシクは、ICUで目を覚ましました。 その後、暗い路地で動けなくなっていたジウンも、スンウォンの助けで照明店までたどり着きます。そしてジウンは唯一光って見える照明に手を伸ばし……。
最終回のあらすじ・ネタバレ
スンウォンは、ジウンを見送った後、ソネとヘウォンの元へ。スンウォンは生きている人を探し出し、照明店へ導くのがせめてもの償いだと考えていました。 一方ユヒは照明店に行き、ヒョンジュを助けてくれと訴えます。しかし口に綿をつめられ、話せないユヒ。埒が明かないユヒを見かねたウォニョンはサングラスを取りました。するとユヒは何かに気付き、飴を食べるジェスチャーをします。 その行動を見たウォニョンは泣きながらユヒと抱き合いました。ユヒこそがウォニョンが長い間待ち続けた娘だったのです。 その後ヒョンジュ、そしてようやくジヨンのことを思い出したヒョンミンがICUで目を覚まします。しかしソネだけはヘウォンと生きる道、つまり「死」を選びました。 3か月後、照明店ではウォニョンがユヒと幸せに暮らしていました。生き返った人々も、それぞれの日常へ。しかし彼らの世界は、臨死体験をする前のものとは少し違っており……。
韓国ドラマ『照明店の客人たち』のキャストを紹介!
ウォニョン役/キャスト:チュ・ジフン
暗い路地にある不思議な照明店で、長い間店主を務めるウォニョン。いつもサングラスをかけており、照明店にやって来る客人には「ご用件は?」と聞くのがお決まりです。ウォニョンは特殊な目を持っており、死者と生存者を見極めることができます。 そんなウォニョンを演じるのは、韓国ドラマ「宮」(2006年)で一躍ブレイクした俳優チュ・ジフン。ラブコメからサスペンスまで幅広く演じられる演技力を持ち合わせています。
ヨンジ役/キャスト:パク・ボヨン
ヨンジはICUで働く看護師です。かつて事故に遭い、自身もICUで眠っていた経験のあるヨンジ。その際に照明店を訪れた時の記憶が残っており、今も幽霊が見えるのです。生と死の境界線で患者を見守り、彼らが目を覚まそうとする意志をアシストしています。 そんなヨンジ役を演じるのは、パク・ボヨン。ドラマ「今日もあなたに太陽を」(2023年)でも看護師役を務めていました。
刑事役/ペ・ソンウ
刑事であるソンシクは、交通事故で意識不明となり、死後の世界にやってきます。いち早く異変に気付き、照明店で光を見つけたソンシク。生き返った後は、実は自分をかばって亡くなっていたサンフンの能力(死者を見極める目)を引き継ぎました。 そんな刑事ソンシク役を務めるのは、数多くの映画やドラマに出演するペ・ソンウです。Netflixドラマ「The 8 Show」(2024年)では、心優しくもお金に固執する元サーカス団員をコミカルかつ不気味に好演しています。
ヒョンミン役/キャスト:オム・テグ
バスの事故で死の淵にいるヒョンミンは、目の前にいる恋人のことを思い出せず、死後の世界で彷徨っています。なんとか生き返った後も、せん妄の症状から抜け出せず、なかなか元の日常には戻れません。 そんなヒョンミンを演じるのは、カメレオン俳優として高い演技力が評価されている俳優オム・テグです。最終話でせん妄に悩まされ、生気を失っている表情がとても素晴らしいため、ぜひ注目してください!
ユヒ役/キャスト:イ・ジョンウン
ヒョンジュの母ユヒ。ヒョンジュを心から大切にし、バスの事故でも最後まで娘を守り抜いた愛情深い母親です。実は照明店の店主ウォニョンの娘であり、足が不自由な理由も崩落事故によるものだったことが最終話で判明しました。残念ながら亡くなってしまい、死後は照明店で父であるウォニョンと暮らします。 そんなユヒを演じるのは、韓国エンタメ界に欠かせない俳優イ・ジョンウン。本作でも彼女の熱演に号泣必至です。
韓国ドラマ『照明店の客人たち』は原作漫画の作者とドラマの脚本家が同じ
韓国ドラマ『照明店の客人たち』はWeb漫画が原作ですが、ドラマの脚本も原作者のカンプルが手がけています。 2011年に連載された原作漫画『照明店』は、累積閲覧回数は1.5億回を超え、多くの読者に愛されてきた大人気漫画です。今回カンプルはドラマ化にあたり、当時入れ込めなかったエピソードを追加したと語っています。 カンプルは同じくディズニープラスで大ヒットとなった韓国ドラマ『ムービング』でも原作者として脚本を担当しました。その縁で、『照明店の客人たち』にも『ムービング』の登場人物がそのままの役でカメオ出演しています。
韓国ドラマ『照明店の客人たち』の感想・評価は?
前半はホラー要素が強くてイメージと違ったけど、4話のラストで見え方が一変!急に心温まるヒューマンドラマになる展開は「やられた!」と思いました。監督は『ムービング』で教師役だったキム・ヒウォンということにもびっくり。伏線回収も見事で、これは2024年最高傑作の韓国ドラマです!
照明店や奇妙な人々の謎が解けたときの衝撃と感動がすごい。そして後半はずっと泣ける。とくに娘と再会できたチュ・ジフンの演技に号泣。いろいろと謎の残るラストだったから、続編あるかも!?エンドロールの後も絶対観て!
韓国ドラマ『照明店の客人たち』のネタバレ・あらすじを解説しました
ディズニープラスで独占配信の韓国ドラマ『照明店の客人たち』について、全話あらすじをネタバレありで解説しました!奇妙で少し不気味な世界から、心温まるヒューマンドラマに様変わりする展開により、唯一無二の名作に仕上がっています。ぜひ本編を視聴してみてください。