『御上先生』神崎拓斗(奥平大兼)を解説!第2の主人公はジャーナリズムに燃える報道部部長

2025年1月期のドラマの中でも大きな話題を呼んでいる、TBS日曜劇場『御上先生』。これまでにない新たな教育ドラマとして注目されていますが、第2の主人公である生徒・神崎拓斗(奥平大兼)が物語のキーパーソンとなっています。 この記事では、神崎拓斗・演じる奥平大兼について詳しく解説していきます! 本記事にはストーリーのネタバレが含まれるため、未視聴の人は注意してください。
『御上先生』神崎拓斗の基本プロフィール
御上(松坂桃李)のクラス・3年2組の生徒である神崎拓斗(奥平大兼)。報道部の部長で、ジャーナリストを志望しています。新聞記者の父親に対して尊敬と反発の入り混じった複雑な感情を抱いており、その気持ちから報道部に入り「隣徳新聞」を発行しています。 成績優秀で、どこか謎めいた部分を持つ神崎。その存在感は圧倒的で、本作の”第2の主人公”と言える存在です。 ドラマが進むにつれ、最も御上の影響を受けている生徒と言えるでしょう。御上にとっても特別な存在であり、神崎の潜在能力を引き出そうとしている様子が見て取れます。
不倫をリークしたのは神崎
神崎は隣徳新聞で、教師・冴島(常盤貴子)の不倫をリークした張本人です。 神崎は新聞内で、冴島と同じく教師の筒井がホテルに入っていく写真を掲載。この不倫報道によって冴島は学校を辞職し、筒井も系列の学習塾である隣徳ゼミナールへの異動を命じられました。 しかし神崎は御上に出会い、自分の行動は正しかったのかと疑問を持ち始めます。公務員試験殺人事件の犯人・真山(堀田真由)が冴島の娘だと判明し、冴島が本当に不倫をしていたのか確認しようとする神崎。御上はそんな神崎を見守っているように見えます。 神崎はこのことをきっかけに、ジャーナリズムの正義について考え始めます。自分の報道がどれほどの影響力を持っていたか、思い知ることとなったのでした。
『御上先生』神崎と幼馴染・父親との関係を紹介
神崎を支える良き幼馴染・富永蒼(蒔田彩珠)

一匹狼的存在の神崎に寄り添うのが、幼馴染の富永蒼(蒔田彩珠)です。富永はクラスでもムードメーカーであり、明るく自由で細かいことは気にしないサバサバした性格。悩んでいる友達を放っておけないタイプでもあります。 そんな富永は幼馴染の神崎のことも放っておけず、常に心配し寄り添っています。神崎が迷った時には、スパっと的確なアドバイスをすることも。神崎は少なからず、富永の存在に助けられているといえるでしょう。
政治記者である父親への葛藤
神崎の父親は東都新聞の政治部記者。神崎家のリビングには、貧困にあえぐ少女を狙うハゲワシの姿を撮った写真が飾られています。「シャッターを押す前に、少女を助けるべきだったのでは?」という批判が相次いだその写真。少女は助けられ生き延びますが、批判にさらされた撮影者は自ら命を絶ちました。 神崎は何者かに冴島を追う自分の姿を隠し撮りされ、父はこれ以上この件に関わるなら写真を出すと脅された様子。父親に「撮られる側の気持ちが分かったか。楽しいか?新聞記者ごっこは?」と問われた神崎は複雑な気持ちを抱き、何も言い返すことができなかったのでした。 神崎は父親への反発心もあり、冴島の不倫と公務員試験殺人事件の関連を解き明かそうと動き始めたのだと思います。
神崎拓斗を演じるキャストは奥平大兼
本作の第2の主人公でもある、神崎拓斗を演じるのは奥平大兼です。奥平は神崎という難しい役どころに対し、「自分は完璧な人間だと思っていた人がこんなに打ち負かされると、どうしようもない気持ちになる」と葛藤しながら演じていることを明かしています。 奥平は2003年生まれの21歳で、中学1年生の冬にスカウトされ芸能界に入りました。2023年には映画『君は放課後インソムニア』で映画初主演を飾り、同じく2023年のドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』でもキーパーソンとなる生徒役を演じました。 どこか闇のような影を持つ人物の演技がとても上手く、繊細なお芝居が光ります。
『御上先生』神崎拓斗に注目!
まだまだドラマはどうなるか分かりませんが、少しずつ神崎が変わっていくのを感じ取れます。報道・ジャーナリズムの正義とは。神崎はどのような結論にたどり着くのでしょうか。 今後も神崎から目が離せません!